SSブログ

ほんのちょっぴり、朝のシエナ散策 [2006伊仏旅行]

(3月11日土曜日-①)
・・・前回のお話はこちらから→(http://blog.so-net.ne.jp/ilsale-diary/2006-03-21

 ちょっと事情があってシエナ到着の晩のお話は後回しです。

 さて、シエナ2日目。昨日は「どうせ去年も来てるんだし・・・」と街を歩くことはなかったのですが、朝食後チェックアウトにはまだ余裕もあることだし、板チョコ・マニアなワタクシ、朝一番でお土産になるようなチョコレートはないものかと探しに出ることにしました。


 まだ時計は9時半も回っていないので、街は人影もまばらです。観光スポットとして有名なカンポ広場もこのとおり。


 シエナは古くからの美しい街。観光地ではありますが、とても静かなところです。お隣の“ライバル都市”フィレンツェなどに比べれば日中も多くのツーリストで人で溢れかえるようなこともなく、落ち着いた佇まい。かと云って決してひなびていたり田舎臭いわけでは決してなく、ありきたりな観光地にありがちな安っぽさもありません。コンパクトではありますがセンス良く小綺麗なお店が並んでいます。


 何でも有名らしいお菓子&BAR(バール)のお店。ピンクのゴージャスなディスプレイは銀座に出店したらぴったりかもね(笑)。ちょっと中を覗くと、きっと地元なの人でしょう。仕立ての良いコートを着た身なりの素敵な年配女性が立ったまま、エスプレッソのカップを口へと運んでいました。



 モンテッツァモローはフィレンツェにもお店を構えるオリジナル商品中心のメンズ・クロージング・ショップ。なかなか好みのものも多く取り扱っているし、ここではまだセール中(フィレンツェ店はすでに通常営業)だったこともあって「ラッキー!」と思ったのも束の間。時間が早過ぎて清掃係さんが朝の掃除中。で、店員さんもまだ不在。結局お店には入れませんでした。がっかり・・・(苦笑)。



 でもね、そんなファッショナブルな通りをちょっと裏へ入るとこんな具合。
まるで中世にタイムトリップしたかのようです。この誰も居ない石畳の風情など、シェイクスピアの劇が今もそのままにここで出来てしまいそうだなぁ~なんて、ふと感じてしまいました。そんなふうに思えませんか?。



 それにしても、朝の人気の少ないシエナの街は本当に静かです。どこを見渡しても文化遺産みたいな古い建物だらけのこの街をカメラひとつ持って散策していると、パリやミラノなどの都会に居るのとは全く異なった感慨が湧いてきます。敢えて云うなら鎌倉に居るみたいな(これは僕が神奈川県人だからですが)、しっとり落ち着いた気分。僕は世界史は特には勉強しませんでしたが歴史自体は嫌いじゃありません。だからこう云った古い街並みに身を置くのも本来好きな方なのです。のんびりこうして歩くのも悪くないなぁ・・・。


 なーんて思いに耽っていたら、突然古都に似合わぬ無粋な電子音・・・。携帯電話が鳴ってます。
ホテルで退屈している友人が、そろそろピサへ移動するための鉄道切符を買いに観光案内所へ行こうよ~!と催促の電話です。やれやれ・・・、仕方ないなぁ(苦笑)。


 さて、目的のチョコレートはと云いますと、街に入ってすぐの、こぢんまりとはしていますがちょっと高級そうな、差詰め日本なら紀伊国屋か明治屋さんと云った風情のスーパーに置いてありました。探していたのはPEPERONCINO。そうトウガラシ入り!のチョコレートです。ようやく見つけました!!。どこにでも有りそうで、な~かなか置いてなかったんです。


 チョコの話はまた改めて。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行・地域(旧テーマ)

nice! 1

コメント 2

plot

街角の写真が嬉しいです。
NANNINIは、元F1パイロット、アレッサンドロ・ナンニーニのご実家で、パニーニも絶品です。アレッサンドロの姉のジャンナもパワフルなロック歌手。
アレッサンドロは89年の日本グランプリでセナの失格で繰り上げ優勝した事もありました。その後、ヘリコプター事故で片腕を切断。奇跡的な縫合手術が成功、リハビリを続けモーターレースにカムバック。その手術をした天才ドクターにメイコも救われているので、勝手に親しみを感じています。
by plot (2006-03-28 11:39) 

yk2

plotさん、こんばんは。nice、ありがとうございます。
ここがあのナンニーニの実家だとは知りませんでした。ビックリ!。で、ちょっと検索したら彼、今は実業家として自分の名を冠したカフェ(=バール)を世界展開しちゃってるんですね。日本にも汐留なんかに既に出店してるんだそうです。やりますねぇ~。でもここが彼の実家だと知っていたら中でコーヒーくらい飲みたかったなぁ~。あの頃は眠い目こすってF1観てましたから。

それにしても、メイコさんもナンニーニを救った同じドクターに救われてらっしゃるんですか・・・。詳しい事情は存じませんが、異国の地で良いお医者様に出会われて本当に良かったですね。

それと事後報告で申し訳ありませんが、これの次のBlogでお二人のことを少々書かせて頂いております。悪しからずお許し下さいませ。
by yk2 (2006-03-28 21:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1