エコールド・パリの画家たちに囲まれた新年会 [家飲みワイン]
あらためまして、あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
今年のお正月は三が日が土日に当たってしまったので、なんだかあっという間に終わってしまった様な気がしています。実際、僕の友人内では休みが短くて新年会を企画しづらいなぁ~なんて声もチラホラ出て、毎年恒例になっていた友人宅での新年会も企画からして無し。その代わりに、ではありませんが、ダンナさんの転勤で去年からフィンランドで暮らしている中学高校時代の同級生Eちゃんが「お正月は実家に戻っているから、みんなでウチにごはん食べにおいでよ。ワインなら売るほど有るからね~」と誘ってくれました。
★
実は、本当だったらEちゃんとは年末に友人達4人で、それもごく普通にどこかのお店へ出掛けて食事をする約束をしていたハズだったのですが、短い里帰り期間中は何かと忙しいらしく年明けに変更。それも、4日にはフィンランドへ戻るので、空いているのは2日(土)のたった1日のみってハナシ。
「だけどさ、考えてみたらお正月明け2日にまともなレストランとかって営業してないんじゃない?。」
「それもそうだよねぇ~。」なんてメールの遣り取りをしていたところ、だったら「ウチでやればいいじゃん」とご招待頂いたのですが、僕はあんまりヨソ様のお宅へ伺うのが得意な方ではアリマセン(^^;。何だか気疲れしちゃうんですよねぇ~。出来ればお店で済ますのが気楽で良いんだけど・・・。内心、そんなふうに思っていたのですが、話はサクッと進行しあっさり決定。あらら・・・。
まぁいいや。
他のお宅なら兎も角、今回お邪魔するEちゃんの実家なら以前・・・と云っても、かれこれもう20年(!)も前の話ですが^^;、お招き頂いた事があるので初めてのトコロじゃなし。何より、Eちゃんのママさんは僕らの母校の先輩で、実に気っ風が好くて愉快な方。ず~っと昔に、初めてお会いした時から「ワタシはあんたの先輩なんだからね~、yk2!(実際には名字で呼び捨て^^;)」と、何だか僕はまるで逆らえないのデス(苦笑)。
★ ★
僕がずっと昔にお邪魔した家から、歩いても数分のところに出来たマンションに数年前に引っ越している、とは聞いていたのですが、その新居に到着してみて吃驚。20階超の高層マンションの最上階。エレベーターを降りたら、そこはもう友人宅の玄関のみ。Eちゃんの実家が裕福なのは昔から分かっていましたが、以前は割と・・・と云うか、結構普通のタイプのマンションが住まいだったよねぇ・・・。すんご~い変わり様なんですが(笑)。
玄関先でEちゃんとダンナさん(僕らと同い年)、ご両親が出迎えて下さり、お久し振りと新年のご挨拶を申し上げて、靴ひもをほどきながら、ふと視線を正面に上げると、そこには僕が好きなレオナール・フジタが飾られています。
「わ~、フジタのエッチングですね、好いなぁ~」とEちゃんママに一言、お世辞でなく本心から賛意をお伝えすると、「あら、あなたは絵が好きだったっけ?」と尋ねられたので、「ハイ、とっても!」と答えたところ、「なら、すぐ真後ろを振り返ってごらんなさいよ」と宣います。
で、振り返ってみれば・・・。
げげっ、パーブロ(ピカソ)の鳩だ~!(吃驚)。
そのすぐ脇にはシャガールも、ローランサンもあるよ・・・。
でも驚くのはまだ早い。
30畳はあるだろう広いリビングに通されると、そこにはなんと、つい最近も展覧会で観たばかりのロートレックの『マルセル・ランデール嬢の胸像』のリトグラフが飾ってあるではありませんか!!!。
それも、見事なまでの西日に照らされて・・・(苦笑)。
この写真ではもうすっかり陽が隠れてしまっていますが、富士山のすぐ左に太陽が沈んで行く様が、大きく採られた窓一面にまるで出来合いのカレンダーの写真を見ているかの如く美しかったです。手前には多摩川。なんて贅沢な光景なんでしょう。これが毎日拝めるなんて、羨まし過ぎます。
それにしても、これだけの高層マンションだと都内でもここまで富士山がクッキリと見えるものかと吃驚してしまいました。そう云えば!と、ふと急に遙か昔の高校生の頃に見た光景を思い出しました。時々遠回りして学校帰りに寄り道してた二子玉川の駅からも、冬の良く晴れた日ならばかなりハッキリと富士山が見えていたものなぁと。それを考えれば、この高さなんだもん、見事なのも当たり前なんですよねぇ。
「しっかし、この西日が直接絵に当たるのはどうなんですか~?、絶対にダメでしょ!」とEちゃんママに云ってみますと、「今日はお正月だから出してるけど、ロートレックには普段はちゃんとカバー掛けてるのよ」ですって。
「それにしてもロートレックの作品タイトルまで出てくるんだから、yk2は本当に絵が好きなのねぇ。今度はこっちにいらっしゃい、シャガールやフジタはもっとあるし、私の自慢はクリムトのデッサンとゴヤのエッチングよ」。
「はぁ~~~?、クリムトですって~??(あんぐり)」。
さすがに次に案内されたのはベッド・ルームでしたから写真は撮りませんでしたけど、確かにクリムトらしい女性のデッサン画も飾られ、フジタは晩年のモデルを使わなくなった頃の画風で描かれた聖母子像と、エッチングの代表作である『猫』が2枚。シャガールは白金の松岡美術館に飾られていたリトグラフと全く同じ作品の『赤い輪』もあるではありませんか。
「昔からこんなにすごいコレクションだったのですか?」。思わずそう尋ねてしまいました。
「持ってたわよ~。フジタなんて、随分昔に買ったのよ。確かに高かったけど、今程評価されてはいなかったしね。私が買ったのはフジタがニューヨークに住んでいた頃に彼本人と面識があった老婦人から。彼女は本当にすごいコレクションを持っていて、その一部を売り出した時に見たんだけど、まだお金の無かった私が買えたのはエッチングの『猫』だけだったわ。それでも私には大金だったけどね~。」
これら以外にも、広いお宅の壁という壁には様々な絵が掛けられています。エコールド・パリの画家たちの作品は油彩こそ有りませんが、いったい何枚のリトグラフやエッチングをお持ちの事やら。ちょっとした画廊が敵わないくらいのコレクション。
ちなみに、上から2枚目の写真の金屏風も幕末から明治初期の頃らしきアンティーク。「これは尾形流だかよく知らない画家の作らしいわ。もちろん欲しくて買ったわけだけど、私の持ち物の中ではあんまりパッとしなくってね。描かれているのが菊だけだから地味なのよ~。以前から置き場に困っててね。小さめなので引っ越してからはリビングの奥の壁にこうして掛けてるのよ」ですって(^^;。まぁ、なんてゴージャスなんでしょう~。“尾形流”の、はあまり琳派風でない画風からするとどうなんだろうとは思いますが、そんなコトはどうでも良くって、モダンな室内と相まってとても素敵だと思いますよ。
以前僕がEちゃん宅にお呼ばれした時はまだ歳も若くって、絵や美術品になんて、今程興味は無かったものなぁ~。ああ、こんなコトなら20年前におムコさんにしてもらっておいたら好かったのに(笑)。
★ ★ ★
さて、ワインはこんなトコをご馳走になりました。乾杯のシャンパーニュと繋ぎの泡(コッポラのソフィア)は写真なし。
久々に飲んだオーパス・ワン(写真左)は2005年のヴィンテージ。
右はシルバー・オークのカベルネ2004年。
実は一通り絵を見終わった後にキッチンへ連れて行かれ、「今日飲むワインはyk2に選ばせてあげるから、ここにあるウチで好きなの云いなさいよ。」とカウンターの上に置かれた10本くらいのワインを指差すEちゃんママ。
いやいや、オーパス・ワンやシルバー・オークなんて勿体無いからいいですよ~。もっとちゃんとしたお客様用でしょう。僕はカントナック・ブラウン辺りで充分幸せです、って云ったのになぁ・・・(汗)。
オーパス・ワンは以前02年を飲んだ時の印象とは随分違って、落ち着いた果実味のボルドー・スタイル。シルバー・オークを飲んだのは初めてでしたが、こちらはオーパスよりもう少しスパイシー。どちらもとてもとても美味しかったですが、僕も含めてみんながシルバー・オークに軍配を上げました。両者の値段を考えたら、倍のコストパフォーマンスですからね(笑)。
Eちゃん夫妻、彼らの可愛い2人の子どもたち(日本なら小学校低学年の男の子と女の子。ダンナがハーフなので目が青いのです)、パパさんママさんと僕ら友人3匹の計9人中、飲んでるのはほとんどEちゃん、ママさん、僕の3人なのですが、Eちゃん母娘が強いので次から次へとワインの栓が抜かれます。さすがにちょっと飲み過ぎじゃない?。
僕はせめて自分が飲む分くらいは持参しようと、シャンパーニュ2本(セルジュ・マチューのロゼとクシュのブラン・ド・ブラン)を用意して行ったのですが、この日は結局出番なし・・・(^^;。まぁ、邪魔にはならないと思いますから、その内に気軽に飲んで下さい。僕がとても好きな2銘柄ですから、気に入って貰えると好いんだけどなぁ。
美味しいお料理に温かい歓待、素晴らしい夕景と美術コレクション。ちょっと忘れられない一日になりました。僕もいつか本物のフジタやロートレックが自宅に飾れるように、今からでも頑張ってみようかな(^^ゞ。幾つになっても、人間やっぱり夢は持たないと、ね。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
今年のお正月は三が日が土日に当たってしまったので、なんだかあっという間に終わってしまった様な気がしています。実際、僕の友人内では休みが短くて新年会を企画しづらいなぁ~なんて声もチラホラ出て、毎年恒例になっていた友人宅での新年会も企画からして無し。その代わりに、ではありませんが、ダンナさんの転勤で去年からフィンランドで暮らしている中学高校時代の同級生Eちゃんが「お正月は実家に戻っているから、みんなでウチにごはん食べにおいでよ。ワインなら売るほど有るからね~」と誘ってくれました。
実は、本当だったらEちゃんとは年末に友人達4人で、それもごく普通にどこかのお店へ出掛けて食事をする約束をしていたハズだったのですが、短い里帰り期間中は何かと忙しいらしく年明けに変更。それも、4日にはフィンランドへ戻るので、空いているのは2日(土)のたった1日のみってハナシ。
「だけどさ、考えてみたらお正月明け2日にまともなレストランとかって営業してないんじゃない?。」
「それもそうだよねぇ~。」なんてメールの遣り取りをしていたところ、だったら「ウチでやればいいじゃん」とご招待頂いたのですが、僕はあんまりヨソ様のお宅へ伺うのが得意な方ではアリマセン(^^;。何だか気疲れしちゃうんですよねぇ~。出来ればお店で済ますのが気楽で良いんだけど・・・。内心、そんなふうに思っていたのですが、話はサクッと進行しあっさり決定。あらら・・・。
まぁいいや。
他のお宅なら兎も角、今回お邪魔するEちゃんの実家なら以前・・・と云っても、かれこれもう20年(!)も前の話ですが^^;、お招き頂いた事があるので初めてのトコロじゃなし。何より、Eちゃんのママさんは僕らの母校の先輩で、実に気っ風が好くて愉快な方。ず~っと昔に、初めてお会いした時から「ワタシはあんたの先輩なんだからね~、yk2!(実際には名字で呼び捨て^^;)」と、何だか僕はまるで逆らえないのデス(苦笑)。
僕がずっと昔にお邪魔した家から、歩いても数分のところに出来たマンションに数年前に引っ越している、とは聞いていたのですが、その新居に到着してみて吃驚。20階超の高層マンションの最上階。エレベーターを降りたら、そこはもう友人宅の玄関のみ。Eちゃんの実家が裕福なのは昔から分かっていましたが、以前は割と・・・と云うか、結構普通のタイプのマンションが住まいだったよねぇ・・・。すんご~い変わり様なんですが(笑)。
玄関先でEちゃんとダンナさん(僕らと同い年)、ご両親が出迎えて下さり、お久し振りと新年のご挨拶を申し上げて、靴ひもをほどきながら、ふと視線を正面に上げると、そこには僕が好きなレオナール・フジタが飾られています。
「わ~、フジタのエッチングですね、好いなぁ~」とEちゃんママに一言、お世辞でなく本心から賛意をお伝えすると、「あら、あなたは絵が好きだったっけ?」と尋ねられたので、「ハイ、とっても!」と答えたところ、「なら、すぐ真後ろを振り返ってごらんなさいよ」と宣います。
で、振り返ってみれば・・・。
げげっ、パーブロ(ピカソ)の鳩だ~!(吃驚)。
そのすぐ脇にはシャガールも、ローランサンもあるよ・・・。
でも驚くのはまだ早い。
30畳はあるだろう広いリビングに通されると、そこにはなんと、つい最近も展覧会で観たばかりのロートレックの『マルセル・ランデール嬢の胸像』のリトグラフが飾ってあるではありませんか!!!。
それも、見事なまでの西日に照らされて・・・(苦笑)。
この写真ではもうすっかり陽が隠れてしまっていますが、富士山のすぐ左に太陽が沈んで行く様が、大きく採られた窓一面にまるで出来合いのカレンダーの写真を見ているかの如く美しかったです。手前には多摩川。なんて贅沢な光景なんでしょう。これが毎日拝めるなんて、羨まし過ぎます。
それにしても、これだけの高層マンションだと都内でもここまで富士山がクッキリと見えるものかと吃驚してしまいました。そう云えば!と、ふと急に遙か昔の高校生の頃に見た光景を思い出しました。時々遠回りして学校帰りに寄り道してた二子玉川の駅からも、冬の良く晴れた日ならばかなりハッキリと富士山が見えていたものなぁと。それを考えれば、この高さなんだもん、見事なのも当たり前なんですよねぇ。
「しっかし、この西日が直接絵に当たるのはどうなんですか~?、絶対にダメでしょ!」とEちゃんママに云ってみますと、「今日はお正月だから出してるけど、ロートレックには普段はちゃんとカバー掛けてるのよ」ですって。
「それにしてもロートレックの作品タイトルまで出てくるんだから、yk2は本当に絵が好きなのねぇ。今度はこっちにいらっしゃい、シャガールやフジタはもっとあるし、私の自慢はクリムトのデッサンとゴヤのエッチングよ」。
「はぁ~~~?、クリムトですって~??(あんぐり)」。
さすがに次に案内されたのはベッド・ルームでしたから写真は撮りませんでしたけど、確かにクリムトらしい女性のデッサン画も飾られ、フジタは晩年のモデルを使わなくなった頃の画風で描かれた聖母子像と、エッチングの代表作である『猫』が2枚。シャガールは白金の松岡美術館に飾られていたリトグラフと全く同じ作品の『赤い輪』もあるではありませんか。
「昔からこんなにすごいコレクションだったのですか?」。思わずそう尋ねてしまいました。
「持ってたわよ~。フジタなんて、随分昔に買ったのよ。確かに高かったけど、今程評価されてはいなかったしね。私が買ったのはフジタがニューヨークに住んでいた頃に彼本人と面識があった老婦人から。彼女は本当にすごいコレクションを持っていて、その一部を売り出した時に見たんだけど、まだお金の無かった私が買えたのはエッチングの『猫』だけだったわ。それでも私には大金だったけどね~。」
これら以外にも、広いお宅の壁という壁には様々な絵が掛けられています。エコールド・パリの画家たちの作品は油彩こそ有りませんが、いったい何枚のリトグラフやエッチングをお持ちの事やら。ちょっとした画廊が敵わないくらいのコレクション。
ちなみに、上から2枚目の写真の金屏風も幕末から明治初期の頃らしきアンティーク。「これは尾形流だかよく知らない画家の作らしいわ。もちろん欲しくて買ったわけだけど、私の持ち物の中ではあんまりパッとしなくってね。描かれているのが菊だけだから地味なのよ~。以前から置き場に困っててね。小さめなので引っ越してからはリビングの奥の壁にこうして掛けてるのよ」ですって(^^;。まぁ、なんてゴージャスなんでしょう~。“尾形流”の、はあまり琳派風でない画風からするとどうなんだろうとは思いますが、そんなコトはどうでも良くって、モダンな室内と相まってとても素敵だと思いますよ。
以前僕がEちゃん宅にお呼ばれした時はまだ歳も若くって、絵や美術品になんて、今程興味は無かったものなぁ~。ああ、こんなコトなら20年前におムコさんにしてもらっておいたら好かったのに(笑)。
さて、ワインはこんなトコをご馳走になりました。乾杯のシャンパーニュと繋ぎの泡(コッポラのソフィア)は写真なし。
久々に飲んだオーパス・ワン(写真左)は2005年のヴィンテージ。
右はシルバー・オークのカベルネ2004年。
実は一通り絵を見終わった後にキッチンへ連れて行かれ、「今日飲むワインはyk2に選ばせてあげるから、ここにあるウチで好きなの云いなさいよ。」とカウンターの上に置かれた10本くらいのワインを指差すEちゃんママ。
いやいや、オーパス・ワンやシルバー・オークなんて勿体無いからいいですよ~。もっとちゃんとしたお客様用でしょう。僕はカントナック・ブラウン辺りで充分幸せです、って云ったのになぁ・・・(汗)。
オーパス・ワンは以前02年を飲んだ時の印象とは随分違って、落ち着いた果実味のボルドー・スタイル。シルバー・オークを飲んだのは初めてでしたが、こちらはオーパスよりもう少しスパイシー。どちらもとてもとても美味しかったですが、僕も含めてみんながシルバー・オークに軍配を上げました。両者の値段を考えたら、倍のコストパフォーマンスですからね(笑)。
Eちゃん夫妻、彼らの可愛い2人の子どもたち(日本なら小学校低学年の男の子と女の子。ダンナがハーフなので目が青いのです)、パパさんママさんと僕ら友人3匹の計9人中、飲んでるのはほとんどEちゃん、ママさん、僕の3人なのですが、Eちゃん母娘が強いので次から次へとワインの栓が抜かれます。さすがにちょっと飲み過ぎじゃない?。
僕はせめて自分が飲む分くらいは持参しようと、シャンパーニュ2本(セルジュ・マチューのロゼとクシュのブラン・ド・ブラン)を用意して行ったのですが、この日は結局出番なし・・・(^^;。まぁ、邪魔にはならないと思いますから、その内に気軽に飲んで下さい。僕がとても好きな2銘柄ですから、気に入って貰えると好いんだけどなぁ。
美味しいお料理に温かい歓待、素晴らしい夕景と美術コレクション。ちょっと忘れられない一日になりました。僕もいつか本物のフジタやロートレックが自宅に飾れるように、今からでも頑張ってみようかな(^^ゞ。幾つになっても、人間やっぱり夢は持たないと、ね。
口と目の保養になった新年ですね
私も30年前まだどうにか手の届くポップアートのリトやシルクを買っておかなかったことを悔やんでおります(笑)
しかしものは考え様で、中堅、若手にも素敵な作家が多く出ております
最近はそのような作家に注目しております
ビンテージに拘らなければ、比較的安価に入手できます
昨年もそのような作品を2点ばかり購入しました
by pace (2010-01-06 18:53)
おひさですー。今年もよろしくお願いします。
素晴らしいご友人をお持ちでうらやましいっ!
ビンボな我が家はムートンのラベルを眺めるのが関の山ですっ。
#しかしそのムートンも今はワイン業者の倉庫で保管中~。
by shamon (2010-01-06 19:57)
yk2さん、新年早々すてきなおよばれでしたね。
窓からこんな景色が見えるだけでも素晴らしいのに、お部屋の中はエコール・ド・パリのコレクション。ロートレックの「マルセル・ランデール嬢、、」、輝いていた
でしょうね。どれも品のいい柔らかな絵ばかり。クリムトもきっとすてきだったことでしょう。モダンなマンションには、重厚な油絵より、リトの方が合う場合が多いですね。とってもすてきなお住まい。そしてワインもオーパスワンとは、すごい!もうもう、すべてがyk2さんのツボでしたね。
<僕もいつか本物のフジタやロートレックが自宅に飾れるように、、>
→ 本物の持つ魅力って、ありますよ。語りかけてくるような、ね。
目標めざして、がんばってください。
by TaekoLovesParis (2010-01-07 00:59)
類は友を呼ぶのたとえは本当なのでしょうね。
私がもし伺ったとしたら、絵画はすべて無視、
ワインは赤か白か位しか解りませんから、もてなす方も
張り合い無いことこの上ないでしょうから。
周りをざっと見回しても、こんな新年会は望むべくも無しです。
今年も、宜しくお願いします。
フィンランドと言えば、カモメ食堂を思い出します(笑)。
by aranjues (2010-01-06 23:26)
by aranjues (2010-01-07 01:39)
ご無沙汰してます。
日記は更新の度拝読してますよ。お元気そうですね。
昨秋、某CLUBの同窓会でライターK氏ばかりかその奥方にも
久々にお会いしました。
お二人の結婚2次会以来だから4年ブリだったのかな。
yk2さんにもまたお会いできる機会がありますように^^
by 怪鳥 (2010-01-07 14:46)
スゴ~イ、まるでミュージアムの中に住んでるみたいですね。
コレクション自体も素晴らしいけれど、
こんなに何枚も何枚も絵が飾れるスペースがあるとは、うらやましいです♪
我が家はポストカードで精一杯・・・。
by Inatimy (2010-01-07 18:25)
皆さま、nice&コメントありがとうございます。
◆paceさん :
お目利きのpaceさんには新しいアートを発見するものお手の物でしょうね~。僕は現代アートそのものを観る機会があまり無いので、現在活躍している中堅若手の作品を「欲しい」って目線で見たことが無かったです(汗)。不勉強でスミマセン。あ、でも東京イラストレーション・ソサエティの展覧会に行くと値段が分かるので、一人でバイヤーごっこしてますけどね(苦笑)。それよりも、そもそも良い絵が似合う“ハコ”がナイ方が悩みが深いかも知れません(^^;。
◆shamonさん :
ふふ、ほんとにビンボな人はむーとんなんて買っちゃダメ!(笑)。
あ、でもたしかご商売が上手なムートンさんちはエチケットもリトで販売するんでしたっけ?。絵はずっと残るけど、ワインは飲んじゃえば残るのはただの空き瓶。味覚の記憶が刻まれるだけですから、ムートン辺りだと絵よりもずっと贅沢な散財ですよねぇ~(笑)。
◆taekoねーさん :
そうなんですよ~。
もっと凄い絵を持ってる人は世の中にたくさんいらっしゃるでしょうけど、フジタとかロートレックとか、ママさんの趣味がまさにボクの「ツボ」だったので、見ていて楽しくてしょうがなかったです。
>本物の持つ魅力って、ありますよ。語りかけてくるような、ね。
今まであんまり自分が絵を所有したいとか考えた事がなかったのですが、美味しい物食べながらワインと会話を楽しんで、尚かつそこに好きな絵もともに在るって、なんて素敵なんだろう・・・と感激してしまいました。
>目標めざして、がんばってください。
目標は遙か遠く、道は途轍もなくキビしそうですが、夢くらい見ても好いよね~、お正月だもん(苦笑)。
by yk2 (2010-01-08 00:17)
こういうインテリアの家に住みたかったんだっけ・・と、思い出しました。
どこで路線がずれたんだろう・・・スタートからだわ(笑)。
この御宅、雑誌に登場するようなお宅で素敵♡ 。
でも、こういう風に、って思い浮かべてからでないと、インテリアとして飾って違和感なくするには、かなりのセンスが必要でしょうね。
写真の作品だけ見ると、作家は違っても、色合いやシンプルな額、主張しすぎない作品・・と、すてきに調和しているのね。
ともあれ、yk2さんは、楽しく集まる素敵なお友達にめぐまれているのは、確かみたい。これもまた、一朝一夕には得られない財産じゃない?
by pistacci (2010-01-08 01:20)
追伸:あらら、ちゃんとコメントしようとしたのに、素敵っていう単語の羅列でした。
by pistacci (2010-01-08 01:24)
たぶん、yk2さんのお宅に伺っても、同じようにこんなお家に住みたかった!と思うに違いありませんよ、きっと…
自分とはかけ離れた世界で生活されてる人々が本当に存在するんだなぁって
若い頃 友人に誘われていったパティーで思ったことがあるけれど、
読んでいてそんな昔まで思い出して、ため息ついてました~
by バニラ (2010-01-09 06:37)
こーんばんは^^。
>ムートン辺りだと絵よりもずっと贅沢な散財ですよねぇ~(笑)。
そうそう、ほんっとに贅沢です。
ワインは形を残さす感動を残す、
道楽もたいがいにしないと財布が持たない(^^;。
といいつつは昨日ブルの年代モノのお勉強をしてまいりました(^0^)。
ブログにアップしたのでご覧ください~。
by shamon (2010-01-09 21:49)
nice&コメントありがとうございます。
◆aranjuesさん :
ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
aranjuesさんの影響でしょうか、今年のお正月は結構ビールたくさん飲んでます(^^。ご推奨銘柄ではBassを飲んでみましたが、割合さっぱり目で飲みやすくて好いですね。当然、図録でマネを鑑賞しながら頂きました(笑)。
>類は友を呼ぶのたとえは本当なのでしょうね。
どうでしょうねぇ~、このケースは友の母上さまですから(笑)。
でも、例えばtaekoさんなどとはblogで知り合い、ワインや美術の趣味が合ってもうかれこれ丸々3年程も友人付き合いをして頂いておりますので、まったくだなぁと思う事もありますねぇ。ただ、ねーさんの方では僕と同じ「類」にされるのはイヤだと云いそうですけど(笑)。
『カモメ食堂』は、フィンランド転入前にわざわざ前任地のアメリカまで日本から取り寄せて観たみたいです(笑)。
◆怪鳥さん :
ごぶさたしております。お元気ですか?。
こちらも怪鳥さんの日記は拝読させて頂いてますよ。
でも、最近は自分の方の音楽ネタさえお留守なので、なかなかコメントも入れられず、リード・オンリーでごめんなさいです。
>お二人の結婚2次会以来だから4年ブリだったのかな
えええ???、去年、デヴィッド・ロバーツ@QuattroでEこりんと会場で会われなかったですか?。おいでだったとは聞いてましたが。あれ~、Eこりんじゃなかったっけかな。でも、何れにしろ最近は体調のことも有ってややおとなしめに暮らしているようですね。僕も昨年は知り合って10年で初めて1回も会わない年になりましたから。
>yk2さんにもまたお会いできる機会がありますように^^
すみませんすみませんすみません~(滝汗)。
最近は怪鳥さんのお店だけでなく、すっかり一人でカウンター・バーに出向く機会が少なくなっておりまして。ベイも弱すぎるし・・・(苦笑)。
その内ひょっこりお邪魔させていただきますので。
#どうせなら、某F-manさんがいらっしゃる時が楽しそうだけど、もうそんな体力無いしなぁ(^^;。
◆いなちみーさん :
そう。本当にミュージアムみたいでした。と云うのも、エコールド・パリの作品を結構持ってる松岡美術館と同じシャガールのリトグラフ『赤い輪』がここにもあったりして、僕の中では結構イメージ重ねて観ていたのですよ。その松岡美術館って、例の『猫の給仕頭』がいるトコね。ついでなので、本文中の、仏像の写真数行上の「松岡美術館」ってトコをクリックするとスライドショーが出るようにしておきました。その『赤い輪』も見られます。
本当は、この松岡美術館の話も記事にするつもりで写真撮って来てるんだけど、下書きしただけで早5ヶ月・・・(苦笑)。
by yk2 (2010-01-09 22:59)
◆ぴすたさん :
2度コメ感謝です~。「素敵」が多いのは悪いコトじゃないので嬉しいですよ(笑)。
>どこで路線がずれたんだろう・・・スタートからだわ(笑)。
あー、まったく右に同じ(苦笑)。
センスの良い物ばかりに囲まれて生活するのが夢ですが、多分きっと、ず~っと死ぬまで「夢」のままなんだろうと・・・(^^;。
>写真の作品だけ見ると、作家は違っても、色合いやシンプルな額、主張しすぎない作品・・
実際はもっと濃い色遣いの作品も有るには有ったのですが、僕が写真に撮らなかったってのもあります(^^ゞ。でも、エコールド・パリと云う名で括られる1つの時代の物が多いので、pistaさんが仰る様な統一感が感じられるのも全く不思議じゃないですね。
>ともあれ、yk2さんは、楽しく集まる素敵なお友達にめぐまれているのは、確かみたい
AB型なので(?)友達かな~り少ないんですが(笑)、まぁ、少ない中ではかなり良い人たちに恵まれてると思います。付き合い長いですしね(^^。
◆バニラさん :
>たぶん、yk2さんのお宅に伺っても
哀しいかな、そんなコト逆立ちしたって有り得ませんってば、バニラさん(苦笑)。
僕の生活レベルとあまりにかけ離れているからこそ、大きな衝撃を受けてこの記事になってるんですから。素晴らし過ぎて、ぐうの音も出ないくらい。そんなんじゃなかったら、おムコさんに行っておけば・・・だなんて書きませんってば(笑)。
溜息はね、この日の僕もたーくさん、それこそ数え切れないくらい吐いて来ましたよ(^^;。
◆shamonさん :
>道楽もたいがいにしないと財布が持たない(^^;。
shamonさんちは良いワイン持ってらっしゃるし、実際飲んでおられますものね~。ほんと、ワイン道楽ですよ(笑)。いくら余韻や記憶は長く続く、だなんて肯定的に考えたところで、ワインが口の中にあって味わえるのはほんの一瞬。刹那主義な快楽ですよねぇ。僕はとてもそこまでは行けません~。
年代物ブルのお勉強記、のちほどお邪魔させていただきますね。
by yk2 (2010-01-09 23:30)
「僕もいつか本物のフジタやロートレックが自宅に飾れるように、今からでも頑張ってみようかな」、人生には、思ったことしか起こらない、と松井 孝典さんは言います。きっと飾れますよ。
by mwainfo (2010-01-10 18:01)
mwainfoさま、初めまして(・・・ですよね?、お話させて頂きますのは)。
niceとコメント頂きましてありがとうございます。
僕の場合は思う事は多々なので、それで何か事が起きてくれれば有り難いのですが(^^ゞ、“人生では、成そうと目指さし続けない限りは成し得ない”くらいの強い感情がないと、なかなかそこを目指せそうもないのです・・・(苦笑)。今回は、新年にあたって少し言葉にしてみようと。
by yk2 (2010-01-10 22:37)
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします^^
とっても楽しそうなひととき、
お話を聞いていてワクワクしてきました。
Eちゃんママ、可愛い方ですね~♡
by hatsu (2010-01-20 21:18)
hatsuさん、こちらこそ今年もよろしくです。
Eちゃんママは話していると本当に愉快ですが、かなり鋭利なトコがありますので、まぁ可愛いかどうかは・・・(笑)。でも確かに友人のお母さんと云う感覚では無いですねぇ。全く以て“先輩”そのものかなぁ。若い頃、NYで絵を勉強していたこともおありだそうで、そう云う点でユニークな個性の押し出しが強いトコが魅力的なんだと思います。
ま、そもそも僕が、真面目一方で教科書的な発言をする人よりは、ちょっと変わったハズしぎみの人(笑)に好意的なのかもしれませんけどね(^^ゞ。
by yk2 (2010-01-25 22:20)