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イタリア・ワインで新年会@友人宅 [家飲みワイン]

1月20日(日曜日)

 1つ前の記事と日付が前後しますが、こちらは中高の同級生たちとのお話。普段はお互いの誕生月にお祝いを兼ねて一緒に外で食事をしているのですが、そのメンバーの内の1人が「1月はみんなでウチに来ない?」と提案してくれたことから、友人B宅で食事会を催すことになりました。実は誘ってくれた本人が1月生まれで誕生月なんですが、「自分の誕生祝いにみんなを自宅でお持てなしするのは、ちょっと違うと思わない?!」と力説しますので(笑)、はいはい、じゃ、それはまた別の機会にしましょうねってことで、まぁ、新年会ですかね、これも(^^;。




 この日みんなを招待してくれた友人Bには、まだ色々と手の掛かる年頃(今年3歳)の愛娘Sちゃん(左)がいて、普段はなかなか友人達との外食も自由に儘ならない身。だから、数ヶ月に1度の友達内の集まり(=この日のメンバーでの食事会)がいつも本当に楽しみなんだとか。

 で、彼女が出掛けてしまうその日は、Sちゃんの世話はダンナさんがみる事になるなっているらしいのですが、このご主人様Hちゃんさん(馴れ馴れしく“ちゃん”付けでお呼びしていますが、僕より5つも年長で在られます・・・^^)が実は大のイタリア・ワイン好き。いつも仲間外れにされていて寂しいから、どうせなら1回みんなウチに呼んじゃえばいいのに、と日頃からBに訴えていたそうなのです(笑)。家で飲めば小さい子どもが居ても、なんとでもなるでしょ、ってね。

 ちなみに上の写真右は僕のblogには3回目の登場、Jちゃん(O歳9ヶ月・・・前回はこちら)。この日は放し飼い状態です。元気が良いのでフローリング上を泳ぐ泳ぐ(笑)。




 
 この日、僕ははおみやとして(・・・と云うか、自分の飲み分負担として^^;)、元から2本のワインを差し入れしようと思っていました。 

 で、何はともあれ、乾杯にはやっぱり泡が必要でしょ?。それも、イタリア好きな方のお宅にお邪魔するワケですから、シャンパーニュではなくフランチャコルタを選んでみようと思い、前日に店頭へ出向いてみたのです。

 しかし、実際に探してみると、シャンパーニュのボリーム・ゾーンに対応する様な価格帯のフランチャコルタって店先にアイテム数揃えてないもんなんですねぇ・・・。4000前後からせいぜい5000円までの物がいいなと考えていたのに、有るのはアスティ辺りのデイリー価格のスプマンテばかり。もしくはメジャーどころでフェッラーリかな。もう少し目新しいのが飲みたいのでこれは今回は却下。すると、適当な物がなかなか見当たりません。あった!と思うと今度は7000円オーバーだったりして(^^;。ここまで出すなら結構良いシャンパーニュが買えちゃうわけで、これにはちょっと躊躇うと云うか、拒絶反応が・・・(苦笑)。


Ca'del Bosco NV / カ・デル・ボスコ ブリュット ・・・ ピエモンテ 
(シャルドネ75+ピノ・ビアンコ15+ピノ・ネロ10%)

 3~4軒ほど回ってみたのですが、品揃えはどこも似たり寄ったり。結局、最後のお店で見つけたこのフランチャコルタを買う事にしました。家を出る前に軽くネットで下調べしておいた銘柄だったので、ま、これでいいやと。値段は4000円でちょっとお釣りが来るくらい(※ネット上ではもう少し安いけど、送料を入れると結局あまり差がなくなってしまいます)。要は、大好きなルネ・ジョリィのBdN辺りと同じぐらいの価格帯ってコトです。そう考えると、これで美味しくなかったらちょっと許せないかも・・・、なんて心配をしていたのですが、黙って出されたら、普通にシャンパーニュだと思ってしまいそうな味でした。コクのある果実味を持ち、イタリアの泡にありがちな甘口ではなく、しっかりとした辛口で、すっきりした酸の心地良い喉越し。この日は雪が降るかも、なんて予報の寒い日だったのでキンキンには冷やしませんでしたが、泡も滑らかで良い具合。イタリアにもこう云う泡があるんだなぁ~と、ちょっと見直した感じです。少なくとも某大手Mのローエンドよりはこっちの方が好きかも。(※写真を撮り忘れたので、これは楽天のワイン屋さんから拝借してます)


 2本目は先方で出して頂いたポルトガルの白。キンタ・ダ・バカリョア(Quinta da Bacalhoa)は、ほとんど国内小売りでは流通していないワインだそうで、僕ももちろん見るのも飲むのも初めて。白ならではの爽やかかつ、心地良いほろ苦さの後からじわじわと蜂蜜味が追いかけてくる美味しいワインでした。実はBのご主人Hちゃんさんは某電鉄会社の外食事業部にお勤めで、ワインはいわば商売物。これはバイングのどさくさ(笑)にインポーターさんから個人買いしたものなんですって。僕の分もついでに買って欲しいぞ(^^;。


 続いてはリヴェラ・ヴィオランテと云うワインで、ネッロ・ディ・トロイアと云う葡萄品種100%。これって、トロイの黒葡萄ってことなのかな?。つい、子どもの頃読んだシュリーマンの伝記を思い浮かべちゃいました(^^;。ヴィオランテはすみれのこと。これは南イタリアのプーリア州のワインで、味はそれなりに濃く甘みも感じますが、決して諄くはありません。コスト・パフォーマンスの良いワインだそうで、なかなか美味しいものでした。


 僕がブログを書いているのを知っているのは、この日一緒のメンバーの内で1人だけ。だから怪しまれないようにと(苦笑)、あんまりパチパチ写真が撮れません。この日はダンナHちゃんが得意の料理の腕を奮ってくれて、食べきれないくらいに盛りだくさんの料理を用意してくれていたんですが・・・^^ゞ。そんなウチの1つがこれ。アサリと豚のブロック(スペアリブにするところ?)をズッキーニやパプリカと一緒に蒸し煮にした料理。ブタとアサリってちょっと珍しい取り合わせですよね。でもこれが美味しかったんだ~。何でもポルトガル出張で食べて気に入ったから、現地でそれ用の鍋まで買って来てあって、今日はみんなのために再現してくれたんだって。料理が得意な人はいいねぇ~。



TUARITA Giust Di Notri 2003 / トゥア・リータ ジュスト・ディ・ノートリ・・・トスカーナ

 僕が持って行ったもう1本は、以前からちょっと気になってた絵のラベルのワイン、トゥア・リータジュスト・ディ・ノートリ。マレンマ地区で作られるカベルネ・ソービニヨン65+メルロ30+カベルネ・フラン5%のスーパー・タスカンです。トスカーナの2003年は酷暑で葡萄には厳しい年だったそうですが、そのせいなのか(?)ボディの重厚さは控えめですが、タンニンは穏やかで飲み口はスムース。これなら今飲んでも充分に美味しいワイン・・・ではあったのですが、反面スパイスやハーブなど、複雑味を構成する要素は弱く、やや単調で奥行きの無い味わいのようにも思えてしまいました。人数の関係で、抜栓してあまり時間を経ずにさっさと飲み切ってしまったので、その辺りは悔やまれるところ。少し置けば変化して、また印象も変わったのかも知れませんしね。

 ちょっと辛口評になってしまったのは、難しい03年でもかなり高いレベルだと聞いていたことで、期待しすぎていた所為かも知れません。去年の夏に飲んだイル・ブルの02年(この年は多雨で日照不足)がとても印象的なワインだったので、これも同じようにと考えてしまったところもあったかなぁ。そもそも同じトスカーナなら、ブルネロがチラホラ浮かび始めちゃう価格帯だから、ってことも当然頭にありましたしね。



“Serpara” Aglianico del Vulture 2001 / セルパーラ・アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ

 ここまで5人で4本。ちょっと足りないくらいで丁度良いかなぁ、と思っていたのに、結局はもう1本飲んじゃえ!ってことに・・・(苦笑)。Hちゃん、いっぱい開けて貰ってすみませぬ(^^ゞ。お味は・・・この時点でもうあんまり覚えてなかったりして(爆)。

 最後はグラッパまで用意して下さって、僕は大満足(^^。


 友人のBが普段からとっても愉快なヤツなので、ダンナHちゃんのお人柄もある程度は想像がついていたけれど、穏やかで、人当たりが良くって、なおかつ申し訳ないくらいに歓待して下さって、招かれた僕等はみんなとっても好い気持ち。愛娘のSちゃんも可愛いし、羨ましくなる様な楽しく温かい家庭。

 一緒に楽しくワインを飲める人と知り合って、意気投合して友人になれるって、嬉しいもんなんだよね。

 そんなんで、次はHちゃんさんとみんなで、何を飲もうかななんて、今からもうニヤニヤしてるワタクシなのです。また、ワイン持ってお邪魔しますからね(^^。 


タグ:ワイン
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TaekoLovesParis

小さい子供がいるときは、どなたかのお宅での集まりが一番気楽ですね。
選りすぐりワイン+おいしいお料理+気のおけない友達 = happy**3
「みんなウチによんじゃえば」とおっしゃってくださるきっぷのいいMr.Hに
乾杯!ですね。
トスカーナワインの絵は、中世のお城での宴会のふんいき。気分をもりあげて
くれそうな1本。

ポルトガルワインはマテウスしか知らなかったので、今、メモしました。
来月行ったときに飲めるといいな、と思って。
by TaekoLovesParis (2008-02-21 00:10) 

yk2

taekoさん、こんばんは。
例によってこっそり後からアップした記事を読んで頂いて感謝です(^^;。
これはほんとに日記みたいなもんだから・・・(苦笑)。

>選りすぐりワイン+おいしいお料理+気のおけない友達 = happy**3

そうですね~。外でごはん食べるのも好きだけど、こう云うのも楽しいですよね。taekoさんも結構頻繁にお友だちとホームパーティみたいなの、やられてますもんね。

トスカーナ・ワインのエチケットは、本当ははがしたかったから持って帰ろうと思ってたんですが、酔ってすっかり忘れてしまいました(あーあ)。

ポルトガルのワインですが、このワインを作ってるエリアの観光案内をVisitPortugal.comってページに見つけましたので、旅行に役立つかな?と思って、以下にお知らせしますね。
http://www.visitportugal.com/NR/exeres/29C7151D-3DA7-4F38-8D43-00C680C87BB1,frameless.htm?order=1&parentGuid=%7B89DE05C4-7429-4CD3-86FF-DA7262630C11%7D
by yk2 (2008-02-22 00:33) 

Inatimy

日本では、具は魚介類だけと思われがちなパエリアですが、
スペインでは、魚介類のほかに鶏さん・豚さんが入ってるんですよ♪
なので、豚&あさりのお料理、さぞかし美味だったことと、
想像できます♪ 
ホームパーティーって、ご無沙汰です。
3ヶ月ほど前に、Ikesan宅で鍋をご馳走になったのがラスト。
こけしさん、Kamoさんの4人で、大富豪大会でした。
by Inatimy (2008-02-25 07:13) 

yk2

Inatimyさんは本場にいらしたんですものねぇ、パエリアの。確かにトリの入るメニューが僕が時々行くスペイン料理店にもありますね。そっか、やっぱりポルトガルとスペインの料理は感覚が近いんですね。

簡単なので僕もアサリのワイン蒸しくらいはアテとして作るのですが、同じオトコの料理でもこれはちょっと次元違い。豚が入ると双方の旨味が上手く混じり合って、ほんとに美味しかったですよ~。まぁ、出張で行ったポルトガルでわざわざ鍋(一番下の写真中央に写ってます)まで買って来ちゃうような人ですからね(笑)。

Ikesanさん宅では大富豪大会ですか。
僕等(今回のとは違うメンバー)はね、UNO大会(^^。
その間だけはみんな無邪気な子どもに還ります(笑)
by yk2 (2008-02-28 21:32) 

四半世紀のお付き合いのY

唯一、ブログの存在を知っている私。もちろん今回も拝見させて頂きましたわ。

新年会、いつもと違った形で楽しかったね♪
そう、私もとにかく愛娘Jが放置されていても問題が無いのがとても嬉しかった事。子持ちに家飲みは本当に有り難い事なのです!!!

Hちゃんがワイン好き&お料理好きっていうのが、また私達に最高にマッチ!
感謝感謝の1日でした。

いっつもブログを見て思うのは、YK2さんのワインや泡物の知識を少しは私も見習って勉強して、家飲み時やちょっとした時に役に立てたらなあ・・と思うのですが。

愛娘・・というよりお転婆娘・・というよりむしろ、暴れん坊娘のJが落ち着くまでは無理か・・な。

次回が楽しみだね♪

by 四半世紀のお付き合いのY (2008-03-13 00:27) 

yk2

Yざえもん、コメントありがと~。

そだね~、みんなで家飲みは楽しいね。ああでもしないと、なかなかHちゃんとは一緒に愉しめないからねぇ。それでもクルマでお迎えのTくんは相変わらず気の毒だけど(笑)。

>暴れん坊娘のJが落ち着くまでは無理か・・な。

でもさ、もう1年経っちゃったワケじゃない。確かにママが頻繁にお酒飲んじゃうのは問題だけど、そんなに遙か先の話でもないでしょう。

お勉強にしちゃうと辛いけど、何飲んだかの記録は結構つけてると楽しいよ(^^。
これは誰だれと飲んだんだ、とか確実に思い出せるし、この人たちとは前回あれを飲んだから、次はこれにしよう!、とか考える様になるし。

次回はもうまたYの誕生日だね~。
去年何飲んだか、あとで見ておこうっと(^^。

by yk2 (2008-03-13 22:38) 

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