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2006年7月~12月期レコメンドCDまとめ [jazzっぽいの、好き?]

 すっかりサボり気味でご無沙汰の音楽ネタ。年末に会った音楽趣味繋がりの友人達には「すっかり絵とワインのブログになっちゃったね~」とからかわれる始末。

 僕のブログのタイトル“Hearts and Numbers”ブレッカー・ブラザースSTEPS周辺、及びNYのスタジオ・シーンのトップで活躍するも、早くして他界してしまったキーボード・プレイヤー、故ドン・グロルニックのアルバム名から拝借している。そもそもが大好きな音楽のことを中心に綴りたくて始めたからこそのタイトル名なのだ。だから、この名前を冠している限り、音楽ネタをこの場で書かなくなってしまっているのは、自分の中でも気持ちの置き処、バランスがとっても良くない状態だったりする。

 そんなワケで、取り敢えずはせめて昨年の7月から12月まで、サイド・バーに掲載していたアルバムをまとめておこう。これは去年の自分のブログに於いては音楽ネタのせめてもの最低ノルマ(?)にと考えていたくらいなのだから、このままほったらかしじゃ提出期限切れのレポートをずっと手元に置いているみたいで寝覚めが悪くてしょうがない・・・(苦笑)。

 まぁ、コンテンポラリ・ジャズやフュージョンなど、アダルト・コンテンポラリにカテゴライズされる音楽に興味が無い方には「なんのことやらさっぱり」なアーティストとアルバムばかりでしょうから、音楽ネタの時は以降も含めて、どうかサックリ軽く読み飛ばしてやって下さいませ(^^;。


Jesse Van Ruller / "IN PURSUIT"

 大推薦盤!。オランダの生んだ天才ギタリスト、ジェシ・ヴァン・ルーラーの新作は、日本では無名ながら大ベテラン、トゥーツ・シールマンズからもマエストロと賞賛される盲目のピアニスト、ヴェルツ・ヴァン・デン・ブリングを迎えてのデュオ作品。ジェシのインタビューを読むと、大したリハーサルをすることもなく録音に臨んだようだけど、それが全く信じられないほど、ごく自然に二人のギターとピアノが語り合い、豊かに響き解け合っている。互いに触発し、登り詰めるインプロヴィゼーションの遣り取りは、聴いているこちらが息を止めてのめり込んでしまうほど。2月にはこのフォーマットで来日が予定されている。丸の内のCotton Clubでの公演の他、嬉しいことにMotion Blue yokohamaでも1日限りだがライブが行われるとのこと。これを見逃すわけにはいかない。

IN PURSUIT

IN PURSUIT

  • アーティスト: ジェシ・ヴァン・ルーラー&ベルツ・ヴァン・デン・ブリンク
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD


Artist : Jesse Van Ruller
Title : "IN PURSUIT" / Release : 2006
Style : jazz (Guitar & piano)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Eliane Elias / "AROUND THE CITY"

 NYジャズ界をしなやかに渡り続けて早20余年。その間、イリアーヌにとっての本分はあくまでピアニストであり、ヴォーカルはその余技のはずだった。なのにいつも以上に歌ってみた前作『DREAMER(夢そよぐ風)』が本人の思いの外大好評。気を好くしたレコード会社の意向もあって、彼女の最新作はついに(repriseの⑬以外は)インスト無しの、ほぼ完全なヴォーカル作品に。ささやくように柔らかないつものボッサ・テイストは維持しつつ、彼女にしては珍しく無機的なプログラミング・サウンドも取り入れるなど、クールで都会的な大人の女性の魅力に溢れたアルバムとなっている。

 以下余談だが、一昨年Blue Note Tokyoでライブを観た時はそんなでもなかったのに、油断をしてしまったのか?現在はちょっぴりふくよかになってしまっているそうで、かつての「美人腕利きピアニスト」と形容された「前」の方があやしくなり始めてしまっているとのウワサも聞くけど(^^;、ずっと綺麗なイリアーヌのファンだった僕にとっては、彼女はいつまでもカッコ好く素敵な儘で居続けて欲しい女性の1人だ。

※更に詳しいレビューはこちらへ→http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-1.html#more

アラウンド・ザ・シティ

アラウンド・ザ・シティ

  • アーティスト: イリアーヌ・イライアス
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2006/06/07
  • メディア: CD

Artist : Eliane Elias
Title : "AROUND THE CITY" / Release : 2006
Style : jazz / adult Contemporary (female vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Teemu Mattson / "TEEMU MATTSON"

 本作の主人公、テーム・マットソンはフィンランド出身の若手有望トランペッター。北欧のミュージシャンはクラッシックの素養がしっかり積まれていることが多いが、彼もご多聞に洩れずそのクチ。今や本家アメリカ以上にジャズの盛んな北欧圏で屈指のレベルを誇り、フィンランド最高と云われるUOMジャズ・オーケストラの第1トランペット奏者たるマットソンの奏でる端正なその音色はティル・ブレナーの強力なライバル出現を強く思わせる。メロディ重視型ではあるが決して緩いムード派ではなく、なかなかのインプロヴァイザー。楽曲はスタンダードなし。ほとんどが自作、またはレコーディング・メンバーとの共作曲をプレイしている。純正ジャズからコンテンポラリ系のファンまで楽しめるだろう、現代北欧ジャズの好盤。

※更に詳しいレビューはこちらへ→http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-5.html

Teemu Mattsson

Teemu Mattsson

  • アーティスト: Teemu Mattsson
  • 出版社/メーカー: Stride
  • 発売日: 2006/05/28
  • メディア: CD

Artist : Teemu Mattsson
Title : "TEEMU MATTSSON" / Release : 2006
Style : jazz (trumpet)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Michael Franks / "Rendezvous in Rio"

 僕の選ぶ2006年の男性ボーカル・アルバムNo,1はこれ。かつてAORと呼ばれたジャンルのアーティスト達の内、今も新譜を楽しみに待っているのは、もうこのマイケル・フランクスくらいかも知れない。それも前作でぐっとジャズ色が濃くなった印象が有るからかな。そのへんが今の僕の好みと上手く同調しているんだろう。ボッサで始まり、ジャズ有り、アダルト・コンテンポラリ(=フュージョン)・タッチ有り。例えばボビー・コールドウェルがAORとジャズをコンセプトとしてきっちり区別したアルバム制作を行うのに対して、マイケルは気負わず、現在の彼の持つ様々なカラーをリスナーにさらりと提示する。その境の無い心地良さ、ナチュラルな融合こそ、AORの持つミクスチュアの面白味、魅力だったのではないかと僕は思うのだ。

Rendezvous in Rio

Rendezvous in Rio

  • アーティスト: Michael Franks
  • 出版社/メーカー: Koch
  • 発売日: 2006/06/27
  • メディア: CD

Artist : Michael Franks
Title : "RENDEZVOUS IN RIO" / Release : 2006
Style : Adult Contemporary / jazz (male vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Lee Ritenour / "SMOKIN' N' MIRRORS"

 スタジオライブのDVD作品『OVERTIME』、2005年の来日公演と往年のジェントルソウツを意識したフュージョン原点回帰が大好評だったリー・リトナー。彼のオリジナル・アルバムとしては4年振りの新作は、リチャード・ボナが参加するなどアフリカンな新味を程良く加え、ジャズ、ポップ、ブラジルとワールド・フレイヴァー溢れる彩りの華やかな出来映えとなった。Captain Fingersよろしく疾走するギブソン335のサウンドが気持ち好い“4 1/2 Storm”と昨年の来日公演にも同行した旧友パトリース・ラッシェン本人も参加した彼女の懐かしいヒット・チューン、“Forget Me Nots(わすれな草)”のカヴァーは70年代後半~80年前半のリーのファンなら必聴。

※更に詳しいレビューはこちらへ→http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-16.html#more

スモーク・アンド・ミラーズ

スモーク・アンド・ミラーズ

  • アーティスト: リー・リトナー, メルヴィン・デイヴィス, リチャード・ボナ, ヴィニー・カリウタ, アレックス・アクーニャ, シーラ・E., ブライアン・テイラー, エリック・ファーガソン, デイヴ・グルーシン, ジョン・パティトゥッチ, ポーリーニョ・ダ・コスタ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD

Artist : Lee Ritenour
Title : "SMOKIN' N' MIRRORS" / Release : 2006
Style : Contemporary jazz / Fusion (guitar)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Jill Jenson / "JILL JENSON"

 ジル・ジェンソンだなんて、きっとこの日本では殆どの音楽ファンは誰の事やら知りもしないだろう。歳の頃なら30後半~40代(?)の見慣れぬ女性ボーカリストが微笑むアート・ワークだけで判断すれば、きっと地味目なジャズ・ボーカル・アルバムなどを想像してしまうのではないかな。実際僕もそのルックスからジャニス・シーゲルみたいな声、内容を想像していた。ところが出て来た声は爽やかで耳に心地良く、サウンドはAOR、フュージョン・ボーカル・ファンが諸手を上げて大喜びしそうなアダルト・コンテンポラリ。フュージョン的アプローチを採っている時のヴァネッサ・ウィリアムスやワークシャイ辺りを思い浮かべて貰うと近いラインかも。

 アース・ウインド&ファイヤーのカヴァーや曲調、アレンジともにはっきりとスティーリー・ダンを意識したようなナンバーに思わず顔がほころんでしまう。また、ギターの音色、フレージングがウイルソン・ブラザースなどのレコーディングの頃のルカサーを思い出させてくれるような“それ”なのだ。いにしえのAORファンの喜ぶツボを押さえたニクイ演出。こんなアルバムをプロデュースしているTim Cashionって何者?。なお、エグゼクティヴ・プロデューサーとして記されているのは大御所マット・ピアソン。

Jill Jenson

Jill Jenson

  • アーティスト: Jill Jenson
  • 出版社/メーカー: Bai Mai
  • 発売日: 2006/06/06
  • メディア: CD


Artist : Jill Jenson
Title : "JILL JENSON" / Release : 2006
Style : Adult Contemporary (female vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Francien Van Tuinen / "A PERFECT BLUE DAY"

 すっきりと晴れ渡る青い空。優しくそよぐ風。ずっと続く緑の草原。そんなアルバム・ジャケットそのままをサウンドとしてイメージして貰えばいい。本作の主人公、フランシアン・ファン・タイネンはオランダのシンガー・ソング・ライター。どこまでもナチュラルで爽やか。清々しく耳に優しいその歌は、ちょっぴりせつなくて、ほろ苦い。サウンドはシンプルな構成ながら、全編ギターで同郷のジェシ・ヴァン・ルーラーが参加するなど、かなりジャジー。ローズがきらめき70年代後半のクロスオーヴァー風味もあって、音にウルサイAORファンにもお薦め。因みに国内盤ラストに収録されたケニー・ランキンの“Haven't We Met?”のカバーは彼女が一番好きな歌なんだそう。

※更に詳しいレビューはこちらへ→http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-14.html

ア・パーフェクト・ブルー・デイ

ア・パーフェクト・ブルー・デイ

  • アーティスト: フランシエン・ヴァン・トゥイネン(=フランシアン・ファン・タイネン)
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2006/06/07
  • メディア: CD


Artist : Francien Van Tuinen
Title : "A PERFECT BLUE DAY" / Release : 2006
Style : Adult Contemporary (Female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Randy Crawford & Joe Sample / "FEELIN' GOOD"

 最近のジョー・サンプルのシックなステージングを思えば、今回のランディ・クロフォードとの再会作がハナから派手な作品にはならないだろうとは思っていたけれど、せめて僕が大好きな“Last NIght At Danceland”くらいは過去ヴァージョンに負けずに弾けるような躍動感が欲しかったかなぁ~、って気持ちが正直なところ。アルバム自体はリラックス感に溢れた素晴らしい出来映えだと思うけど、もう一つ華やかさが足りないような気がしてしまうのだ。でもそれは無理からぬ事。ジョーとランディが一緒なら、誰でもあの偉大な名曲“Street Life”を思い出さないわけが無いのだから。とはいえ、やはりこの二人は黄金の組み合わせ。焼き直しとは云え、“Rio De Janiero Blue”でのボーカルとピアノの並び立ち方はそんじょそこらのカヴァーとは存在感が違う。これが好盤で在る事に間違いはないのだ。

フィーリング・グッド

フィーリング・グッド

  • アーティスト: ジョー・サンプル&ランディ・クロフォード
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: CD


Artist : Randy Crawford & Joe Sample
Title : "FEELIN' GOOD" / Release : 2006
Style : Adult Contemporary / jazz (Female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Marilyn Scott / "INNOCENT OF NOTHING"

マリリン・スコットの2004年12月以来1年半振りとなる新作は前作“NIGHTCAP”に引き続きプロデューサーにジョージ・デュークを迎え、ラッセル・フェランテ、ジミー・ハズリップ、ヴィニー・カリウタ、ブライアン・ブロムバーグなど豪華強力なサポート陣に囲まれての、オリジナル楽曲を中心としたアダルト・コンテンポラリ回帰作となった。近年、確実にジャズ指向を強めつつあるマリリンだけど、彼女にAORやFUSION系シンガーの面影を追い続けてしまう僕には、スタンダードばかりを歌うよりもこちらの方が、やっぱり嬉しいのだ。

※更に詳しいレビューはこちらへ→http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-17.html

Innocent of Nothing

Innocent of Nothing

  • アーティスト: Marilyn Scott
  • 出版社/メーカー: Prana Entertainment
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: CD


Artist : Marilyn Scott
Title : "INNOCENT OF NOTHING" / Release : 2006
Style : Adult Contemporary (Female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ




Pat Metheny & Brad Mehldau / "METHENY MEHLDAU"

 高校生の頃、初めて“Are You Going With Me”を聴いて以来、パット・メセニーは僕の中で特別な存在になった。なのに、ここ数年は彼の音楽に以前程のめり込めなくなってしまった。そんな僕の気持ちを軽く吹き飛ばして、改めて彼の音楽の凄さ、底力を見せつけてくれた大傑作。2006年の#1はこれ。

 今回のデュオ相手、ブラッド・メルドーはパットの長年のパートナー、ライル・メイズ(p)とはどんなふうに違ったアプローチを見せてくれるのだろう・・・。そう思って聴き始めたけれど、パットが好むだけあってブラッドとライルは非常に感性の似たタイプ(勿論、この作品に於いては偉大なるパット・メセニーに引っ張られて、と云う側面は必ず有ると思うが)だと再確認。内省に秘めた感情の深さ、繊細さ。それを解放した時の広がりの大きさ。クールでいて、熱い。いっそのこと、ライルとブラッドがピアノ・デュオや並んで連弾をしたらどんなサウンドが出来上がるんだろうと僕の愉快な想像は尽きない。ブラッドが今後、このパットとの合作を作った事により、どう変わって行くかも楽しみだ。

Metheny Mehldau

Metheny Mehldau

  • アーティスト: Pat Metheny, Brad Mehldau
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 2006/09/12
  • メディア: CD


Artist : Pat Metheny & Brad Meldau
Title : "METHENY MELDAU" / Release : 2006
Style : jazz (guitar & piano)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


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コメント 11

怪鳥

ワタシの恫喝が効いたか(笑)久々に音楽ネタ炸裂ですね~。
このラインナップを見てると、すごくカッコイイ大人の男性が
書いてる感じがし・・・いや実際そうですが。
これからもなかなか他所で紹介されないような良質の
アダルト・ミュージックを採り上げて下さい!
by 怪鳥 (2007-01-11 13:44) 

シェリー

こんばんわ~yk2さんのブログタイトルは音楽だったんですね~♪
残念ながら・・・聴いたことないものばかりです(汗)
でもコメントを読んでいると、どれも聴いてみたくなりますね。
そう、とっても大人な匂いがしますよ~(笑)
これからも、音楽のことこっそり勉強させてくださりませ☆
今年は私も心地よい心の栄養をいっぱい補充して、成長したいなぁ。
シャンパンに合う素敵な一枚なんてありますか?
皆で飲んだ後に、最後の一杯を部屋で一人で愉しむときにお勧めなやつを
お願いします~今はボワーっと燃え上がるというより、
ゆっくーりうっとーり色んなことを想える感じのがいいなぁ・・・
by シェリー (2007-01-11 23:13) 

TaekoLovesParis

私もシェリーさん同様、yk2さんのブログタイトルの由来を知りませんでした。ドン・グロルニックの名前も知らなくて。。でも、「どっかで聴いてるハズ」
っていう曲でしょうか。

↑yk2さんより先に、私がシェリーさんに答えちゃうと、私はそういうシーンでは、「ティル・ブレンナー」の「オセアナ」を聴いたりしています。もともとyk2さんのトコで紹介されてた1枚なんだけど、スローテンポなサックスの音色がしみじみ感。涙ぐんでしまうときだってあるくらい。(yk2さんから「はずしてる」って言われるかもしれないけど。)

絵からはパワーをもらうことが多いけど、音楽には慰められています。
寒い札幌に住んだときは、AORじゃなくて、厳冬のロシアのチャイコフスキーに励ましてもらってた。それからエンヤの行進曲風をBGMにスキーに
通ったりとかね。

あれれ、これじゃ、シェリーさんへのコメントになっちゃった(笑)

yk2さんに戻ります。
私もメセニーのこれは、yk2さんのトコに載る前に買いました。
最初の方の曲が、私には海が浮かんでくる夏モードだった。
Four Playのブルーノートお正月公演、行きたかったなぁ。

イリアーヌは、ジャケも冬の装いだったし、今の季節に聴くほうが私には
しっくりきます。
いろんなアーティストを教えていただいて、yk2さんには感謝(ホントよ)
by TaekoLovesParis (2007-01-12 01:12) 

yk2

怪鳥さん :
すみませんね~、書いてるのは大してカッコ好くもないおぢさんで!(大笑い)。

でもね、ここに載せているディスクたちは決してBreezin'でかけられないようなもんばかりでもないですよ。特にジル・ジェンソンははっきり云ってマリリン・スコットの新譜よりよっぽどAORファンに受けが好いのでは?、と僕は思ってます。聴いてなければぜひ試聴してみて下さいな。もろスティーリー・ダンなのは#3です。僕は#1が好みだけどね。
by yk2 (2007-01-12 01:26) 

yk2

シェリーさん :
シャンパンに合う音楽ねえ~。改めて考えてみるとなかなか難しいかも。

だいたいちょっとそれに合うかな~と僕も思ったティル・ブレナーは既にtaekoさんに書かれちゃってるしー(苦笑)。
#そのアルバムのレビュー記事は↓。トランペッターのアルバムです。
http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-9.html

歌が多い方が好みなら、同じティルのアルバムでも1枚前の“THAT SUMMER”ってアルバムも好いですよ。ハンサムだし、声も甘いし(笑)。
特におすすめはセサミ・ストリートのカエル、カーミットが歌う#2かな(笑)。
#8はそのままズバリ“AFTER HOURS”。君と逢って、楽しかったあとはボーっとしちゃうんだ、って曲。

試聴は両アルバムとも↓でね。
http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/till_bronner/disco.html

なぐさめられたいような時はキアラ・シヴェロかなぁ。ちょっぴり哀しいけど、最終的に前向き。#1“HERE IS EVERYTHING”がおすすめ。
http://www.amazon.co.jp/Last-Quarter-Moon-Chiara-Civello/dp/B0006M4TXG/sr=1-2/qid=1168536709/ref=sr_1_2/503-9550851-7883925?ie=UTF8&s=music

・・・って、ここまで書いてコメント欄でこれをつらつら書き続けるのも結構絞れなくって大変なので(汗)、こんな感じの曲を集めて近々1つの記事にしておきますね(苦笑)。
by yk2 (2007-01-12 02:55) 

yk2

1曲、シェリーさんの今年のテーマ(=愛・・・^^;)に沿うような曲が在るの、思い出しました。ゆっくーりうっとーり色んなことを想える感じのがいいなぁ・・・と云うご希望にも適ってそう。

ステイシー・ケントといって、僕がとても好きなヴォーカリストなんですが、「THE BOY NEXT DOOR」(2003年)というアルバムの中で、#7“WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE”というバート・バカラックの曲を歌ってるんですが、しっとりともの思いに耽るにはぴったりですよん。
短いけど↓で試聴可能です。

http://www.amazon.co.jp/Boy-Next-Door-Stacey-Kent/dp/B00009YOUO/sr=1-1/qid=1168608229/ref=sr_1_1/503-9550851-7883925?ie=UTF8&s=music

ジャズだけじゃなくポップス系の曲(“YOU'VE GOT A FRIEND”とか)もやってるから、ジャズにあまり慣れ親しんだ人じゃなくても、とても聴きやすい、好いアルバムなので大変お薦めなんですが、先ずはレンタルしてみてはいかが?(^^;。
by yk2 (2007-01-12 22:33) 

yk2

taekoさん、こんばんは。
まずは、おかえりなさい、ですね(^^。パリはいかがでしたか?。

ちょうど、今晩もBlue NoteではFourplayが公演中ですね。でも僕はちょっと最近の彼らのアルバムは印象が薄くて、なんだか心に届いて来ません。決して嫌いになった分けではないのですが、なんだか観に行きたいという気持ちが湧いて来なくて今回はスルーです。12月のリトナーとデイヴ・グルーシンは散々ワクワクしながら待って、当日はすっ飛んで行きましたが・・・(^^;。

ドン・グロルニックはかなり知る人ぞ、って感じの地味な裏方さん的ピアノ弾き。アルバム「HEARTS AND NUMBERS」もマイケル・ブレッカー知ってる人じゃなきゃ、って作品であまり知られていません。売れなかったから現在も廃盤で、taekoさんも多分ご存じじゃないと思います。でも、僕は長年ず~っと愛聴している大好きなアルバムなんです。

アルド・ロマーノもそうですが、イリアーヌもティル・ブレナーもtaekoさんに嫌われずに今も聴いてもらっているのですね。改めて安心しました(笑)。
by yk2 (2007-01-12 22:47) 

シェリー

こんばんわ~こんなに素敵に色々ご紹介くださって感激です(涙)
今日はシャンパンではなく・・・ビール飲みながらでしたが(笑)
ご紹介してもらったサイトで色々視聴してみました~

「ティル・ブレナー」さん♪本当に甘くてハンサムでうっとり~ですね☆
「OCEANA」にはyk2さんの1曲毎の紹介が載っているのもいいなぁ☆
そして何より『穏やかなハンサムガイは赤ワインの味わい』って記事を、とっても興味深く♪楽しく♪読んじゃいました~
音楽の味をワインのタンニンに表現してるの。なんだかとても素敵でした。
それに『緑は緑でいいんだよ』って。そのエピソードに心がニコニコしてきましたよ~聴いてみたいなぁ~

でも短い視聴で・・・ステイシー・ケントさんにキュン♪ときました~
体に沁み込むみたいで・・・うっとぉ~りなのに心地いいです~
16曲全部視聴しちゃいました(笑)これ全部聴いてみたいです。

あ・・・でも・・・キアラ・シヴェロさんも・・・哀しい曲が多いんですか?(すみません・・・聴いただけでは歌詞の意味がわからなくて 汗)でもなんとなぁくそんな気分に沁みてくる気がします~慰めてもらえそう・・・

どれも素敵です。そしてやっぱり夜がいいな。そしてやっぱり素敵なお酒と一緒にがいいなぁ~(笑)色々な自分を見つめられそう。・・・どれにしようかな?今日はゆっくり寝ながら天の神様にも聴いてみます(笑)

本当に色々感謝です!でもこれからも色々よろしくお願いしまーす。

>Taekoさんへ
>絵からはパワーをもらうことが多いけど、音楽には慰められています
とっても共感です。Barで飲みながら流れてくる音楽に・・・ふと自分を見つめなおさせてもらったり。リセットさせてもらったり。時にはどっぷり感傷に浸らせてもらったり(笑)私も音楽を聴くと、急にその頃の気持ちとか思い出が浮かんだりもします~お酒と音楽♪今年のサブテーマに加えようかな(笑)
「オセアナ」じっくり聴いてみたいです。いつもありがとうございます☆
by シェリー (2007-01-13 00:33) 

TaekoLovesParis

yk2さん、こんばんは。

パリは予定どおり毎晩シャンパンでした。ほんとはいろんなブランドを飲んでみたかったんだけど、友達が「お正月過ぎたから、これ、3本で2本の
値段だった」と、うれしそうに買ってきたので、毎晩同じで、ちょっと思惑と
違ったけど、文句なんか言えない。だって、シャンパンは19~22ユーロが一般的。1ユーロ=160円だから、3000円以上。日本のネット販売とあまり値段が変わらないのよ。フランスはすべてのものに20%税金が内税でかかっているから、輸出するときは自動的に20%安で、さらに卸値になるというしくみ。

日本ではどこを歩いていても、BGMがきこえてくるけど、パリは静か。
たまにAORやJazzが聞こえてきたりすると、はっとする。

何回行っても時々はっとする景色に出会うのがパリ。遠近法のお手本の
ように冬の木立がどこまでもず~~っと続いている、そんな何気ない景色
に感動。エッフェル塔の夜8時のきらきらっと光を放つ放射状のライトアップも人工的だけど、きれいだと思う。広く整然とした公園の向こうには宮殿が
見えたり、も華麗なロマンで中世にひきこまれる。

パリの景色は見飽きないんだけど、シャンソンはすぐ聞き飽きる。
うちの祖母や母の時代は欧州志向で、私もその影響を受けてるけど、学校教育やTV、映画、音楽はアメリカ文化。AORの曲にはアメリカのスタンダードナンバーのメロディが織り込まれているものが結構あるから、私には
聴きやすいし親しみがある。飽きない(笑)

今、聴いているのは、元気よく、"Livin' it Up"。ビル・ラバウンティ。

お~、リトナーとデイヴ・グルーシン、いらしたんですね。よかったでしょ。
アルバム"Smok’n Mirrors"の中の曲もやりましたか?ドラムが知らない名前の人だったような。。今度、感想記事、お願いしますね。

@シェリーさんへ
yk2さんの曲選びは、スタイリッシュだけど、基本的なつぼを押さえてると
思います。
飽きずに何年でも聞けるものが多いですよ。私はおすすめしていただいた
ぶん、よく聴いています。音楽も知っている曲がふえてくると、もっと、もっと楽しくなると思いますが。。
by TaekoLovesParis (2007-01-13 00:43) 

yk2

シェリーさん、何もそんなに古い記事をついでに読んで来なくていーんですってば~!(汗)。あのワインに喩えた話は今にして思えば、ちょっと手直ししなきゃ~なーって常々思ってるような内容なんですから・・・(苦笑)。でもまぁ、ティルがそういう優しいおにいちゃんだって、判ったみたいだから良しとしましょう(笑)。

ステイシーも機会があったらぜひぜひ、聴いてみて下さいね。
いろいろ試した方が楽しめると思うので、無理に1枚買うよりもレンタルで良いから、ティルもキアラも、って方が好いかもしれません。サブ・テーマにするなら、ね(笑)。

僕が好きな音楽は、実際夜型が多いです。アウト・ドアでからっと晴れて健康的・・・ってイメージはほとんどないですね(笑)。クルマ運転してる時とBARでお酒飲みながら、って雰囲気に合うような物しか買ってないかも・・・(^^;。
by yk2 (2007-01-14 01:11) 

yk2

taekoさん、毎晩シャンパンですか~、贅沢だなー。ま、そりゃ、同じ銘柄だからって文句は云えませんわな(笑)。

実は僕も去年パリでワイン買おうかと思った時、ニコラってパリに何店も在るチェーンのワイン屋さんでじっくり見て来たんですが、知ったような銘柄は日本で買うのとさして違わないんだなぁ、結構高いな~って思って結局買いませんでした(もう既にシエナで6本買ってたせいもあったけど)。消費税20%はほんと、大きいですよね。

昨日のコメントのお供はビル・ラバウンティですか。“Livin' it Up”はもちろん大好きな曲ですよ(^^。

パリは確かに日本みたいには音楽が溢れていませんね。音のある空間ってタクシーの中くらい?(笑)。でも時々メトロの駅で学生みたいなバイオリニストやジャンゴみたいなジプシースタイルのギタリストが頑張って演奏してたりして、上手だと通り掛かりについつい聴き入ってしまします。あーゆーのはパリならではで、楽しい。

リトナー&グルーシンのライブ、ドラマーはオスカー・シートンと云ってまだ20後半~30前半くらい(?)の若手です。ヤツは終演後、僕のすぐ後ろの方に座ってた女の子二人組をナンパしてました。しょーもないやっちゃ(笑)。新曲ももちろん演奏しましたよ。
by yk2 (2007-01-14 01:37) 

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