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iris 2022 / アンゼルムの日記 [花図鑑]

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 昨年はほんの僅かな花しか咲かなかった我が家のジャーマンアイリスは、どうやら反動で2年分のエネルギーが一気に開花に作用してくれた様で、かつてない程の数が咲いてくれました。そして、待望の初開花を迎えた品種も2種。久々に嬉しい”アンゼルムの庭”[わーい(嬉しい顔)]です。




2022年04月09日(土曜日)晴れ[晴れ] 最高気温23℃

 4月に入って1日から4日まで最高気温が12.5℃、12.9℃、9.4℃、10.1℃と真冬に戻ったかのような寒さで春の歩みも小休止が有ったもの、以降は17℃を下回ることも無く春らしい陽気。前日8日も20℃を超す暖かさだった。その夜、増えすぎた我が家のジャーマンアイリスの苗を以前に貰ってくれた友人からLINEが入り「アイリスに蕾が出て来たよ!」と知らせてくれた。過去を振り返るに、確実に毎年咲いてくれるとは云いにくい花なので、友人からこの手の報告を貰うと、ホントに心からホッとしてしまう(^^;。

 ・・・ってことは、我が家のアイリスもひょっとして

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 翌朝バルコニーへ出て確かめてみると、4鉢ほどで花蕾が出来ていた。現在の様に数多くの鉢で育てる様になる以前には、花が全く咲かないで終わった年を幾度も経験しているので、蕾が出来るとやっぱりホッと一安心してしまう。まぁ、現況50鉢も有るんだから、1つも咲かないなんて事は有り得はしないでしょうけど(^^;。




04月24日(日曜日)曇り[曇り]のち雨[雨] 最高気温20.7℃

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 最初の開花はマリーフランシスと吾が輩。

 そうそう、株分けした友人が鋭意(笑)調べてみてくれたところ、この「吾が輩」と僕が呼んでいる品種名不詳のジャーマンアイリスの名はペルシャン・ベリーなのではないか?と僕に教えてくれた。なるほど、海外のサイトに在った写真を見てみると確かによく似ている。新しい品種でもない様で、その点も合致はする。僕が手に入れたのが2009年だから、それ以降に発表された種なら、似てるけど、それは違う品種って事になるからね。まぁ、似てるってだけで、確証は無いので断定は出来ませんが。




04月26日(火曜日)曇り[曇り]一時雨[雨] 最高気温18℃

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 アイリスの鉢はバルコニーの東側と西側に並べて在るのだが、一斉に咲いている写真を撮ろうと思うと、広角で引いた画角を採らざるを得ない。結果としてお隣のお宅がかなり映り込んでしまう。故に折角一斉に開花していると云うのに広角での写真はblogに載せられない。さすがにその辺は配慮しないと、ですものね。嬉しいやら悲しいやら。花が沢山咲いてくれたからこそのこんな状況、これまで予想だにしなかった(苦笑)。そんな事で、左の写真は少しバルコニーの中程にも幾つか鉢を移動させて撮った1枚。




04月28日(木曜日)曇り[曇り] 最高気温20.7℃

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 次々と順調に開花。これまでだったら、幾つの鉢で幾つ蕾が付いた、などと数えたりしていたけど、今年はもう沢山過ぎてムリ。数えるのは止めた[わーい(嬉しい顔)]。 


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 3種目として、去年は花が付かなかった芳香種のスニージーがこの日咲いてくれた。変わらず、うっとりする様な好い香りがする。同時期に買った他の品種に比べ、我が家では余り増えていない部類の花なので、スニージーが咲いてくれると嬉しいんだ。実際、咲いてくれたのはこの1鉢のみで、僕が思う内では貴重種です(^^。




04月30日(土曜日)晴れ[晴れ] 最高気温17.1℃

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 期待の未開花種に蕾が出て来た。2021年01月にネットで購入したブレイカーズ(※参照過去記事:https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2021-02-23)。
 
 ジャーマンアイリスは蕾が出始めてから大体2週間くらいで花が咲く。この写真の状態だともうあと1日か2日で、と云う段階なのだが、苗がしっかり強壮に育っているふうでなく、花茎も細めでちょっと弱々しい。見てのとおり蕾の重さにしだれそうだもの。無事にちゃんと咲いてくれるのかな?、これ。ここ数日ずっと心配させられてる。未だ見ぬ花だけに、ねぇ。




05月01日(日曜日)曇[曇り]りのち雨[雨] 最高気温16.5℃

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 4種目として、深~い紫色したスワジプリンセスが開花。この順番は殆ど例年の通りだ。


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 そして、期待の未開花種2つ目、ドラマクイーンも蕾が出来て、この日にも綻びそう。上記のブレイカーズと同時に購入、植え付けたもの。細身の花茎だけど、こちらの方が健康そうで期待出来るんじゃないかな。とにかく、無事に咲いて、実際どんな花なのかを見せて欲しい。それらしき花は切り花で見たけれど、実際のところは定かじゃないから。




05月03日(火曜日)晴れ[晴れ] 最高気温20.2℃

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 例年だと、我が家に咲く品種としては遅咲きタイプのウエルチズ・リワードが開花。他の品種と比べると同じ株から分かれて増えたクローンの割には一斉に咲くわけでなく、時には一部が6月になってからも咲いたりする、ちょっとトボけた(?)品種。

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 背の高いスワジプリンセスの足下に小柄なウエルチズ。
 両者の花色には近いトーンの紫が共通しているので、同じ時期に咲く2つの品種はコーディネートしたかの様に良いコンビ(^^。


 そして最後に、新顔が2種。

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 心配していたブレイカーズは、一番最初の蕾は強い風に当てられ、残念ながら折れて落ちてしまい咲かなかった。弱々しかったあの首を傾げていた蕾も通常のジャーマンアイリスで考えると、正直普通に思うところの”良い花”ではなく、あっと云う間に萎れてしまった。この写真の花も小振り。株自体に栄養が行き届いていない、あんまり健康じゃなかったのかなぁ。

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 そう思うと、今にも掘り返して根の状態を見てみたくなるのだが、まさかまた地中にコガネムシの幼虫がいたりするかも・・・なんて想像をしてしまう。花が終わったら調べてみよう。

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 実際咲いてくれた花は、やはりサンプル写真の印象とは少し違っていた。もっとブルーに近い紫のハズが、元から我が家にあるマリーフランシスとよく似た色目だ。違いは、中央の綾目模様部分がうっすら白っぽく入るマリーフランシスに対して、ブレイカーズは全体的にワン・トーン。決定的な違いはヒゲの色ですね。黄色のマリーと花と同系色のブレイカーズ。


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 ドラマクイーンの一番花もかなり小振りで、普通のジャーマンアイリスの花からしたら7掛けくらいのサイズだった。

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 こちらはもう少し濃い、黒に近く思える様な紫がベースなのかと思っていたけど、実際は赤が強い紫だった。以前に見て同じ品種だろうと思った花とはどうやら別物だったみたいだ。

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 それでも、やはり新顔が咲いてくれるのは嬉しいもの。買って15ヶ月でやっと初めての開花だもの。全く気が長い花ですよ(苦笑)。


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 全く予想していなかった事だけど、元からウチにあるスニージーを反転させたかの様なカラーで、2つを並べると姉妹みたいだ。まるで『ロシュフォールの恋人たち』(※参照画像はこちら → https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2021-03-19)の双子役を演じたフランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴ姉妹の様?なんてね(^^;。なんか面白いね[わーい(嬉しい顔)]、この偶然。



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