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ボローニャの斜塔と開かないお店 [2006伊仏旅行]

(3月9日木曜日-①)
・・・前回のお話はこちらから→(http://blog.so-net.ne.jp/ilsale-diary/2006-03-16

 この日は早くから動いて行うべき用件を済ませ、ランチもそこそこに終わらせました。なので残念ながらお昼ごはんに関しては特に面白いネタはなし、です。2時以降は特に予定無し。ちょっと郊外の外出先から、ボローニャの街をぶらぶらしようとタクシーで市街へ戻ります。

 実は僕は昨年もこの街を訪れていたのですが、街の観光地や歴史的なものについて全く知識が無くて・・・と云うか、観光をする気が全く無かったので知らなかったのですが、この街にも「斜塔」が在るんですね。しかも2つも並んで仲良く傾いじゃってるんです。なんだこれ・・・(苦笑)。

 上の写真だとよく分からないと思いますので、下の写真で塔の根本の方を御覧あれ。


 何だか見てるこちらの方が平衡感覚おかしくなって来てしまいます(苦笑)。

 友人が「昇ってみたい?」と尋ねますが、足場の不安定な高いところが大嫌いな僕がそんなコトにチャレンジするワケが有りません。ヤダよ絶対(苦笑)。大体この斜塔ったら、建物としてはあんまり立派じゃなくて何だか煙突みたいだし・・・(^^;。

 さて、僕は今回の旅行中、もし気に入ったものが見つかれば靴が一足欲しいと思っていました。旅程を考えるとこの日が一番買い物向き。しかし、午後のイタリアの街は、飲食店以外はお昼休みに入って次々とシャッターが降ろされてしまいます。シャッターの無い店もほとんど電気が消されて、店内を覗き込んでもよく見えません。日本だと、せめてショーウインドウの照明くらいは落とさないのが普通の感覚だと思うのですが、こちらは7対3くらいで真っ暗の方が多いように思えます。仕方ない。ウインドウ・ショッピングすら出来ないんですから、再び店が開く3時半頃までバールでコーヒーでも飲んで過ごしましょう。

 で、たまたま入ったバールが何ともモダンな造りで面白いお店。多分青山辺りに在ったってスノッブな人達の話題に上ることでしょう。写真をもっとたくさん撮れば良かったと後悔しているのですが、1階はバールのカウンター。階段を上がった半階上にカフェ・フロアとして客用のテーブルとシート。頭の上にはコンテンポラリ・アートの作品が幾つも飾られています。そして半地下には様々なパッケージもきらびやかにチョコレートやお菓子、ワインやリキュールが美しくディスプレイされている食料品店(残念ながらここもお昼休み中)。そこからニョキニョキとカフェフロアに煙突または斜塔よろしくパイプが数本立てられていて、その真下にはコーヒーのロースターが豆ごとにセットされているのです。そしてその各フロアへの行き来はこの写真のガラス張りのエレベータを使って!。

 なんてカッコ好い店なんでしょう!。
残念ながら友人がチップと一緒にレシートを置いてきてしまったため、店名も何も覚えていないのですが、是非もう1回訪れて全てのフロア、つぶさに店内を見渡してみたいものです。さすがデザインの国、イタリア。

 そうこうする内に3時半を回ったので外へ出てみました。

 しかしイタリア人はお店に帰って来てくれません・・・。をいをい!って気分です。再び開店しているお店は2割有るのか無いのか、と云った感じ。入りたいと思ったメンズ・クロージングのお店数件も照明が消されたまま。4時過ぎまでぶらぶら歩いて粘りましたが、結局徒労でした。

 はぁ~~~ぁ(ふかーく溜息)。こちらも“さすがはイタリア!”です。一体午後は何時から働くんだよ[ふらふら](苦笑)。


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コメント 4

kenta-ok

私もボローニャの斜塔を載せています。
http://blog.so-net.ne.jp/kenta-ok/2005-11-20
by kenta-ok (2006-05-01 01:23) 

yk2

ご訪問有り難うございます。
早速見せて頂きました。
by yk2 (2006-05-01 02:33) 

TaekoLovesParis

ボローニャは、2つも塔があって、中世の面影を今も残してる落ち着いた佇まいの町なのですね。「グエルチーノ」という展覧会に行って、グエルチーノがボローニャ出身と知りました。ここは中世には教皇領で芸術がさかん、ボローニャ派という絵画の流れの発信地だったんですね。ボローニャ=ソーセージだったけど、見方が変わりました。
by TaekoLovesParis (2015-05-31 01:57) 

yk2

ま~、taekoねーさんったらボローニャで検索して、随分とまた古い記事を読んで下さいましたこと(笑)。

思い返してみれば、この時の旅行はわざわざイタリアまで行って、まるで服や靴を買う事しか頭に無いの?って呆れてしまうのです。と云うのも、ボローニャってね、チェントロ・グロスってアパレルメーカーがたくさん集まった卸売り工業団地みたいな施設があって、知る人ぞ知るファッションの街でもあるんですよ。でも、2005/06年当時の僕は中世の宗教画にあんまり興味が無かったから、仕方ないか。悲しくなりますね・・・(苦笑)。

ボローニャ=ソーセージって、さすがはラ・マンジャータなオンナ(笑)。でも普通はボローニャと云えばラグー。ミートソース発祥の地ですよね(^^。

by yk2 (2015-05-31 07:38) 

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