ハルノハナガサイタヨ [散歩道の景色]
09年03月21日(土曜日)
春分の日、つまりはお彼岸の中日のその翌日、今年もさっさと家の前の通りに沿って植えられているソメイヨシノが開花してしまった。そういや、去年もやっぱりお彼岸の内に咲き始めちゃったんだよね。以前だったらいつ桜が咲き始めたかなんてこと、いちいち覚える筈もなかったけど、他愛のないことでもblogにつけてあれば何となくでも覚えちゃうもの。それにしても、去年の桜の話だってつい先日の事の様に思っていたのに、あれからまた一年があっと云う間に経ってしまったワケで、改めて時間の過ぎるスピードの早さにイヤになるなぁ・・・(苦笑)。
◆去年の桜関連記事
・お彼岸ランチ → http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-03-23
・Sakura 2008 → http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-04-06-1
★
さてさて、お天気にも恵まれ暖かな陽気だったこの日は、朝早い内からお墓参りに出掛け、午後には家へ戻ってクルマを置いて出掛ける予定を立てていました。しかし、8時には絶対家を出るつもりが、何だかんだと出遅れてしまい9時出発。加えて行く先々の道路ではありがたくも3ヶ所も4ヶ所も掘り返し工事が行われていて、お陰で道路はかな~りのノロノロ運転。そもそも、この週末で天気予報が晴れだったのはこの土曜日だけ。加えてこの日は誰もが夢中になってるWBCのゲームも無しです。みんな考えることは一緒。そう、お彼岸のお墓参りに行くなら、この日に限る!ってトコだったんでしょうね(苦笑)、帰りはまだお昼前だと云うのに霊園内から出ようとするクルマが大行列。結局、途中で食事をして家に戻って来られたのは午後3時。予定は大きく狂ってしまい、何かをしようにも中途半端な時間になってしまいました。
車庫にクルマを入れてから、目の前でやっと数輪ほころんだ桜を眺めつつ思います。折角天気も好いのに、このまま家に居るのは勿体無いなあ~。
そんな事で、ふと思いついて、去年の夏の終わりに出掛けて以来の近場の公園へ、1月末に新しく手に入れたデジカメ(Fujifilm F100fd)を持って出掛けることに。ふふふ、コイツは僕が初めて買った広角レンズ機なんデスよ。本当はNikonのD40って入門者用の一眼レフカメラを買うつもりでお店に出掛けたのに、またもやコンデジを買って来てしまったのは何故かしらん・・・(^^;。
公園に入ってすぐの花壇には小さなピンク色した花がいっぱい。
ここの草木や花には大抵名前が書かれた札が立ててあるのですが、ここにはナシ。初っぱなから花の名前が分かりません(^^;。なんとなく、サクラソウなのかな???と思うのですが。まぁいっか(苦笑)。
だって、こんな花まではさすがに琳派の絵には出てきそうもない※もんね~(^^。※もちろん未確認
そうなのです。ワタクシ、花の写真が撮りたくて!と云うのが第1の目的で公園に来ているのでは無いのです。光琳や抱一の描いた画に出てくるような花の名前が分かるようになりたいが為に、公園へお勉強に来ているのです。去年観た展覧会でつくづく思っちゃったんですよねぇ、日本に昔から自生している草木や花の名前、我ながら本当になーんにも知らないんだなって・・・(苦笑)。
遠くからでも一際鮮やかな紅い花は今が満開。これは知ってるんだな~(^^の木瓜(ボケ)の花。純和風な名前の響きと色合いのせいでしょうか、何故か“みやここんぶ”のパッケージが脳裏にチラホラ(笑)。
まだ植えられて間も無いのかな?、小さなユスラウメの木。可憐な白い花の根本から出ている若葉の緑が初々しい。今回初めて漢字を知ったけど、「梅桃」って書くんだね。へ~、です。
小田原で梅まつりを見て来たのがもう丸1ヶ月前ですから、おお、まだここには普通の(?)梅も咲いているんだね!と思ったら、根本に差してある木札には「杏(アンズ)」の文字が(^^;。
杏の花をアップにしてみましたが、まじまじ見ても、全く梅と区別がつきません・・・(汗)。
園内には梅が一所にまとめて植えてある箇所があるのですが、花はもう散った後。そこから少し離れた竹林の手前に1本だけ花を付けている小さな梅の木が・・・と、写真を撮ったその時はこれもウメの一種類だと信じて疑わなかったのですが、こうして見ると花と枝との柄の部分が長くって、どうもウメではないみたい???。アンズのこともあるし、よく似た他のものなのかも。ひょっとして、この白い花はスモモなのかな?。
小さな低木に咲く花を撮ろうと思った頃から、急に風が吹いて来て、小さな枝は揺れてしまってなかなか止まってくれません。花はみんな下を向いているし、撮りにくいったらありゃしない(苦笑)。トサミズキって名前らしいけど、街中に植えられているハナミズキとも随分雰囲気が違ってますね。全く違う品種なのかな?。
これも街路樹の根本なんかに植えられているので当たり前のように目にするけど、こんな花に限って名前が添えられてないので、ハッキリしないのです。水仙でいいんだよね???(苦笑)。
ネコヤナギの銀色の毛足を見ていると、今から20年も前に家に居た、我が家最後の飼い猫のコトを思い出します。知人から貰って来た子猫だったのですが、まだアメリカン・ショートヘアが珍しかった頃の一代雑種で、毛並みはアメショーそのもの。とってもやんちゃで可愛いヤツでした。ウチに来て半年くらい経った或る日、散歩に出たまま帰ってこなかったんですよねぇ。誰かに連れて行かれちゃったのかなぁ、飼い主に似ず誰彼と無く愛想が良かったからなぁ・・・。外に出すんじゃなかった、なんて暫くの間ず~っと後悔したものです。
こちらはこれから花が咲くマメ科の植物、花蘇芳(ハナズオウ)。とっても色鮮やかな蕾に興味津々。どんな花が咲くんだろう。
ミツマタと呼ばれるジンチョウゲ科の低木に咲くこの小さな花は、万葉の時代から度々歌に詠われ、その木の皮は手漉き和紙の材料にされる植物なんですって。なんでも日銀紙幣にも材料として使われているんだそうな。そう聞くと、この花がなんだかお札に見えて来たりして(^^;。
小さなホタルブクロのような釣り鐘状の花が鈴なりになって咲いているこの花はアセビって云うんだって。白い釣り鐘がスズランの様でもあるなって思ったら、やっぱり同じ様に毒性が有るらしい。Wikipediaで見てみたら、漢字だと馬酔木と書くそうで、馬が葉を食べると苦しむことからそう名付けられたそう。体の大きな馬でさえそうなんだから、結構強い毒なんですね。
こちらは同じくアセビの赤花。この小さな花だけ見てると、とても毒なんて持ってるようには思えないけどなぁ・・・。
薄暗い藪の中に咲いていたのは、シャクナゲのようなアゼリアのような・・・(これもよく分からない)。目立たない場所に咲いてるクセに花の咲きっぷりはかなり派手でちょっとケバケバしいくらい。しべを見てると、ツツジの系統のようにも思えるけど。
これまたよく分からない花。やっぱり日陰に咲いていて、てっきりツバキなんだと思ってたのに、帰って来て確認してみたら、どうやら違う花なのかもしれません。これってサザンカ?。でも、サザンカって童謡の『焚き火』に出てくる花ですよね。抱一の十二ヶ月花鳥図でも山茶花は十月の花。どうしたって春の花じゃないような・・・。などと思いつつ、さらに調べたらハルサザンカってのもあるみたい。
上に載せたトサミズキと似ているけど、こちらはまた別の種類でヒュウガミズキ。淡い黄色がきれいな小さい花。やっぱり枝が風に揺れてピンボケ気味です。
ボケのすぐ隣にハクモクレンが咲いていたので、てっきりこれも同じだと思って写真を撮ってきたら、あれれ、なんだかこれはコブシじゃないの?。モクレンは蕾が有れば判りそうなものだけど、こうして花が大きく開いているととてもよく似てるなぁ。ハクモクレンか、それともコブシか。どちらなのかはハッキリしないけど、純白の花びらが傾いてきた陽によく映えて、なんとも綺麗なものです。
こちらが正真正銘のハクモクレン(4/2、追加しました)。その後もうちょっと調べてみたところ、花の根本に若芽が付いているのがコブシ、無いのがモクレンと見分けるんですって。ですから、上の花はきっとコブシで間違いなさそう。ちょっとスッキリ。
緋色の桜はヨコハマヒザクラと名付けられている交配種で、寒緋桜とヤマザクラの変種であるケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)のミックスなんですって。ヨコハマって名前が付く桜が有るなんて、今まで全く知らなかったなぁ(ちと吃驚)。
もう少しアップで撮れたらよかったんだけど、カメラのズームが光学5倍なのでこれしか寄れません。それに、だいぶ夕暮れてきて暗くなって来ちゃったし。このヒザクラも花はまだまだこれから。枝の高い方の位置しか咲いていませんでしたから。それでもソメイヨシノよりは早そうだから、1週間後にはもう満開かな。
◆酒井抱一 / 『桜図屏風』 (バーク・コレクション/ アメリカ) ※写真は六曲一双屏風の左隻の一部分です
僕が大好きな江戸の絵師、酒井抱一は、それはもうサクラが大好きな人だったそう。今日は隅田川堤、明日は谷中の感応寺と、この季節は句を詠じながらの風流な桜見物に明け暮れていたんだとか。花の季節はこれからが本番。今年はひとつ抱一を偲んで、僕も鶯谷や百花園※2にでも花を見に出掛けてみようかな。
※2 ・・・都内における和風庭園、花の名所として今も知られる向島の百花園にその名を付けたのは、他ならぬ酒井抱一その人なのです。鶯谷は寛永寺の裏手、根岸の里は抱一終の棲家。その庵は雨華庵と名付けられ、亡くなるまでの晩年の20年間をここで過ごしました。
春分の日、つまりはお彼岸の中日のその翌日、今年もさっさと家の前の通りに沿って植えられているソメイヨシノが開花してしまった。そういや、去年もやっぱりお彼岸の内に咲き始めちゃったんだよね。以前だったらいつ桜が咲き始めたかなんてこと、いちいち覚える筈もなかったけど、他愛のないことでもblogにつけてあれば何となくでも覚えちゃうもの。それにしても、去年の桜の話だってつい先日の事の様に思っていたのに、あれからまた一年があっと云う間に経ってしまったワケで、改めて時間の過ぎるスピードの早さにイヤになるなぁ・・・(苦笑)。
◆去年の桜関連記事
・お彼岸ランチ → http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-03-23
・Sakura 2008 → http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-04-06-1
さてさて、お天気にも恵まれ暖かな陽気だったこの日は、朝早い内からお墓参りに出掛け、午後には家へ戻ってクルマを置いて出掛ける予定を立てていました。しかし、8時には絶対家を出るつもりが、何だかんだと出遅れてしまい9時出発。加えて行く先々の道路ではありがたくも3ヶ所も4ヶ所も掘り返し工事が行われていて、お陰で道路はかな~りのノロノロ運転。そもそも、この週末で天気予報が晴れだったのはこの土曜日だけ。加えてこの日は誰もが夢中になってるWBCのゲームも無しです。みんな考えることは一緒。そう、お彼岸のお墓参りに行くなら、この日に限る!ってトコだったんでしょうね(苦笑)、帰りはまだお昼前だと云うのに霊園内から出ようとするクルマが大行列。結局、途中で食事をして家に戻って来られたのは午後3時。予定は大きく狂ってしまい、何かをしようにも中途半端な時間になってしまいました。
車庫にクルマを入れてから、目の前でやっと数輪ほころんだ桜を眺めつつ思います。折角天気も好いのに、このまま家に居るのは勿体無いなあ~。
そんな事で、ふと思いついて、去年の夏の終わりに出掛けて以来の近場の公園へ、1月末に新しく手に入れたデジカメ(Fujifilm F100fd)を持って出掛けることに。ふふふ、コイツは僕が初めて買った広角レンズ機なんデスよ。本当はNikonのD40って入門者用の一眼レフカメラを買うつもりでお店に出掛けたのに、またもやコンデジを買って来てしまったのは何故かしらん・・・(^^;。
公園に入ってすぐの花壇には小さなピンク色した花がいっぱい。
ここの草木や花には大抵名前が書かれた札が立ててあるのですが、ここにはナシ。初っぱなから花の名前が分かりません(^^;。なんとなく、サクラソウなのかな???と思うのですが。まぁいっか(苦笑)。
だって、こんな花まではさすがに琳派の絵には出てきそうもない※もんね~(^^。※もちろん未確認
そうなのです。ワタクシ、花の写真が撮りたくて!と云うのが第1の目的で公園に来ているのでは無いのです。光琳や抱一の描いた画に出てくるような花の名前が分かるようになりたいが為に、公園へお勉強に来ているのです。去年観た展覧会でつくづく思っちゃったんですよねぇ、日本に昔から自生している草木や花の名前、我ながら本当になーんにも知らないんだなって・・・(苦笑)。
遠くからでも一際鮮やかな紅い花は今が満開。これは知ってるんだな~(^^の木瓜(ボケ)の花。純和風な名前の響きと色合いのせいでしょうか、何故か“みやここんぶ”のパッケージが脳裏にチラホラ(笑)。
まだ植えられて間も無いのかな?、小さなユスラウメの木。可憐な白い花の根本から出ている若葉の緑が初々しい。今回初めて漢字を知ったけど、「梅桃」って書くんだね。へ~、です。
小田原で梅まつりを見て来たのがもう丸1ヶ月前ですから、おお、まだここには普通の(?)梅も咲いているんだね!と思ったら、根本に差してある木札には「杏(アンズ)」の文字が(^^;。
杏の花をアップにしてみましたが、まじまじ見ても、全く梅と区別がつきません・・・(汗)。
園内には梅が一所にまとめて植えてある箇所があるのですが、花はもう散った後。そこから少し離れた竹林の手前に1本だけ花を付けている小さな梅の木が・・・と、写真を撮ったその時はこれもウメの一種類だと信じて疑わなかったのですが、こうして見ると花と枝との柄の部分が長くって、どうもウメではないみたい???。アンズのこともあるし、よく似た他のものなのかも。ひょっとして、この白い花はスモモなのかな?。
小さな低木に咲く花を撮ろうと思った頃から、急に風が吹いて来て、小さな枝は揺れてしまってなかなか止まってくれません。花はみんな下を向いているし、撮りにくいったらありゃしない(苦笑)。トサミズキって名前らしいけど、街中に植えられているハナミズキとも随分雰囲気が違ってますね。全く違う品種なのかな?。
これも街路樹の根本なんかに植えられているので当たり前のように目にするけど、こんな花に限って名前が添えられてないので、ハッキリしないのです。水仙でいいんだよね???(苦笑)。
ネコヤナギの銀色の毛足を見ていると、今から20年も前に家に居た、我が家最後の飼い猫のコトを思い出します。知人から貰って来た子猫だったのですが、まだアメリカン・ショートヘアが珍しかった頃の一代雑種で、毛並みはアメショーそのもの。とってもやんちゃで可愛いヤツでした。ウチに来て半年くらい経った或る日、散歩に出たまま帰ってこなかったんですよねぇ。誰かに連れて行かれちゃったのかなぁ、飼い主に似ず誰彼と無く愛想が良かったからなぁ・・・。外に出すんじゃなかった、なんて暫くの間ず~っと後悔したものです。
こちらはこれから花が咲くマメ科の植物、花蘇芳(ハナズオウ)。とっても色鮮やかな蕾に興味津々。どんな花が咲くんだろう。
ミツマタと呼ばれるジンチョウゲ科の低木に咲くこの小さな花は、万葉の時代から度々歌に詠われ、その木の皮は手漉き和紙の材料にされる植物なんですって。なんでも日銀紙幣にも材料として使われているんだそうな。そう聞くと、この花がなんだかお札に見えて来たりして(^^;。
小さなホタルブクロのような釣り鐘状の花が鈴なりになって咲いているこの花はアセビって云うんだって。白い釣り鐘がスズランの様でもあるなって思ったら、やっぱり同じ様に毒性が有るらしい。Wikipediaで見てみたら、漢字だと馬酔木と書くそうで、馬が葉を食べると苦しむことからそう名付けられたそう。体の大きな馬でさえそうなんだから、結構強い毒なんですね。
こちらは同じくアセビの赤花。この小さな花だけ見てると、とても毒なんて持ってるようには思えないけどなぁ・・・。
薄暗い藪の中に咲いていたのは、シャクナゲのようなアゼリアのような・・・(これもよく分からない)。目立たない場所に咲いてるクセに花の咲きっぷりはかなり派手でちょっとケバケバしいくらい。しべを見てると、ツツジの系統のようにも思えるけど。
これまたよく分からない花。やっぱり日陰に咲いていて、てっきりツバキなんだと思ってたのに、帰って来て確認してみたら、どうやら違う花なのかもしれません。これってサザンカ?。でも、サザンカって童謡の『焚き火』に出てくる花ですよね。抱一の十二ヶ月花鳥図でも山茶花は十月の花。どうしたって春の花じゃないような・・・。などと思いつつ、さらに調べたらハルサザンカってのもあるみたい。
上に載せたトサミズキと似ているけど、こちらはまた別の種類でヒュウガミズキ。淡い黄色がきれいな小さい花。やっぱり枝が風に揺れてピンボケ気味です。
ボケのすぐ隣にハクモクレンが咲いていたので、てっきりこれも同じだと思って写真を撮ってきたら、あれれ、なんだかこれはコブシじゃないの?。モクレンは蕾が有れば判りそうなものだけど、こうして花が大きく開いているととてもよく似てるなぁ。ハクモクレンか、それともコブシか。どちらなのかはハッキリしないけど、純白の花びらが傾いてきた陽によく映えて、なんとも綺麗なものです。
こちらが正真正銘のハクモクレン(4/2、追加しました)。その後もうちょっと調べてみたところ、花の根本に若芽が付いているのがコブシ、無いのがモクレンと見分けるんですって。ですから、上の花はきっとコブシで間違いなさそう。ちょっとスッキリ。
緋色の桜はヨコハマヒザクラと名付けられている交配種で、寒緋桜とヤマザクラの変種であるケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)のミックスなんですって。ヨコハマって名前が付く桜が有るなんて、今まで全く知らなかったなぁ(ちと吃驚)。
もう少しアップで撮れたらよかったんだけど、カメラのズームが光学5倍なのでこれしか寄れません。それに、だいぶ夕暮れてきて暗くなって来ちゃったし。このヒザクラも花はまだまだこれから。枝の高い方の位置しか咲いていませんでしたから。それでもソメイヨシノよりは早そうだから、1週間後にはもう満開かな。
◆酒井抱一 / 『桜図屏風』 (バーク・コレクション/ アメリカ) ※写真は六曲一双屏風の左隻の一部分です
僕が大好きな江戸の絵師、酒井抱一は、それはもうサクラが大好きな人だったそう。今日は隅田川堤、明日は谷中の感応寺と、この季節は句を詠じながらの風流な桜見物に明け暮れていたんだとか。花の季節はこれからが本番。今年はひとつ抱一を偲んで、僕も鶯谷や百花園※2にでも花を見に出掛けてみようかな。
※2 ・・・都内における和風庭園、花の名所として今も知られる向島の百花園にその名を付けたのは、他ならぬ酒井抱一その人なのです。鶯谷は寛永寺の裏手、根岸の里は抱一終の棲家。その庵は雨華庵と名付けられ、亡くなるまでの晩年の20年間をここで過ごしました。
どの花も見せる部分だけが実に鮮明に撮れていて、きれいですね。
広角レンズの威力でしょうか。
タイトルがカタカナなのが、読んでいくうちにわかりました。花の名前が
カタカナづくしなんですね。
知らないものばかり。。とっても勉強になりました。
馬酔木、高校の万葉集の時間に何度も出てきて、読み方がテストに出た
ほどだから、「あしび」って読めるけど、花を見たのは初めてでした。
和紙の原料のミツマタも初めて。沈丁花の一種だったとは。
ピンクの花は椿です。実家にこれと同じのがあるから。
椿と山茶花は葉の形が違う。まるっぽくてツヤツヤした葉が椿。
桜、私が思い出すのは、「琳派展」で見た、宗達の「桜芥子襖図」。
ライトアップされていてみごとでした。こんな桜の下で、花酔いして
みたいと思ったほどです。
今年は2分咲きくらいで寒くなったせいか、うちの近所の桜は未だに
3分どまり。早く満開になってほしいなぁ。
by TaekoLovesParis (2009-03-30 23:48)
ヒュウガミズキ、可憐ですてき♪
横浜公園(スタジアム横)のヨコハマヒザクラはちょうどお彼岸頃が見頃で
先週末からは盛りを過ぎてしまいました。 濃い桃色の桜は一足早く散っています。
たくさんの花を観賞できて、得した気分です。
どれも花かんざしのようにかわいらしい…
by バニラ (2009-03-31 19:36)
桜、アーモンド、梅、桃、アンズ(プラムとかプルーン?)・・・
このあたりの花は、区別が難しいですよね・・・。
ユスラウメ・・・近所の教会で毎年咲いてたのに似てるかも。
ゆすらうめって書くと、まるっこくって、かわいい感じ♪
梅桃って書くと、甘酸っぱいけどなんだか美味しそうな感じ♪
サクラソウかな、とされている花、私の推測では、シバザクラかな・・・。
(・・・と私もあやふや。)
by Inatimy (2009-03-31 20:59)
写真は機材じゃ無いよ
つくずく最近そう思う
でもカメラを買っちゃう(笑)
by pace (2009-04-01 02:25)
皆さま、ご訪問&nice、ありがとうございます。
◆taekoさん :
あはは、この手の写真に広角レンズはあんまり意味無いのです(^^;。ま、木全体を撮影する時にはあまり離れずとも良いと云う利点は有りますけど。
タイトルがカタカナなのにはあんまり意味無いです(苦笑)。
サザンカで童謡を思い浮かべたら、次に白秋の『からたちの花が咲いたよ~♪』ってフレーズが頭の中に続けて流れたので、レトロな唱歌の教科書みたいなイメージでカタカナにしてみただけ(笑)。
ツバキとサザンカって似た品種で、すごく雑交配しやすいんですって。そしてツバキだけでも今や世界中に5000種くらいあるそうで、これはもう突き詰めなくていいかな、と(^^;。ツバキの専門書でも買わない限りハッキリ出来なさそうですもんね。
『桜芥子襖図』はねーさんお気に入りで、そういやpistaさんの記事にもそう書かれてましたね。久々に琳派展の図録引っ張り出して改めて見てみました。まさに満開の桜ですね~。これ、龍子記念館に行けば観られるんですかね?。割と近いから、以前から池上本門寺とセットで行ってみたいと思ってるのですが。
◆バニラさん :
横浜公園内にヨコハマヒザクラ咲いてますか、全然気が付かなかったです。・・・ってコトはバニラさんは以前からヨコハマヒザクラって品種をご存じだったのですね。僕はま~ったく・・・(苦笑)。
そう云えば昨日、クルマでラゾーナに行ったのですが、ふと気が付いたら、駐車場の入り口のまわりにはヒュウガミズキ(もしくはトサミズキ)らしき黄色い花がいっぱい。普段見過ごしてるだけで、意外に身近に咲いているものですね。
◆Inatimyさん :
そう云えば、去年のInatimyさんの記事にもアーモンドの花かな?、って話題がありましたよね。J太くんが詳しくコメント出してた記憶がなんとなく残ってます。園芸に詳しい人なら、簡単な見分け方知ってるんでしょうけど、僕には全然判らない・・・。
そう云えば、3年前の3月にイタリアを旅行した時、シエナからピサに向かう電車がワインで有名なキアンティ地区を通って行くのですが、ピンク色した艶やかな花を付けた桃のような木がそこここに植えてあって、それでゴッホが描いたアーモンドの花の絵を思い出したことがあったっけ。
ユスラウメは岩波の国語辞典には「梅桃」だけで載ってるんですが、公園の名札だと「山桜桃」って書いてあって、僕がPCで使ってるFEP(今ではIM?)はATOKなんですが、これらの他に「英桃」「桜桃」も変換候補で出てきます。IMEじゃなーんにも出てきません。僕はワードが普及する以前からず~っと一太郎使い(386マシンからだもん^^;)なので、妙なトコでやっぱりATOKだな~と感心したりして(笑)。
◆paceさん :
paceさんのように技術も知識も有れば写真は機材じゃないよ!と云い切れるのですが、僕なんかは、出来ればカメラ任せで綺麗に写ってくれれば云うことナシなので、ついつい次から次へ買ってしまいます。最近は製品サイクルが短いから、すぐ買いやすい値段になってくれちゃうし(笑)。初めて買ったオリンパスのデジカメは80万画素しかなくって7万くらいだったので、この点、隔世の感アリですね。
by yk2 (2009-04-02 01:14)
ハルノハナ、見事に咲いていますね。
写真を見ていると、ワクワクしてきます^^
by hatsu (2009-04-14 13:32)
hatsuさん、こんばんは。
hatsuさんはE-520連れて春の花撮影には行かなかったのかな?。
僕も先週ようやく、と云うか、ついにデジイチ買いました!。
2月にコンデジ買い増ししちゃったから、もうしばらくはカメラは買わないって思ってたんだけど、EOS KISSにX3が出て、2代前の型落ちになっちゃったXのWズームが激安で売ってたのを先週偶々見つけて、気が付いたらいつの間にか手にはカメラの箱の入った袋が・・・(^^;。
by yk2 (2009-04-15 22:21)