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Gattaiola Dolci 再訪 [そとごはん、そとワイン]

2010年07月某日
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 ソネ・ブロ仲間のtaekoねーさん、J太くんと3匹にて目白のガッタイオーラ・ドルチを2ヶ月ぶりに再訪しました。そう、やはりソネ・ブロのお仲間であり、イラストレーター兼料理研究家であるメイコ・イワモトさんのお店ですね。

前回の訪問記はこちら→ http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2010-05-05




 未だ梅雨も明けない、蒸し暑い土曜日の日暮れ時の訪問です。
 一匹、電車がちょっとトラブル(?)で遅れているとのコトで、待ってる僕らは目白の駅前すぐに在るガレット屋さんの外テーブルで時間調整。アペリティフとしてシードルを1杯(^^ゞ飲んでから向かいました。

 そんなワケで、予約した時間には少々遅れ気味で到着するも、オーナーご夫妻のメイコさん&洋一さんご夫妻がいつもどおりに温かく穏やかな笑顔で迎えて下さいます。

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 僕がplotさんご夫妻(※メイコさんとご主人・洋一さんの共有HN)とblog上でお付き合いさせて頂き始めたごく初期の頃、書かれていた記事を読ませて頂いてから、ず~っと、いつか食べてみたいなぁと思っていた料理の1つにパンツァネッラ(写真右)があります。その昔、固くなってしまったパンを無駄にしない為、水に浸して、柔らかく戻してサラダに和えるイタリアの家庭の味。メイコさんではなく、僕が読んだ記事の時同様、この日も洋一画伯がお作りになったんですって(^^。そう云われなければ全く気付かないくらい、お店のメニューとしてごく自然に美味しく出来ていましたよ、洋一さん。唯一の不満は量が少ない!、ってコトくらいかな[わーい(嬉しい顔)]


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 この夜のワインも、いつもの様に泡から出発。カジュアルなスプマンテで陽気に乾杯です。

 この時、taekoねーさんが急に「そうそう、yk2さんは先週お誕生日だったんですよ~」なんて、要らないコトをバラしてしまった(苦笑)ものだから、皆さんが「おめでとう~」とお祝いを云って下さったのですが、不意なコトだったので嬉しいやら恥ずかしいやら・・・(^^;。あああ、また1つ余分な歳を取ってしまったんだなって、我ながらイヤになるなぁ(苦笑)。


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 前回はコース・メニューを頂きましたが、今回はアラカルト的にオーダー。ワインを飲みつつ、おつまみ的に料理を楽しむ。そう、イタリアのバール・スタイルみたいな。焼きトウモロコシには意表を突かれましたが、香ばしくって、甘くて美味しかったです。


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 3人でシェアしたサルティンボッカ。
 
 ここで思ったけど、やっぱり僕はこちらへ伺った際にはメイコさんのお料理をしっかり頂きたかったので、各々がコース・メニューを、って方が嬉しかったかなぁ(^^;。おなかが空いていたので、ちょっと軽過ぎたかも。次回は絶対またコースにしようと、今から決めてます。



 専門家であるJ太くんと一緒の時は、ワインのチョイスは全て彼女に「お任せ」なのですが、この日は「ykにーさん、お誕生日祝いなんだから、好きなものいっちゃって下さい」なんて具合に妙な方向(^^;に話が行ってしまい、それではと洋一さんがニコニコしながら数本をお奨めとして見せて下さったウチの1本がこれ。

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 ひょえ~、パッと目の前に出されて値段も分からないままにブルネッロ・ディ・モンタルチーノなんて怖くてオーダー出来ないですってば~![がく~(落胆した顔)]

 「ああ、にーさん、ブルネッロお好きでしょ?、これでいーじゃないですかぁ」とJ太くん。気楽に云うなぁ~(苦笑)。このマストロヤンニって、ずっと以前ワイン雑誌(多分10年近く前の「ワイナート」)で見て、ヴィンテージが点字になってるエチケットが記憶に残っていたブルネッロ。確かに、漠然とではありますが一度飲んでみたいなぁと思っていたワインです。

 まぁ、ここはメイコさんと洋一さんのお店。万が一お金が足りなかったら、しばらくの間お皿でも洗わして貰えばいいや~[爆弾]。これ飲んじゃえ~!・・・って半ばヤケでオーダーしてみました(笑)。
ガッタイオーラ・ドルチは良心的なお店ですので、実際、このワインの値段もそんなに高くはありませんでした(^^v

 でね、このブルネッロがまるで良質のブルゴーニュを思わせるシルキーなワイン。その味わいは、僕がそれまでに飲んだ経験から持っていたブルネッロのイメージとは全く違うものでした。思わず、僕なんかが「酸がきれいなワインだな~」なんて、普段なら口にしない様なセリフを無意識に吐いてしまったくらいです。

 純血フランス党のJ太くんも「そうですね~、これはブルゴーニュ好きが飲んでもOKなブルネッロだと思いますね。結構素敵だと思います~!」と、なかなかの評価。

 僕と同様、ブルネッロ好きなtaekoねーさんはと云うと、「おいしー、これ!」と無邪気にゴクゴク(笑)。黙っていると、グラスに注がれている分をすぐにも飲み干してしましそうです(^^;。
 「ちょっとちょっと、taekoねーさん、今は抜栓したばかりですから、初めからガブガブ飲んじゃダメですよ~!、香りも味も変化すると思いますから、少し時間掛けてじっくり楽しんで下さいな」(笑)。


 せっかくの美味しいワイン。ここからは洋一さんにもテーブルに加わって頂き、ご一緒に。


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 ズッキーニのスパゲッティーも頂きました。シンプルでさっぱりとしてますが、飽きずにいくらでも食べられちゃいそう(^^。


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 その後にはパルミジャーノとペコリーノを。画面左、薄茶色のメイプル・シロップのように見えているのは、蜂蜜なんですが、これがすごくナッティーでとても変わった風味。全く初めて出会った味のハチミツです。メイコさんにお訊きしたところ、栗のハチミツなんですって。一同みんなで「へぇ~~~」。製造に関する事はメイコさんも未だ詳しくご存じないとの事でしたが、蜂は栗を食べるワケじゃないのに、うっすら渋皮の風味すら感じるこのハチミツには驚かされました。つけて味わえば、食べ慣れたペコリーノも何だか別物のチーズみたい(^^。


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 本来ならこちらでは控えなければいけないところですが、僕の誕生日祝いにこじつけて、J太くんがおみやに持って来てくれていたアニエス・パケのクレマン(人気がある上、輸入量が少ない)を急遽冷やして頂いちゃいました(^^ゞ。
 そうして、他のお客様が全て帰られたところで気兼ねなく(^^;、今度はメイコさんとスタッフの女性にも加わって頂いて、全員で再度の乾杯[わーい(嬉しい顔)]

 パケらしい、樽を感じさせるミネラリーなワインがそのまま泡になった様なキュヴェ。ブラン・ド・ブランのシャンパーニュの繊細なイメージとはまたひと味違いますが、コンテンポラリなブルゴーニュ好きがいかにも喜びそうなクレマンでしたね。
ここでは、パケ=白ワイン=シャルドネと云う僕が持っているイメージで“ブラン・ド・ブラン”を引き合いに出したのですが、後から調べてみたところ、ピノノワール55%、シャルドネ35%、ガメイ5%、アリゴテ5%と云うセパージュ。ピノが半分以上とは予想外でした(^^ゞ。

 余談ですが、何故パケのクレマンがおみやだったかと云えば・・・

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 5月にこのガッタイオーラ・ドルチを訪れた際、J太くんがお土産に持って来てくれたのが、なんと、その直前に一緒に仕事をしていたと云うアニエス・パケ本人が手作りしたクッキー。ブルゴーニュ・ファンには大人気の女性生産者・パケ。こんなの、食べたくたって食べられないですよ~、普通は!(^^。これで盛り上がっちゃって、翌日はLe Chapon@自由が丘でパケのワインを赤白飲んだのですが、僕がそれをとっくに記事にする約束だったはずが、毎度の遅筆で未だにupせず・・・(^^ゞ。

 それはともかく、その時に散々パケのワインが好き!とJ太くんに話していたので、このなかなか手に入りにくいクレマンも、一度僕に試させてあげようと考えてくれたみたいで。

 美味しかったよ、J太くん。ごちそうさまでした[るんるん]


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 食後酒にはピッカピカにスタイリッシュなプラチナ・ボトルのグラッパを、ガラス蓋付きのグラスで楽しんで・・・

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 ガッタイオーラ・ドルチに来たなら、必ず食べなきゃいけませんね、のズコットを。僕はこの日はブルーベリー・ソースで。甘酸っぱいソースがかかると、そのままで食べるのとはまた全く別の味わいですね。暑い季節ですから、セミ・フレッドの冷たいズコットは余計に美味しく感じます。

 今回も、美味しくて、楽しかったなぁ。





Gattaiola dolcihttp://gattaiola.net / 東京都豊島区目白5-15-12




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