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Can We Still Be Friends [思ったこと感じたこと]

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 13歳の頃に、同じ学校へ入って同級生として出会った“僕ら”は、いつの頃からお互いを“友だち”だと思える様になっていったのだろう。振り返ってみようにも、あまりにも長い時間が過ぎ去ってしまっているから、今となってはもう思い出すことも出来ない。むしろあの頃、友だちだと思ってくれていたのかな?。在学中は、確かにクラスメイトではあったかもしれないけど、特別に仲が良かったわけでもなかったしね。本当の意味で友だちだと、そう思って貰える様になったのは、ひょっとしたら、そんなに昔のことじゃないのかも知れない。


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 中学高校の時代、寄り道してどこかへ一緒に行ったこともなく、もちろん、みんなに内緒で二人だけでデートしたこともなく、卒業したってお酒はおろか、お茶さえ一緒に飲んだこともなかった。

 そんな僕らがひょんな事から初めて一緒にテーブルを囲ぶことになったのは2006年5月の事。以降、お互いの誕生祝いの会を欠かさずにみんなでする様になって、もう5年が過ぎているんだね。


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 去年の10月、誕生日とは別に、4人でベルギー・ビールを飲みに出掛けたよね。あの時、僕はみんなにも話していた“家の中の事”がやっと一段落して、2ヶ月振りに家の外で飲むお酒。心配事がようやく良い方向へ向かってくれそうでほっとしていたこともあって、みんなと過ごした時間が楽しくて、気持ちが癒されて、あの日会えたことが本当に嬉しかったんだ。

 面と向かっては云わなかったけれど、出会ってから長い長い年月を経て、何故かここへ来て急に深まってゆく気持ちを、しみじみと感じてた。みんなが「友だち」でいてくれて、好かったなって。


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 そんな3人が今年は揃ってクリスマス・カードを送ってくれるなどと言い出すから、今までそんなこと一度も無かったのに、今年に限ってなんなんだろう?と不思議に思いつつ、それでもどんなカードが送られて来るのかなぁと楽しみにしてた。

 そうしたら、クリスマス・イヴの日に届けられたのは、ILLUMSの水色の包装紙に包まれたちょっと大きめの箱。

 どうしたの?、これって・・・。
 こっちは何にも用意なんかしてないって云うのに・・・。

 予期せぬ不意打ちをくらって、僕はまったく以て戸惑ってしまった。それも、贈られて来た物はと云えば、遙か昔、15歳の頃の教室で・・・・・・。(まぁ、ここでは詳しく書かないでおくけどさ・・・苦笑)

 よくもまぁ、そんなに古い話を覚えていること。
 今頃、きっとみんなニヤニヤしてるんだろうな。したり顔して。そう思うと、ちょっとくやしい。


 それでも
 
 ありがとう。心から温まる気がして嬉しいよ。大切に、大切に使うね。



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 僕らが出会った頃くらいにラジオから流れて来た曲で、気に入って、今も時々思い出した様に聴いている『Can We Still Be Friends』って曲が在るんだ。

 トッド・ラングレンが書いた、恋の終わりを歌ったちょっぴり切ないナンバーなんだけど、僕が好きなのは、リズムの歯切れが好くってコーラスが爽やかなアレンジのWilson Bros.(ウィルソン・ブラザース)のヴァージョン。



 歌詞のとおりだと、「もうこの恋は続けて行けそうにないけど、それでもまだ友達でいられるかな?」って内容だから、そのままでは僕たちの今には当てはまらないんだけど、それでもみんなに云っておきたいんだ。

 Can We Still Be Friends?

 これからも、まだまだずっと友だちでいられるよね?、って。


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