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ボローニャは大食いの街? [2006伊仏旅行]

(3月9日木曜日-②)
・・・前回のお話はこちらから→(http://blog.so-net.ne.jp/ilsale-diary/2006-03-17

 さて、昨晩は外出せずに休んでしまったので、ボローニャで夕食をとる事が出来るのはこの日たった1度切り。どこへ行こうかね?なんて相談もしていたのですが、宿泊しているホテルのワンブロック真裏に昨年訪れたリストランテ/ピッツェリアがあって、そこがなかなか思い出深いお店なので再訪しようと云うことになりました。

 店名の“Il Veliero”は「帆船」を意味し、店内も船内をイメージしたかのような造り。柱にロープが巻かれたり、帆船の模型も幾つか飾られています。そしてその名の通り、肉よりも魚介類が得意な店らしく、メニューにも海の物が多く並びます。

 で、何故ここが思い出深いかと云うと、一皿が、本当にと~んでもなく大きいお店なのです。昨年はシェアを考えずに、プロシュートとチーズをプリモに友人とそれぞれ貰い、セコンドに僕は魚介のスパゲッティ、友人も魚介のリゾットを貰ったのですが、あまりの量にひぃーひぃー云いながら食べ続けました。途中、負けてたまるか~っ!って感じです(苦笑)。僕は何とか完食しましたが、友人は半分くらいでギブ・アップ。大袈裟なようですが、パスタが一人前、300gは有るんじゃないかな~。それに友人のプロシュートに添えられたチーズは、まるでソフトボールみたいなモッツァレラ丸ごと1個でした。これじゃ量は勿論だけど、先ず口が変わらなくて飽きちゃうってば(笑)。

 量を再確認したくて今年も頼んでみました。これで1人前です。でもチーズはパルミジャーノにしたので昨年の驚愕のボリュームからはやや控えめ(笑)かな。ハムがびっちり敷き重ねられている様子がこの写真では解りにくいですが、日本人だと3~4人で食べるのがぴったりと云った量ですね。

 うっかり写真を取り損ねてしまいましたがアンティパストにはもう一品。魚介が得意ならやっぱり海のものを頼まなきゃ。その名の通りアンティパスト・ディ・マーレをオーダーしました。ボイルされたイカ、タコ、鰯や鱒系の魚のマリネ、ムール貝が一皿に盛られています。処理も生臭いものなど一切無く、ごく当たり前に美味しく頂けました。昨年は別のお店で臭くて食べられないような魚介類に出くわしたりしましたので、ここのお店はやっぱりちゃんとしてるんだなぁと感心。しかし、これもやはり僕らの感覚では一人で食べる量では有りません。ボリューム本当にたっぷり!。

 ここは元々、昨年泊まったホテルのフロントのおばさんに「近所の美味しいお店を教えて」と友人が聞き出したお店で、お客の殆どは現地の人。それでもちょっとタイミングを逸すると行列が出来てしまう程の人気店。現地の人の普段使いの店だから値段もとってもリーズナブルなのです。因ってワインも10~20ユーロのものが殆ど。これ、本当に普段飲みのワインの金額ですよね。

 知らない銘柄ばかりのメニューをいつまで見ても決められるはずもないので、先ずはピノ・グリージョから。

 ここはワインの国です。安かろう、不味かろうではすぐに人々にそっぽを向かれてしまうでしょう。この16ユーロで飲める、柔らかな金色をしたピノ・グリージョもキリっとしてとっても美味しい!。プロシュートのやや強い塩気と、サクサクとしたパルミジャーノの後味をサラリ爽やかに流してくれます。

 お次はスカンピのパスタ。お皿が汚くてすみません。シェア後でなおかつ食べかけです(^^ゞ。僕にはこのパスタの名前が分からなかったのですが、「schi・・・」で始まるパスタ名、ってことを記憶して帰って来ました。調べてみると「schiacciata」と云う料理名詞があって、押しつぶしたもの、平たいパンケーキ、平たいフォカッチャなどを差すようです。このパスタもこの名前だったのかな?。もっちりした、やや地厚のあるパスタで今回初めて口にしましたが、トマトベースのスカンピに良く合って、なかなか美味しかったですね。

 そしてそして、止せばいいのにピッツア・スタッジョーネ注文。具はハム、ソーセージ(中身をほぐしたもの)、フンギ、カルチョーフィー。

 比較参考になるように友人の掌と較べてみました。掌が約20cm弱程度なので恐らくこいつは楽に直径50cmをオーバーしているでしょう。30cmほどのお皿に載っているのですが、はみ出しまくってます。勿論これが1人前。食べきれるワケないってば・・・(苦笑)。

 実際現地の人も、お店に入ってワインやビールを頼んでこのピッツア1枚ってオーダーのお客さんがたくさんいます。コースに則って前菜からメインまでオーダーしなきゃ、なんて人の方が珍しいんじゃないかな。それでも、うら若き綺麗な女性がこのサイズのピッツアを1枚ぺろり平らげるのを見るにつけ、このコもきっと遠からず、いつか立派な体格したイタリアのマンマに変わってゆくんだろうなぁ・・・なんて、つい思っちゃったりして。一体これ1枚で何カロリーあることやら(笑)。勿体無いんだけど、もう途中からピッツアの耳は敢えて食べませんでした(食べられないが正解)。ふっくら美味しく焼き上がってたんだけど・・・。

 赤ワインは産地で選びました。ちょっと熟した感じの、味の強いワインが飲みたいな~と思ったので、銘柄が分からない時は南の方の季候が良い場所のワインを選ぼう、ってコトでシチリアのワインです。初めは酸味が立っていたのですが、次第にスムースに変化。ちょっとメルローっぽい味わいでした。これ、何と11ユーロのワインです。ああ、ボローニャに定住したい(笑)。

 その後は友人がレモンのソルベ(ひとくち貰いましたが激ウマ!)、僕はド定番のティラミス(だって好きなんだもんよ)を食しfine。おなかはち切れそうでした。もう食えん・・・。

 日本人が頑張っていっぱい食べてやがるな~、なんて思ったんでしょうね。帰り際、僕等のテーブルを担当した若くてきびきびしたカメリエッレが気持ちの好い笑顔と握手で送ってくれました。また次回も是非訪れたいお店です。


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コメント 4

plot

良いお店ですね。是非行ってみたいです。
ボローニャはいつ訪れても、フレンドリーな印象で僕も大好きな街です。
by plot (2006-03-18 07:41) 

yk2

plot(洋一)さま、こんばんは。絵の方の完成はそろそろでしょうか?。早く実際に観たいものです。楽しみにしてるんですよ~。

このお店の住所を残念ながら控えていないのですが、今回泊まったHOTEL EUROPA(www.zanhotel.it)の所在がvia c. boldrini, 11-40121 bolognaで、そこからすぐ近所ですので、言葉にご不自由なさらない洋一さんなら容易に見つけられることと思います。もし本当に行かれる機会があったなら、おなか目一杯空かして行って下さいね(笑)。
by yk2 (2006-03-19 00:20) 

おすすめ記事から飛んできました。
写真が素敵ですね。おいしそう!
イタリアには一度行ったことがありますが、ぜひまた行きたいです。
by (2006-08-21 04:47) 

yk2

sayakhさん、はじめまして。
ご訪問と、nice&コメントありがとうございます~。
食い意地が張ってるので、旅行に行っても記憶に残ってるのは食べ物とお酒のコトばっかり。お恥ずかしい限りです(^^ゞ。
by yk2 (2006-08-21 22:02) 

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