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丸の内ブリックスクエア、A16にて [そとごはん、そとワイン]

2010年01月24日(日曜)
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 同級生たちと晩ごはんを食べる約束で丸の内へ。まだ待ち合わせまで少し時間があるので、国際フォーラムの前をぶらりと散歩。すると、さすがに有楽町、これってシンビジュームなのかな?、植え込みがとってもゴージャス[ぴかぴか(新しい)]だったので、思わずカメラを取り出してパシャリパシャリ。せっかくだから、もう少し周辺も撮影してみようかな。




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 この辺りは、いつ来ても綺麗にライト・アップされていて華やかだ。この日の目的地は三菱一号館の裏手なんだけど、COTTON CLUBのスケジュール・ボードに釣られてTOKIA前へ。ふむふむ、2月中旬から3月アタマまではニコレッタ・セーケエリザベス・シェパードジェーン・モンハイトって女性ヴォーカリストばかりの公演がずっと続くんだね。3人とも僕がアルバムを持っている、馴染みのある歌手だけど、この中なら一番コンテンポラリなスタイルのエリザベス・シェパードが最近の好みかな。で、なになに、彼女はまだ日本ではあまり知名度が高くないせいか、なんとミュージック・チャージなしの公演とあるではないか。まぁ、そもそもここは飲食がお安くないからねぇ・・・(^^;。ま、平日だけど、それなら都合付けてみようかな。


 そのCOTTON CLUBのすぐ下は、taekoねーさんオススメのレストラン、VIRON。僕も1度食事をしてみたけど、雰囲気はすこぶるパリのビストロっぽくて、料理のヴォリュームもかなりある。その時オーダーしたワインのことでスタッフくんと話が弾んで、なかなか楽しくて居心地の良いお店だった。こっちもまた行きたいね。


 そうそう、話変わって、三菱一号館と云えば4月には美術館も新しく開館してマネの展覧会があるんだよね。それも待ち遠しいけど、僕はこの建物を設計した建築家、ジョサイア・コンドルにただ今興味津々。コンドルって面白い人で、日本画絵師の河鍋暁斎に弟子入りまでして日本画を学んでいたんだ。それも、なかなか見事な腕前の持ち主で“暁英”って雅号まで与えられていた。彼に関連する本を2冊買ってあるんだけど、まだ読まないでいて、ずっと積んだままなんだなぁ・・・(^^;。


★ ★


 うっかりしていて、待ち合わせ時間を5分過ぎてしまったのに気が付いて、慌てて約束のお店へ。

 やって来たのは、丸の内ブリックスクエアの1Fに出来たA16(エー・シックスティーン)というカリフォルニア・スタイルのイタリアン・レストラン。いつお店の前を通ってもお客さんがいっぱいの繁盛店。以前入ってみようかと試みた時は「すみません、1時間ほどお待ち頂く様になります」と云われ、あえなく断念。だから、この日はもちろん事前に予約を入れてある。

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 店内は結構カジュアルなんだけど、窓が大きく採られていて、ライトアップされたブリックスクエアの中庭(通りと云ってしまえば通りだけど・・・^^;)がなかなか雰囲気が好い。それでも僕等が行った時のBGMが80年代のビルボードTOP40みたいなノリで、まぁピッタリって云えばピッタリなのかも知れないけど・・・、若い人たちにはどーなんだろ?(^^;。一見お洒落だけど、実は気さく、って感じが受けてるのかも(笑)。


 この日は新年会で・・・とか云うと怒るよね(^^ゞ、同級生Bの誕生会。分かっているクセに乾杯はどうする?、とイジワルして訊けば、「シュワシュワ~に決まってるでしょ!」と云うので「なーんだ、ビールでいいのか~」と“お約束”の憎まれ口を聞いてからスパークリング・ワインを注文。イタリアンだけどカリフォルニア料理なので(^^;、久々にアメリカの泡、ロデレール・エステート・ブリュットをボトルで貰って乾杯。お誕生日おめでとう~[るんるん]

 さて、何を食べようか。

 実はここのお店は、その同級生Bにはちょっと縁のあるお店。経営母体企業に身内がいる関係で、以前も数回このお店に来ているそうな。で、彼女の云うコトには、そこそこボリュームは有る方だと云う。それぞれが前菜やサラダをめいめい取って、ピッツアやパスタを1人前ずつオーダーしたら、女性は特にメインまでなんて辿り着けないかも・・・ってハナシ。では、4人それぞれが食べたい前菜を貰って、ピッツアはシェア。パスタを食べるかメインに直に行くかは、様子を見ながらでも好いんじゃない、ってコトに。写真は白身魚(鯛だったかな)のカルパッチョとトリッパ、ごくシンプルなトマトソースにオリーヴのピッツア(あれ、アンチョビだったっけ?^^;)。前菜のお皿のボリュームはやや軽めだったけど、やっぱりピッツアは大き目。僕も粉モノは好きだけど、あんまり沢山は食べきれないので、これはやっぱりシェアが正解。女子チームはこれで満腹にしてしまうと次へ行けそうもないので、適宜切り上げて貰って、パスタでなく、お店のオススメ・メニューのミートボールバジリコ風味のトマト煮・グラナチーズかけとチキンのグリルを貰った。メイン料理にはそれぞれ白インゲンの煮込みや野菜などのサイドディッシュが付いてくる(写真なし)。


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 某“ひとり1本な会”の時とはペースが違うので(笑)、ワインの進みものんびり。この日のメンバーの中には、無意識な内にもカリ・ピノ好みなCちゃん(知らずに飲んで、私これ好き~と必ず毎回云う・・・笑)がいるので、2本目もカリフォルニア・ワイン。カレラのピノ・ノワール、セントラル・コースト07年。至って気楽です[わーい(嬉しい顔)]。でも、後から思うと、この日は料理の取り方もワインもあまりに普通にカジュアルで、誕生日を祝って貰うBにとっては、ちょっとアッサリし過ぎてたかもなぁ・・・。


 みんながデザートを食べてる横で、僕は少し飲み足りない気がして(^^ゞ、グラッパを。そうしたら、お店からBの誕生祝いにと僕ら全員にヴィンサントが1杯ずつ。これが、とろりと甘い紅茶テイストで美味しかったなぁ~。ついうっかり銘柄を訊くのを忘れて来ちゃったけど、あれはどこのなんてヤツだったんだろう・・・。


★ ★ ★


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 おなかいっぱいになった帰り道、エシレのお店の前で、どっかで見たようなブルー(笑)と白の牛くんをウインドウ越しにパチリ。いつも見るたび気になってたんだけど、営業中だとなかなか撮影しにくいからねぇ(^^ゞ。まじまじと見ていたら、これってクレイでも作れちゃう?、な~んて思い始めた。いやいや、そのまんま牛を作ろうってワケじゃないですよ。ええ、わざわざ作るなら勿論ロータス模様も背中に入れる、あの全身青いエジプトのヤツですケドね(笑)。も1つついでにフランソワ・ポンポンのシロクマも、このカラーリングで牛模様に塗ってみたらかなり面白いかも・・・って、それは芸術の改変に当たるとお目玉頂戴しちゃうかな(^^ゞ。





ヘヴィー・フォールズ・ザ・ナイト

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