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好きだったイラストレーター / 川村みづえ [本]

 先日、中学高校時代の同級生達と食事をしていた折、その場に居合わせない一人の友人のご主人が今度アメリカへ転勤になるので、当然彼女も一緒に行ってしまうのだよ、と聞かされた。

 余りに古い思い出話で、読んで頂くみなさんに申し訳なく恐縮してしまうのだが、その彼女、さっちゃんは僕が中学に入った時にすぐ左後ろの席で、とっても元気で明るい(率直に云うと、賑やか過ぎてうるさいくらいの・・・笑)女の子だった。付属の小学校出身だった彼女はちょっとませていて、そのグループの中心的存在。ヨソから来た僕には、当初はなんともナマイキなオンナノコに映ったけれど、朗らかで裏表の無いさっちゃんはサバサバとしていて誰にでも気さくで、とっても楽しいヤツだとすぐに分かった。恋愛感情とかそんなのじゃなくて、友達として、忽ち僕は彼女のことが好きになった。

 そんな彼女も今は2児の母。相変わらずの元気者らしい。
 そっか、旦那さんの仕事で暫くアメリカに行っちゃうんだね、いつ頃までなのかな?、なんてみんなが話し合っている時に、僕は一人、全く別な人の事を思い浮かべていた。17、8のあの頃、とっても素敵な絵を描く人だなぁと思っていた一人の女性イラストレーターのことを。


 そのイラストレーターは川村みづえさんといって、当時朝日新聞の日曜版の表紙に毎週イラストを載せていた方。川村さんの描くイラストは大抵ファッショナブルな人物画で、ささっとスケッチのように素早い筆致で描いた線と、ちょっぴりラフに余白を残して全てを塗り込まない水彩絵の具、それも特にブルーの使い方が当時は何とも新鮮で素敵に思えたものだった。その人の新しいイラストが見られるから、あの頃は新聞の日曜版が本当に毎週楽しみで待ち遠しかったなぁ。

 高校生の頃。川村さんの絵がとっても気に入っていた僕は新聞のイラストを切り抜いて、それを透明なバインダーの表紙か下敷きに挟み込んでいたんだと思う。

 それを偶々、この度アメリカに行ってしまうクラスメイトのさっちゃんが見て僕に訊いた。

 「ねえ、この人の絵、好きなの?」
 「うん。」
 「へ~。みづえさんねぇ、ウチのママのお友達だよ。時々家にも遊びに来るんだよ!。」
 「え~っ!、ホント?。今度会ったらサイン貰っておいて!」
 「うん、わかった。貰えたら貰っとく」。

 そんな具合の他愛の無い会話をした記憶が、ふっと蘇って来た。
 あの時は、そのまま受験期になってしまったのでうやむやになって、結局サインは貰えなかった。加えてウチの母が朝日新聞の勧誘員か何かにイヤな目に遭って、いつの間にか我が家は朝日新聞を取るのを止めてしまった。川村さんのイラストもそれ以来ずっと忘れてしまっていたのだ。



 翌日、今も川村さんの作品が見られる手だてが有るのだろうかとAmazon で検索してみると、2冊のイラスト&エッセイ集がユーズドで手に入ることが分かったので早速注文。取り寄せてみた。


風の詩が聴こえる 川村みづえイラスト帖 
 イラスト・川村みづえ 文・黒田恭一 朝日新聞社(1988年)



風の詩が聴こえる―川村みづえイラスト帖

風の詩が聴こえる―川村みづえイラスト帖

  • 作者: 川村 みづえ, 黒田 恭一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1988/06
  • メディア: 単行本




風の彩奏 ウィークエンド
 川村みづえ グラフィック社(1995年)



ウィークエンド―風の彩奏

ウィークエンド―風の彩奏

  • 作者: 川村 みづえ
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 単行本




 そのどちらも88年と95年とバブル期以降の物で、僕が川村さんのイラストを見ていた時代の物とは違って、画題がなんだか当時のファンション誌のグラビア(それも外人モデル)をそのままにイラストに起こしたような作品集だった。こういうタッチだったっけ・・・?。記憶の中で、自分のイメージが長い時間をかけて変えてしまった部分もたくさん有ったみたいだ。ちょっぴり違和感も有る。けれど、20年以上経って久し振りに見る川村さんのイラストは、やっぱり僕には思い出深いもので、とっても懐かしい。17~8のあの頃の事が幾つも目に浮かぶ。

 そんな気持ちに耽りつつページをめくっていたら、緑色した葉書大の挨拶状が挟まれていた。どうやら元のオーナーさんはこの本『風の詩が聴こえる』の出版パーティに出席されていたらしい。

 なるほど。それだからか、この本にはおまけとして、やっぱりこれも葉書大の川村さんのイラスト・カードが10種各2枚ずつ、計20枚ほど添えられていたのだ(写真トップ)。そして別々の所から取り寄せたもう一冊、『風の彩奏 ウィークエンド』の方には表紙カバーを開けると「'95 MIZUE」と川村さんのサインらしき書き込みが。

 たったこれだけのことなんだけど、川村さんご本人に多少なりとも縁を感じさせる2冊が巡り巡って、長い時間を経て一度に僕の手元に届いたのがちょっぴり不思議な気もして、何だか嬉しくなってしまった。


 今度、もしさっちゃんとまた会う機会が有ったならこの事を話してみよう。
 でも、そんな会話を昔にしたことさえ、きっと彼女は覚えていないと思うけど。


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TaekoLovesParis

「欲しかったサインが忘れた頃、10年以上も経って偶然手元に届く」
いい話ですねぇ~☆ yk2さんは、いつも何か心の琴線にふれる話を上手に
展開なさる。story teller としての素質がおありですよ。

川村みづえさんの絵、思い出しました。いっとき流行しましたね。さっと刷毛の
一拭きのような筆遣いの背景が風のようなさわやかさで。
クロキョウこと黒田恭一が書いている本の中味は?と気になります。
川村さんの絵を見ながら浮かんでくる曲について書いているのでしょうか?

私が川村さんの絵を見ていて浮かんだ曲は、松岡直也の「夏の旅」。
ハートカクテルのわたせせいぞうの絵を久しぶりに思い出しました。
by TaekoLovesParis (2006-09-21 20:29) 

シェリー

こんばんわ~
川村みづえさんの絵。多分私は初めてお目にかかります。
でもなんだか懐かしい・・・観たことあるような気もするんです(不思議)
yちょっとした会話の中から、思い出がわいてきて、こんなに素敵に発展するなんて!映画みたいですね!さっちゃんがエピソード覚えててくれたらいいなぁ~ウィークエンド・・・の表紙はきっとワインですよね☆みづえさんもきっとワイン好きとおみうけしました(笑)
by シェリー (2006-09-21 23:43) 

yk2

taekoさん、こんばんは。
心の琴線に触れるだなんて、そんなご立派なもんじゃないので・・・(^^;。
#なんかはずかし~(苦笑)。

黒田恭一さんに反応されるのは、やっぱりクラッシック関連の記事で目にされるからでしょうか。それともフィガロ・ジャポンの読者さんでしたか?、って僕は他の黒田さんの活動はよく知りません(笑)。

中身はね、川村さんのイラストに短い(極端に短いものは男女の会話、たった2行)ストーリーを付与しているもので、半分くらいは音楽のお話が絡められています。ジャズ方面のタイトルがよく出てくるかなぁ。ジャクリーヌ・デュ・プレやジョアン・ジルベルトなんて名前も出て来ますが。

それにしても松岡直也さん!。
丁度この川村さんのイラストと同時期に夢中だったのです!。taekoさんのコメント読んで『LONG FOR THE EAST』のLP無性に聴きたくなって探してみたのに見つからない~(苦笑)。仕方なくCDで持っているあの頃のベスト盤、『ONE LAST FAREWELL』を聴きながらご返信させていただいております。松岡さんの音ってラテンだから確かに思いっきりの「夏!」って感じですものね。

わたせさんのイラストも、まだ『ハート・カクテル』でのブレイク前だったから、松岡さんのアルバムに取り上げられていたのを知っていらっしゃるのは、さすが!taekoさん。僕は世代的にプレッピーとかブリティッシュ・トラッドとか着てたので、わたせさんの描く世界は細部のディティールまでかなり綿密にチェックしてました(笑)。
by yk2 (2006-09-22 09:54) 

yk2

シェリーさん、こんばんは。
川村さんはかなり売れっ子のイラストレーターさんだったから、広告などどこかで目にされているかも知れませんよ。

表紙のワイン。言われるまで気が付きませんでした。さすがシェリーさん、お酒に目ざとい!(笑)。でも95年はまだワイン・ブームは来てなかったせい?かなぁ。ちょっと後に赤ワイン健康説が出て大ブレイクしたんだけど。残念ながら文中や他のイラストには登場しません。

川村さんの代わり?ではないですが、イラストレーターでワインと言えば『パリを食べよう』のこぐれひでこさんのエッセイが楽しいですよ。お二人ともアパレル関連出身なのでお洒落な感覚が共通項かな。

それからもうお一人。
もちろんplotさんの奥さま、メイコ・イワモトさんも忘れちゃいけませんね(^^)。
by yk2 (2006-09-22 09:54) 

TaekoLovesParis

yk2さん、どこの部分からお返事しようかな(笑)
わたせせいぞうのイラスト、都会的で好きでした。車や海がいつも登場して、
空と水の青さがきわだっていましたね。そ~いえば服はトラッドでしたね。
チェックのサッカー生地(夏の綿素材で凹凸がある)の上着で、珊瑚礁
あたりで海を見ながらピナコラータをオーダーしているっていうyk2さんの
イメージ浮かびます。J-Pressとかお好きだったでしょ?
デニーズの卓上メニューがわたせせいぞうのイラストで、「こんなところにも」
と思ったのを覚えています。

松岡直也、やっぱり聴いていましたか!
今、聴いてみると、とってもわかりやすい曲(笑)
冬バージョンのCDもあって、雪だるまの絵だったような。。。
せつなさ、ひとしおです。

黒田恭一は音楽評論家が少なかった時代のクラシックレコード評論家。
「音楽の友」を高校の時とっていたので(読まないうちに次号が来たときも
あった)黒田さんのお名前はしっかり記憶に。
ポップスの渋谷陽一とかジャズの湯川れい子といった評論家よりもっと前
からいたのが黒田恭一。大御所です。
アストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」boy from Ipanema♪今でも時々どこかでかかってたりしますね。ジョアンの奥さん。
映画になった「ジャクリーヌ・デュプレ」とか、ジャズとか、本業のクラシック
以外の興味あることを、黒田さんは、さらっとエッセイにしたかったんですね。
そういうさりげない話題に川村さんのイラストがぴったりあうような感じ。
一昨日デュフィ展に行って、水彩画を見ながら、川村さんはデュフィが好き
だったんだろうな、と思いました。共通項が大ありだったので。
by TaekoLovesParis (2006-09-24 12:17) 

yk2

taekoさん、ヴォリュームたっぷりのコメント、ありがとうございます~。
さて、こちらもどこからお返事しましょうかね(笑)。

わたせさんのイラスト知った頃は未成年ですから、珊瑚礁の海を見ながらピナコラーダは無理です~(建前上は、ですが・・・爆)。

僕は結構背伸び系のガキンチョだったので、マドラスとかのサッカー系生地のチェックはなんだか兄貴のお古で着せられてたVAN MINIみたいで子供っぽく思えて着なかったですね。IVYとはちょっと違うんだ~!みたいな微妙なトコで(笑)。で、わたせさんのイラストに出てくる男性ファッションも基本はトラだけど、IVYとはちょっと違ってたんですよね。

松岡さんの曲は今聴くと、うむむ~・・・って腕組みしちゃう曲(笑)もあるんですが、“SUNSPOT DANCE”なんて聴くとタイムスリップです。高校生でお小遣い無いからコンサートなんてそうそう行けないから、夏休みの最中に横浜ルミネのイヴェント・スペースであった無料ライブに喜び勇んで行った思い出があります。演奏は勿論ですが、ベースの高橋ゲタ夫さんのMCがメチャクチャ面白かったなぁ。

taekoさんのblogとこのコメント読んでデュフィ展観てみたいなぁと思ったんですが、もうすぐに終わりなんですね、残念です。デュフィってあんまり観たことないのが正直なところなのです。フォーヴィスムなんて言葉もマティスとマルケを間違えて帰って来た去年のプーシキン展まで知らなかったし(これ、ホントの話なのです・・・大笑い)。

川村さんとデュフィ。taekoさんがどうしてそう思ったのか、観て知りたかったなぁ。
by yk2 (2006-09-25 01:33) 

TaekoLovesParis

川村さんの絵は水彩で背景がきちっと塗られていないでしょ。筆づかいが
残ってる。それに淡い色づかい、涼しげな絵。
絵にも流行があって、川村さんの年代の人なら、デュフィを知っていると
思う。そのあと、はやった「カシニョール」はほとんどが人物の風俗画ふう。
人物はいつも女だけど、頭が小さくてほんのちょっと川村さんの絵タイプ。

でも、百聞は一見にしかず、ですから、機会があったら、ご覧になってください。

yk2さん、聴くのも都会派AOR、見るのも都会的なイラスト、、って、あ、単に
ださいのが嫌いなだけですか(笑)
by TaekoLovesParis (2006-09-25 23:42) 

ポコmom

とっても嬉しくて祠から出てきた感じです。
川村さんは、レナウンのイエイエとかワンサカ娘の方だとおもいます。
シルビー・バルタンがCMソングを歌っていました。
マムは川村さんのイラスト大好きでよく真似て描きました。
ツイギーのイラストなんか大流行しました。
ショートカットにそばかすにミニスカート。

忘れていた記憶がたくさん蘇りました。
ありがとう。

それからマム宅のグレズキッチンお楽しみ会のワインは持ちこみなりました。
ルネ・ジョリィが呑みたかったのですが。

面白いなあと思ったのはスイスに10年以上暮らしていた友人に「スイス人とかフランスに留学してた子がくるんだけどなにがいい」と聞いたら、答えは「外人は水みたいに飲むから銘柄なんていいよ」。

うーん、と、考えて面倒になっちゃって日本人の友人にまかせました。

スイス人の友人は非常に裕福な家の子弟で現在は東大の院で研究にはげんでいる子なんですが、やはり家の環境なんでしょうか。
ワインをもつ手つきが違うの。
扱いかた。
抜きかた。
抜いたあとの扱いかた。
給仕する手つき。
ちょっと驚きました。

微妙に違うの、仕種が。

どう言う風にいえばいいんだろう。

大切に扱うしこなれているし嫌味じゃないし、

とにかくちょっとびっくり。

彼の研究は「ごみ屋敷」というのが又、笑えます!
by ポコmom (2006-09-25 23:47) 

yk2

taekoさん、こんばんは。
デュフィの水彩、気になったのでネットで幾つか観てみました。
とても柔らかで穏やかな画風なのですね。「モーツアルトに捧ぐ」という、taekoさん好み?(笑)なピアノに楽譜の乗った作品があって、これまたとてもブルーが綺麗な絵でした。

僕が過去行った展覧会の図録を見るとメトロポリタン展とロー・コレクション展で油彩が出展されていたみたいなんですが、あんまり、と云うかほとんど印象無くて・・・(汗)。

でも02年のメトロポリタンの2作なんて、今見ると結構好きな絵なんですよね。やっぱりニースを描いた絵です。(taekoさんもきっと図録持ってるでしょ?。)きっと04年のマティス展観に行ってマティスの印象がガラリと変わったので、そのせいも多分に有るんだろうと自己分析。以降は、きっとデュフィを観るたびにtaekoさんを思い出すでしょうから、作品もより一層注意深く鑑賞することとなるでしょう(笑)。いろいろ教えて頂いて感謝です。

どうしても僕は自分の好みの物ばかりに偏ってしまいがちなので、こうして皆さんに教えて頂きながら趣味が広がって行くのって、とっても嬉しいんですよね。以前やはりManbouさんという方にフェリックス・ヴァロットンを教えて頂き、今では彼は大好きな画家。ヴァロットンを知るまでナヴィ派なんて、やっぱり知らなかったですからね(^^;。
by yk2 (2006-09-26 22:36) 

yk2

ポコmomさん、こんばんは。
そうなんです、川村さんってレナウンのイエイエの方なんですよ~。僕らの世代はリアルで見たワケじゃないから、或る意味あれって伝説のCMです(笑)。ほんの数回しか見たことないんだもん。だから記憶も曖昧でうろ覚え。マムさんがどんなイラストを真似て描いていらしたのか分からないのが悲しいところです。でもやっぱりマムさんもさすが美大出身。高ビーな女王さましてただけじゃなくて、ちゃんとに絵も書いてたんですね(笑)。

グレズキッチンのパーティ、拝見しましたが楽しそうで羨ましいです。近くに住んでたらきっとオーフェンさんの常連さんになって無理矢理にでも参加させて貰うのになぁ(笑)。

ルネ・ジョリィは手軽なプライスだけど、しっかりとした美味しいシャンパンですよ。是非グレズキッチンの忘年会で試してみて下さい。

スイスの東大院生さんは風変わりな研究をなさってますね。育ちが余りによろしいと一般人には思いつかない変わったことに興味持つんですかね?。某宮様のナマズの研究もヘンだけど(笑)。
by yk2 (2006-09-26 22:58) 

yk2

taekoさん、追記!
東京イラストレーターズ・ソサエティのHPに川村さんの作品が数点掲載されているんですが、一番最後の絵を観てtaekoさんの想像は当たってるかも!って思っちゃいました。印象的なブルーの画面に窓やマンドリンが描かれているんですが、これがちょっとマティスの影響受けたフォーヴ経由の画家=デュフィたちのようなタッチなのですよ。

改めてtaekoさんはスルドい!と感心(^^。
http://www.tis-home.com/cgi-bin/artist.cgi?id=38
by yk2 (2006-09-26 23:12) 

TaekoLovesParis

yk2さんへ
見てきました、イラストレーターズのサイト。
最後の絵、少ない的確な線、構図がマチスふう。でもマチスよりずっと都会的。
人物のシルエットが、体型が都会的なんですよ。マチスの描く女の人は、
たいてい肉付きがよい。。ウェストが細くても、8の字体型。庶民的。
繊細で細く都会的というのが、デュフィのキーワードですものね。
この絵、いいですね~☆
by TaekoLovesParis (2006-09-26 23:30) 

TaekoLovesParis

順序が逆になったけど、上のコメントへのお返事です。
ブルーの「モーツァルトに捧ぐ」でしょ。アッタリ~。大好きです!
この春、大丸でパリの画家たち、のような展覧会があって、そこに出品されていたんですよ。。
同じく春にポーラ美術館で見た背景が赤の「オーケストラ」?という作品も、
あんなに赤いのに下品にならないので、印象に残っています。
楽器をテーマに描く画家ってあまりいないから、楽器シリーズはよけい気に
なるのかもしれない。

カタログ、あまり買わないんです。。ものを買うより見るのと食べるのって
残らないものにお金をつかっている(苦笑)。その上最近、ワインって、、これも残らない(←あはっ、よくご存知ですよね>(*_*)<)

フェリックス・ヴァロットン、知らなかったです。
ナヴィ派で知っているのは、モーリス・ドニ。府中市美術館で「ドニ展」を見て
好きになりました。

新しい世界がひろがっていくのは、楽しくていいですよね。
サイドバーにあるリー・リトナーの新しいアルバム、どうなのかなぁって気に
していたら、ひょっこり、ここに現れて、オススメ度4ですか。買おうっと。
by TaekoLovesParis (2006-09-27 00:22) 

yk2

taekoさん、こんばんは。
肉付きがいい、か~(笑)。面白い着眼点ですね。

確かにマティスの描く女性はみなグラマラスですよね。細い女性像はあんまり見当たらないかも。そもそもマティスは往々にして見た目そのままを絵にするタイプじゃなかったでしょ?。切り絵で有名なブルー・ヌードだって完璧に思えるⅡに飽きたらず、まるで拙い子供に切らせたみたいなⅢでさらに余計な肉を付け足しちゃうくらいですもん。彼には都会的だの洗練だのと云った一般人の思考は通用しないんでしょ(笑)。

「モーツァルトに捧ぐ」は大丸で観てらしたのですね。なんという偶然。

taekoさんは図録買わない派なんですね。
僕は買う派。だってアタマ悪いから、観た傍からすぐに忘れちゃうんですもん(苦笑)。

ワインは飲んだ記憶をblogとかに残さないと、ほんとにスーッと消えて行っちゃう。形が残らないですからねぇ。ワイン経験値(?)は上がるけど。
高いワインばっかりを飲めるのだったら、記憶のための集中力も湧くんでしょうが、ねえ・・・(苦笑)。

ドニも特徴のあるタッチの画家ですよね。顔がふっくらしてて丸顔で優しいから、すぐに「あ、ドニだ」って覚えやすい(^^。

リトナーのアルバムはおすすめ度数が「4」じゃないですよ。あくまで僕の「お気に入り度数」ですからね!。せめてレビュー読んでから判断して下さいってば(苦笑)。
by yk2 (2006-09-28 00:24) 

TaekoLovesParis

yk2さん、リー・リトナーのCD、ヤマハから「入荷いたしました」という電話
をもらっているけれど、なかなか取りに行く時間がなくて、、、。
「今、聞こえてきたらいいいのにな」って時々音を想像しながら、思っています。
今まで住んだ所はどこでもCDショップがそばにあったのに、、不便です。
yk2さんは近くに行きつけがあるんですか?
by TaekoLovesParis (2006-10-08 10:58) 

yk2

taekoさん、こんにちは。
先ずはライオンズ先勝、おめでとうございます(笑)。
ワタクシ、実はかなり野球好きなのですが応援チームがここ数年弱すぎる上に身売り騒動など球場外ばかりが賑やかで冷めてしまい、最近はメジャーしか見てなかったりします(苦笑)。

それにしても昨日は見応えのある投手戦だったですね~。
銀座に行かなくてはならなかったから、ほんの途中までしか見られませんでしたが、何も無ければきっと終わりまで見ちゃったんだろうなぁ。心情的には王監督のコトも有るから・・・、なのですが、ワタクシ横浜なのでやはり松坂くんや涌井くんが頑張ってるとつい応援してしまいます。

で、ひとしきり関係のない話題の後に(笑)CDショップの件ですが
僕らのような音楽バカな輩は、こと好きなジャンルに関してはある程度通っているとお店のバイヤーさんの趣味傾向がなんとなく分かってくるので、ここのお店はブラックに強いとか、AORが好きだとか、コンテンポラリ・ジャズを多く揃えてる、ヨーロッパの女性ヴォーカルが豊富それも特に美人には弱そう(爆)などの特長を踏まえて使い分けてます。それに街場の普通のショップには無いようなニッチなもん聴いてますから、大きいお店じゃないと欲しい物なんかほとんど売ってないし(笑)。

でもやっぱり最近はネットで買うことが多いですね。送料掛からないし、落ち着いて試聴出来るし。それが衝動買い防止にもなってます。CD1枚2000~3000円程度ってほら、丁度僕が買えるようなワインと比較しやすい価格帯だから(笑)。
by yk2 (2006-10-08 15:21) 

TaekoLovesParis

yk2さんは、野球にさほど興味がなく、まぁあったとしても地元横浜ファンだと勝手に思っていました。近鉄とは、シブイですね。アワノとか野茂の時代からですか?優勝して強い時代もありましたよね。
西武、明日は必ず勝って北海道に乗り込んでほしいです。
涌井も松阪もY高でしたね。涌井、炭谷の若いバッテリーは私の中でも期待の星。
銀座、はいはい、plotさんですね。アイコンから何となくお顔の見当がつくし、
(便利)、yk2さんから、やさしいと伺っていたから、留守番をしていらした画廊の方を見て「あ、違う」とわかりました。私にとってplotさんの以外は、ふつうの絵でした。plotさんの作品はすごく存在感がありました。かなり厚みがあるので
インパクトがありますよね。でも中に描かれている絵は童心でやさしい。

CDはネットで、、なるほど。私も何回か頼んだけど、留守が多いので宅急便
が。。。でも、結局、何日も取りにいけないでいるんなら宅急便待ちの方が早
かったですね。CDがワインと同じ価格帯とは、、あはは、比較対象が、さすが
です。

ワインといえば、cdmさんの今回の記事、おもしろかったですよ。
ずうずうしい人が多いんですねぇ。ワイナリーを案内してもらうには飲んで、
感想レポート書かなきゃならないのに(でしょ?たしかご褒美がそうだった)、
タダで頼もうだなんて。
by TaekoLovesParis (2006-10-08 22:42) 

yk2

taekoさん、近鉄ファンだなんて云ってないってば(大笑い)。
ま、弱い、身売りされた、でそう想像されちゃうのは無理も無いか(苦笑)。
僕はtaekoさんの元々の予想通りベイスターズ・ファンですよ。それも川崎のホエールズ時代からなので筋金入り、かな(笑)。

Y校はね、横浜高校とはまた違うんですよ。松坂・涌井くんたちは横浜高校。ここは私立。Y校は横浜商業高校と云って横浜市立なんです。どっちも昔から野球が強いから間違えやすいかも。県大会の準決勝や決勝で両校が対決!、なんて場合はベイスターズの試合より遙かにたくさんのお客さんでスタジアムの客席が埋まります(笑)。

CD通販はHMVやTowerでは宅急便で来るけど、Amazonはポストに入るような本やCDなんかは投函してくれちゃう(当然ハンコも要りません)から、留守がちでも便利。でもちょっぴりマイナー(かなり?かも知れませんが・・・汗)なアーティスト、作品は扱いが無かったりして、帯に短し襷に・・・ですね。

cdmさんのトコ。入れ違いでコメント入れてあります。それもtaekoさんにずうずうしぃ~って云われた、って話でね(大笑い)。
by yk2 (2006-10-09 00:14) 

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