SSブログ

これは楽しみ!GINZA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008 [jazzっぽいの、好き?]

GINZA JAZZ2008.jpg
 エミリー・クレア・バーロウ、ファブリツィオ・ボッソ、アマンダ・ブレッカーらの出演が決定!

 別にワタクシ、ギンザの商店街の回し者ではございませんが、“GINZA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008”と云う、すーんごく面白そうなジャズのライブ・イベント企画が発表になりましたので、みなさんにも情報をお裾分けしておきますね。ここで僕が楽しみにしているプレイヤーの名前を書き連ねても、それはそれほど世間でよく知られたものでは無いかも知れませんが、少しジャズに興味が有る人たちなら、思わず色めき立ってしまうこと必至です。それにね、なんてったってあーた、チャージ・フリー!、無料でございますのよ、む・りょ・お[わーい(嬉しい顔)][揺れるハート]

 情報の詳細はこちらからどうぞ → ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル2008 開催要項http://www.ginza.jp/ginzajazz/about.html
 



 会期は11月1日(土)、2日(日)の2日間。
 この第4回ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルは、全銀座会の秋の恒例イベント、“プロムナード銀座2008”の一環として企画されていて、全てのライブが無料で提供されるんですって。

 で、とにかくスゴイのは演奏するアーティストたちの顔ぶれ[exclamation]
 全出演アーティストの紹介ページ → (http://www.ginza.jp/ginzajazz/artist.html


Emelie-Claire Barlow
 中でも先ず注目したいのは、近年次々に有望なヴォーカリストを輩出し続けるカナダから、ワタクシ一押しの女性歌手、エミリー・クレア・バーロウが登場します。


ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー

ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー

  • アーティスト: エミリー・クレア・バーロウ(vo),レグ・シュワッガー,キーラン・オヴァース,ナンシー・ウォーカー,マーク・ケルソー,ケリー・ジェファーソン,レニー・ソロマン,レベッカ・ファン・デル・ポスト,ドリュー・ユレッカ,キャスリーン・サグデン,クラウディオ・ベナ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD

 彼女については、2月に書きました『きわめて私的な“Best Tune Award 2007”』http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-tune07)と云うエントリーでも触れていますが、昨年出会った新しいアーティストの中では僕にとって最大の収穫とも云える存在。茶目っ気と愛嬌の有る歌いっぷり、ちょっぴりコケティッシュな声がとっても魅力的で、なおかつヴォイス・コントロールなどテクニカルな部分も相当な実力を持った歌手です。ヴォーカル・ファンには見逃せませんね。

 エミリー・クレア・バーロウに関する過去記事

 ・『エミリー=クレア・バーロウ / "WINTER WONDERLAND"』http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2007-dicembre-01


Fabrizio Bosso
 好事家の間ではここ数年で確固たるムーヴメントになりつつあるイタリアン・ジャズの旗手、今ジャズ・ファンから一番熱い注目を集めるトランペッターファブリツィオ・ボッソがアルゼンチン出身のサックス奏者ジャヴィエル・ジロットと新たに結成したラテン・プロジェクトで登場。


トランペット・レガシー

トランペット・レガシー

  • アーティスト: ファブリッツィオ・ボッソ
  • 出版社/メーカー: SOUND HILLS
  • 発売日: 2005/12/20
  • メディア: CD

 ボッソは今乗りに乗ってる旬のアーティスト。イタリア・ジャズ界の若手・中堅実力派ばかりが集結したグループ、HI FIVE QUINTETの中心人物として活躍。ハード・バップのグルーヴで聴衆を踊らせる希有な存在の彼等は、昨年はシチリア出身、身長2mを越す巨漢ヴォーカリストマリオ・ヴィオンディのバック・トラックのサポートも担当し、その来日公演にも同道。グルーヴィな演奏を日本のファンにも披露したばかりです。またボッソ個人としてはメジャー・レーベルのBlueNoteとソロ契約も結び、流麗なストリングスをバックにスクリーン・ミュージックやスタンダードを奏でる『Nuovo Cinema Paradiso』(原題“YOU'VE CHANGE”)をリリースするなど、その活躍の場は次第にワールド・ワイドへと広がってきています。

ファブリッツィオ・ボッソに関する過去記事
 ・『ファブリッツィオ・ボッソ / "FAST FLIGHT"』http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2007-maggio-01
 ・『ハイ・ファイブ・クインテット / "JAZZ DESIRE"』http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2006-01-06


Amanda Brecker
 続いてはメイン・アクトではなくゲスト出演なのですが、今売り出し中の注目アーティスト / シンガー・ソング・ライターであるアマンダ・ブレッカーが日本のステージに初登場。


ヒア・アイ・アム

ヒア・アイ・アム

  • アーティスト: アマンダ・ブレッカー(vo),ロス・トラウト,マイク・リシューティ,ゼブ・カッツ,レイ・マチーカ
  • 出版社/メーカー: 3d system(DDD)(M)
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: CD

 彼女はジャズ・フュージョン・トランペッターのランディ・ブレッカーを父に、ピアニスト、ボサノヴァ・シンガーのイリアーヌ・イリアスを母に持つ、まさにジャズ界のサラブレッド(おまけにとても綺麗な[ハートたち(複数ハート)]お嬢さんです^^)。年齢もまだ23歳と若く、子供の頃はマライヤ・キャリーが大好きで、ノラ・ジョーンズの影響を受けていると語る彼女の音楽性は両親とはまた異なり、ポピュラー・ミュージックにジャズのエッセンスをミックスした誰にでも親しみやすいもの。ただ、今回は彼女のデビュー・アルバムにも参加していたサキソフォン・プレイヤー、アンディ・スニッツァーのクィンテットがメイン・アクトですので、多少ジャズ寄りのナンバーを歌うことになるかもしれませんね。

 また、現在TV東京系で放映の『美の巨人』のエンディング・テーマとして彼女がポルトガル語で歌う(アマンダの母、イリアーヌはブラジル出身)“Novo Lugar”(新しい場所)がオン・エア中ですので、先ずはその瑞々しい歌声をチェックしてみてはいかが?。


クール・ストラッティン

クール・ストラッティン

  • アーティスト: アンディ・スニッツァー
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD


アマンダ・ブレッカーに関する過去記事
 ・『アマンダ・ブレッカー / "HERE I AM"』http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2008-08-07

 
Chuck Loeb
 そのアマンダ・ブレッカーがゲスト参加するアンディ・スニッツァーのクィンテットにはもう1人、僕が注目するアーティストがフューチャリングされています。スムース・ジャズ界の超売れっ子プロデューサーであり、自身もギタリストとして人気レコーディング・アーティストであるチャック・ローブ


Presence

Presence

  • アーティスト: チャック・ローブ
  • 出版社/メーカー: Heads Up International
  • 発売日: 2007/01/23
  • メディア: CD

 今回、彼のライブ演奏を目に出来るとすれば、僕にはきっと7~8年振り。ボブ・ジェイムスのBlueNote-Tokyo公演以来だと思いますが、アルバムではどとらかと云えば端正なフュージョン・ギタリスト、まさにスムースなサウンドのイメージの彼が、意外にもライブではなかなかに渋いジャズ寄りの演奏をするので「ほほう~」と感じ入ってしまった覚えがあります。ま、彼くらいのレベルのスタジオ・プレイヤーならオールマイティーでも何等驚くことはないのですがね(^^;。
 ただ、昨年リリースの最新作では、先輩ジャズ・ギタリストのパット・マルティーノへのオマージュ“Mr. Martino”など、そう云った彼の内側にある(スムースでなくホットな)ジャズ志向も徐々に表面に出され始めているようなので、今回の来日でもそんな一面を垣間見せてくれると嬉しいかなぁ。


Awa
 秋の深まるギンザで、ファッショナブルにジャズを楽しみたかったら、アコーディオンの音色が心地良いフレンチ・ジャズはいかが?。パリジ・ミュゼット・トリオのステージでフューチャーされるセネガル系フランス人のディーヴァ、AWA(アワ)の歌声に触れてみるのもオススメです。


ラムール

ラムール

  • アーティスト: アワ(vo),アルトゥーロ・ヴァリアンテ,ヴァレリオ・セランジェリ,アルド・バッシ,マウロ・ヴェローネ,アントニオ・イャセーヴォリ,マルコ・モナコ,ヴァレリオ・グァラルディ
  • 出版社/メーカー: エム アンド アイ カンパニー
  • 発売日: 2008/08/20
  • メディア: CD

 この8月に日本デビューしたばかりの新人ですが、ちょっぴりハスキーな中音域の彼女の声で歌われるシャンソンやスタンダードはいかにもフランスらしい洒落たムードを醸し出します。時折洗練された現代的なパリも顔を覗かせますが、程良く哀感を湛えながらもベタつかずに歌われるシャンソンがノスタルジックな香りを漂わせて、これがなかなか良いんですよ~。きっと彼女の声はアコーディオン・トリオのアコースティックなサウンドとも相性バッチリだと思いますので、聴くだけであなたは枯葉舞う秋のパリへとトリップ出来る、かもネ(^^;。

[音楽]試聴サイトはこちらをクリック


[るんるん]


 そして、この他には美人バイオリニストの寺井尚子、熱帯JAZZ楽団のカルロス菅野、チケット争奪戦は必至?のメージャー・ユニットであるオレンジ・ペコー、若手女性アルト・サックス奏者として共に注目される小林香織矢野沙織など日本からも著名アーティストが多数参加予定です。


 普段からジャズが大好きな人も、あまり馴染みがなくて一度もジャズをライブで楽しんだことがない人も、この機会に是非ギンザに足を運んでみてはいかがでしょう。





 以下はバニラさんのコメントで思い出したように足した追記です。

 ついでと云うわけではありませんが、銀座に行くなら是非また立ち寄りたいイタリアン・レストランがあります。ランチは残念ながらやっていないのですが・・・(^^ゞ。

Vinorio_DSCF7325.JPG

 そう。So-netのblogのお仲間、plotさんこと画家の福井洋一さんの作品が飾られたVINORIOさん。

 お店のURL : http://www.imp-inc.co.jp/vinorio/information/index.html

 8月に行ってきました。
 カウンター6席、テーブル10席の小さなお店ですが、店内はすっきりとしたインテリアでまとめられ、カジュアルながらも落ち着いた雰囲気でとても居心地が良かったです。ぴったり壁一面に飾られた洋一さんの作品「ウルスラの船出」を鑑賞しながら頬張る美味しいイタリア料理とワインの味は格別でした。アラカルトがメインだそうですが、良心的なプライスでいろいろ楽しめる“本日のコース”(¥5,000)が先ずはオススメ。この日出されたボッタルガ(マグロのからすみ)とツブ貝のパスタがすっごくツボでした。美味しかったなぁ~。


VINORIO


nice!(8)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 8

コメント 9

TaekoLovesParis

すごい!ビッグイベントですね!
エミリア・クレア・バーロウ、ファブリツィオ・ボッソ、アマンダ・ブレッカー、AWAが聞きたいので、どれを何時、、しかも抽選となると当たりやすいのは、どこか、とタイムスケジュールを見ながら考え中。
9月中旬から受付なので、まだ、ですね。
教えてくださってありがとう。
このお知らせ記事もなかなかおしゃれです。


by TaekoLovesParis (2008-09-14 11:43) 

バニラ

身体が2,3つあればって思ってしまいますね。
どれにしようと検討しつつ、この会場だと、ランチはあそこかなと考えてしまうわたしはやっぱり食い気が一番?
by バニラ (2008-09-15 00:22) 

newyork

すごいですね。yk2さんの熱気がこっちまで伝わってきましたよ。楽しみですね。
by newyork (2008-09-15 05:06) 

Inatimy

さすが、銀座・・・こんなにもスゴイ顔ぶれが集まるとは。
やっぱり、格が違いますねぇ。
アマンダ・ブレッカーは、他の方のブログでも紹介されてたので、
気になってたところです。
果たして、オランダで見つかるかどうかですが・・・。

昨日、広場でMúsica y Tapas というイベントがあって、見てきたのですが、テーマがスペインなのに、タンゴ踊ってるし、音楽も南米だったし、
タパスも、オランダ化された何じゃこりゃ?ものだったので、
家に帰って、手持のスペイン音楽のCDで気分盛り上げ直しました・・・。
by Inatimy (2008-09-15 06:54) 

julliez

冒頭のYKにいさんの異様なまでの興奮振りがちょーウケマシタ^ω^
なんかちょっとだけおばちゃんっぽくて~。
イメチェンですか?
(斬り返しがコワいのでこの辺で・・・)

エミリーちゃんのCDは何気に葡萄組のCDラックにありますた。
でも Les yeux ouverts しかかかった覚えが無いような・・・。
誰が持ち込んだのかも不明です。
ジャズはビーバップじゃないとうるさい人がいるのでムーディな分野は皆i-podで聞くのでせう。
農繁期はムーディ所じゃありませんしね。(▼ω▼)ノ

てなわけで10月までごきげんようです~。

--julliezoux--
by julliez (2008-09-16 23:32) 

yk2

みなさま、ご訪問&コメント頂き、ありがとうございます。

◆taekoねーさん :

4ステージ見ると正味5時間くらいらしいですよ~(^^;。
中学生くらいの頃は映画2本立てとか平気で観てましたが、BlueNote系の短いライブに慣れきった我が身がそんな長時間の音楽鑑賞に耐えうるのか少々疑問です。あ、でもねーさんはオペラで鍛えられてるから平気ですかね(笑)。

予約はもう始まったみたいですが、先着順ではないみたいなので焦る必要はなさそうですね。

◆バニラさん :

せっかく銀座に行くのですから、美味しい食事とセットにしたいですよね~。別にバニラさんだけが特別にくいしんぼうってワケじゃないから大丈夫ですよ(笑)。

◆newyorkさん:

julliezさんにも書かれてますが、そんな熱気が伝わっちゃってますか?(笑)。本人はまだそんなにヒート・アップしてないんですけど(^^;。
by yk2 (2008-09-17 21:45) 

yk2

◆Inatimyさん :

さすが銀座・・・と云うより、ブッキング担当さんがかな~り変わり者だと思います。こんなにも僕と趣味が重なる人って、ホントにホントに珍しいと思いますから(笑)。アマンダの今作は日本企画で発表されたアルバムなのでそちらではまだ発売予定は無いんじゃないかなぁ。

スペイン音楽を楽しみながらタパスってのもいいですね・・・って、タンゴにラテンじゃ、スペインに住んで居られたInatimyさんは納得出来ませんよね(笑)。オランダ化されたタパスはその内写真で紹介されるのかな?(^^。

◆ぢゅりずをうさま :

そんなに興奮してませんよーだ(笑)。
だってさ、ginzaでjazzだなんて、素っ気なく書くとすごく気取った感じに取られちゃいそうだから、敢えてこんなふうに書いたんだけど、おばちゃんぽいとまで云われるか・・・(苦笑)。

>ジャズはビーバップじゃないとうるさい人がいる

僕はバップばかりだと飽きるからダメ。でも甘いのばかりもまた同じ。ワインと同じでいろんなものを色々取り混ぜて楽しみたいねぇ。

>てなわけで10月までごきげんようです~。

まだ一段落してないんだ。ま、10月ならあともう半月だもんね。落ち着くまでごきげんよう~(^^/。
by yk2 (2008-09-17 22:37) 

hatsu

“秋の銀座は、ジャズのギンザ”
とってもワクワクしてきますね^^
エミリー・クレア・バーロウ、気になります♪
by hatsu (2008-09-19 05:24) 

yk2

hatsuさん、こんばんは。

ホントにワクワクしますね~^^。
もう申し込みも済ませたと云う、すっかり臨戦態勢万全(笑)の友人と電話で話したのですが、BlueNoteやMotion-Blueで観たら一体幾ら分になるんだろうね~、1つのプログラムが7000円として~・・・なんてね(^^;。上手くチケットが当たると良いのですが。
by yk2 (2008-09-20 03:33) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0