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もう一度、咲いてくれたら [花図鑑]

2020年03月28日(土曜日)
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 新型コロナウィルス蔓延の影響で、感染防止の為に自由に外出のままならない日々が続いています。美術館にて展覧会を観る事も無く、レストランに食事に行く事も出来ず、好きなアーティストの音楽を聴きにライブに行く事も叶わず、国内外を問わず様々なスポーツも中止でプロ野球のシーズンも開幕出来ず。そして、これが僕にとって一番に辛いところですが、仲の良い友人たちと集って、顔を合わせて直接会話を交わす事も出来ない。な~んにも出来ない日々。それでも、時間はこれまでと同じ様に、ただ淡々と過ぎてゆきます。そうして季節も移ろい、春。




 梅は通勤の車中から眺めるだけだったなぁ。暖冬だった所為か吃驚するほど今年は咲き始めが早く思われたハクモクレンなどはあれよと云う間に散ってしまい、東京は春のお彼岸を迎えるよりも早くサクラが開花。家に籠もって何も出来ないまま、時季の移ろいを肌身で感じられないまま、何だか季節に、花に置いてけぼりにされている様な気がしてしまいます。


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 東京での開花より1日2日遅れている様な印象だった横浜のサクラ。我が家面前の通りのソメイヨシノはこの日が満開と云った咲き具合でした。雨の降り始める予報が出ていて、気温は前日から引き続き高く、実際、最高気温は夏日一歩手前の24度。出掛けるのに上着は持っていましたが、シャツの上にはジレだけと云う出で立ちでも歩けば少し汗ばむくらいの陽気でした。

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 小池東京都知事から「この土日は不要不急の場合を除き外出の自粛を求めます」との要請が初めて出された週末でしたが、よりによって僕はこの日と前日と、1月中旬以来の電車移動で2日掛けて都内を往復。自動車の1年点検で都内のディーラーに前日入庫し電車で職場へ。3月はそもそもサービス工場への入庫も多い繁忙期。相当早い段階で予約をしないと代車は借りられません。コロナの状況判断で延ばし延ばしにしていた予約をやっと入れたのが1週間前なので致し方なしです。その日は本来なら電車1駅分のところを徒歩(^^;+バスで帰宅し、翌日はバスと電車で都内へ出てクルマの引き取り。住まいが横浜と云う土地柄、春節と呼ばれる時期以降は意識してずっと公共交通機関を使わない様にしていたので、正直なところちょっとした緊張感がありました。これまでそんな事をあまり気にした事もありませんでしたが、僕は相当回数、癖として無意識に顎に手を遣ったり胸の前で手を組んで頬杖着いたり。加えてこの時期は花粉もたくさん飛ぶから、しないようにと意識していないと何度でも目をこすったりしてしまう。安易につり革や手すりに絶対掴まれないなぁ・・・って思ってしまうのです。

 電車の乗車客数はシートが全部埋まるか埋まらないかくらい。この状態で混んでるとは云わないけど、ガラガラとも言い辛い。割合として、若い年代の人が多いのは確かかも。

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 それでもディーラー最寄り駅での人影がかなり疎らだったのは、ここが開業間もない新駅だからか、それとも外出自粛要請の効果でしょうか。

 僕もクルマを引き取って真っ直ぐに帰途へ。都内の地面に実際自分の足が着いていたのはほぼ30分ほど。何でもない状況だったら、このすぐ近くに寄り道したいところ、顔を出したい場所も有ったのですが・・・。



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 スーパーで少しの買い物をして17時過ぎに家に戻ると、お昼頃の暖かさが一転、気温が大分下がって肌寒くなって来ました。翌日の予報は高い確率で季節外れの大雪とのこと。

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 今年の春は4種に絞って4球ずつ植えたチューリップがようやく咲き揃い始めたと云うのに、この時期に雪が積もるのは勘弁して欲しいなぁ[ふらふら]


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 我が家のスイセンは、植わってる鉢によりバラツキは有るものの今日明日が一番好い状態かも。


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 ジャーマンアイリスは例年だとそろそろ花芽が出て来る頃合いも今年は未だ。まぁ、鉢やプランターが全部で30以上有る(育てて9年も経つと必然的に増えます・・・苦笑)ので、さすがにこの全てで花が咲かないなんてのは先ずあり得ないでしょうから心配はしていませんが(^^。


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 一方シャクヤクは3年前にうどんこ病に罹ってほぼ壊滅状態だったポーラフェイに蕾(本ページトップの写真)が着きました![わーい(嬉しい顔)]

 うどんこ病については、当時ネットで調べてみたのですが、自然治癒する場合もあると書いてあったページを読んで軽く考えてしまったのが間違いでした。結果として事態は悪化。2鉢有った2鉢とも、全体に白く粉(=カビの1種だそう)をまぶした様なまでに進行してしまい、このままでは近くに置いた他の植物に伝染してしまう恐れがあるため、泣く泣く、その殆どを切り捨てなくてはなりませんでした。

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 ↑ この写真は2018年の春、前年に殆ど99%を捨てたシャクヤク(因みに一番きれいに咲いてくれた時はこんな感じ→https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2014-05-03 )の、ほんの小指くらいの小さな球根(※シャクヤクの場合、球というよりゴボウみたいな根っこですが^^;)から出た芽です。これが持ち直して育ったのがトップの写真のポーラフェイ。元気が付いて来たな、とは感じていましたが、花なんてまさかと全く期待していなかったので、たった1つでも蕾が出来た事、それが成長して膨らみ続けている事に驚かされ、植物の生命力の力強さを改めて感じています。

 もしも今年、このまま順調に花が咲いてくれたら本当に嬉しいなぁ。命あるものを簡単に捨ててしまわなくて良かった、諦めなくて良かったんだ!って、思いたいものね(^^。


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