目黒・東京都庭園美術館近辺を散歩する [散歩道の景色]
6月15日(日曜)
薄曇りで蒸し暑さも和らいだ日曜日の午後、展覧会最終日になってしまったけど、絶対に見逃したくないと思っていた“オールド・ノリタケと懐かしの洋食器展”を観る為に、目黒の東京都庭園美術館へと午後から赴く。
★
庭園美術館にやって来たのは丁度2年ぶりでこれが2度目。そう云えば前回も食器にまつわる展覧会の最終日。結構な雨降りの日だったっけ。
その時やっていたのはアラビア窯の展覧会“北欧のスタイリッシュ・デザイン”。丁度映画館で『カモメ食堂』を観た直後だったので、小林聡美演ずる主人公が劇中で使っていたイッタラのオリゴと云うシリーズのマグカップがすごく気になっていた。だから、とてもタイムリーな企画展だったし興味深い内容だった。僕はあれから、食器の展覧会を観るのもなかなか面白いもんだ、と感じる様になったんだ。
◆参考過去記事)
・かもめ食堂と北欧のスタイリッシュ・デザイン : http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2006-06-27
真っ直ぐに美術館へ入るつもりだっただけど、歩いてる途中で心変わりして一旦素通り。デジカメを新調したばかりなので、庭園美術館から白金台駅方面へ少し散歩してみよう。この日は開館時間に余裕が無いのでハシゴして観られる分けじゃないんだけど、以前から1度訪ねてみたいと考えていた松岡美術館方面へと歩いてみることにした。序でだから、場所を確かめておきたかったんだ。
地図を見て知り、その存在が気になってたんだけど、すぐお隣には国立博物館付属の自然教育園って施設も有ったりする。
行ったことのある人に聞いてみたところ、ここは手の入れられた人造的な植物園とかではなく、昔からの森がそのままの形で保存されているんだって。本当に手付かずのままの広大な敷地なので、女性などはちょっと散歩と云った軽い気持ちでヒールの高い靴のままなどで入ってしまおうものなら、大変な目に遭うこと請け合いらしい(^^;。もし行くなら、ちゃんとしたハイキングの心づもりでね、とはハイキングが嫌いな友人の弁(笑)。
★ ★
メインのプラチナ通りの手前を脇道に逸れる。如何にも白金らしい、小さいながらも品の良いお店が数軒しかないような静かな裏通り。ここを真っ直ぐ行くと松岡美術館のすぐそばに出られるらしい。
進行方向左手はず~っと自然教育園の森が続く。ここが本当に白金?と、びっくりするくらい立派な木が途中に在って、思わずパチリと撮ってみた。ああ、構図が悪くてスケール感が全然伝わらないのが本当に悔しい(苦笑)。
それにしても本当に広大な森が残されてるんだなぁ。そう云えば、目黒には今も「鷹番」なんて地名が残っている通り、その昔は徳川将軍家の鷹狩り場が有った様なところ。今でこそ都心の一等地として町並みもすっきり綺麗に整備されているけれど、昔は江戸の中じゃそれこそ田舎。な~んにも無い場所だったんだよね。それだからこそ、落語に『目黒のさんま』なんて演目があるんだもの。
庭園美術館前から12~15分程度歩いただろうか。松岡美術館の裏手に到着。曇っていて、あまり暑い日じゃなかったので好かったけど、真夏の炎天下にここを目的地にして目黒から歩いたら、それはちょっと大変かも。ここだけに来るなら、クルマの方が断然便利かもね。ほんの数台分しか無いという美術館駐車場もすかさずチェック。
通り左側に位置する森はまだまだ先までず~っと続いている。人通りも少なくって静かだし、緑が多くて目に穏やか。風も心地良くって素敵なところだなぁ。都心にいるのを忘れてしまいそう。
この日はここで今来た道をUターン。
途中、紫陽花の咲いている小さなお寺なんぞを眺めつつもイマイチ写真を撮る気になるものも無くて、そばに在った公園へ。
何か目黒在来の野の花でも見られればと思ったのだけど、そこに咲いていたのは如何にも公園の花壇用に植えました、と云った風情の園芸的な小さな花々。可憐ではあるけれど、ちょっと、今日の気分とは違うんだよね。
★ ★ ★
庭園美術館まで戻って来た。結局、東急目黒駅を出て、トータルで40分くらい歩いたことになるのかな。写真を撮ったり、ふらふらしてる時間も合わせたら50分くらいが経過して、時間はもう3時半過ぎ。いけないいけない、目当てのオールド・ノリタケ展がゆっくり観られなくなっちゃう(苦笑)。
旧朝香宮邸(現・庭園美術館)の前でパチリ。さっきまで少し晴れ間も見えていたのに、また曇って来ちゃったなぁ。後で庭でも写真が撮りたかったのに。
さて、この展覧会ではどんな面白い発見が出来るかな。先月神奈川県立博物館で観た『ハマヤキ故郷へ帰る』展がとても面白かったから、期待大。
展覧会の感想は、出来ればまた別の機会に。どうせ書くなら、色々と調べてみたい事柄も出て来たから。取り敢えず、僕にとってはとても面白い内容で、今まで以上に興味が湧いて来た!とだけ記しておこう。1つ計算外だったのは、館内で本当に偶然友人に会っちゃって、お喋りに夢中になりうっかり一緒に美術館から出て来ちゃったこと。前回雨降りでちゃんと見られなかった庭を、結局今回も見られずに帰って来てしまった。あーあ(苦笑^^;)。
薄曇りで蒸し暑さも和らいだ日曜日の午後、展覧会最終日になってしまったけど、絶対に見逃したくないと思っていた“オールド・ノリタケと懐かしの洋食器展”を観る為に、目黒の東京都庭園美術館へと午後から赴く。
庭園美術館にやって来たのは丁度2年ぶりでこれが2度目。そう云えば前回も食器にまつわる展覧会の最終日。結構な雨降りの日だったっけ。
その時やっていたのはアラビア窯の展覧会“北欧のスタイリッシュ・デザイン”。丁度映画館で『カモメ食堂』を観た直後だったので、小林聡美演ずる主人公が劇中で使っていたイッタラのオリゴと云うシリーズのマグカップがすごく気になっていた。だから、とてもタイムリーな企画展だったし興味深い内容だった。僕はあれから、食器の展覧会を観るのもなかなか面白いもんだ、と感じる様になったんだ。
◆参考過去記事)
・かもめ食堂と北欧のスタイリッシュ・デザイン : http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2006-06-27
真っ直ぐに美術館へ入るつもりだっただけど、歩いてる途中で心変わりして一旦素通り。デジカメを新調したばかりなので、庭園美術館から白金台駅方面へ少し散歩してみよう。この日は開館時間に余裕が無いのでハシゴして観られる分けじゃないんだけど、以前から1度訪ねてみたいと考えていた松岡美術館方面へと歩いてみることにした。序でだから、場所を確かめておきたかったんだ。
地図を見て知り、その存在が気になってたんだけど、すぐお隣には国立博物館付属の自然教育園って施設も有ったりする。
行ったことのある人に聞いてみたところ、ここは手の入れられた人造的な植物園とかではなく、昔からの森がそのままの形で保存されているんだって。本当に手付かずのままの広大な敷地なので、女性などはちょっと散歩と云った軽い気持ちでヒールの高い靴のままなどで入ってしまおうものなら、大変な目に遭うこと請け合いらしい(^^;。もし行くなら、ちゃんとしたハイキングの心づもりでね、とはハイキングが嫌いな友人の弁(笑)。
メインのプラチナ通りの手前を脇道に逸れる。如何にも白金らしい、小さいながらも品の良いお店が数軒しかないような静かな裏通り。ここを真っ直ぐ行くと松岡美術館のすぐそばに出られるらしい。
進行方向左手はず~っと自然教育園の森が続く。ここが本当に白金?と、びっくりするくらい立派な木が途中に在って、思わずパチリと撮ってみた。ああ、構図が悪くてスケール感が全然伝わらないのが本当に悔しい(苦笑)。
それにしても本当に広大な森が残されてるんだなぁ。そう云えば、目黒には今も「鷹番」なんて地名が残っている通り、その昔は徳川将軍家の鷹狩り場が有った様なところ。今でこそ都心の一等地として町並みもすっきり綺麗に整備されているけれど、昔は江戸の中じゃそれこそ田舎。な~んにも無い場所だったんだよね。それだからこそ、落語に『目黒のさんま』なんて演目があるんだもの。
庭園美術館前から12~15分程度歩いただろうか。松岡美術館の裏手に到着。曇っていて、あまり暑い日じゃなかったので好かったけど、真夏の炎天下にここを目的地にして目黒から歩いたら、それはちょっと大変かも。ここだけに来るなら、クルマの方が断然便利かもね。ほんの数台分しか無いという美術館駐車場もすかさずチェック。
通り左側に位置する森はまだまだ先までず~っと続いている。人通りも少なくって静かだし、緑が多くて目に穏やか。風も心地良くって素敵なところだなぁ。都心にいるのを忘れてしまいそう。
この日はここで今来た道をUターン。
途中、紫陽花の咲いている小さなお寺なんぞを眺めつつもイマイチ写真を撮る気になるものも無くて、そばに在った公園へ。
何か目黒在来の野の花でも見られればと思ったのだけど、そこに咲いていたのは如何にも公園の花壇用に植えました、と云った風情の園芸的な小さな花々。可憐ではあるけれど、ちょっと、今日の気分とは違うんだよね。
庭園美術館まで戻って来た。結局、東急目黒駅を出て、トータルで40分くらい歩いたことになるのかな。写真を撮ったり、ふらふらしてる時間も合わせたら50分くらいが経過して、時間はもう3時半過ぎ。いけないいけない、目当てのオールド・ノリタケ展がゆっくり観られなくなっちゃう(苦笑)。
旧朝香宮邸(現・庭園美術館)の前でパチリ。さっきまで少し晴れ間も見えていたのに、また曇って来ちゃったなぁ。後で庭でも写真が撮りたかったのに。
さて、この展覧会ではどんな面白い発見が出来るかな。先月神奈川県立博物館で観た『ハマヤキ故郷へ帰る』展がとても面白かったから、期待大。
展覧会の感想は、出来ればまた別の機会に。どうせ書くなら、色々と調べてみたい事柄も出て来たから。取り敢えず、僕にとってはとても面白い内容で、今まで以上に興味が湧いて来た!とだけ記しておこう。1つ計算外だったのは、館内で本当に偶然友人に会っちゃって、お喋りに夢中になりうっかり一緒に美術館から出て来ちゃったこと。前回雨降りでちゃんと見られなかった庭を、結局今回も見られずに帰って来てしまった。あーあ(苦笑^^;)。
2008-06-28 23:43
トラックバック(0)