人生お初の決定的なブショネに当たる!? [そとごはん、そとワイン]
去年は割合まめに飲んだワインの写真を撮っていたけど、ここのところどうもサボリがち。お勉強が苦手なのと継続性の低い性分はどうにも修正の仕様が無いのですが、何もしないウチに今年もさっさと半年過ぎてしまったわけで、せめてこのブログに下書きとして溜まってる分くらいはスッキリ整理したいもの。と云っても、この“下書き止まり”がかな~り数としてはいっぱい有るのですが・・・。
取り敢えず、今回はあんまり嬉しくない“当たり”のお話を。
※上のグラスは、自分としてはかなり久し振りのモエのロゼ(NV)。これまでも、モエなんかよりずっと個性的で美味しいハズのルネ・ジョリィなどRMシャンパーニュを幾度も飲ませている友人どもなのに、超有名大手メゾンのボトルを見るなり無条件に喜びます。何を飲ませてみたところで最終的にはやっぱりブランドなのかと思うと、飲ませ甲斐が無いよなぁ・・・、きみたち~(苦笑)。
このお話は、今からもう半年前にならんとしている2月の出来事。
◆LIttorai "Hirsch Vineyard Sonoma Coast Pino Noir 2002" / リトライ “ハーシュ・ヴィンヤード”2002
生 産 地 : アメリカ / カリフォルニア、ソノマ地区
タ イ プ : 赤 (ピノ・ノワール)
リトライは日本では主にレストランに卸されている銘柄で、僕が購入した昨年の秋頃にはごく僅かな店を覗いては、店頭やネットでは殆ど売られていないワインだった(※1)。毎々買っているワイン屋さんの若主人がしきりに美味しいですから!と奨めるので購入したもの。いつもテーブルを囲む友人の中にカリフォルニアのピノを比較的好むヤツが居ることもあって、一緒に飲むことを考えたからこその1本でもあった。当然、毎度のホーム・グランド(笑)、Le Chaponに持ち込む。
ところが、コイツは僕のワイン歴の中で初めての悲しい“当たり”だった。抜栓してもらって、すぐに香りを確かめようとコルクを鼻に近付けた途端、「えっ?」と顔をしかめてしまった。明らかに変な匂いがするのだ。まるで、散々に使い古されたようなボロ雑巾のような、ドブ臭いような異臭が・・・。まさか、これってブショネ?。でも、僕はこれまでこの手の類のブショネに当たったことが無い。経験が無いんだから、それがそうなのだとハッキリ判断出来ない。ただただ、その異臭にどうにも戸惑ってしまった。持ち込みだから、当然自己責任だしねぇ・・・(苦笑)。
リトライはカリフォルニアに在ってブルゴーニュの伝統的スタイルを踏襲する作り手。オーナー(テッド・レモン)はディジョン大学で醸造学を学び、そのままフランスでキャリアをスタート。アメリカ人ながらブルゴーニュの名だたるメゾンで活躍していた異色の経歴を持つ(詳しくはこちらを)。ビオではないが、自然に近い農法で葡萄を栽培しているらしいとも聞いていた。そんなことが短い時間で頭の中をグルグル巡り、ひょっとしたら、これはビオ臭に近いものなのかも!、などと都合良く考えてもみた(因みに僕はビオ臭のするワインも飲んだことがない^^;)。が、コルク劣化にしろビオ臭にしろ、ワインが臭いことに変わりはない。グラスに注いだ液体からも、コルクほどではないにしても明らかに同じ臭いがする。
とてもこれを今このまま飲む気にはなれないなぁ。どうしたものだろう・・・。元々すぐに飲む気もなく、1時間後くらいに楽しむつもりで先に栓だけを抜いたワケだし、コルクの臭いを確かめてみてくれたシェフO氏からも「当たりの可能性は大いに有るけど、少し時間を置いてみたら?」とアドバイスを貰ったので、そのとおりに様子見することに。
それでもやっぱり気になるから、5分10分15分と何度も香りを確かめてみる(^^;。30分ほど経つと、ややその異臭が薄れて来た気がして、初めて一口試してみた。うぅ~~~ん、やっぱり変な臭いがすることに変わりはない・・・。ただ、それでもワインの味自体はかなり良いものに思える。怪訝な顔をしてワインの匂いと味を確かめている僕の横で、やっぱりブショネのワインに当たった事が無いという友人Bも興味津々。試してみたい!と云うので一口分を彼女のグラスへ。「確かにちょっと臭いはするけど、ワイン自体は好きな味かも」と云うので、本当は最後に飲むつもりだったもう1本の赤を先に飲むことにして、更に様子を見ることにした。
結局、抜栓から1時間半以上経った頃になると、友人達はこれくらいなら気にならないよ、飲めるよと云い始めた。確かに当初に比せば、あからさまな悪臭は弱まったけれど、それでも完全に臭いは消えたわけじゃない。ただ、ワインの味自体は確かに悪くない。ピノらしい酸味と柔らかな口当たりを感じさせ、とてもバランスが良い味わいなのだ。好ましい意味で“普通のカリフォルニアのピノ”とは一線を画すものと思える。だから、余計にジワジワ悔しさが募って・・・。
後日、このワインを僕に勧めてくれたワイン屋さんに今回の顛末を伝えると、「もしウチで買って頂いたワインでそんな物に当たったら、コルクを戻して飲まずに返して下さって結構なんですよ。もうずっと長くお付き合いして頂いてるんだから遠慮無く」と云ってくれた。でも、家で開けたのなら兎も角、今回は持ち込みだったから持ち帰るって発想は無かったし、僕はあんまりグラスが進まなかったけど、最終的に友達たちが全部空けちゃったんだよと伝えると、彼は申し訳なさそうに「あらら・・・」と苦笑い。
それにしても彼の話だと、プロがブショネと認めるワインの確率は驚くことに約5%程もあるのだと云う。年間100本のコルク栓のワインを飲むとしたら、5本がブショネに当たるってコトなの?(びっくり)。でも、僕はこれまで酸化気味のワインには当たったことがあったけど、それも長い間にほんの2、3回だと思っていた。それって要は、一般消費者の我々がブショネであることに気が付いていないだけの事なんだって。結局、ワイン・スクールなどでブショネの具体例を実地で教えて貰わないと、どんな状況がブショネなのか分からないんだろうね。実際、ソムリエのレベルになったとしても、劣化ワインの線引きは最終的には個人の舌や嗅覚の感覚的な部分に依存するものであって、意見が割れることも珍しくないそうだ。
ま、今回の件は良いお勉強になりました。でも、もう2度とあんな臭いを放つコルクが差されたワインはご免被りたいなぁ。
※1)、買った当時は楽天で調べても扱っていたのは2店のみでしたが、現在は取り扱い店も増えていて、それほど珍しくもないようです。
◆Masi "GRANDARELLA 2003" / マージ “グランダレッラ”2003
生 産 地 : イタリア / ヴェネト州
タ イ プ : 赤 (レフォスコ75%+カルムネール25%)
この日はヴァレンタインの直後だったこともあり、予めデザートにはチョコレートを使ったものをお店にお願いしていたので、最後のワインはアマローネにと思って、大抵は5,000円代で手に入るマージのCostasera(コスタセラ)を買いに出掛けたのだが、たまたま品切れ。同社の他の銘柄は上級なものしかなく10,000円超と完全に予算オーヴァー(^^;。そこで、アマローネとはブドウ品種を変えて同じ陰干し手法から作られる、ワンランク手頃なこのグランダレッラを試してみることに。(因みにアマローネはコルヴィーナ70%+ロンディネッラ25%+モリナーラ5%)
ところがこのグランダレッラ、アマローネ同様アルコール度は高く酒質も強めなのだが、この2003年はそこそこ酸味もあってまだ固さの残るワイン。以前に飲んだコスタセラのじんわり甘く丸みを感じさせるものとは明らかに趣が異なっていて、これが陰干しブドウらしいかと考えれば、どうにも“らしくない味”。ワインとしては全く悪くはないんだけど、チョコレートに合わせたいと思えるワインじゃなかったみたい。これならもう1つ手頃なランクで買えるCampofiorin(カンポフィオリン)の方が余程アマローネ的だったかもなぁ。
あーあ、裏目の日はとことん裏目が出るもんですね(苦笑)。
yk2さん、こんばんは。
久々の更新ですね。
ブショネ率は5%なんですか。ということは、20本に1本。yk2さんが、
今まで当たらなかったほうが不思議なようなもんですね。
異臭がするとは本格的。
yk2さんもいらしたパリの有名店「ドルーアン」で、ソムリエが開栓をして、首を傾げ、新しいのを持ってきたことがあって、ともだちが「こういうの珍しいんだよ」と言ってました。
家のみワインクラスだと、コルク栓が減っていくから、ブショネも減る
んでしょうか?
PhotoAlbumのお花の写真、きれいですね!
by TaekoLovesParis (2008-07-23 00:04)
いつのまにか、更新の日付が7月になっていて♪
そんなに当たる確率が高いものなんですね・・・。
10年以上前、欧州に住んでた人から、イタリアの赤ワインをいただいて、
(当時で1980年以前のものだった覚えが・・・)
開栓したら、慣れないちょっと変な臭い。
その当時も赤ワインは、あまり飲んだことがなかったので、
そういうものなのかも・・・とひと口飲みましたが、
ん~・・・という感じで、結局、ビンを逆さにして、
キッチンのシンクに、どばぁどばぁ~っと流してしまいました。
あれが、赤ワインの味だったのかしら・・・
それとも、ほんとにマズイのに当たったのかしら・・・
今思い出しても、分からずです。
おいしい赤ワイン、というのがどんな味なのか、
いつか分かる日が来るかしら・・・。
(julliez さんのお勧めレチョートは美味でしたが♪)
by Inatimy (2008-07-23 23:01)
なるほど~いつも同じ味でないところが、ワインの奥深さと、惹き付ける魅力なのですね。
by pistacci (2008-07-23 23:39)
taekoさんにお尻を叩かれて早速更新されてるのでしょうか。
思わずプププ・・。(失礼しました)
正確にはブショネ率は随分長い間6%~をウロウロ・・でしたが、最近のデータでは3%まで落とす事に成功しています。
とは言え、企業で6%もの不良品がでるとリコール騒ぎで信用問題ですよね。
私の友人は年間、数100本のワイン(古酒から若いの迄)を開けていますがこの一年はまだ一度もブショネに遭遇せず。
反面、届いた6本のうち2本がブショネでガッカリしている家人もいます。
還元香とは違ってブショネは何時間たっても無くなりませんのでこれだけはワインの再利用が全くできません。
全く悲劇です。
コルクがヘンな臭いがするなら間違いなく、もう絶望です。
還元香は全くベツモノ。ブショネとは違うものだから対処はまだあるんですけどね。
老婆心ながら、レチョートにチョコは非常に素敵ですが、アマローネにチョコは・・・。
デザートを食べた後にチーズを食べるのと同じ位ありえないなぁ。
イタリア人が何を意図してあんなにイタリアらしくない位にまで手を加えて辛口と甘口に作り分けたか考えたら・・・。
いえ、まあ嗜好の世界ですから・・・ね。
ハハハ。
by c-d-m (2008-07-24 00:20)
◆taekoさん :
こんばんは。
ブショネ率、5%もあったら今まで当たらなかったのが不思議ですよね。でもね、調べてみたところ(どう云う統計だかは詳しくは知りませんが)日本人の2人に1人はブショネに当たったことがない、って自己認識らしいんですって。やっぱりブショネがどんなものなのかきちんと分からないのが本当のところなんでしょう。異臭の場合は、今回の事で僕はしっかり認識出来るようになったと思います・・・。ぜ~んぜん有り難くないハナシだなぁ(苦笑)。
ドルーアンでそんな事があったのですか。でも星が付くようなお店ですからその辺は厳しくチェックしてるんでしょうね。もしもミシュランの採点調査員にブショネのワインなんて出しちゃったら大変ですものね。この時はO氏も僕が持ち込んだワインだから気の毒に思って「様子見てみれば」なんて気休めを云ってくれたんだと思います。あの人は顔にすぐ出るから分かりやすいですもんね(苦笑)。
◆Inatimyさん :
シンクにどばぁどばぁ~っ、も悲しいですねぇ。その時はどんな臭いがしたのかなぁ。古酒だったようですから、よりデリケートだったでしょうし。
いつかInatimyさんと一緒にみんなでテーブルを囲みたいので、出来れば赤ワインを好きになってくれたらなぁ~なんてこちらに都合良く(^^;思ったりしますが、若いボルドーの赤はInatimyさんが好きになってくれる要素が特に低いかなぁ・・・(苦笑)。
単純に「美味しい」と云っても、例えばコーヒーにも酸味、苦み、味の濃さなどいろんな傾向、味の要素があるように、ワインの味の好みも人それぞれ。フレキシブルにいろいろ楽しみたい人(ぼくはこれね)もいれば、完全に自分の趣味が完成されていてそれ以外を欲しない人もいます。だから、Inatimyさんもいろいろチャレンジして好きなもの、好きになれそうな味をご自分(&kamoさん)で探して行くのが一番楽しいと思うんですが。とは云え、折角ですから、cdmせんせからもInatimyさんがこの先赤ワインに馴染めるような良い方法、コースが有りましたらご指導ヨロシクです(笑)。
by yk2 (2008-07-25 23:25)
◆pistacciさま
>いつも同じ味でないところが、ワインの奥深さと、惹き付ける
>魅力なのですね
同じ出演者のお芝居やコンサートを観に行っても、やっぱりステージ毎になにか違う発見があるのと一緒でございます。だからって、僕は某P@啓蒙中さま(笑)と同じようにおんなじ演目を5回も10回も続けては観られませんが~(うひひ^^)。
◆くろどめ師匠
>taekoさんにお尻を叩かれて早速更新
む~、違いますってば~!。
僕のコト云う前にご自分のblog更新して下さいよね~、過去記事も消しちゃって生徒ほったらかしにしてるのに、まったくー。ブツブツ(ーー)。
ブショネ率、今は3%ほどと改善されているのですね。と云っても、合成コルクやスクリューキャップも増えて来てますものね。味気ない、と云ってしまえばそれまでですが、やはり実際にイカレたワインに当たってしまうと、それも止む無しって気持ちも湧きます。
>アマローネにチョコは・・・
ええ~(!)、アマローネにチョコは合う、って云ってるセールス・トークよく見掛けますが、それってウソなの?。デザート後にチーズくらいあり得ないんですか~?。
ま、せんせはチョコとワインの合わせには特に厳しいんですよね~。昔、生産者さんに頼まれて相性をテストしたけど軒並みダメだった、ってお話がありましたよね。過去記事、読みたいなぁぁぁ~~~~~。
by yk2 (2008-07-25 23:51)
yk2さん、cdmせんせは、ちゃんと記事を更新なさってらっしゃいますよ。エドガー・アラン・ポーの本からシェリー風ワイン?のアモンティリャードの世界へいざなってくれます。
ブツブツ言う前に(ゴメン)、一読なさってください、と、お尻を叩たいています。ふふ。
by TaekoLovesParis (2008-07-26 23:11)
シンクにバイバイした赤ワインは、もう、料理にすら、
使いたくないほどの味で、口に含んだひと口でさえ、
飲み込めず・・・。
今日は、ご近所さん集まってのパーティーで、
芝生の上に張ったテントでワイワイ。
そこで、この機会に、と、一番近くにあった赤ワインを
銘柄も見ず飲んでたんですが、どこか馴染みのある味で、
チーズやサラミで、どんどん飲める・・・。 渋みが美味。
あれ・・・?と思ってみたら、スペインのリオハのワインでした♪
(語学学校行事の試飲会で飲んだ記憶が。)
ちなみに、珈琲は、酸味がなく、苦くて濃いのが好きです♪
エスプレッソにミルクと砂糖♪
by Inatimy (2008-07-27 07:08)
◆taekoねーさん :
マル秘情報(笑)、ありがとうございます。今ぜーんぶ読んできました。きっと陰でJ太くんが焚き付けてくれたんでしょう。せんせらしい相変わらず素直でない(笑)文章と更新の仕方で、朝からニヤニヤしながら楽しみました。
最後の一行は余計ですってば。(ーー)ふんっ。
◆Inatimyさん :
たったひと口でさえ飲み込めない変な味になっちゃってましたか。寝かされていた年月を考えると、勿体無かったですねぇ。僕は長期熟成が必要なご立派なワインはあんまり縁がなくって、この先も「飲み込めない」ほどのワインには出会わないで済む(?)かも>希望的楽観論
>チーズやサラミで、どんどん飲める・・・。 渋みが美味
あれれ、基本的に赤ワインや渋みが不得手ってワケじゃないんですね、コーヒーも苦くて濃いのがお好きですか。
リオハなら平気って云うのは、やっぱり過去住まわれていたから親しみもあるのでしょうね。じゃ、これで一安心。いつかInatimyさんとご一緒出来る機会があったなら、スペイン料理のお店でサングリアを壺でもらって賑やかに乾杯して、ベリョータのハモンをつまみにリオハをかぶがぶ飲んで、最後はあまーいクルミのリキュール、Avellana(スペイン産のノチェロって、要はフランジェリコみたいな味)で〆ましょう(^^v。
え?、どこか遠くから、それならアモンティリャードもついでに飲め!って声が・・・(笑)。
by yk2 (2008-07-27 09:41)
うぅっ・・・一本取られたで、ごわす@薩摩屋敷ぃ(^o^)v
by pistacci (2008-07-27 23:47)
pistaさんの薩摩屋敷ドラマが終わって、3時間後のホットなコメントに笑っています。
by TaekoLovesParis (2008-07-28 08:36)
をを
やっと気が付かれましたか、ありがとうございます。
でも焚き付けられた訳ではありません。
(その間、激しく地下活動を行っていた訳ですから、コチラの内容の方が自分的にはかなり楽しいと思っています。)
地上波ブログは今後あんな感じのスタイルでしょう。
葡萄組別館では過去ネタはちゃんと改訂版でとっくに期間限定更新されていますよ。
姉さま方は此方の方もかなり前にチェック済みですけどね。^^
by c-d-meixx (2008-07-28 23:31)
サングリアは、ちゃんとオレンジと桃(黄色)のカットが入ってるものがいいなぁ♪ 羊のチーズも追加♪
by Inatimy (2008-07-29 06:12)
◆pistacciさま :
名君斉彬亡き後の薩摩は随分激しい揺り戻しがあったのですね。前回の忠教(久光)はご隠居さんの父君に意見の1つも出来ずに、見ていてどうにももどかしかったですねぇ。ま、演じる山口さんにはナンの落ち度もございませんが・・・(笑)。
◆taekoさま :
某Pさまのことですから、日曜日は6時からBS-Hiで、8時からは地上Dで、10時からはBSで、1日に3回くらいはご覧になってるかもしれませんよ。だから日曜の夜はず~っとホット(笑)。
◆cdmせんせ :
激しく地下活動を行っていたのですか(笑)。それでもソネ・ブロでまたせんせの文章が読めて嬉しゅうございます。せんせのご趣味で一捻りしてあって面白かったですよ。読んでらっしゃる本も、好きな音楽も僕とは違うかも知れませんが、それがワインと絡めてあるのでどんなもんなんだろう、って探ってみたくなります。過去ネタは別館で期間限定更新されていたのですか?。じゃ、今度taeko先生に質問してみよう(笑)。
◆Inatimyさん :
僕が行くスペイン料理店のサングリアは、オレンジは壺の中に輪切りが入ってたかもしれないけど、黄桃は絶対入ってないですねぇ(^^;。そう云うふうにサングリア出してるお店あるかなぁ~。
スペインの羊のチーズは日本でも手に入るのかなぁと思って調べたら、ラ・マンチャ地方のマンチェゴと云うのが買えるみたい。今度1回試しに食べてみますね。
by yk2 (2008-07-29 23:16)
・・・・・・・・・・・・よくわからないんですけど・・・・・
スカスカのコルクのワインは・・・・・下水道に
by pace (2008-08-02 03:25)
paceさん、コメントありがとうございます。
これはね、スカスカでもなんでもなかったんですよ。抜いたコルクの見た目自体は至って普通でした。コルクのトップまで吹き出したような痕跡もなかったし。コルクが乾燥すれば空気が入っての酸化劣化になるんでしょうが、それとはまた別物のようです。
by yk2 (2008-08-02 07:42)
遡った過去更新を偶然taekoさん経由で発見したのでコチラにコメントしますね。
(コメント欄がないから素通りしようかなと思ったんですけど、
ま、たまにはメッセージもいいかなってね)
もしかしてまたブショネ疑惑のくだんですが
私が想像するに、それはまったくブショネではないと思います。
瓶差もあるでしょうし透明瓶に起りやすいネツ劣化疑惑があがるかも知れませんが、
ワインに深刻な(そして、同時にたいした)問題は断じてないと思います。
マリアージュとしては
ワインに精通していなくても万人が絶対に外さない鉄板の組み合わせがあります。
基本は食べ物と同じ色のワインを合わせることです。
これで殆ど解決です。
あの大手のシャンパンがコンディション不良なのかそもそもそういう味わいなのか、釈迦に説法ですが一度や二度飲んだくらいで判断するのはキンモツです。
ワインの中でも特殊な製法で生まれるシャンパンはマリアージュする相手を時には上から目線で厳しく選びます。
実際に食材と数多のシャンパンをある程度理解していないと、全くあわない料理の方が圧倒的に多いです。
(ソムリエは本来そのために存在するのです)
特に生ハム(味わいの芳醇な物)はローヌなどのアルコール度数の高い(酸味の低い)飲み物と合わせるとその脂分が完全無欠な甘味(旨味)に昇天します。
そういう意味ではシラーみたいなABCは正解でしょうね。
反面、温度もアルコール度数も低く酸味の高さが命のシャンパンとは戦争です。
口の中の温度で甘味のある脂が溶けたと思ったらつめたいシャンパンですぐ固まる訳ですから肉肉しい野獣の味わいが全開になり、しかも泡と共に口の中で野獣臭が弾けますね。
書いているだけでぞっとします。
もうお気付きと思いますが、これはコルクやセパージュの問題ではないと言えましょう。
(もっともそれこそがシャンパンの個性の一つなんですが話は長くなるから興味があれば本モノの講師がいるからそっちに聞いて下さい。
恐らく皆さんが集まる時にその人物が、シャンパンのマリアージュを前提に(自分の)食べる食事を考えながら注文している様子は見た事が無いはずです。)
次回は是非「合わせるものと同じ色のワイン」で。
特に同郷のワインと食べ物は当たり前にピッタリですし、芳醇なお肉は本来yk2さんがお好きなマッチョな伊達男のイタリアワインにビシッとあうはずです。
前菜が必ずしも白い飲み物とよい結婚を果たす訳ではないのです。
いきなり気持ち冷やし目のピノ・ノワールやバルベーラなどを温度を上げつつ飲んでからグラスのシャンパンで〆るのも私は大好きです。
まぁ、色々試してワインの欠点やマリアージュの失敗も含めて更に好きになってくださると素晴らしいです。
あー、長くなりました。スンマセン。
ボンクラージュ。
by c-d-m (2009-02-04 21:19)
cdmさん、こんばんは。
あちらにはコメント欄を付けなかったのでご面倒をお掛けしてしまったようでスミマセン。(※cdmさんのご希望により、ずっとそうお呼びしてきたので少々悲しいのですが、“せんせ”の敬称は以降控えさせて頂きます。)
そうですか、透明ビンならではの熱劣化か、個体の問題で大した問題ではないのですね。でも、あの大手シャンパーニュはまだ暑くない時期にお店で客注にて取り寄せてもらい、すぐにレストランに預けておいたものなので熱劣化と云われても僕の手元に来てからは、それを疑うような状況はほとんど無かったのです。それで熱劣化なら、一般消費者はなす術無しですねぇ。透明ビンのシャンパーニュ購入には以降、神経質になってしまいそう・・・(汗)。
ワインと料理の相性を間違えない為にソムリエがいる、と云うお話は至極ごもっともです。ただ、レストラン側が関知しないこと前提でワインを自由に持ち込ませて貰っているので、全ては自分の所為です。合うも合わないも、全てこれ経験と思って楽しんでいます(^^。
どちらかと云えば、今の僕は、次回は誰々と一緒だからこのワインが喜んでくれるかも、なんて思い込みだけで当日飲むワインを決めてしまっているんですねぇ。その日何を食べるだろう・・・と、無意識の内にマリアージュの観点から考えていなくなってしまっていたのかもしれませんね。すっかり持ち込みが当たり前なので、先ずワイン在りきで、cdmさんのようなプロからすると、どうにも奇妙な状況になってしまっている様です(><)。
ご指導、今後に生かしたいと思います。ありがとうございました。
by yk2 (2009-02-06 22:10)