おふれんちお食い初め2006 [そとごはん、そとワイン]
僕にはとっても美味しいモノと美味しいお酒にクチいやしい友人が何人か居るのだけれど、その中でも最たる食い意地飲み意地の張りを誇る(笑)Y氏が「新年会いつやる~?」と連絡して来ました。何でもいつもの店に「シャンパンとバルバレスコを預けてあるから、早く行かなきゃ迷惑じゃない?。だからさっさとやっつけに行かないとね」と真面目な声して言うのです。自分でワインを2本も預けておきながら、迷惑だから早く行こう!さあ行こう!、ほら行こう!!と一方的に事を急かす氏の思考回路とマイペース振りには、いつもながらに地球自分中心回転説を地で行く方が多いB型人間の典型をしみじみと思わされます。ほんとに困ったヒトだ・・・(笑)。
※あくまで僕の周りのB型の方々のオハナシです。悪しからず(^^;。
と、言う事でもう一人友人を加えて3人で出撃。そしたら何のコトはない。シャンパンもバルバレスコもY氏が持参したワケでなく、この友人の物。全くしよーもない・・・。やっぱりB型だ(笑)。
先ずはシャンパンで乾杯。
前回この店に来たのはもう1ヶ月近く前の12月の初旬。メニューもきっと幾つか変わっていることでしょう。さてさて、今日は何を食べようね。
そう言えば、アミューズとシャンパンの写真撮るの忘れた・・・(汗)。
で、今日は1本目にバルバレスコを抜栓するので獣肉を食べましょう、と言うことで蝦夷鹿のカルパッチョをサラダ仕立てで、チーズの利いたドレッシングと一緒に。さっぱりとした赤身はカルパッチョにすると本当に美味しい~!。ちょっと添えてあるアプリコットのジャムを和えるとまたひと味変わってこれまた嬉しい。
これが友人が持ち込んだバルバレスコ。2002年だからまだまだ若いワインですね。色は薄めで若干オレンジ掛かっているように見えます。香りは・・・忘れちった(苦笑)。飲み口はやや軽めでさっぱりとした口当たり。喉を過ぎるとダージリンを飲んだかのような風味とタンニンがやって来ます。飲む前はちょっと早過ぎるんじゃないかな?なんて思っていましたが、女性的でしなやかな感じは悪くなかったです。
今日絶対食べたかったのが、白トリュフ。実は僕のBlogに遊びに来て下さる在フィレンツェ、在パリの方達の、そのどちらのBlogにも、たーっぷり白トリュフを食べた~なんて記事が有って、それを読んだ僕は「くわ~~~、たべたい~っ!!」とモニターの前でひとり悶絶していたのです(笑)。
※パリ在住のfarafelさんの呆れるくらいに食べてる(笑)白トリュフBlog:
http://farafel.cocolog-nifty.com/escargot/cat4787909/index.html
※フィレンツェ在住plotさんの白トリュフBlog:
http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2005-11-23
で、本当はサラダかタリアテッレで、ってオハナシだったのですが、生憎タリアテッレが終わってしまっているとこコト。サラダは別に頼んだしねぇ・・・。どうしようかと迷っていたら、リゾットにしましょうか?とお店からの提案。満場一致で、それ乗った!(笑)。
これが激ウマ。ウマウマウウマ~!。目の前で白トリュフをスライスして貰い、その濃厚な香りに頭はもうクラクラです。せっかくここまで飲み干さず残しておいたシャンパンを同時に味わうのも忘れて、一気に食べてしまいました。シェアしたもんだから全然物足りないのです。も~~今すぐにでもリピートしたい!!。
ここからは代わってこのワインを開けました。
◆TALENTI ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
生産地 : イタリア / トスカーナ州
ブドウ品種 : ブルネロ種サンジョヴェーゼ
web site : http://www.talentimontalcino.it/
http://www.talentimontalcino.it/english/home.html
新年のお初でございますので、ワタクシもプチ贅沢(笑)がしたくなりまして、ネッビオーロが有るのなら、ブルネロも持って行って飲み比べしちゃおうかなぁ~ってコトでコヤツを持って行きました。昨年シエナのエノテカ・トスカーナで買って、トランクで2本運んで、運良く割れなかった方のヤツでございます。エチケットにところどころ傷が付いているんですが、これはその時の割れたボトルの当たり傷。
ボトルを割った時は知らなかった、「ポルタ・フォルトゥーナ!(porta fortuna!)」って言いながらこぼれたワインを耳たぶに付けるようにすると、幸せになれるんだよ、ってハナシを思い出して、グラスの縁からほんのちょっとこぼれた一滴をこっそり内緒で付けておきました。新年の縁起担ぎだよ(笑)。
※過去の参照記事→http://blog.so-net.ne.jp/ilsale-diary/2005-11-22
ブルネロの味はエレガントでバランスの取れた味。強烈な濃縮感や重さこそ無いものの、今飲んでも充分に美味しい。でもね、本当の事を言ってしまうと、もうかなり気持ち良くなっていたので、細かい味まで覚えていません。美味し~!って、ひたすら言ってた記憶だけが鮮明に・・・(あほや)。
#実はこれ、もう1本持っているのです。今度はいつ飲もうかな~、えへへ。
メインはフォアグラと牛モモ肉のステーキ。僕は脂の多いサーロインなんかよりさっぱりとした美味しい赤身が大好きなので、これももう文句なしに好きなメニュー。ちょっと待て。さっぱりが好きって書いておきながらフォアグラはないだろう!って突っ込まれると苦しいけど・・・(苦笑)。
最後はワインがまだ残っていたので、僕だけデザートは貰わずチーズにしました。これ、見た目も味もパルミジャーノ・レッジャーノ。製造も全く同じような工程で作られるチーズらしいのですが、産地が違うんだって。いい加減酔ってたから名前は忘れちゃった(苦笑)。これを右に見えてるチーズナイフでざっくり切って、オレンジと一緒に手掴みで口へ入れると、あら不思議。まるでヨーグルトを食べているかのような味。面白いもんです。
食後酒にはマールを飲んで完璧な酔っぱらいの一丁出来上がり。みんな美味しゅうございました。友人二人は帰ったけど、僕はその後はいつものBARへあけましておめでとうのご挨拶。さっと2杯飲んで引き上げましたが、帰りは新年早々終電で眠って一駅乗り過ごしてしまいましたとさ。あううぅ・・・・・・。
今年も美味しいものとたくさん出会えますように。
yk2さん、こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
美味しいワインと、美味しい料理、うらやましいですね。
うーん、ワインが飲みたくなってきましたよ。
by (2006-01-09 12:18)
こんばんは。newnewさんもワインお好きみたいですね。
僕は普段、高いのはとても飲めないし、安くて美味しいのを探したりセール買いばかりですよ。ブルネロだなんて、この日はお正月だから特別も特別です(^^。
一時のワインブームが過ぎたせいか、最近は安いワインでも結構美味しいと思えるのがたくさんあって、ちょっと嬉しかったりします。ようやく以前の適正な状態に戻りつつあるのかな?。
by yk2 (2006-01-09 22:58)
yk2さん、こんにちは。
私の”トリュフ馬鹿”っぷり、広くお知らせいただき、ありがとうございます。
「ほどほどにしときなよ~」と注意されるほど、とことん食べてしまうたちなのです。
それにしてもワインが割れた事件、知りませんでした。他人事なのでワインに染まったシャツを見て、吹き出してしまいましたが。
私はワインのために!機内持ち込みサイズのリモワのスーツケースを買いました。6本は軽くいけます。
by farafel (2006-01-10 07:12)
farafelさん、こんにちは。
“トリュフ馬鹿”って・・・・・・、うん。確かにね(笑)。
でもほんとに食べてますよね~、Blog拝見致しますに。日本であんなに食べたら大変ですよー、きっと。多分お食べになった一番シンプルなパスタ1皿だって、あんなにたっぷり白トリュフが削られていたら、6~7000円出しても食べられないかも知れませんねぇ。ひたすら羨ましい・・・。
ブルネロ割った事件は笑って頂ければせめてもの救いです。で、リモワのスーツケースね。メモメモ。・・・ってまた自分で持ち帰るつもりかい>ぢぶん(苦笑)
by yk2 (2006-01-10 13:06)
モンタルチーノつながりでトラックバックさせていただきました。昨日今日とバタバタしていてHigh Five Quintet、まだ探しに行けません。明日こそ!ってとこです。yk2さんのblogに迷い込んだ最初はブルネッロ割り事件の記事でした。
by plot (2006-01-10 22:53)
plotさん、コメントありがとうございます。
機会が有れば、一度モンタルチーノは訪れてみたいなぁと思っているのですが、遠からずそんな時が来れば嬉しいのになぁ。たとえ無印だろうとも、瓶詰め量り売りでロッソ・ディ・モンタルチーノがテーブル・ワインだなんて、考えただけで幸せですよね。
by yk2 (2006-01-12 02:59)
あ~yk2さん、いいお正月でしたね。
白トリュフって噂にきいてるだけで食べたことないので、うらやましいな。。
by TaekoLovesParis (2006-06-26 00:25)
この白トリュフのリゾットはほんとに忘れられないくらい美味しかったです。
きっとよそじゃ高くて食べられないくらいにたっぷり白トリュフ削ってくれましたから。
今度のトリュフの時期、taekoさんはきっと食べちゃうでしょう、シャンパン片手に。あ、ひょっとしてわざわざウンブリアまで行っちゃうかも?(^^。
by yk2 (2006-06-26 21:27)
今度のトリュフの時期って秋ですね、きっと。
ウンブリアが原産なんですか。(ってイタリアのどのへんかわかって
ないんだけど。)
前に空輸のポルチーニ茸のソティをオードブルに食べたけど、心に残るおいしさだった。イタリアの松茸といわれるだけのことはあるな、と思って。だから、
この白トリュフにも関心を示してる。
by TaekoLovesParis (2006-06-26 23:36)
taekoさん、ごめんなさい。
知ったかぶりをして間違えてしまいました~。
#書いてから急に不安になって調べ直しました(苦笑)
ウンブリア州は黒トリュフの産地で、白トリュフはバローロやバルバレスコで有名なピエモンテ州の名産でした(滝汗)。
で、間違いついでにウンブリアはトスカーナのすぐ東下に接していて、イタリアでは数少ない海に面していない州だそうです。中田英のいたペルージャが州都だよん。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%B7%9E
ポルチーニ=セップも美味しい茸ですよね。いつも行くLe Chapon(ここのblogもそう)ではフォアグラとセップでオムレツにしてくれます。これが美味しいんだ~。taekoさんと食べ物の話をしてると、まだ本格的な夏も来てないのに秋が待ち遠しくなっちゃう(^^。
by yk2 (2006-06-27 00:10)