天ぷらとワインの夕べ 2014年冬編 [そとごはん、そとワイン]
2014年12月14日(日曜日)
年に2~3回、図々しくも同級生のお父さんが営む天ぷら屋さんにワインを数本持ち込ませて頂いて楽しんでいる。お店のお酒を全然オーダーしない代わりに、そのお詫びとしてパパさんにも僕らと一緒にワインを楽しんで貰えたら・・・。何年か前からそんなスタイルでやっていて、今ではすっかり仲間内に定着しつつある天ぷらとワインの会。最近ではその友人ちーちゃんのパパさんが楽しみにして下さる様になっていて、「このところ暫く顔を見せないけど、そろそろyk2くん来ないのか?」などと、偶にしか会わない父と娘の会話に僕の名前なんかが出て来るんだそう(^^;。
それならばと、今回もお言葉に甘えさせて頂くことに。でもね、僕らがお伺いさせて頂く日は、パパさんも楽しみたいからとお店を貸し切りにしてくれちゃう(汗)ので、そうそう気軽には予定出来ないんですよねぇ。ある程度、人数もまとめないと申し訳なくって(^^ゞ。
今回は急に開催が決まったので人数はやや少な目の8人。でも、その内半数はワインが飲めない人たち。アルコールが苦手だったり、ビール党だったり、どうしてもいつだってクルマで来たい人だったり。飲める人の中でも、あんまりたくさんだと翌日タイヘン・・・だなんて人もいるので、今回は5本のワインを用意。4本が空いて、残った1本(アルザスのメイエ・フォンネ、ヴィネック・シュロスベルク)は次回へストック(笑)。
いつもは「みんながワインに詳しいわけじゃないから、実質本位の低予算でお願いね!」と云われているので、仕方なくクレマンなどで済ましてるこの会だけど、この日は忘年会。乾杯にはシャンパーニュが飲みたいなぁ~と思って持って来たゴセ・ブラバンのトラディション・ブリュット。
ピノ・ノワールの優良生産地であるアイ村のレコルタン。このキュヴェのセパージュはピノ70%、ムニエ10%+シャルドネ20%とやはり黒葡萄主体なれど、クリーミーな泡の後に何とも云えず品良くバランスの取れたスムースな喉越しが追いかけてくる。酸が勝りすぎることなく、果実味が強すぎることもなく。
2本目はロワールの大御所、アンリ・ブルジョワのル・モンダネ2011。ミネラル感たっぷりかつ果実味を豊かに感じさせつつも、飲み口はさっぱりと端麗なソーヴィニヨン・ブラン。これまでにも2度ほど、ここに持参しているワインだけど、和食に合わせると本当に美味しいし、間違いなく皆の評判も良いワイン。
このお店に持ち込ませて貰うワインにはいつも必ず何かしら入れる、アルザスのリースリング。今回はマルク・テンペのツェレンベルク、2010年。直前のル・モンダネとは対照的なしっかりとしたリッチな喉越し。天ぷらをつゆでなく塩でさっぱり頂く際に、この香りも果実味も豊かなリースリングに合わせるととても華やかな印象に。今回僕が特に好きだったのは、レンコンの天ぷらをカレー塩で食べる際に。幾らでも進んじゃう(^^。
最後はブルゴーニュ。ほとんど小売店で見かけず、ネットでもあまり売られていないために容易に手に入らない生産者・ジル・ブートンのサン・トーバン・ブラン、レ・ザルジエール2012。
その昔(と云っても6~7年前だけど)、このblogのコメント欄のやり取りで薦めて頂いた生産者のワインなんだ。その時は、アニエス・パケが近代的なブル白としたら、こちらのジル・ブートンは古典派的なんだと教えられたっけ。今回ようやく口にすることが出来た。とは云え、これで4本目。僕の口も酔って相当麻痺し始めていて(苦笑)、きちんと味わって飲んでいられたは既に怪しい状態(^^ゞ。それでもその朧気な記憶を辿ってみれば、サントーバンとしては思っていたよりも果実味をしっかりと感じる、それでいて香り良くふんわり穏やかな味わいに思えた。まさにエチケットに描かれている可憐なバラをイメージする様な。「古典的」という部分でイマイチよく解っていない僕は、ミネラル分のしっかり効いた、もっと取っつきにくい堅いワイン(?)を勝手に想像していたので、予想外の親しみやすさにちょっと戸惑ってしまった(良い意味でね^^)。
ジル・ブートンは白で違うキュヴェをあと2本、赤を1本買ってストックしてあるので、次回は是非アニエス・パケやユベール・ラミーと飲み比べてみたいな。
★
以下はおまけで夏の天ぷら会(6月)で飲んだワイン。
僕はこの日仕事で遅刻だったので、みんなには先に乾杯しておいて貰ったのだけど、お陰でマグナムとレギュラー・ボトルで用意しておいたルネ・ミュレのクレマン・ダルザス(キュヴェ プレステージNV)は飲めず仕舞いだった。少しくらい残しておけっちゅーの!(苦笑)。異なるサイズでボトリングされた同じキュヴェの2本を一緒に飲み比べて、熟成の違いをお勉強したかったのだけど・・・。
◆ジェラール・シェレール / リースリング アッシュ2004
◆ジュリアン・メイエー / ピノ・ノワールVV ヘッセンシュタイン2009
年に2~3回、図々しくも同級生のお父さんが営む天ぷら屋さんにワインを数本持ち込ませて頂いて楽しんでいる。お店のお酒を全然オーダーしない代わりに、そのお詫びとしてパパさんにも僕らと一緒にワインを楽しんで貰えたら・・・。何年か前からそんなスタイルでやっていて、今ではすっかり仲間内に定着しつつある天ぷらとワインの会。最近ではその友人ちーちゃんのパパさんが楽しみにして下さる様になっていて、「このところ暫く顔を見せないけど、そろそろyk2くん来ないのか?」などと、偶にしか会わない父と娘の会話に僕の名前なんかが出て来るんだそう(^^;。
それならばと、今回もお言葉に甘えさせて頂くことに。でもね、僕らがお伺いさせて頂く日は、パパさんも楽しみたいからとお店を貸し切りにしてくれちゃう(汗)ので、そうそう気軽には予定出来ないんですよねぇ。ある程度、人数もまとめないと申し訳なくって(^^ゞ。
今回は急に開催が決まったので人数はやや少な目の8人。でも、その内半数はワインが飲めない人たち。アルコールが苦手だったり、ビール党だったり、どうしてもいつだってクルマで来たい人だったり。飲める人の中でも、あんまりたくさんだと翌日タイヘン・・・だなんて人もいるので、今回は5本のワインを用意。4本が空いて、残った1本(アルザスのメイエ・フォンネ、ヴィネック・シュロスベルク)は次回へストック(笑)。
いつもは「みんながワインに詳しいわけじゃないから、実質本位の低予算でお願いね!」と云われているので、仕方なくクレマンなどで済ましてるこの会だけど、この日は忘年会。乾杯にはシャンパーニュが飲みたいなぁ~と思って持って来たゴセ・ブラバンのトラディション・ブリュット。
ピノ・ノワールの優良生産地であるアイ村のレコルタン。このキュヴェのセパージュはピノ70%、ムニエ10%+シャルドネ20%とやはり黒葡萄主体なれど、クリーミーな泡の後に何とも云えず品良くバランスの取れたスムースな喉越しが追いかけてくる。酸が勝りすぎることなく、果実味が強すぎることもなく。
2本目はロワールの大御所、アンリ・ブルジョワのル・モンダネ2011。ミネラル感たっぷりかつ果実味を豊かに感じさせつつも、飲み口はさっぱりと端麗なソーヴィニヨン・ブラン。これまでにも2度ほど、ここに持参しているワインだけど、和食に合わせると本当に美味しいし、間違いなく皆の評判も良いワイン。
このお店に持ち込ませて貰うワインにはいつも必ず何かしら入れる、アルザスのリースリング。今回はマルク・テンペのツェレンベルク、2010年。直前のル・モンダネとは対照的なしっかりとしたリッチな喉越し。天ぷらをつゆでなく塩でさっぱり頂く際に、この香りも果実味も豊かなリースリングに合わせるととても華やかな印象に。今回僕が特に好きだったのは、レンコンの天ぷらをカレー塩で食べる際に。幾らでも進んじゃう(^^。
最後はブルゴーニュ。ほとんど小売店で見かけず、ネットでもあまり売られていないために容易に手に入らない生産者・ジル・ブートンのサン・トーバン・ブラン、レ・ザルジエール2012。
その昔(と云っても6~7年前だけど)、このblogのコメント欄のやり取りで薦めて頂いた生産者のワインなんだ。その時は、アニエス・パケが近代的なブル白としたら、こちらのジル・ブートンは古典派的なんだと教えられたっけ。今回ようやく口にすることが出来た。とは云え、これで4本目。僕の口も酔って相当麻痺し始めていて(苦笑)、きちんと味わって飲んでいられたは既に怪しい状態(^^ゞ。それでもその朧気な記憶を辿ってみれば、サントーバンとしては思っていたよりも果実味をしっかりと感じる、それでいて香り良くふんわり穏やかな味わいに思えた。まさにエチケットに描かれている可憐なバラをイメージする様な。「古典的」という部分でイマイチよく解っていない僕は、ミネラル分のしっかり効いた、もっと取っつきにくい堅いワイン(?)を勝手に想像していたので、予想外の親しみやすさにちょっと戸惑ってしまった(良い意味でね^^)。
ジル・ブートンは白で違うキュヴェをあと2本、赤を1本買ってストックしてあるので、次回は是非アニエス・パケやユベール・ラミーと飲み比べてみたいな。
以下はおまけで夏の天ぷら会(6月)で飲んだワイン。
僕はこの日仕事で遅刻だったので、みんなには先に乾杯しておいて貰ったのだけど、お陰でマグナムとレギュラー・ボトルで用意しておいたルネ・ミュレのクレマン・ダルザス(キュヴェ プレステージNV)は飲めず仕舞いだった。少しくらい残しておけっちゅーの!(苦笑)。異なるサイズでボトリングされた同じキュヴェの2本を一緒に飲み比べて、熟成の違いをお勉強したかったのだけど・・・。
◆ジェラール・シェレール / リースリング アッシュ2004
◆ジュリアン・メイエー / ピノ・ノワールVV ヘッセンシュタイン2009
2014-12-28 00:00