2007年5月のレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]
★ディー・ディー・ブリッジウォーター / "RED EARTH"
Artist : Dee Dee Bridgewater
Title : "RED EARTH"
Release : 2007
Style : jazz / world (female Vocal)
◆jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
◆お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
現在はパリを拠点として精力的な活動を続けるベテラン・ジャズ・シンガー、ディー・ディー・ブリッジウォーターの新作は彼女の血脈のルーツであるアフリカを強く押し出した意欲作。実際にレコーディングはマリへ渡って現地のミュージシャンを起用して行われ、強烈なうねりを持つネイティヴなアフロ・グルーヴとパリ仕込みで洗練されたディー・ディーのジャズ・パフォーマンスとの高レベルでの融合が試みられている。
サウンド的に民族音楽的要素が強いのでジャズ度は控えめの★3としてあるが、多彩なパーカッション、スピード感溢れるスチール弦ギターのエスニックな響き、畏るべき高速ユニゾン(まるでリー・リトナーのアフリカ指向作『SMOKE'N MILLORS』への本家からの返答のよう!)のそれに乗るディー・ディーの自由奔放なヴォーカル・パフォーマンスは見事の一言!。
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★スティーヴ・カーン / "BORROWED TIME"
Artist : Steve Khan
Title : "BORROWED TIME"
Release : 2007
Style : Contemporary Jazz (guitar)
◆jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
◆お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
10年振りにジャケットを彩るジャン.ミッシェル・フォロンの絵が懐かしくも嬉しいステーヴ・カーンの新作。今回もジャック・ディジョネット(Dr)、ジョン・パティトゥッチ(W.Bass)ら“GOT MY MENTAL”(1997)で組んだ腕利きリズム・セクションでのトリオを軸として、昨今のトレンドとは確実に一線を画すカーン独特の哲学的音楽世界を展開している。とは云っても、それは決して気難しいものでない。この新作では今まで以上に鮮明にラテン・フィーリングが採り入れられ、難解に思われがちな彼の音楽に明るさと親しみやすさを加えているのだ。
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※こちらのジャケットは輸入盤になります。内容は国内盤と同一です。
ジャケに惹かれなかったので、サイドバーにあるとき、文章読んでなかったんだけど、今、読んで、これ、夏に私の好きなタイプ。
なんで夏にって、夏はいつもアフロ系がいい。ユッスンドールとかフェラクティ知ってますよね。それが以前の夏のお気に入りだったけど、昨年の夏は
リー・リトナーのSmok’in Mirror.アフロ系のボーカルの女の人の「メ・メーザ♪」が特に好きだった。「忘れな草」もよかったけど。だから、コレ、Red Earth、買いでしょ。早く聴きたいなぁ。
メセニー&メルドゥもジャケが夏色なので、夏の夜にしんみりとって、今、
聴いてるとこ。
by TaekoLovesParis (2007-06-03 23:54)
taekoさん、こんばんは。
ディー・ディー・ブリッジウォーターはとてもお洒落でカッコイイ女性なので、そう云う面でもお薦めなのですが、リトナー作の歌物とはまただいぶ違いますよ~。リトナーは都会的センスにアフリカン・テイストを上手く付け足していたけど、こちらはあくまで本場のアフリカ音楽が基本です。でもユッスンドゥール聴いてらしたんなら心配要らないかな(^^。
メセニー&メルドーはカルテットよりもtaekoさんお気に入りのデュオの方が僕も好みです。
>サイドバーにあるとき、文章読んでなかったんだけど
どうにも字が小さいから、自分でもあんまり読む気がしません(苦笑)。
載せ方変えようかなぁ。
by yk2 (2007-06-04 22:56)
CDショップの視聴コーナーで「見たことあるやつだぁ」と聞いてみたらLove!
2月のレコメンド買いました。
"COMMONLY UNIQUE"
by noriko (2007-06-06 22:08)
てんとうむしさん、リアル・グループ買ったんですね!。
彼等の歌声って、フレッシュで、爽やかで、それでいてなーんか、ほんわりしてるでしょう?。『COMMONLY UNIQUE』は聴いてるととても穏やかな気持ちになれる良いアルバムだと思います。僕がblogに載せてるようなアルバムでは一番てんとうむしさんにイメージ合うアルバムだったかも。
今サイドバーに載せているマルガリータ・ベングトソンはこのアルバムではまだリアル・グループのメンバーだったんですよ。④"THOUSAND THINGS"のリード・ヴォーカルのソプラノ・ヴォイスは彼女です。シックにドレスアップしてるから、写真は随分イメージ違うけど(笑)。
by yk2 (2007-06-06 23:49)
え?もしかしてシャンパン・ピクニック写真(←勝手にシャンパンと決めてる・笑)ではピンクのTシャツを着ているのが彼女??
スタンダード・ジャズが好きなので"THOUSAND THINGS"は、すごーく好き。
I'm old fashioned,too.
っていうかオッサンブラージュか(笑)
by noriko (2007-06-07 22:46)
シャンパン・ピクニックに決めてる、ってカールスバーグと赤ワインがテーブルに乗ってますがな(笑)。
そうそう、そのピンクのTシャツの彼女がマルガリータ。随分イメージ違うでしょう?。彼女の旦那さんもリアル・グループのメンバーなんだよ(ジャケット裏面の男の子肩車してるヒトね)。
ポップスばかりを集めたアルバムに入ってる曲だけど、1曲、くいしんぼのてんとうむしさんにピッタリな曲があるんだよー。その名も"Chili Con Carne"(笑)。最高に楽しい曲なので↓試聴してみて!。
http://www.spiceoflife.co.jp/rg_cd02_l.html
それにしてもオッサンブラージュ、すっかり自分で定着させちゃってるけど、いいの?(笑)。
by yk2 (2007-06-08 00:11)
このジャケットの絵柄はどこかで見た記憶がありますが、行方不明です。
音楽好きなスタッフやら仕事人が多いので、聞いているのかも知れませんね。
最近は人の好みの音楽が流れっぱなしなので、それも新しい発見があって楽しいようなどうでも良いような既に気分は仙人です。
ところであちこちでオッサンブラージュを連呼しているてんとうむしさん、
ナンボ愉快なおやじネタでも連呼しちゃうとコントローレにオバン・デ・オバン・グラン・クリュの認定されますよ。
って、ここYK2さんのコメント欄やないかって、話ですけどね。
by c-d-m (2007-06-08 15:18)
cdmせんせ、コメントありがとうございます~。
せんせが意外にも(?)CDをちょこちょこ購入されていると云うウワサ(笑)も少々耳にしておりましたが、そうですか、最近は仙人気分でございますか。でもせんせはずーじゃよりブルースがお好みなんですよね?、ほんとは。
てんとうむしさんはご自分でオッサンブラージュなどと笑いを取ってらっしゃいますが、実際は心配りの細やかな優しい乙女さん。アルコールの大量摂取で壊れた時以外(爆)は「おっさん」とはほど遠い方です。せんせの仰るグラン・クリュに認定されることはこの先もまず無いでしょうから、大丈夫でしょう。・・・多分(笑)。
by yk2 (2007-06-09 07:23)
上のコメントの最後に、ひっそり<・・・多分>がついてるから、笑ってます。
「RED EARTH」、すっかり気にいってます。最初のコンボにうれしくなったと思ったら、ピアノが元気よくはずんではいってきて、ついでボーカル。
夏にはすかっとして、こういうの大好きです。コレ、ワインじゃなくて、ビール
ですね。踊りながら歩いちゃいますよ~。
暑さへ向かっての1枚、いいのを教えてくださってありがとう。
by TaekoLovesParis (2007-06-09 22:27)
taekoさん、そう云う文末の細かいトコほじくり出しちゃダメです!(笑)。
しかしtaekoさんも音楽の好みのカヴァー・エリアが広いですよね~。
ディーディーとスティーヴ・カーンはかなり「お好きな方向け」アーティストなので、正直云って、今回お買い上げは無いだろう~と思っていたのですが(^^;。
taekoさんとしてはディーディーのこのアルバムにはワインじゃなくってビールですか?。僕はこんな渇いたイメージのアルバムにこそ、スカッと酸味の効いた方の泡が欲しいなー。
by yk2 (2007-06-10 11:05)
私は、アフリカのお祭りにシャンパンはあわないと思うけど。。。
ディーディーのRED EARTH はアフリカのお祭りのイメージの曲が多いでしょ。こぶしのきいた「北島さぶちゃん」っていう感じの歌もあるし(笑)
なんて言いながら楽しんでるんですよ。
スティーブ・カーンは今日のような気候にあってる、と聴きながら思ったので、いつ、レコーディングしたのか見たら、今年の1月。冬だったんですね。
私の感性は、ハズレが多いです。2曲目か3曲目のベースのソロは長くて、
すごいですね。インドっぽいアレンジの○曲目を聞くと、ほんとアメリカ人はインドが好きだなぁって思います。
by TaekoLovesParis (2007-06-10 23:55)
taekoさん、こんばんは。
返事遅くてスミマセン~(汗)。
>私は、アフリカのお祭りにシャンパンはあわないと思うけど。。。
これはtaekoさんは「踊りたくなる」って書いてあったから、お祭に実際に参加してるイメージなんでしょ。僕はやっぱりちょっと離れて、座って見てる側だもん(笑)。
しかし、さぶちゃんはないでしょう~。次回から聴く度に思い出しちゃいそう(苦笑)。
カーンのこのアルバムに夏っぽさを感じるのはごく自然なことだと思いますよ。レコーディングよりもリリース時期に季節感を合わせた、って考え方も出来るでしょ?。
by yk2 (2007-06-12 23:25)
こんにちは!ご無沙汰しています。Folonの絵が本当に素敵。ベルギーに彼のミュージアムがあるんですね。住んでいる時に知っていれば、行きたかったです。Steve Khanのパーソナルサイトも見てみました。面白そうです。買ってみようかな。
by newyork (2007-06-25 09:04)
newyorkさん、こんばんは。
最近ずっとほったらかしなのに、わざわざコメントして下さってありがとうございます。
ベルギーにもお住まいだったんですね。
そう。フォロン美術館があるそうなんですよー。とてもとても行ってみたいのです。でも、住んでらしたnewyorkさんが美術館の存在をご存じないってことは、彼はベルギーでも一般に広く知られたアーティストではないってコト???。
スティーヴ・カーンの様にインプロヴィゼーションが核の音楽は、クラッシックをやっている方にはどう捉えられているのでしょう?。感想をお訊きしたい気もします(笑)。
by yk2 (2007-06-26 01:51)
私が知らなかっただけかも知れません。ベルギーには1年しか住んでいなく、その間もNYや日本に良く仕事で帰り、ヨーロッパ中を良く旅行していたので、ベルギーに住んでいたのはほんの一瞬という感じです。1年なんて、あっという間ですよね。
私は弾くのはクラシック専門ですが、家で聴くのはジャズが多いです。NYに来るまでジャズなんてじっくりと聴いたこともなかったのに、NYはどこに行ってもジャズが流れていて、自然に体の中に馴染んできて、虜になりました。と言っても私が知っているのは、本当にみんなが知っているミュージシャンだけで、ジャズのことはyk2さんのように全然詳しくはないのですが、バックグランドで流して聴いているっていう感じです。私はいつもラジオを流しているのですが、お気に入りのジャズのステーションがあって、それをいつも流しています。
私が卒業した音楽院にはクラシック科とジャズ科があったので(アメリカの音楽院はほとんどがそうですが。)、ジャズの友達も多く、たまにインプロヴィゼーションの仕方を教えてもらったりもしました。クラシックピア二ストの為のジャズのインプロヴィゼーションの授業も取ったくらい、ジャズにはまっていた時期もあって、Chick Coreaのライブには良く行きました。去年の60歳記念ライブにも行ってきました。Keith Jarrettも大大大好きです!ジャズを聴くようになってから、私の演奏もだいぶ変わったのではないかと自分でも実感しています。ジャズを聴くことは私にとって、魂の洗濯みたいな感じです。
長々とコメント失礼しました!
by newyork (2007-06-26 11:28)
newyorkさん、またまたコメントありがとうございます。
長いコメント、ちっとも苦になりませんからお気になさらず。逆に嬉しいくらいです(笑)。
ご卒業なさった音楽院、ニューヨークならばジュリアードでしょうか?(違ったらごめんなさい)。クラシックとジャズで有名なトコと云ってもあんまり浮かばなくって(苦笑)。でも、もしそうならチックの後輩にあたるワケですよね!。
チックやキース・ジャレットはクラッシックを好きな人でもOKのパターンが多いみたいですね。気質が芸術家肌だからかな?。newyorkさんがこの2人をお好きなのも、なるほどな~って感じです。僕は品が悪いから、ハンコックみたいなネバっこい、いかにもジャズ的なピアノの方が好みかも(^^;。
僕はクラッシックはほとんど聴かないのでまるで分からないのですが、インストを昔から数多く聴いているせいか、クラッシックの演奏自体を聴くことにはなんの抵抗もなくて、それが結構テクニカルな難曲だったりすると、ジャズとの類似点を見出したりして、思いの外楽しめちゃうのです。そんなだから、クラッシックの演奏家であるnewyorkさんがジャズ・インプロヴィゼーションのクラスを取ってらしたなんて聞いちゃうと、俄然newyorkさんの演奏に興味が湧いてしまいます。日本で演奏なされる際はきっと教えて下さいね。ぜひぜひ拝聴しに参りますので(^^。
by yk2 (2007-06-27 01:04)
またまた長いコメントお邪魔します!Taekoさんを見習って(笑)。
私もハンコック好きです!ジャズ的なピアノ、もちろん好きです。
私は複雑なリズムの音楽が好きなので、ジャズの他にもジプシー音楽なども好きです!Roby Lakatosなんて大好き。行ってた音楽院の時のヴァイオリニストの友人でジプシー音楽も弾ける人がいて、良く聴かされて一時期はまりました(笑)。残念ながら、ジュリアードではありませんが、ジュリアードでは何回か演奏したことはあります。NYには3つの大きな音楽院があって、教えている教授達は2校や3校受け持っていたりして、音楽の世界は狭いので結構つながっていたりします。
最近は私生活が忙しくて、海を越えた引っ越しをしたりなどなど、また近いうちに引っ越すので(NY内です)、本当に雑用だらけですが(笑)、演奏活動を以前のように活発にはしていませんが、落ち着いたらまた復活しようと思ってます!次回の日本でのコンサートはいつになるかわかりませんが、いつか聴きに来ていただけたらとっても嬉しいです。その時はぜひご案内いたします!
by newyork (2007-06-28 12:07)
newyorkさん、日本でコンサートをなさるときは、私にもご案内下さいね。
by TaekoLovesParis (2007-06-28 22:17)
newyorkさん、こんばんは。
>Taekoさんを見習って(笑)。
あはは。
taekoさんはここでは僕に合わせて長くしてくれてるんだと思いますよ、きっと・・・(笑)。
ジプシー音楽ですかー。さすがにあんまりたくさん聴くジャンルじゃないですねぇ~(笑)。でもジプシー・スイング的な音楽は嫌いじゃないですよ。僕は基本的にギターが好きなので、ジャンゴ・ラインハルトや彼と一緒に演奏していたヴァイオリニストのステファン・グラッペリらの演奏がそんなイメージですかね。
>音楽の世界は狭いので結構つながっていたりします
なるほど。それはジャズの方もそうみたいですね。
ただ、ジャズの方はと云うと、最近のアメリカのリスナーはかるーいスムース・ジャズ的な物ばかりしか聴かないので、創造的なコンテンポラリ・ジャズを演奏する様なミュージシャン達には、最早NYにしかプレイ出来る場所が無いんだ、なんて話も聞きます。仕方なく、みんなNYに集まって来ちゃうんだ、って。状況、厳しいみたいですねぇ。
>その時はぜひご案内いたします!
楽しみにしてます!。
その時はきっとtaekoさんがす~んごいっドレスを着ていくと思いますから、ステージ上からマリー・アントワネットみたいな人を客席に探してみて下さいね(笑)。
by yk2 (2007-06-29 02:32)
前記事からフォロンの話題読んでいて、一昨年のフィレンツェの展覧会を思い出しました。
メイン会場はLa Fortezza da Bassoという丘の上の砦だったのですが、立体作品が多かったです。
フィレンツェ空港にも1点、スーツケースを持ったブロンズ像が置かれていました。とはいえわりと地味目の印象だったので記事にしなかったのかな?と不思議に思って良く考えたら、その頃、2005年4月は、
まだblog始めてなかったのでした(^^:。
写真は撮ったかな?もしみつかったらそのうち記事にしてみようかな。
展覧会のホームページ、まだ生きてました↓
http://www.folonfirenze.it/index.html
さっぱりしたサイトですがshopというボタンで、
立体の写真、少し見えます。
関連ページ
http://www.zoomedia.it/Firenze/eventi/05/folon/index.html
生前のフォロンの姿も。
それからだいぶん前の青カバの記事にトラックバックさせていただきました。
by plot (2007-07-04 22:17)
洋一さん、こんばんは。
フォロン展、フィレンツェでやってたんですね!。
2005年4月って、3月に僕、フィレンツェに行ってたんですよね。その時にはフィレンツェ空港にブロンズ在ったのかなぁ~。
もしその時の写真が残っていたら、簡単でも結構ですからぜひぜひ記事にしてくださいませ。楽しみにしておりますので。
展覧会のHP行ってみたのですが、イタリア語だから読めません~(泣)。
少しちゃんと勉強しようと思います。いつもクチばっかりなのですが・・・(汗)。
青いカバ、古い記事を覚えて頂いて下さってありがとうございます。
でも、あれってちっともアートな内容じゃないから、洋一さんの記事にリンクして頂くなんて恥ずかしいなぁ・・・(苦笑)。
by yk2 (2007-07-05 00:23)