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2007年クリスマスのレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

 11月のレコメンドもサボって未だに書いていなかったりするのですが、今年はめずらしく良いクリスマス・アルバムに2枚に出会いましたので、こちらから先にお薦めしちゃいます。しかし、12月も今日で19日とイヴはもうすぐ直前。どうせクリスマス・ネタ書くなら、もっと早く書けよなー>ぢぶん・・・(苦笑)。

エミリー・クレア・バーロウ / "WINTER WONDERLAND"

Emillie Claire Barlow.jpg

Artist : Emillie-Claire Barlow
Title : "WINTER WONDERLAND"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 ここ数年、有望なジャズ・ヴォーカリストを次々輩出するカナダから、また新たなるブライテスト・ホープが登場して来た。それも、またまた若い女性歌手(^^ゞ。本来なら、今年リリースされたその最新リーダー作『THE VERY THOUGHT OF YOU』あたりから紹介すべきなのだけど、季節柄、今回はこのクリスマス・アルバムを取り上げたい。個人的には、あまりこのクリスマスってヤツには良い思い出がないので(苦笑)、普段はこの手の企画物にはあまり食指を伸ばさないのだけど、今年はどうしても素通り出来ないような2作品に出会ってしまった。これはその内の1枚。クリスマスの企画アルバムなんて兎角ツマンナイもんだよなぁ・・・と決め付けてしまっているそこのあなた!。何は無くとも、このエミリー=クレア・バーロウ『WINTER WONDERLAND』は一度聴いてみた方がいいと思うよ~。

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ウィンター・ワンダーランド

  • アーティスト: エミリー・クレア・バーロウ, ナンシー・ウォーカー, カレン・グレイブス, キーラン・オヴァース, ドリュー・ユレッカ, ジョン・ジョンソン, キャスリーン・サグデン, マーク・ケルソー, レグ・シュワッガー, ロブ・ピッチ, レニー・ソロモン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD

01. What Are You Doing New Year's Eve
02. Winter Wonderland
03. Sleigh Ride
04. Santa Baby
05. Christmas Time Is Here
06. Baby, It's Cold Outside featuring Marc Jordan
07. Little Jack Frost
08. I've Got My Love To Keep Me Warm
09. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow
10. Angels' Lullaby

Bonus Track for Japan
11. (Everybody's Waitin' For) The Man With The Bag

■Musicians

Emilie-Claire Barlow : vocal
Nancy Walker : piano
Reg Schwager : guitar
Kieran Overs : bass
Mark Kelso : drums

Produced by Emilie-Claire Barlow



ティル・ブレナー / "THE CHRISTMAS ALBUM"

Till Bronner_The Christmas Album.jpg

Artist :Till Brönner
Title : "THE CHRISTMAS ALBUM"
Release : 2007
Style : Adult Contemporary / Jazz (trumpet)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・※最高は5つ


 クリスマス・アルバムのご紹介第2弾は僕の大好きなアーティスト、ドイツ出身のトランペッター&ヴォーカリスト、ティル・ブレナーの最新作。フランク・マッコムニューヨーク・ヴォイセスイヴォンヌ・カッターフェルドクリス・ボッティ、ベルリン・ドイツ交響楽団など超豪華なゲストたちをフィーチャーして制作されたこのアルバムは、まるで一本の美しい映画のバックに流れるサントラのように、様々なクリスマスの光景を心の中に映し出してくれる。クリスマス&ニュー・イヤーがやって来る、心浮き立つ楽しい気持ちだけでなく、終わりゆく年のちょっとした淋しさ、せつなさをも織り込んだ、いかにもティルらしいスタイリッシュでハートフルな14編のショート・ストーリー。ただ甘いだけじゃなくって、ちょっぴりほろ苦さを感じさせるところがオトナ向け。

 もしもあなたが素敵なイヴを過ごしたくて、何か1枚クリスマス用のサウンドが必要で、そしてその選択に迷っているとしたら、僕は躊躇わずこのアルバムをお薦めするでしょう。

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ザ・クリスマス・アルバム

ザ・クリスマス・アルバム

  • アーティスト: ティル・ブレナー, キム・サンダース, カーティス・スタイガース, ニューヨーク・ヴォイセズ, フランク・マッコム, イヴォンヌ・カッターフェルド, スティーヴィー・ウッズ, フランク・カステニアー, ベルリン・ドイツ交響楽団, クリス・ボッティ, ドン・グルーシン
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: CD

01. We Wish You A Merry Christmas / Joy To The World
( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 2:00
02. White Christmas ( vocal : Till Bronner ) 4:41
03. Santa Claus Is Coming To Town ( vocals : NEW YORK VOICES ) 3:50
04. Last Christmas 4:40
05. Silent Night ( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 5:51
06. What Are You Doing New Years Eve ( vocal: Frank McComb ) 5:47
07. Better Than Christmas ( vocal: Yvonne Catterfeld ) 3:54
08. Notes On Snow ( trumpet: Till&Chris Botti, guitar: Dominic Miller ) 6:44
09. Winter Wonderland ( vocal: Stevie Woods ) 3:07
10. Moon River 3:54
11. Nature Boy ( vocal: Kim Sanders / piano: Don Grusin ) 6:04
12. Christmas Is Never ( vocal: Curtis Stigers ) 3:17
13. Auld Lang Syne ( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 5:18
14. Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow 3:14

Produced by Till Brönner & Christian von Kaphengst


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コメント 12

pace

この数年英語圏では若手女性シンガーの台頭が凄い
年老いて情報の乏しい私なのでぼちぼち聴いてますが
エミリー=クレア・バーロウは聴いてませんでした
私もクリスマスには・・・・・なので他のをいきます(笑)
by pace (2007-12-19 12:21) 

newyork

Amazon.deで聞いてみました。ビデオも載っていました。ドイツ人なのに、アメリカ人みたいで面白かったです。CDに入っている曲もアメリカのクリスマスのポップばかりですね。
by newyork (2007-12-19 13:11) 

TaekoLovesParis

クリスマスだっていうのに、今年は仕事ばかりで、クリスマスムードが
ぜんぜんなかったから、さぁ、今から追い込みで聴かなくちゃ。
ティル・ブレナーは、以前yk2さんのブログのおすすめを読んで買った
「オセアナ」がとっても気に入っているので、「クリスマス・アルバム」を
出したと聞いたら、すーぐ聴きたくなって、買ってきました。

オーケストラの演奏+トランペットは、トム・ハンクスの「ポーラ・エクスプレス」というクリスマス映画のいろいろな場面を思い出します。遠くから
近づいてくるそりの鈴の音。しんしんと雪が降るようす。サンタが街に
やってきて。。。ティル・ブレナーはベルリン・ドイツ交響楽団のトランペット
奏者だったんですね。ジャズのトランペッターがオーケストラと共演って
珍しいと思ったけど、古巣に戻ったようなものなんですね。

どれもアレンジが大胆で楽しい。なんの曲かと思っていたら、ワムのLast Christmas.「 きよしこの夜」のアレンジも四方八方にはじけてますね。

ところで~今、サルコジ大統領のデートの相手と話題になっている
カーラ・ブルーニーは、「オセアナ」でティル・ブレナーとデュエットしている
人でしょ?
by TaekoLovesParis (2007-12-20 00:29) 

yk2

◆paceさん :

半英半仏語圏のシンガーって云っていいのかな(笑)、ダイアナ・クラール以降のカナダ出身のジャズ歌手たちの活躍は目覚ましいものがありますね。特に若手20~30歳代の若手の活きの良さは、最近の「本家アメリカ」ジャズのツマラナさと較べると雲泥の差が有るように僕には思えちゃいます。

このエミリー・クレア・バーロウは素直な声質なので取り立てて個性的ではありませんが、ソフィー・ミルマンやステイシー・ケントと肩を並べて良い勝負が出来そうな素材ですよ。セルフ・プロデュース能力が高いのにも注目のアーティストだと思います。
by yk2 (2007-12-20 07:53) 

yk2

◆newyorkさん

ティルはもう10年選手のレコーディング・アーティストで、前作からはレコーディングもロスで現地のミュージシャンを起用して行ってます。その時のプロデューサーはラリー・クライン。元ジョニ・ミッチェルの旦那さんで、今年はハービー・ハンコックの新作も彼がプロデュースするなど凄い売れっ子。ティルがアメリカっぽくなったのは彼の影響が多大なんだと思いますね。

taekoさんが書いておられますが、元々はベルリン・ドイツ交響楽団に籍を置いていて、更にベルリン・フィルのメンバーを中心とするサロン・オーケストラ、“ディ・ベルリナー”のメンバーでもあったりして、クラッシックとジャズの二刀流だったのですが、今は主戦場がアメリカに移ってるのでオーケストラの仕事はお休み中みたいですね。

◆てんとうむしさん :

僕は本来、あんまりクリスマス・アルバムに興味がないので買ってないけど、今年はリアル・グループもクリスマス・アルバム出してるんだよ。

>こ・・・・これは無条件に欲しい

どっちが欲しいんだよ?(笑)。
by yk2 (2007-12-20 23:31) 

yk2

◆taekoねーさん

今回は即買い承認です。
だってほら、大体好みの範疇に入ってるの想像できたから(笑)。

 「ポーラ・エクスプレス」、そうそう。仰りたいイメージ分かります。ああ云う夢のあるファンタジーが始まるみたいな、ね(^^。

>古巣に戻ったようなものなんですね

↑のnewyorkさんへの返信にも書きましたが、うすら覚えでベルリン・フィルと勘違いしててもいけないので、持ってるアルバムのライナー・ノーツかたっぱしから調べて確認しました。そーですね古巣に戻ったようなものですね(笑)。

ところで~、某国大統領のデートの相手。ニュースは知ってましたが、興味がなかったので気にもしていなかったのですが、確認してみました。そう。あのカーラ・ブルーニです。彼女フランスでは歌手でもあり、売れっ子モデルでもあり、相当な有名人のハズ。なんであんなのと・・・、ですよね~。どうして美女は権力を持つオトコに弱いのかしらん・・・(苦笑)
by yk2 (2007-12-20 23:43) 

Inatimy

唯一持っているクリスマスのCDは、インドネシア語なので、ジョン・レノンのHappy Christmas も歌い出しが、♪いにはり くりすま~す だんた~ふんばぁ~る~♪と、寒さをちっとも感じさせない雰囲気。 もちろん、ワムのLast Christmas も・・・。
なので、少し、違ったクリスマスCDを探していたので、参考にさせていただきます♪
by Inatimy (2007-12-21 23:19) 

julliez

joyeux noël !
カルラ・ブルーニって、才色兼備なイタリアの元スーパーモデルさんですよね~。
フランスでも散々彼女の作品集のDVD見ましたが、コメントが面白かったです。
もう散々恋をしてきたから色恋沙汰の駆け引きは卒業よ。
なんて豪語されていましたっけ・・・。
クリスマスの雰囲気がでないまま年を越しそうなのでここらで音楽だけでもどうにかしてもらおうと思います。
BGMは相変わらずブリティッシュなロケンロールですし・・・。
by julliez (2007-12-23 20:44) 

newyork

Wishing you a Merry Christmas and a very Happy New Year!
2008年もyk2さんにとって素敵な年になりますように!
by newyork (2007-12-24 02:27) 

yk2

◆てんとうむしどの :

リアル・グループのは、買うならもう来年かなぁ~。クリスマス・アルバムは年に2枚も買えばおなかいっぱい(笑)。

◆Inatimyさん :

唯一持ってるのがインドネシア語の、ですか(笑)。

Inatimyさんはオランダのアーティストの音楽はあまり聴かれないのですか?。美人サックス奏者のキャンディ・ダルファーがブレイクして以降、オランダのジャズ系アーティストも日本に紹介される様になってますが、彼等がクリスマス・アルバムをリリースって話はあんまり聞かないですね。オランダの人たちはクリスマスにはどんな音楽聴いてるんでしょうね?。

◆J   嬢さま(爆) :

>カルラ・ブルーニって、才色兼備なイタリアの元スーパーモデルさんですよね~

そうそう。でも日本ではごく一部のファッション関係者やフランス音楽ファンみたいな人にしか知られてなかったんじゃないかなぁ。僕が知ってるのも、「歌手」カーラ・ブルーニだもんね。僕が持ってるアルバムは生ギター中心のアコースティックなサウンドで「すっぴんにデニム」みたいなイメージ。顔立ちは輪郭がハッキリしていて芯の強そうな・・・。だから、julliezさんが紹介してくれてるコメントがなんとなく、とても似合いそうな女性って気がします(^^;。

>クリスマスの雰囲気がでないまま年を越しそうなので

お互いさまです(苦笑)。雰囲気ないまま、焼き鳥でも食べに行こうかね(笑)。

◆newyorkさん :

ありがとうございます。
僕もnewyorkさんの2008年が今まで以上に素晴らしく実りある1年になりますようにお祈り致します。素敵なイヴをお過ごし下さいね。
by yk2 (2007-12-24 03:07) 

Inatimy

隣国ドイツ人のティル・ブレナーなら、あるだろう、とCD探しに行ったんですが、発見できず・・・。 また、今年も、インドネシア語クリスマスソング・・・。
オランダ人は、クリスマスソングを聞かないのか、店にその特集コーナーもなしです。 ラジオでは、がんがん、朝から洗脳されそうなほどワム、マライア・キャリーは流れてましたが・・・。
オランダ人アーティストの曲は、よく聞いてますがポップスが多いですね。 だいたい、オランダ版MTVのようなTMFで、聞いてるので。 でも、持っているCDは、スペインのが多いです。 
なので、こちらでは、今まで知らなかった世界を見せていただいてます♪
by Inatimy (2007-12-25 07:04) 

yk2

Inatimyさん、お返事遅れて申し訳ありません。
こんな時期にもなって年賀状だ何だとばたばたしております。
お尻に火がついて、まさにかちかち山状態・・・(滝汗)。

そうですか、オランダでティル・ブレナー見当たりませんか。
もっともパリ辺りの小さなCDショップを幾つか見ても、jazzのコーナーってほんとに小さかったので、さらにジャズ市場の小さそうなオランダではごく一部の人にしか売れないジャンルなんでしょうねぇ・・・(苦笑)。

>こちらでは、今まで知らなかった世界を見せていただいてます♪

あはは。カンペキに個人的趣味の世界なので、フツーのblogとは分けるつもりでnice欄は外してます(^^;。め○ら判押されるより気楽なので(>誰とはなく・・・爆)
by yk2 (2007-12-30 04:13) 

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