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You Must Believe In Spring [花図鑑]

2021年03月16日(火曜日)
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 ここ数年咲かなくなって、もうすっかり枯れ絶えてしまったものだと思っていた我が家の黄色いラッパスイセンが今年何の前触れも無く復活。たった1輪だけでポツンと、どうして今になって咲いてくれたのか皆目見当がつかないけど、こう云う不意討ち(?)は悪くないね[わーい(嬉しい顔)]

 このスイセンが咲いてくれたお陰で朝一番から写真を撮る気になったので、序でにこの日咲いてくれている、または花蕾が出て来てくれた花たちの姿も記録しておこう。


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 2鉢あるハナカイドウ(花海棠)の内、1鉢が3月半ばにしてもう咲き始めてしまった。例年より間違いなく2週間は早い気がする。そして、2鉢の咲く時期に差が出てしまったのは、もしかしたら僕のせいかもしれない。昨年鉢を持ち上げて動かした際に手を滑らせて落としてしまい、焼き物の鉢を破損[ふらふら]。結果的に植え替えなくてはいけない羽目にしてしまったのだ。その時に、根を傷めて少しばかり切り落とす事になってしまったのを気に掛けている。今回先に咲いたのは、植え替えていない方[たらーっ(汗)]。もう1鉢も無事に咲きます様に。


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 こちらは本当なら植え替えてあげなきゃいけないシンビジューム。家の外に出してほったらかしで早数年。すっかり野良化させてしまい、どうやら今年はこの花茎1本のみに数輪の花で終わってしまいそう。植え替えに適した時期を調べると4月なんだって。今年こそはやってあげなくちゃなぁ。


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 ほったらかしと云えばこちらも、のムスカリ。球根を彫り上げないで植えっぱなしにすると芽ネギのように細い葉がやたらと長くなってもじゃもじゃに[たらーっ(汗)]。見た目がさえなくダレてしまうのだが、今年も相変わらずその有様を繰り返しております[ふらふら]。増えすぎて対処しきれません、が本音(苦笑)。


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 スノーフレークも勝手に増えてはスイセンやら他の花の鉢から気ままに生えてきてしまう花。今年初のこのコも、寄せ植えにしたわけでもないのにムスカリのプランターにいつの間にやら同居。咲いてくれるのが嬉しいやら戸惑うやら(苦笑)。


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 ヒヤシンスはここ数年、正月3日か4日に恒例行事として新年用の胡蝶蘭を買いに行く序でに、花芽が出て来ている球根3~5個の小さな鉢を1つ2つ買って屋内で咲かせてその芳香を楽しんでいる。この写真の花たちは去年、一昨年の球根たちをプランター、鉢植えにしたもの。けっして最初の年のようにたわわに花が着いてくれるわけじゃないけど、2年目、3年目の球根からこんなふうに健気に咲いてくれると、無性に愛おしく思えちゃうんだよね[わーい(嬉しい顔)]


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 健気と云えば、このシャクヤクは去年の夏頃からすっかり元気を失くしてしまっていた。秋、もうダメなのかなぁと思いつつ、とにかく土を換えてやろうと鉢から上げてみたところ、根がほとんど無いではないか(吃驚)。まさかと思い調べてみたら、その土の中からはコガネムシの幼虫がごろごろ大量16匹も[exclamation]。元気を失くしてたのはコイツらせいだったか[ちっ(怒った顔)]

 この件がきっかけで、他のシャクヤクの鉢だけでなくバラやジャーマンアイリスなど、以前もコガネムシやネキリムシの食害に遭った植物は軒並み土を換えててやることに。その甲斐有ってか、このシャクヤクは頑張って元気に新芽を出してくれてます。でも、向後の害虫対策も考えていかないとなぁ。


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◆パシオスイート

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◆プルケラペルシャンパール

 チューリップの球根をやっと植えたのが今年の1月下旬だとは前の記事(https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2021-02-23)で書きましたが、なかなか手が回らなかったのは、単に僕が愚図愚図していただけでなく(^^;、上記のコガネムシ対応で既存の鉢の土交換が去年の内に終えきらなかったのが理由(=言い訳^^;)だったのです。ただでさえ鉢数の多いジャーマン・アイリスはその際に株分けも行ったし。その所為なのか、ご覧のとおりチューリップの花茎がほとんど伸びない内から花が・・・[がく~(落胆した顔)]。聞くところに拠るとこの原因って、球根が真冬の寒気に当たらないとさぁ活動開始!ってスイッチが入らないそう。その寒さを経験しないままだとこんなふう(ドワーフ化)になってしまうことがあるんですって。球根を買って来て植えるまでの間はずっと暗いガレージに置いていたので、温かな場所でもなかったはずなんだけどなぁ・・・[たらーっ(汗)]

 まさかこのまま丸っきり花茎が伸びないなんてことはあり得ないだろうけど、クロッカスじゃあるまいし、この姿はちょっとばかり悲しい[もうやだ~(悲しい顔)]。これから暖かな日が増えて、春の陽に当たって日々花茎が成長してくれることを信じて祈ります。


★ ★ ★



◆Les demoiselles de Rochefort | Chanson de Maxence par Michel Legrand et Pierre Boussaguet

 今回ここに貼ったvideoはミシェル・ルグランの楽曲で『CHANSON DE MAXENCE』。映画『ロシュフォールの恋人たち』の劇中歌ですが、『You Must Believe In Spring』と題された英語詞(作詞:アラン&マリリン・バーグマン ※二人は夫婦)が付けられて歌われるようになり、歌物、インスト合わせてそれこそ星の数ほどカバーされてジャズ・スタンダードとなったナンバーです。


◆『ロシュフォールの恋人たち』50周年記念トレイラー

 映画本編に関しては、僕はそもそもルグランの音楽目当てで観るに至った作品だったのですが、まぁ~カラフルでお洒落な映画[ぴかぴか(新しい)]。カトリーヌ・ドヌーヴとドヌーヴの実姉フランソワーズ・ドルレアック姉妹のファッショナブルな出で立ちに即降参でしたね。ワードローブ目当てで見ても楽しい。二人が衣装そのままに、まるでピンクと黄色2輪の春の花の様にも見えてしまって、ビデオで何度見返してもうっとり[ハートたち(複数ハート)]しちゃう(^^。


 今回僕が本家ルグランの演奏をここでご紹介したのは、勿論作曲者としての彼に敬意を込めて。ピアノのタッチに細かいことを感ずる向きもお有りかとは思いますが、自身が世に出してから50年も経つ楽曲を演奏しているのですから、偉大なキャリアに免じてそこは寛容なお気持ちで(^^。それにしたってお洒落。目を瞑って聴いていたら、もうそこは全てがおフランスの空気ですもの(^^。

 手持ちのCDを全てHDDに取り込むなんてとてもじゃないので出来ませんから、僕の手元にどのくらいのカバー・ヴァージョンが有るのか想像も出来ませんが、現況、iTuneで曲名検索すると9ヴァージョンほどのカバーが見つかりました。僕は2000年以前のアルバムは余程好きな作品か一般に重要と評価されるようなアルバムじゃないと敢えて取り込まない様にしているのですが(勿論手間と記憶領域の問題で)、それでも9ヴァージョン。出来れば、それらの楽曲のvideoが有れば、ここでもそこから紹介したかったのですが、オフィシャルって括りで選ぶとyoutubeにはイマイチ好きな演奏が少なくって・・・。まぁ、そもそもその中でも好きなのはマイク・モレーノ(g)やデヴィッド・サンボーン(as)のインストで歌物じゃなかったりもするんですけどね(^^ゞ。

 もしも歌物をyoutube検索されるならば、一番に堅いのはビル・エヴァンス(p)とトニー・ベネット(vo)のデュオかなぁ。ロマンチックな演奏ですが、ちょっとセンチメンタルに傾き過ぎちゃってるきらいもありますけどね(^^。

 ”YOU MUST BELIEVE IN SPRING” / ( Lyrics : Alan & Marilyn Bergman)

 When lonely feelings chill
 The meadows of your mind,
 Just think if Winter comes,
 Can Spring be far behind?

 Beneath the deepest snows,
 The secret of a rose
 Is merely that it knows
 You must believe in Spring!

 Just as a tree is sure
 Its leaves will reappear
 It knows its emptiness
 Is just the time of year

 The frozen mountain dreams
 Of April's melting streams,
 How crystal clear it seems,
 You must believe in Spring!

 You must believe in love
 And trust it's on its way,
 Just as the sleeping rose
 Awaits the kiss of May

 So in a world of snow,
 Of things that come and go,
 Where what you think you know,
 You can't be certain of,
 You must believe in Spring and love
 You must believe in Spring and love


 本格的な春になれば、丈の伸びない僕の庭のチューリップもきっと・・・と云うことで、「あなたが信じていれば、やがて春と愛は訪れる」と云うオチでした(^^ゞ。


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