Birthday Cakeは突然に

　６月24日（土曜日）

　ひょんなことから、中学高校時代の同級生達と月１回会って食事をするようになった。この日は６人。その内訳は男は僕を含めて２名。あとは賑やかな女性陣。その内の一人、Yと僕とはずっと長く酒飲み友達だったのだが、他の３人とは友人の結婚式や２次会のパーティ以外ではほとんど会うこともなかったような人達。それでも13歳から今に至るまでを知っているわけだから、同じテーブルを囲んでの話題には事欠かない。

　この日はその内の一人の女の子（・・・って歳ではもうないんだけれど）、Cちゃんの実家が高輪台で商う天ぷら屋さんにランチで集合。天ぷらが大好きな僕は何年も前から行きたい行きたい、って云い続けていたのに、Cちゃんは恥ずかしいからやだよ、となかなか連れて来てくれなかったからようやく念願叶っての訪問だ。

　それにしても、この年齢になって子供の頃からの同級生の親御さんに改めて自己紹介するのは何ともくすぐったい気分だった。学校の所帯が大きくないので大概は名前は知れている。初めまして、なのに「お母様は時々父母会でご一緒だったわ」などと云われ、妙に気恥ずかしい。挨拶をするその短い時間、子供の頃に友達の家に「およばれ」で出掛けた記憶が幾つも浮かんで来る。猫かぶりな僕はどうも遠慮っぽい子供で、友人の親の前は居心地が良いとはあまり思えなかったものだ。未だにこんなケースでは同じ気持ちになるものかと自分で自分に苦笑いしてしまう。人なんて、やっぱりそうそう大きく変われるものじゃないんだ。

　この日は何故か勘違いが幾つか重なって、１週間早い僕の誕生日をみんなが祝ってくれた。思ってもみなかったバースデイ・ケーキの出現に吃驚。もう誕生日なんて少しも嬉しくなくて、むしろイヤなくらい（苦笑）なんだけど、これは素直に嬉しかったなぁ。こっそりここに書いておくけど、柄にもなく本当に感動してしまったよ。こんなハプニングは久し振りだったから。

　せっかくのケーキだったのに、うっかりろうそくを消して抜いてしまってから「写真に撮らないの？」と促されて撮影（苦笑）。ありがとう。きっと忘れられないケーキの味になるね。

　めいめい持ち込ませて頂いたワインで美味しいてんぷらを堪能して、陽の明るい内から結構ほろ酔い気味。お店が夜の営業までお休みの時間なのを好いことに、ご迷惑にも延々と話し込んでしまった。それでも何か物足りなくて、誰かがLe Chaponへ行こうと云いだした。え～、今日もまたですか～と苦笑いして見せたけど、元々みんなにお店を紹介した僕は、そう云ってくれるのが心のどこかでやっぱり嬉しい。残念ながら用事で帰った２人を除く４人で自由が丘へ移動し、まだ夕日の落ちきらない内からロゼのクレマンで再度乾杯。ちょっと調子に乗って飲み過ぎちゃったかな。

コメント 2

これも水面下第２号（笑）
ルネ・ジョリィを持っていこうとしたら、シャンパングラスがなかったので、、
という天ぷら屋さんですね。
苺のババロアまで乗っていて2段重ねのデラックスケーキ、おいしそう。
持ち回りのお誕生会、いいですね。親孝行会も兼ねてるし。
小学校からず～っといっしょ、だからこそ、ですよね。
私も似たようなもんなのでよくわかります。
by TaekoLovesParis (2006-08-15 21:28) 

そ。こっちも水面下記事です（＾＾。

この日ケーキを用意するアイディアを出してくれた友人はここのblogの存在を知っているので、記事にしないと「ありがとう」って云ってないみたいな気がして、ず～っと居心地が悪くて・・・（苦笑）。

誕生日って、別に今までは何ともなかったのに、いい歳になってからなんだか急に持ち回りでやるようになっちゃってるんですよね。我ながら、ヘンなの～って気分です。だって、毎月誰かの誕生会があるようなもんなんですから・・・（苦笑）。
＃単に集まって飲みたいだけ？
by yk2 (2006-08-16 00:25)