iris 2020 / アンゼルムの日記 [花図鑑]
5月を迎え、今年もジャーマンアイリスが咲く季節となったので、さっくりと開花した日の記録などを。
今あるものを減らさない限り、これ以上種類は増やせない。故に咲く花もここ数年決まって同じものばかりなので、毎年の様にブログに載せるのも新味に欠けてマンネリだと躊躇う気持ちもあるけれど・・・(^^ゞ。
2020年04月21日(火曜日)
この数日、もうそろそろ花咲く頃だろうと毎朝チェックしているけれど、なかなか蕾は閉じたままで開かない。前日の具合から、明日こそは間違いない!と信じたこの朝も空振り。さんざんじらされて、暗くなってから帰宅後に確認してみると、一度に2輪の花びらが解けかかっていた。
2020年04月22日(水曜日)
昨晩ほころんでいた、今年の一番花はマリーフランシス。一昨年、去年と咲いてくれなかったので3年ぶりの開花だ。昨冬に株分けをした若い株ばかりを移したプランターから咲いてくれたのは全くの予想外。まるで期待してなかったのに(^^;。
実際この写真で見て頂いてご確認頂ける様に、花茎もあまり背が伸びていない状態で、全長30センチほど。例えばだが、背丈もしっかり高く伸びて、すご~く葉に勢いが有って元気が溢れるように見えても、その年全く咲かない株もある。この辺りについてどんな傾向や原因が有るんだか、もう9年も育ててるけどまるで解んないね(苦笑)
花の大きさは3年前とあまり変わらない様だけど、そもそもは背が高くなるタイプだったわけで、こんなふうにドワーフ状態で咲いてしまうのが健康なことなのか、来年以降も続けて咲いてくれるのかを考えると、正直ちょっと不安にも思ってしまう。何しろ、久し振りにやっと咲いてくれた品種だし。それでも、今年咲いてくれそうなマリーフランシスはこの株1つのみ。花を見せてくれたことを素直に喜びたいな。
2020年04月23日(木曜日)
育てて9年目、一番最初に買ったジャーマンアイリスは品種名が分からない。アイリスの本を買ったり、様々なサイトを調べたりもしたけど、おそらくこれだろうってものに中々当たらないんだなぁ。
それならばいっそ、自分で名前をつけてあげようか(^^;とも考えるのだけど、いざとなるとしっくり来る名前が思いつかない。「名前はまだ無い」・・・ってことで、当座は「吾が輩」とでも呼ぼうかしらん(苦笑)。
次々に開花してくれて、数日後にはこんな具合に。動かしやすい鉢を4つ寄せて、ちょっと豪華な記念撮影。これだけ咲き揃うと、ふわんと好い香りがたっぷり楽しめるのが嬉しい。
2020年04月26日(日曜日)
3品種目に咲いたのはスニージー。初めて咲いてくれた2017年以降、4年連続でコンスタントに毎年咲いてくれる優等生。
そしてこの数日後、スニージーにもまさかのドワーフ株が・・・。
2020年04月27日(月曜日)
新顔は無い、と冒頭には書いたけど、この品種がウチで咲くのは初めてとなる。買ったのは一昨年の4月くらいだったろうか。園芸土を買いに行ったホームセンターでたまたま目にした3~4号程度のポット苗。800円くらいだったかで品種名も書いていないけど、付いていた写真を見て即購入。買った年(2018年)、翌年と咲かなかったけど、今年ようやく。
ご覧の通り、アヤメふうの姿形。ジャーマンアイリスらしいゴージャスな感じはしないおとなしい外観だけど、ね(^^。花も小振りで、楚々とした趣がある。
2020年05月02日(土曜日)
「吾が輩」と同じ日に我が家へやって来たので、この三寸アヤメも9年目を迎えるわけなのだが、あまり手が掛からないのを好いことに、ここ数年同じ鉢のまま植えっぱなしで土も換えてあげていない。育てる人間の怠惰な態度が花数に如実に顕れていて、今年は明らかに花が少なめ。下の写真は4月28日の段階だけど、蕾の着いた花茎が例年と比べると断然少ないのだ。
ジャーマンアイリスと比べると株や根が細かくて、株分け作業が大変だったんだよね~。それでも、次の秋には植え替えて手入れをして上げなくては。反省しなくちゃ(><)。
そしてこちらが問題(?)の、ドワーフ・スニージー。背丈20センチちょっとしかないのに、蕾が3つも着いてしまった。その内、最初に膨らんだ一番花の蕾は雨後痛んでしまって、取って捨てた。この鉢に植えてある株は実は2017年に一番最初に咲いてくれたスニージー。つまりは第1号の親株の鉢で、今回咲いた分はこの親株について、まだ切り分けてない子株からの花芽だった。今は花を咲かせるよりは子株を増やすのがその役目ってところの親株1号。もういい加減栄養を周囲に出た子株たちに分け与えて萎みかけていたので、今更まさか花なんて・・・と思っていたわけなんだけど、咲いちゃった(吃驚)。
奥側の鉢の株が大体60~70センチ弱なので、この手前スニージーの異様なまでのドワーフ加減が判って頂けると思う(^^;。茎の背丈を伸ばすだけの栄養さえ充分でないと云うのに、更にもっと負担が大きいだろう花を咲かせてしまうってのは、花が子孫を残す=種を作るために意地でもエネルギーをそこに集中して使ってるってわけで、生物としての花の執念みたいなものを見せつけられた気さえしている。
2020年05月06日(水曜日)
◆スワジプリンセス
◆ウェルチズ・リワード
前日から咲いてくれていたスワジプリンセスとウェルチズ・リワード。
※この2種とも、上の正方形の写真はLUMIX G1+Gバリオ 35-100mm(F4-5.6)下はCanon EOS-8000D+TAMRON SP AF17-50mmm(F2.8)にて撮影
この写真を撮ってからすぐに、雷が鳴り始めてぽつりぽつりと雨が。せっかくの花が雨で痛んでしまわない様に軒下へと避難させた。こう云う時、鉢植えは融通が利いて助かります。でも、同じくジャーマンアイリスを育てている友人と情報交換すると、地植えはやっぱり背が高くなって、1株に着く蕾の数もウチの実際よりも多いらしい。まぁ、どちらも一長一短有るわけなんだけど。秋の植え替えで、少しチャレンジしてみようかなぁ。