三菱一号館広場にて [散歩道の景色]
2012年05月26日(土曜日)
『KATAGAMI STYLE~世界が恋した日本のデザイン展』と題された展覧会を観にやって来た丸の内の三菱一号館は、ちょうどバラの花が春の見頃を迎えた時期だった。
明治政府の依頼で来日した“お雇い外国人”、英国からやって来た建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)が設計した赤レンガ造りの建物を背景にした広場の庭は、赤、白、ピンクなどの花に彩られていつも以上に英国風味が増し、何とも云えず素敵で華やいだ雰囲気が漂っている。
そのバラのお陰で、広場の中にはカメラを構える人々が次から次へとやって来ては引きも切らない状況だった。皆、思い思いの花の前でシャッターを押してゆく。
この一号館広場には約40種ほどのバラが植えられているそうだ。何故バラが数多く植栽されているのかと云えば、やはりコンドルが手掛けた旧岩崎邸庭園や旧古河邸庭園も、彼の意思によって、彼の祖国を代表する花であるバラがメインとなる造園がなされたんだそう。それだから、再建されたこの三菱一号館広場も、当然、コンドル建築にはバラが添えられて然るべしとの造園コンセプトの基で植栽計画が立てられているんだとか。
しかーし、こんなにもたくさんのバラが綺麗に咲いていると云うのに、この日僕がバッグの中に入れていたカメラ、オリンパスPEN E-PL1ときたら、陽光の下ではまるで液晶画面が見えなくなってしまって、何がどうフレーミング出来ていて、ピントが何に合っているんだかいないんだか、何も判りゃしない。仕方なく、これはもうほとんど当てずっぽうでシャッターを切るしかないのだ。
結構な枚数を撮ったのに、家に戻って確認したところ、何とか見られる様写っていた写真はほんの僅か数枚だけ。
F2.8単焦点17mmレンズとの組み合わせが思いの外レストランなど照明の暗い場所での撮影に活躍してくれているので、このところいつも持ち歩いてはいるけれど、晴天下での撮影は本当に不向き。まったくイヤになっちゃうなぁ・・・。
◆『ローマの公園』(1976) / 淀井敏夫
ところで、この広場にはいつから彫刻作品が置かれる様になったのだろう。僕にとって丸の内はそんなに頻繁に訪れる場所ではないけれど、それでも以前には無かった筈だよね?。街中に在る彫刻は結構気にして見る方だけど、そんな僕でも全く気付かなかったもの。
気になって調べてみたところ、2009年の8月から、箱根彫刻の森美術館より4点の彫刻作品を借りてこの場所に展示するようになっていたんだって。
この淀井敏夫作・『ローマの公園』の他、残りの3点とは、写真がまともに撮れていなかったので文章でのみ紹介すると、コルネリアス・ジットマンの『午睡(シエスタ)』、ちょっとどこに在ったのか気付かなかった(汗)朝倉響子の『トルソ』。
そしてもう1点が、巨匠ヘンリー・ムーアの『腰掛ける女』(写真上)。
ズームの無い17mm(※35mm判換算だと34mm)では立ち入り制限アリの芝生の向こうはこれが精一杯(苦笑)。今度は秋のバラの咲く季節に、改めて彫刻撮影に行くとしよう。
展覧会を観た後に立ち寄った、同美術館1階、元銀行の店内を明治時代に遡って復元したカフェにて、三時のおやつとして食したのは塩バターのクレープ。上にちょこっと乗せられているのは、あんまり甘くない大人味したプリン。ふふふ、ちょっと気に入っちゃったかも、これ。
2012-05-29-1
『KATAGAMI STYLE~世界が恋した日本のデザイン展』と題された展覧会を観にやって来た丸の内の三菱一号館は、ちょうどバラの花が春の見頃を迎えた時期だった。
明治政府の依頼で来日した“お雇い外国人”、英国からやって来た建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)が設計した赤レンガ造りの建物を背景にした広場の庭は、赤、白、ピンクなどの花に彩られていつも以上に英国風味が増し、何とも云えず素敵で華やいだ雰囲気が漂っている。
そのバラのお陰で、広場の中にはカメラを構える人々が次から次へとやって来ては引きも切らない状況だった。皆、思い思いの花の前でシャッターを押してゆく。
この一号館広場には約40種ほどのバラが植えられているそうだ。何故バラが数多く植栽されているのかと云えば、やはりコンドルが手掛けた旧岩崎邸庭園や旧古河邸庭園も、彼の意思によって、彼の祖国を代表する花であるバラがメインとなる造園がなされたんだそう。それだから、再建されたこの三菱一号館広場も、当然、コンドル建築にはバラが添えられて然るべしとの造園コンセプトの基で植栽計画が立てられているんだとか。
しかーし、こんなにもたくさんのバラが綺麗に咲いていると云うのに、この日僕がバッグの中に入れていたカメラ、オリンパスPEN E-PL1ときたら、陽光の下ではまるで液晶画面が見えなくなってしまって、何がどうフレーミング出来ていて、ピントが何に合っているんだかいないんだか、何も判りゃしない。仕方なく、これはもうほとんど当てずっぽうでシャッターを切るしかないのだ。
結構な枚数を撮ったのに、家に戻って確認したところ、何とか見られる様写っていた写真はほんの僅か数枚だけ。
F2.8単焦点17mmレンズとの組み合わせが思いの外レストランなど照明の暗い場所での撮影に活躍してくれているので、このところいつも持ち歩いてはいるけれど、晴天下での撮影は本当に不向き。まったくイヤになっちゃうなぁ・・・。
◆『ローマの公園』(1976) / 淀井敏夫
ところで、この広場にはいつから彫刻作品が置かれる様になったのだろう。僕にとって丸の内はそんなに頻繁に訪れる場所ではないけれど、それでも以前には無かった筈だよね?。街中に在る彫刻は結構気にして見る方だけど、そんな僕でも全く気付かなかったもの。
気になって調べてみたところ、2009年の8月から、箱根彫刻の森美術館より4点の彫刻作品を借りてこの場所に展示するようになっていたんだって。
この淀井敏夫作・『ローマの公園』の他、残りの3点とは、写真がまともに撮れていなかったので文章でのみ紹介すると、コルネリアス・ジットマンの『午睡(シエスタ)』、ちょっとどこに在ったのか気付かなかった(汗)朝倉響子の『トルソ』。
そしてもう1点が、巨匠ヘンリー・ムーアの『腰掛ける女』(写真上)。
ズームの無い17mm(※35mm判換算だと34mm)では立ち入り制限アリの芝生の向こうはこれが精一杯(苦笑)。今度は秋のバラの咲く季節に、改めて彫刻撮影に行くとしよう。
展覧会を観た後に立ち寄った、同美術館1階、元銀行の店内を明治時代に遡って復元したカフェにて、三時のおやつとして食したのは塩バターのクレープ。上にちょこっと乗せられているのは、あんまり甘くない大人味したプリン。ふふふ、ちょっと気に入っちゃったかも、これ。
2012-05-29-1