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2007年2月のリコメンド・アルバム [jazzっぽいの、好き?]

リアルグループ / “COMMONLY UNIQUE”

Artist : THE REAL GROUP(リアルグループ)
Title : "COMMONLY UNIQUE"
Release : 2000(※国内盤2006年)
Style : Adult Contemporary (a cappella chorus)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・
 ※最高は5つ

 聴いていると、いつの間にかほっこり笑顔になってしまうスウェーデンの混声アカペラ6人組ザ・リアルグループの2000年リリース作品。本国ではこれで01年グラミーを受賞した彼らの代表作だ。いつも一体どこまでが本当に人の声なの?と悩んでしまうようなパーカッションやベース、ホーン・アレンジ等あらゆるヴォイス・パフォーマンスとポップで馴染みやすい彼らのコーラス・ワークが鮮やかに冴え渡る。

 80年代初めの頃のマンハッタン・トランスファーの選曲センスやユーモア溢れるパフォーマンスが好きだったのに、最近の彼らはすっかり落ち着いてしまって・・・なんて方が居られたら、黙ってこのアルバムを聴いてみて欲しい。そりゃ、マントラはこのカテゴリーの王者。それと比肩するかと云えば質が違うかも知れないけど、彼らリアルグループも聴き手をうきうきと明るい笑顔にさせてくれる点では負けていない。きっとフレッシュな気持ちで楽しんで貰えるはず。

コモンリー・ユニーク

コモンリー・ユニーク

  • アーティスト: ザ・リアル・グループ
  • 出版社/メーカー: スパイス・オブ・ライフ
  • 発売日: 2006/10/11
  • メディア: CD




ロビン・マッケル / “INTRODUCING”

Artist : Robin McKelle (ロビン・マッケル)
Title : "INTRODUCING"
Release : 2006
Style : jazz (female vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・
 ※最高は5つ

 すごいすごいっ!。
 1曲目“Something's Gotta Give ”から拍手喝采のノスタルジー溢れる40~50年代テイストたっぷりの心地良いビッグ・バンド・サウンドが炸裂。ご機嫌なスイング!。この赤毛のオンナノコ(と、云っていいほど若いのかは今のところ不明・・・^^;)ロビン・マッケルはまるで若い頃のサラ・ヴォーンの再来のようなんだから!!。サラが大好きな僕はぶっ飛んでしまった。いや、決して大袈裟に云ってるんじゃなくって、このブラック・フィーリングたっぷりでハスキーな歌い回しは黙って聴いたら、誰もがこんな白人のコが歌ってるなんて絶対に思えないと思うのだ。それでまた、結構美形と来てるし。>これ大事でしょ?(^^ゞ。

 彼女がノスタルジックに歌う古典的スタンダードは抜群の鮮度で新しく耳に響く。近頃こんなふうに朗々と気持ちよく“Night and Day”を聴かせてくれる女性歌手は見当たらなかったもの。MGMのミュージカル映画から引っ張り出してきたみたいにゴージャスで楽しい。これには天国のコール・ポーターも納得でしょう。ジャズを普段聴かない方から、ウルサ型のヴォーカル・ファンまで、たくさんの人に聴いて欲しい、大人の為の愉しくお洒落なヴォーカル・アルバム。



イントロデューシング

イントロデューシング

  • アーティスト: ロビン・マッケル, バーニー・ドレッセル, レジー・マクブライド, クイン・ジョンソン, ラリー・クーンズ, ウェイン・バージェロン, ウィリー・ムリロ, アンディ・マーティン, ピート・クリストリーブ, ロビー・ワイコフ
  • 出版社/メーカー: エストゥエス
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: CD


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コメント 6

TaekoLovesParis

あ、ナイスはないっす、でしたね。

この記事がアップされたということは、もう2月も終わり。
雪のない2月でしたね。

このジャケをサイドバーで初めて見たとき、「春!」って思いましたよ。
ヴォイス・パフォーマンスは、「おっ、やるねぇ!」って感じで楽しいでね。
スエーデンは、アバの国。そういえば、マントラのこと、忘れてたというほど、最近、聞こえてきませんね。コーラスに魅力を感じないこのごろでした。

ロビン・マッケル嬢は、若い頃のバーバラ・ストライサンドの面影あり、って
思いました。白人と黒人って声、違いますよね。黒人の方がこもる感じ。
この顔でサラ・ボーンの迫力とは。。。スタンダードナンバーに良さが光る
とは、聴いてみたいなぁ。DVDの方がいいのでは?
by TaekoLovesParis (2007-02-28 19:56) 

yk2

taekoさん、ナイスはないっす、って・・・(笑)。
そうです。音楽ネタは今後も基本的にnice無し設定です。

>この記事がアップされたということは、もう2月も終わり。

そうですね。今日で冬が終わったってことですよ。
暖かくて、なんだかへんな冬でしたね。かと思えば今日は寒かったけど。

リアルグループはね、アバのカヴァーやってるんですよ。母国のスーパー・スターですからね。それもベタベタな“ダンシング・クィーン”(^^;。でもね、これがまた楽しいんですよ。

ロビン・マッケルにバーバラの面影って、横顔の眉間の高さでそう思ったんでしょ?。ついでだから正面の写真も追加しておきます。ぜんぜん似てないから(笑)。
by yk2 (2007-02-28 22:15) 

TaekoLovesParis

yk2さん、はい、ご明察! 正面では全く似ていませんでした。美しい人
ですね。巻き毛と毛皮でゴージャスです。
by TaekoLovesParis (2007-02-28 23:56) 

yk2

taekoさん :

>はい、ご明察!

やっぱりね。だって僕もそんなふうに思いましたもん(笑)。
って、コトで今日はバーブラが05年にリリースしたバリー・ギブとの再会アルバムを聴きながらお返事書かせて頂いてます。僕、歌手バーブラ結構好きなんです(^^。
by yk2 (2007-03-02 22:12) 

TaekoLovesParis

yk2さん、こんばんは。
私の行ってる美容院は、お兄さんがひとりでやってるんですよ。
今日、ロビン・マッケルのCDを買ってから、行ったので、「これ、聴きたい
んだけど」。音がなったとたん、お兄さんが「昔のダンスホールって感じで、いいっすね~。僕、こういうノスタルジックなの好きなんですよ」。2曲目
では、顔を見合わせて「これ、昔、はやった!なんて曲?」と、口ずさむ。「これ何語ですか?」「ドイツ語」って、答えたけど、ラテンののり。
「Night & Day」、軽くはじまるけど、最後はドスきかせて終わるんですね。
4曲目で、ようやく知らない曲がでてきて、、でもサックスがしみいるムーディな曲で、黙って聴きました。

沈黙は続き、ようやく、Sunny Side of the Streetで、「おっ!」、指をならしたくなる前奏。最後のサックス競演に、「これスイングジャズですよね!」
帰りがけ、「また、今度、何か持ってきて下さいよ。CD買いに行くヒマなくて、いつも同じのばかりだから、新鮮でしたよ」って、すごくうれしそうな
顔で言われました。
そういえば、ジャズの似合うインテリアの店でした。

古い曲をどれもアップテンポにして、軽快。アレンジがいいんですね。
もちろん、彼女のボーカルもおしゃれな感じ。いまふうです。
by TaekoLovesParis (2007-03-17 22:40) 

yk2

taekoさん、こんばんは。

ロビン・マッケルご購入ですか。美容室のお兄さんの方がtaekoさんよりお気に入り?(笑)。2曲目の“Bei Mir Bist Du Schon”は30年代の古いヒット・ソングだそうですが僕は知りませんでした。でもアメリカは今ラテン系の人口が増えまくってるので、この手のアレンジは相当受けが好いのかも知れませんね。また男性歌手のマイケル・ブーブレがこんな具合のビッグ・バンド・サウンドでヒットを飛ばしているのにも影響されているかも知れません。

逆に④の“FOR ALL WE KNOW”はヴォーカル物としてはかなりポピュラーな曲なので、taekoさんがご存じないのは少々意外ですね~。

たまにはこんなノスタルジーを感じさせるヴォーカルものも悪くないでしょう?。僕の友人(jazzには全然詳しくないヤツ)は『Shall We Dance?』のダンス・シーンで流れてる音楽みたいで社交ダンスを思い出す、なんて云ってましたけどね(^^;。

何はともあれ、このCDのお陰で会話も弾んで美容室のお兄さんが気持ちよく仕事してくれたのは確かなようなので、taekoさんの女っぷりも一段と上がったコトざんしょ?(笑)。
by yk2 (2007-03-19 00:38) 

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