apprivoiser [思ったこと感じたこと]
おみやげにって、taekoねーさんに持たしてくれたワイン、どうもありがとう。
ねーさんが帰国してすぐの日曜日に早速ル・シャポンへ出掛けて、ロワールでの君の近況をアテにしてゲラゲラ笑いながら、いつもの様に、君が一緒にテーブルに居る時と同じ様に、楽しく飲ませて頂きました。とっても美味しかったよ。感謝です。
先にシャンパーニュにして、これは少し冷やしてから飲みましょうか?、ってねーさんに訊いたら、「いいえ、アペリティフに飲んで、って云われてるの。それにサンセールで飲んだ時もあんまり冷たくなかったから、このままで平気みたいよ」って云うので、ほんと~?と思いつつ(ほら、ねーさんは細かいことは気にしないタチだから・・・笑)、全く冷やさずそのまま頂きました。そんなに気温が高い日じゃなかったしね(^^。juぞからのおみやげワインですよ、ってOさんにも話して、グラスに1杯お裾分け。一緒に乾杯しました。
口に入れた瞬間は甘く感じて、酸味は優しくて、喉に落とすとほんの微かに感じるほろ苦さ。色も淡くて、少しオレンジがかっていて夕焼け色してるみたいだよね。だから、アペリティフ向き?(笑)。
丁度、この日のホワイト・アスパラはロワール産で、しっかりと太くて立派なヤツで、ワインのコルクと同じくらい。シャポンのアスパラと云えば、「わたしも1年の半分はフランス生活してるワケで、ホワイト・アスパラはかなり食べてますけど、これは現地でもなかなかお目に掛かれないくらい立派です!」なんて目を丸くしてた時もあったよね、juぞも。
そんないつかの事を懐かしく思い出しながら、君に貰ったワインを飲みました。
モッツアレラのサラダに小エビが入っていたので、ねーさんが思い出した様に今回のサンセール旅行のレストランでの話をしてくれたよ。アメリケーヌとおぼしきソースが掛かってる料理が出て来て・・・って。ここでは詳しく蒸し返さないけど(笑)。
ねーさんとそんな話をしつつ、ああ、そう云えば初めて3人でこの店で会った時も、今座っているのと同じ、店の一番左奥のこのテーブルだったっけなんて、もう丸々4年以上前のことをふと思い出してみたりして。あの時はシャンパーニュからわざわざ持って来てくれたクシュのブリュットのボトルの中身が、栓を抜いてみたら実はロゼで、当主のヴァンサンくんがラベルを貼り間違えてた、なんて事もあったよね(^^。
貰ったロゼが空いちゃったので、2本目はゴッセを飲みました。泡がとてもクリーミーでスムースな味わい。これも美味しかったなぁ。
ゴセを飲みながら食べたのは、こちらも君の天敵(笑)の貝類、オレロン島産のカキ。
そうそう、いつだったか、お友達の生産者さんだから機会が有ったら飲んでみて、絶対お薦めだから!って、3つほどシャンパーニュ・メゾンの名前を挙げてくれたことがあったんだけど、覚えてる?。フランソワ・スコンデと、今飲んでるゴセの縁戚だって聞いてるゴセ・ブラバンと、もう1軒どこだっけ・・・?。それがデテュンヌだった?。そのもう1軒が思い出せなくって、しばらくずっと、うんうん唸ってた(苦笑)。
この日のメインは魚料理で・・・、このサカナって、何食べたんだっけ?。
思い出した!。シャポン!。かさごでした(^^ゞ。
大震災があったりして、先行きちょっと不透明な日本だけど、取り敢えずは僕もtaekoねーさんも、シャポンのみんなも元気です。思ってたより少し長く、もうしばらくは会えないみたいだけど、次の機会を首を長くして待ちましょう。目の前に居る時は、誰よりも誰よりも小憎らしい!んだけど(笑)、その憎まれ口も長く聞けないとなると、ちょっとツマンナイから。
帰り道、自由が丘の桜もこの日満開だったよ。
リンゴならぬサクラの木の下で、僕はサン=テグジュペリの『星の王子さま』のキツネと王子の件(くだり)を思い出してた。"apprivoiser"って言葉と一緒にね。