７月の花 （2010年）

2010年07月11日（日曜）


　この日は参議院選挙の投票日。投票序での帰り道に、７月の花を見ておこうとカメラを持って家を出た。立ち寄った先は、いつもの公園。蓮の花が、まるで桃の実みたいでしょ？（＾＾。



　７月ももう中旬に差し掛かり、アジサイもそろそろ終わりの時期。周囲では殆どが色褪せ、ピンクやブルーの花は既に茶色く変色し始めている。雨の季節ももうじきお終いだものね。



　この時期、この公園では草から咲く花が増えて、木に咲くものは数が少ない。これはウツギの仲間。



　実はこの日は、ノカンゾウとヤブカンゾウを写真に撮りたいな、と思ってここへ来たのだけれど、少し時期が遅かったみたい。どちらももう枯れ始めてしまっている様でしおれ気味。お世辞にも好いコンディションとは云えないなぁ（※これはヤブカンゾウ）。もう１週間、早く来なければいけなかったみたいだ。



　対して、こちらは夏の野の花の女王。艶やかに咲く姿が誇らしげなヤマユリ。ただ、綺麗だと思いつつ、僕はこの派手派手しい姿があんまり得意ではないのだけれど（＾＾ゞ。



　キキョウも今が盛りと咲き誇ってる。
　


　水辺近くにはミソハギの花。この花は割合長く咲く。去年も８月末まであったものね。



　東屋に腰掛けて、暫し蓮の池を眺める。

　早朝に来なければ綺麗な状態での撮影が難しい蓮の花は、午後の２時過ぎともなれば、こんな具合。大きな花びらが芯から外れ始めると、美しかった花の形は徐々に崩れて、写真に収めるには少々辛い姿に変わってしまう。どんな花でも、咲いたらやがて散ってゆくのは当たり前のこと。それでも、蓮の散り際はちょっとばかり残酷な気がしてしまうのは僕だけだろうか。例えば同じ大きな花びらでも、牡丹の散り方はもう少し趣が有る気がするのだ。



　朝からどんよりと曇りつつも、何とか持ちこたえていた天気もついに崩れて、雨粒がぽつりぽつりと落ちて来た。



　グワー、グワーとアヒルが鳴いて近寄って来たかと思うと、すぐそばでバシャバシャと水浴びを始めた。いつだって好きな時に水に浸かれるだろうに、雨が降ってきたのが嬉しいのかい？（笑）。


　俄雨ですぐに止んでくれればと思ったけど、どうやら、このまま本降りになってしまいそう。折り畳み傘は持ってるけど、雨脚が弱いうちに帰ろうか。　

　じゃ、またね、アヒルくん。　

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