jazzっぽいclassicとclassic風味のjazzと [jazzっぽいの、好き?]
手持ちのCDからのチョイスで、ジャズ・プレイヤーの演奏するクラシックとクラシック演奏者がプレイするジャズっぽい楽曲を集めてプレイ・リストを作成してみました。収録タイムはいつもどおりCD-R1枚分(80分)に収まる曲数にて。youtubeは全てアーティストの公式チャンネルまたはトピックチャンネルにて構成しています。
01. Thomas Enhco / ”Kinderszenen op. 15" About foreign lands and peoples
02. Cæcilie Norby with Lars Danielsson / "The Dead Princess"
03. Duo Jatekok / "Points on Jazz for Two Pianos: IV. Fugue"
04. Bria Skonberg / "Gymnopedie"
05. Baptiste Trotignon / "SARABANDE" From Partita in C minor
06. Lisa Batiashvili / " Adios Nonino"
07. Ulf Wakenius / "Gnossienne"
08. Viktoria Tolstoy & Jacob Karlzon / "NORTHERN STAR"
09. Claudio Filippini / "K 135"
10. Claudio Filippini / "Impro K 135"
11. Lee Ritenour & Dave Grusin / " "PAVANE, Op. 50"
12. Alice Sara Ott / "Rêverie, L 68"
13. Stacey Kent / "DOUBLE RAINBOW"
14. Quatuor Ébène / "LIBERTANGO"
15. Yaron Herman / "Blossom (Var. 1)"
16. Elizabeth Shepherd / "Sicilienne"
VERY BERRIES Live at JZ Brat [jazzっぽいの、好き?]
2023年05月30日(火曜日)
ほんとに久し振りに、本格的なジャズ・クラブへとライブを観に出掛けた。
正直、この3年と云うコロナ禍でのブランクの影響が大き過ぎて、それ以前までと全く同じ様な、ひたすら浮き立つ様なワクワク感を持って音楽を楽しみに行くと云う気持ちは、僕の中では未だ完全には戻って来ていない。ムリも無いよね。閉ざされた空間の中で、沢山の人が集まって・・・って環境を、徹底的に避け続けて来た3年間だったわけだもの。そうそうお気軽には切り替えが出来ないんだな。それでもこの日、渋谷セルリアンタワーに在るJZ Bratへと出向く気になったのは、もう20年越しの都内某BARのカウンター友だち、ジャズ・ヴォーカリストの斉田佳子ちゃんが出演するステージだったから。
ほんとに久し振りに、本格的なジャズ・クラブへとライブを観に出掛けた。
正直、この3年と云うコロナ禍でのブランクの影響が大き過ぎて、それ以前までと全く同じ様な、ひたすら浮き立つ様なワクワク感を持って音楽を楽しみに行くと云う気持ちは、僕の中では未だ完全には戻って来ていない。ムリも無いよね。閉ざされた空間の中で、沢山の人が集まって・・・って環境を、徹底的に避け続けて来た3年間だったわけだもの。そうそうお気軽には切り替えが出来ないんだな。それでもこの日、渋谷セルリアンタワーに在るJZ Bratへと出向く気になったのは、もう20年越しの都内某BARのカウンター友だち、ジャズ・ヴォーカリストの斉田佳子ちゃんが出演するステージだったから。
タグ:jazz アダルト・コンテンポラリ
追悼、バート・バカラック [jazzっぽいの、好き?]
2023年2月8日、アメリカ・ポピュラーミュージック界の偉大なる作曲家バート・バカラックが亡くなりました。死因は自然死(老衰)だそうで享年94歳。他人様に使うのは本来あまり好ましくない言葉、表現だそうですが、日本でよく云われるところの大往生。きっと間違いなく彼は神に祝福され天に召されたのでしょう。ですがやはり、稀代のメロディメーカーの逝去に一抹の寂しさを感じずにはいられません。彼の楽曲たちをずっと聴いて育って来ましたから。特に、ジャズ系の音楽を愛する者にとっては、バカラック・ナンバーのカバーは時代を超えてそれこそ星の数ほどのプレイヤーたちに演奏されて、常に身近に在りました。
今回はそのバカラックを偲んで、彼が生前作曲(共作含む)した素晴らしい楽曲の内から、僕がアルバムを所有し普段から愛聴するジャズ&フュージョン系アーティストたちがカバーしたバカラック・ナンバーをご紹介したいと思います。自分で並べた楽曲たちを繰り返し聴いて、改めてバカラックの楽曲が持つ、色褪せることの無い永遠の魅力に感じ入っています。バカラックは、優しくて、穏やかで、それでいて少しだけ、淋しかったり悲しかったりする。僕にとってはその点こそが、彼の音楽が好きな理由なんだろうな。
タグ:jazz アダルト・コンテンポラリ
九月の夜空を眺めながら、ジャズでも聴かない? [jazzっぽいの、好き?]
晴れて気温が真夏日近くまで上がったとしても、湿度が低くてからっとした過ごしやすいお天気。朝晩はかなり涼しくなって、季節は確実に秋らしさを増していますね。この心地好さに誘われての週末、本来ならどこかへ出掛けたい絶好の陽気だなぁ。午後から美術館へ行って、気になっていた展覧会を観よう。その後で何か美味しいものを食べながら、友人とゆっくりお喋りとワインを楽しんだら、帰りには馴染みのカウンターバーに寄り道して、好きな音楽を聴きながらもう1杯。・・・だなんて、以前の当たり前がなかなか取り戻せない。今宵(9月10日)は中秋の名月。せっかく雲が晴れてくれて、綺麗な月が顔を覗かせてくれていると云うのになぁ。
タグ:jazz
A Playlist for Christmas2021 [jazzっぽいの、好き?]
デルタ株感染が驚くほどのスピードで減少して、これならば少人数でクリスマス近くに会えるかもね。そうだね、4人くらいなら大丈夫じゃない?。やろうやろう!。久し振りに会えるね!!。・・・まだそんな話をしていた頃に、だったら、コロナ以前の2019年忘年会以来となるクリスマス用BGMでも作ってみようかな~なんて、全てCDで持ってる音源から選んだ80分=CD-R1枚のプレイリスト。でも、すぐにオミクロン株だなんて新たな変異ウイルスの話が出て来て、集まるのは取り止めに。結局このプレイリストが約束したみんなと一緒の時間に使われることは今年はありませんでした。残念。
タグ:jazz アダルト・コンテンポラリ
Jazzy December 2021 / クリスマスの頃に聴きたい12選 [jazzっぽいの、好き?]
早いもので12月もいよいよ終盤へ差し掛かります。今月に入って新型コロナも随分落ち着いて来たみたいだなぁ、良い方へ向かうといいな・・・なんて希望的観測を持ち始めた矢先、今度は変異株のオミクロンが流行の兆し。すんなり上手くいかないものですね。少人数でなら友人達と会って忘年会出来るかも・・・は儚い夢で終わりました。それでも、せめて聴く音楽くらいはクリスマスの時季らしく華やかで楽しげな気分に浸りたいと、好きなアーティスト達の楽曲12曲ばかり(※全てアーティストやレコード会社のオフィシャル・チャンネルより)を選んでみました。
◆Trijntje Oosterhuis / "WHAT CHRISTMAS MEANS TO ME"
◆India.Arie & Joe Sample Feat. Tori Kelly / "FAVORITE TIME OF YEAR"
◆Dave Koz / "THIS CHRISTMAS"
◆Mario Biondi / "LAST CHRISTMAS"
◆Cesare Picco / "LET IT SNOW! (Orchestral Version)
◆Erin Bode / "BETHLEHEM DOWN"
◆KIrk Whalum / "THIS CHRISTMAS (Danny Hathaway cover)
◆Matto Brancaleoni / "NATALE SE VUOI"
◆Michael Bublé / "COLD DEMBRE NIGHT"
◆Halie and the Moon / "WINTER" (official video)
◆Jamie Cullum / " ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU" (Mariah Carey Cover)
※ Stacey Kent / "WINTER WONDERLAND" はオフィシャルサイトにての配信期間が終了(?)とされた様ですので、当エントリからも削除致しました。悪しからずご了承下さい。
◆Trijntje Oosterhuis / "WHAT CHRISTMAS MEANS TO ME"
◆India.Arie & Joe Sample Feat. Tori Kelly / "FAVORITE TIME OF YEAR"
◆Dave Koz / "THIS CHRISTMAS"
◆Mario Biondi / "LAST CHRISTMAS"
◆Cesare Picco / "LET IT SNOW! (Orchestral Version)
◆Erin Bode / "BETHLEHEM DOWN"
◆KIrk Whalum / "THIS CHRISTMAS (Danny Hathaway cover)
◆Matto Brancaleoni / "NATALE SE VUOI"
◆Michael Bublé / "COLD DEMBRE NIGHT"
◆Halie and the Moon / "WINTER" (official video)
◆Jamie Cullum / " ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU" (Mariah Carey Cover)
※ Stacey Kent / "WINTER WONDERLAND" はオフィシャルサイトにての配信期間が終了(?)とされた様ですので、当エントリからも削除致しました。悪しからずご了承下さい。
雨の土曜日を自宅で過ごす人のための北欧ジャズ・ヴォーカル [jazzっぽいの、好き?]
フィーカ(Fika)って言葉、聞いたことありません?。スウェーデン語で「お茶の時間」ってことらしいんですけど、厳しく長い北欧の冬を自宅で過ごす上で、家族や恋人、気の合う仲間とお喋りを楽しむ為にお茶を用意して、キャンドルも焚いたりして、暖かく、ゆったりと過ごす生活習慣のことを指す言葉なんですって。
今、日本はこれから梅雨に向かっているので、そんなFikaを引き合いに出すのも季節外れで場違いですが、まだもう少し、僕らは自宅で過ごす必要があるわけで、それだったら、自宅で上手に楽しくくつろぐ術を知っている北欧の国々の人たちから教わるスタイルもアリだなと、このところその手の事について書いてある本やサイトをよく眺めています。
で、そんな時間のお供にぴったりな音楽と云ったら、それは北欧ジャズの女性ヴォーカリストたちの歌声かな、などと独断で僕はオススメしたいわけでして(^^;、あまり重くならないコンテンポラリなタイプを以下に5曲ほど、アーティスト、レコード・レーベルなどオフィシャルなものの中から選んでみました。
◆Malene Kjærgård Group / "Happy Feet" (LIVE)
まずはデンマーク出身のヴォーカリスト、マレーネ・ケアゴーの2013年作アルバムのタイトル・チュ-ンをライブ収録動画にて。アルバムを購入した当時、この曲の軽妙な感じにかな~~~りハマって、結構な期間クルマの中でヘビー・ローテでした(^^。
◆Sidsel Storm / "This Moment"
スウェーデン人ヴォーカリスト、シゼル・ストームの2012年作アルバム『Nothing In Between』からの1曲。ソングライティングもこなす彼女がレコーディングする楽曲はスタンダードは勿論のこと、時にモダンにフュージョン風、時にスウェーデン情緒たっぷりに子守歌風とバラエティに富んでいますが、この曲はコンテンポラリ+ちょっぴりフォーキーな味わいの仕立て。
◆Viktoria Tolstoy & Jacob Karlzon "Against All Odds"
ヴィクトリア・トルストイと云うその名が示すとおりあのロシアの文豪の血筋、とはもう大分言い古されている枕詞で、ヴィクトリア自身はスウェーデン人。これは同郷ピアニストのヤコブ・カールソンとのデュオによる、彼女お気に入りのポップ・ナンバーのカバー集『A Moment Of Now』から、フィル・コリンズが1984年にシングルカットしてヒットさせたバラッド、『見つめてほしい』を。
◆Annekei & Something Borrowed : Burn (Ellie Goulding cover)
ディメンジョンの増崎孝司(g)のバックアップの元で2006年に日本からデビューを飾ったアンナケイ。その後リー・リトナーの目に留まりアメリカ進出するも、ここ最近あまり話題に上らないけど、どうしてるんだろう?。僕はずっと長きにわたりリーのファンだけど、彼がプロデュースしたアルバム『Touch』(2009)に関しては断然それまでの日本制作作品の方が好みだった。アンナケイを無理矢理アメリカ人の女の子に仕立てても、ねぇ(苦笑)。自然を愛しシンプルなものを好む、穏やかだけど陰影が有ってどこか奥ゆかしい。そんな北欧的な感性って、静的なものを好む日本人の方が間違いなく理解力が有ると思うんだ。それは相性と云ってもいい。今は故国デンマークに戻って活動しているのかな?。結構好いヴォーカリストだと僕は思うし、彼女の書くオリジナルも好きだ。また日本でも歌って欲しいな。
◆Silje Nergaard / "Cocco Bello"
パット・メセニーがプロデュースしたデビュー曲『Tell me where you'regoing』(1990)から数えて早30周年だそうで、ノルウェイの歌姫と呼ばれたセリア(シリエ・ネルゴール)も、彼女の歌をずっと聴き続けている同世代の僕も、結構いい歳になりました。イヤになっちゃうな(苦笑)。彼女も様々なジャンルの音楽をレコーディングしているので、近年は必ずしもジャズ的な音楽ばかりやっているわけじゃない。それでも、そのエッセンスには僕が感じることが出来る「ジャズっぽさ」が今もちゃんと通底しているから、僕はセリアの音楽から離れず、ずっと付き合ってる。今回ご紹介するのは、2017年発表のアルバム『For You a Thousand Times』から、ボッサ・タッチにアレンジされた彼女のオリジナル曲のビデオクリップを
★
照明は暗めにして、キャンドルを焚いたりして、でもやっぱりお茶と云うよりはワインかな。生ハムとかおつまみ的なものも用意して・・・って、それじゃフィーカじゃなくてフツーにアペリテイフじゃん!との突っ込みが入りそう(笑)ですが、今、一番に足りないのが、そう云って笑い合える友人たち。今は誰も傍に居ない、会えない、って事実。淋しいし、退屈じゃのう。今更振り出しに戻るのなんて沢山なので、もう少し安心出来る様になるまでは、じっと我慢はしますけど、ね。
【追記】
このエントリを読んでくれた友人から「ヒュッゲ(Hygge)」は知ってたけど、「フィーカ(Fika)」は知らなかったとLINEを貰いました。それって、デンマークとスウェーデンのお国言葉の違い、細かい意識の差異などは有っても近い習慣の様です。ここ日本ではヒュッゲの方が言葉としては広く知られてる(?)かもしれませんね(^^。同じく北欧の国、フィンランドでは「kahvitauko(カハヴィタウコ)」、ノルウェーには「コーシェリ(Koselig)」が同じ様な言葉に該当するそうです。はて?、でも僕はフィンランドについて書かれた物を読んでヒュッゲって言葉を知ったつもりでいたけど、どこかで混同してしまったのかな(^^;
僕が今回言葉として「フィーカ」を選んだのは、このエントリを書くに当たってイメージしていた光景が有るんです。それは昨年末のクリスマス・グリーティング(→ https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2019-12-19)でご紹介したスウェーデンのアカペラ・ユニット、リアル・グループの”Pass Me The Jazz”のビデオ・クリップ。その中では、まだ外の明るさも残るテーブルにキャンドルが点され、ちょっとつまめるお菓子とコーヒー・ポッドが幾つも用意されていて、まさに「フィーカ」なムード。親しい友人たちを招いて親密な空間でライブを楽しんで貰う、と云ったふうな光景なのです。リンクを付けてありますので、興味がございましたらご覧になってみて下さい(^^。
今、日本はこれから梅雨に向かっているので、そんなFikaを引き合いに出すのも季節外れで場違いですが、まだもう少し、僕らは自宅で過ごす必要があるわけで、それだったら、自宅で上手に楽しくくつろぐ術を知っている北欧の国々の人たちから教わるスタイルもアリだなと、このところその手の事について書いてある本やサイトをよく眺めています。
で、そんな時間のお供にぴったりな音楽と云ったら、それは北欧ジャズの女性ヴォーカリストたちの歌声かな、などと独断で僕はオススメしたいわけでして(^^;、あまり重くならないコンテンポラリなタイプを以下に5曲ほど、アーティスト、レコード・レーベルなどオフィシャルなものの中から選んでみました。
◆Malene Kjærgård Group / "Happy Feet" (LIVE)
まずはデンマーク出身のヴォーカリスト、マレーネ・ケアゴーの2013年作アルバムのタイトル・チュ-ンをライブ収録動画にて。アルバムを購入した当時、この曲の軽妙な感じにかな~~~りハマって、結構な期間クルマの中でヘビー・ローテでした(^^。
◆Sidsel Storm / "This Moment"
スウェーデン人ヴォーカリスト、シゼル・ストームの2012年作アルバム『Nothing In Between』からの1曲。ソングライティングもこなす彼女がレコーディングする楽曲はスタンダードは勿論のこと、時にモダンにフュージョン風、時にスウェーデン情緒たっぷりに子守歌風とバラエティに富んでいますが、この曲はコンテンポラリ+ちょっぴりフォーキーな味わいの仕立て。
◆Viktoria Tolstoy & Jacob Karlzon "Against All Odds"
ヴィクトリア・トルストイと云うその名が示すとおりあのロシアの文豪の血筋、とはもう大分言い古されている枕詞で、ヴィクトリア自身はスウェーデン人。これは同郷ピアニストのヤコブ・カールソンとのデュオによる、彼女お気に入りのポップ・ナンバーのカバー集『A Moment Of Now』から、フィル・コリンズが1984年にシングルカットしてヒットさせたバラッド、『見つめてほしい』を。
◆Annekei & Something Borrowed : Burn (Ellie Goulding cover)
ディメンジョンの増崎孝司(g)のバックアップの元で2006年に日本からデビューを飾ったアンナケイ。その後リー・リトナーの目に留まりアメリカ進出するも、ここ最近あまり話題に上らないけど、どうしてるんだろう?。僕はずっと長きにわたりリーのファンだけど、彼がプロデュースしたアルバム『Touch』(2009)に関しては断然それまでの日本制作作品の方が好みだった。アンナケイを無理矢理アメリカ人の女の子に仕立てても、ねぇ(苦笑)。自然を愛しシンプルなものを好む、穏やかだけど陰影が有ってどこか奥ゆかしい。そんな北欧的な感性って、静的なものを好む日本人の方が間違いなく理解力が有ると思うんだ。それは相性と云ってもいい。今は故国デンマークに戻って活動しているのかな?。結構好いヴォーカリストだと僕は思うし、彼女の書くオリジナルも好きだ。また日本でも歌って欲しいな。
◆Silje Nergaard / "Cocco Bello"
パット・メセニーがプロデュースしたデビュー曲『Tell me where you'regoing』(1990)から数えて早30周年だそうで、ノルウェイの歌姫と呼ばれたセリア(シリエ・ネルゴール)も、彼女の歌をずっと聴き続けている同世代の僕も、結構いい歳になりました。イヤになっちゃうな(苦笑)。彼女も様々なジャンルの音楽をレコーディングしているので、近年は必ずしもジャズ的な音楽ばかりやっているわけじゃない。それでも、そのエッセンスには僕が感じることが出来る「ジャズっぽさ」が今もちゃんと通底しているから、僕はセリアの音楽から離れず、ずっと付き合ってる。今回ご紹介するのは、2017年発表のアルバム『For You a Thousand Times』から、ボッサ・タッチにアレンジされた彼女のオリジナル曲のビデオクリップを
照明は暗めにして、キャンドルを焚いたりして、でもやっぱりお茶と云うよりはワインかな。生ハムとかおつまみ的なものも用意して・・・って、それじゃフィーカじゃなくてフツーにアペリテイフじゃん!との突っ込みが入りそう(笑)ですが、今、一番に足りないのが、そう云って笑い合える友人たち。今は誰も傍に居ない、会えない、って事実。淋しいし、退屈じゃのう。今更振り出しに戻るのなんて沢山なので、もう少し安心出来る様になるまでは、じっと我慢はしますけど、ね。
【追記】
このエントリを読んでくれた友人から「ヒュッゲ(Hygge)」は知ってたけど、「フィーカ(Fika)」は知らなかったとLINEを貰いました。それって、デンマークとスウェーデンのお国言葉の違い、細かい意識の差異などは有っても近い習慣の様です。ここ日本ではヒュッゲの方が言葉としては広く知られてる(?)かもしれませんね(^^。同じく北欧の国、フィンランドでは「kahvitauko(カハヴィタウコ)」、ノルウェーには「コーシェリ(Koselig)」が同じ様な言葉に該当するそうです。はて?、でも僕はフィンランドについて書かれた物を読んでヒュッゲって言葉を知ったつもりでいたけど、どこかで混同してしまったのかな(^^;
僕が今回言葉として「フィーカ」を選んだのは、このエントリを書くに当たってイメージしていた光景が有るんです。それは昨年末のクリスマス・グリーティング(→ https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2019-12-19)でご紹介したスウェーデンのアカペラ・ユニット、リアル・グループの”Pass Me The Jazz”のビデオ・クリップ。その中では、まだ外の明るさも残るテーブルにキャンドルが点され、ちょっとつまめるお菓子とコーヒー・ポッドが幾つも用意されていて、まさに「フィーカ」なムード。親しい友人たちを招いて親密な空間でライブを楽しんで貰う、と云ったふうな光景なのです。リンクを付けてありますので、興味がございましたらご覧になってみて下さい(^^。
タグ:jazz アダルト・コンテンポラリ
JAZZ AUDITORIA ONLINE / 2020 April 30 [jazzっぽいの、好き?]
今週の木曜日、4月30日にオンラインでJAZZを楽しもう!と云うイベントが開催されるので僕もここでご紹介させて頂きます。
詳細につきましてはリンク先(https://jazzauditoria.com/)をご覧頂くとして、新型コロナウィルスに因る世界的な感染症蔓延を受け、ショービズ界も深刻な影響、打撃を受けています。それは演奏者たちはもちろんのこと、音楽を愛するオーディエンスたる我々も同様です。残念ながら今はライブ会場でのステージを楽しむ事は出来ません。演奏者と客席が一体となるような熱い高揚感や感動はもう暫く我慢しなくてはなりません。これ以上の感染拡大を防ぐべく、人と人との接触を必要最小限に保たなくてはならないと、我々一人ひとりが自覚しなければ事態は収束など出来ないでしょう。
それはバンドやオーケストラにしても同じ事。残念ながら、今はメンバーが集まって音を合わせることは控えなくてはならないのです。
そんな状況下ではありますが、それでも最高のミュージシャンが揃えば、たとえ物理的に全員が同じ場所にいなくても、現在のオンライン技術を駆使して、相当面白い物を見せてくれそうな気がして、僕は今からワクワクしています。
これは、取り敢えずこんなフォーマットでやれるよ、ってサンプルをエリック・ミヤシロが先頭に立って提示してくれているんだろうと僕は解釈しています。リモート・セッション、実際面白かったし、ワクワクもしました。ラグ無くこんなにも音が合わせられるんだ!と吃驚しました。個人的にはボブ・ジェームスやピーター・アースキンがゲスト参加しているのも嬉しいけど、日本のジャズ・ミュージシャンたち、頑張ってるな。
とにもかくにも、プログラム一覧を眺めると見たいアーティストが目白押し。今から当日が楽しみです(^^。
<おすすめプログラム>
※各アーティスト毎の配信となるため、インターネット回線の不具合、開始時間の遅延、また急遽プログラムが変更になる可能性があります。ご了承ください。 ※各国、各地の回線状況により録画放送も一部含まれます。 ※プログラムは日本時間(JST)で表記しております。(オフィシャルページより)
・10:00~10:30 ◆Nathan East (b)
・10:30~11:00 ◆Camila Meza (vo,g)
・12:00~13:00 ◆Big Band Leader's Summit host : Eric Miyashiro,
guest : Gordon Goodwin, Miho Hazama
・12:30~13:00 ◆Kandace Springs (vo,p)
・13:00~13:30 ◆Marcos Valle (p,vo)
・14:00~14:30 ◆John Beasley / Solo piano
Music Director of International Jazz Day Global Concert
・14:30~15:00 ◆Dave Koz (sax) and friends
at home "say hello to Japan" with special guest Kirk Whalum
・16:00~16:30 ◆Senri Kawaguchi (ds)
・17:00~18:00 ◆Shai Maestro (p)
・18:00~18:30 ◆Niels Lan Doky Trio
appearing live from the Danish Foreign Ministry in Copenhagen
・19:00~19:30 ◆Candy Dulfer (sax)
・20:00~20:30 ◆Kurt Rosenwinkel (g)
・21:30~22:00 ◆Andrea & Carla Motis (vo,tp & g)
・22:30~23:00 ◆Joyce Moreno (vo,g)
・23:00~23:30 ◆Bob James (p)
※上記はLIVE配信を予定されるもののみをチョイスしています
さすがに全部は無理だし、時間がバッティングしてしまってるものもあるけど、僕が気になってる(=CDを購入して普段から聴いているアーティスト達)のはこんな感じのプログラム。残念ながらまだアルバムを買って聴いたことはないけど、ここに貼ったVIDEOの中でもタイト&シャープなドラミングが目と耳を釘付けにする期待の若手ドラマー、川口千里は要チェックかなぁ。と、まぁ、なんだかんだと云って、それでも結局はボブおぢさん(Bob James)がきっと演奏するだろう(?)、お約束の"WESTCHESTER LADY"を楽しみにしているワタクシなのでした(^^。
タグ:jazz
Que reste-t-il de nos Amours ? [jazzっぽいの、好き?]
◆Charles Trenet / "Que reste-t-il de nos Amours ?"
スタンダード・ナンバーとして、多くのジャズ・シンガーやプレーヤー達にそれこそ星の数ほど演奏されて来た楽曲の1つ、『I Wish You Love』。僕も大好きなナンバーだ。その原曲はフランスのシャンソン歌手であるシャルル・トレネ(Charles Trenet: 1913年~2001年)が自ら作詞した『Que reste-t-il de nos Amours ?』で、最初のレコードが世に出たのは1942年。今からなんと78年も前の曲なんだね。
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