July [いつかの出来事]
2013年07月14日(日曜日)
今年も7月がやって来て、僕はまた1つ歳をとってしまった。思い出すに、少なくとも10年ばかり前からは、もう誕生日なんて今さら嬉しくもなんともない、むしろ来なければ好いのに!などと、ヒネくれたことばかりを常々口にしてしまっているのだけど、有り難いことに、まだこんな僕の誕生日を覚えていて当日にお祝いのメールをくれたり、誕生祝いを開いてくれる友人たちがいてくれる。長い付き合いだからみんな判りきってるとは思うけど、僕は、昔から変わらず今もぜ~んぜん素直じゃないから、面と向かっては云いづらいので、ここにこっそり書いておくね。「ありがとう」。
7月は僕の他にもう1人、Cちゃんの誕生月でもある。
僕の誕生日は月初なので、もう既にちょっと前のことの様な気がして、気分としては“自分の”と云うよりも、Cちゃんの誕生祝い、って気持ちの方が断然強かったけどね。>やっぱり素直じゃない?>ぢぶん(^^;。
で、今こうしてblogを書いてる今日この日(17日)がまさにCちゃんの誕生日。おめでとう。また1年、楽しく、明るく、健康的に過ごせます様に。お互いにね(^^。
今回訪れたのは、青山のCICADA(シカダ)。選んだのはCちゃん。「どう思う?」って相談を受けるちょっと前に、ちょうどtaekoさんが記事にしていた(http://taekoparis.blog.so-net.ne.jp/2013-04-29)ので、ああ、ねーさんがあんな具合に書いているので間違いはないだろうと確信。さんざん一緒にごはんを食べてるから、好む好まないはある程度判ってるし、会った際に直接話に訊いても、結構賑やかでも問題は無いそう(?)らしい。ウチの同級生たちには、そこんトコかなり重要なもので(^^:。
お店は246を南青山方面に少し入った場所に在って、まるで南国のリゾートの様なお洒落な造り。かなり流行っているお店だと聞いていたけど、確かにこれは“女子”は好きだろうね~。僕は待ち合わせ少し前に着いたので、すぐに店内には入らず、入り口の奥にある東屋みたいな(要は壁が無くって吹き抜けってこと)ウェイティング・バーにてカヴァを1杯。
行くまではイタリアン?と思っていた(※某ねーさん情報)けど、実際は「地中海風」と云うことで、イタリアンやスパニッシュのフュージョン的な料理の店なんだそうな。そうして、最初にオーダーしたのは「ひよこ豆のハムス」。イタリアンでもスパニッシュでもなく、その名のとおり中東風(笑)。まぁ、僕はスペインへは行ったことがないのでよくは分からないけど、これは古のイスラム支配の名残で今も彼の地で食べられているのかな?。
ハモン・イベリコのベリョータの載ったお皿を目の前にして、「ああ、そう云えば、シャポン(=Le Chapon)がなくなって初めての誕生日なんだなぁ・・・」って、今さらの様に気が付いた。
この10年間、ずっと誕生日はシャポンで祝って貰っていたんだものね。祝ってくれた人たちの中には、今となっては、いろんな理由で、もう会っていない人もいたりして、過ぎ去った時間の長さを思い返して、ひとりしみじみ・・・。「ああ 時はさらさら 流れてゆくよ」って、小田ぢいの『夏の終わり』の一節を、誰にも聴こえないよう口ずさんでみたりして。
そんな思いに耽りつつも、僕ひとり、ずっとこのまましみじみし続けることは決して許されない(苦笑)同級生たちとのテーブルは、やっぱりいつもどおりにすこぶる賑やか(^^;。
この日は外のテラスに席を取っていたせいもあって、開放的なことも手伝ってか、いつも以上にゲラゲラ笑ってたかもね(^^。16時くらいから降ったかなり強い夕立のせいもあって、雨上がりはじっとりと蒸し暑かったけど、それはそれで夏の夜らしくて気持ち好く、そんな中で飲むキリキリに冷えた白ワインも美味しくってね(^^。そのじっとりとした空気感の中で、僕の脳内プレーヤーでは、イタリア人シンガーのマリオ・ビオンディ(http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2007-agost-02)が歌う、ヘンリー・マンシーニの"SLOW HOT WIND"がず~っとリピートしてた。
(※あえてリンクは付けないけど、聴いてみたい人はMario Biondi / SLOW HOT WINDでyoutube検索してみてね)。
ひよこ豆のハムスに付いてくるナンみたいなヤツ(?)がおかわり自由だったせいもあって、みんな意外と早くにおなかが埋まってしまい、結局メインまで辿り着けずにパスタとリゾット(写真上)を頼んでごちそうさま。このリゾットがお米でなくて麦。むちむちぷちぷちとした食感が心地良くって面白かったな。これを食べに、また来たいかもね。
ただ、照明はめっちゃ暗くて、ロウソク灯りがゆらゆらムードが有って好いんだけど、陽が落ちてしまうとこのテラスはまるっきり写真撮影向きの席ではない・・・ですな(苦笑)。まぁ、ブレた写真もそれはそれで、blogではこうして使い途もあるわけなんだけどさ(^^。
ついでなので、去年の、まだシャポン在りし日の誕生会の写真も載せておきましょう。
乾杯はゴセ・ブラバンにて。後はメヌトゥー・サロンの白と赤を1本ずつ。
自分の、今飲みたいと思ったワインを手に入れて、自由に持ち込ませて貰えるって、今にして思えば本当にわがまま勝手し放題で、ありがたかったなぁ~としみじみ・・・。
もう1年も前だから記憶はかなり薄れてしまっているけど、このフィリップ・ジルベールの赤はすごーく優しい、繊細な味のピノだったなぁ。
この写真は僕が食べた分だからフォアグラが載ってない?けど、J子とCちゃんが決まって必ずオーダーしてた牛ももステーキ。何だか、もうすでに懐かしい気がする。
ケーキは、僕がチョコレート好きだから、と云う理由で仲間内の誰かがそうオーダーしてくれたもので、中はベリー系の甘酸っぱいムースだった。こうして写真を見てると、口の中にあの味の記憶がはっきりと蘇って来る気がする。Kシェフは元気にしてるかなぁ。
今年も7月がやって来て、僕はまた1つ歳をとってしまった。思い出すに、少なくとも10年ばかり前からは、もう誕生日なんて今さら嬉しくもなんともない、むしろ来なければ好いのに!などと、ヒネくれたことばかりを常々口にしてしまっているのだけど、有り難いことに、まだこんな僕の誕生日を覚えていて当日にお祝いのメールをくれたり、誕生祝いを開いてくれる友人たちがいてくれる。長い付き合いだからみんな判りきってるとは思うけど、僕は、昔から変わらず今もぜ~んぜん素直じゃないから、面と向かっては云いづらいので、ここにこっそり書いておくね。「ありがとう」。
7月は僕の他にもう1人、Cちゃんの誕生月でもある。
僕の誕生日は月初なので、もう既にちょっと前のことの様な気がして、気分としては“自分の”と云うよりも、Cちゃんの誕生祝い、って気持ちの方が断然強かったけどね。>やっぱり素直じゃない?>ぢぶん(^^;。
で、今こうしてblogを書いてる今日この日(17日)がまさにCちゃんの誕生日。おめでとう。また1年、楽しく、明るく、健康的に過ごせます様に。お互いにね(^^。
今回訪れたのは、青山のCICADA(シカダ)。選んだのはCちゃん。「どう思う?」って相談を受けるちょっと前に、ちょうどtaekoさんが記事にしていた(http://taekoparis.blog.so-net.ne.jp/2013-04-29)ので、ああ、ねーさんがあんな具合に書いているので間違いはないだろうと確信。さんざん一緒にごはんを食べてるから、好む好まないはある程度判ってるし、会った際に直接話に訊いても、結構賑やかでも問題は無いそう(?)らしい。ウチの同級生たちには、そこんトコかなり重要なもので(^^:。
お店は246を南青山方面に少し入った場所に在って、まるで南国のリゾートの様なお洒落な造り。かなり流行っているお店だと聞いていたけど、確かにこれは“女子”は好きだろうね~。僕は待ち合わせ少し前に着いたので、すぐに店内には入らず、入り口の奥にある東屋みたいな(要は壁が無くって吹き抜けってこと)ウェイティング・バーにてカヴァを1杯。
行くまではイタリアン?と思っていた(※某ねーさん情報)けど、実際は「地中海風」と云うことで、イタリアンやスパニッシュのフュージョン的な料理の店なんだそうな。そうして、最初にオーダーしたのは「ひよこ豆のハムス」。イタリアンでもスパニッシュでもなく、その名のとおり中東風(笑)。まぁ、僕はスペインへは行ったことがないのでよくは分からないけど、これは古のイスラム支配の名残で今も彼の地で食べられているのかな?。
ハモン・イベリコのベリョータの載ったお皿を目の前にして、「ああ、そう云えば、シャポン(=Le Chapon)がなくなって初めての誕生日なんだなぁ・・・」って、今さらの様に気が付いた。
この10年間、ずっと誕生日はシャポンで祝って貰っていたんだものね。祝ってくれた人たちの中には、今となっては、いろんな理由で、もう会っていない人もいたりして、過ぎ去った時間の長さを思い返して、ひとりしみじみ・・・。「ああ 時はさらさら 流れてゆくよ」って、小田ぢいの『夏の終わり』の一節を、誰にも聴こえないよう口ずさんでみたりして。
そんな思いに耽りつつも、僕ひとり、ずっとこのまましみじみし続けることは決して許されない(苦笑)同級生たちとのテーブルは、やっぱりいつもどおりにすこぶる賑やか(^^;。
この日は外のテラスに席を取っていたせいもあって、開放的なことも手伝ってか、いつも以上にゲラゲラ笑ってたかもね(^^。16時くらいから降ったかなり強い夕立のせいもあって、雨上がりはじっとりと蒸し暑かったけど、それはそれで夏の夜らしくて気持ち好く、そんな中で飲むキリキリに冷えた白ワインも美味しくってね(^^。そのじっとりとした空気感の中で、僕の脳内プレーヤーでは、イタリア人シンガーのマリオ・ビオンディ(http://la-musica-jazzpoino.blog.so-net.ne.jp/2007-agost-02)が歌う、ヘンリー・マンシーニの"SLOW HOT WIND"がず~っとリピートしてた。
(※あえてリンクは付けないけど、聴いてみたい人はMario Biondi / SLOW HOT WINDでyoutube検索してみてね)。
ひよこ豆のハムスに付いてくるナンみたいなヤツ(?)がおかわり自由だったせいもあって、みんな意外と早くにおなかが埋まってしまい、結局メインまで辿り着けずにパスタとリゾット(写真上)を頼んでごちそうさま。このリゾットがお米でなくて麦。むちむちぷちぷちとした食感が心地良くって面白かったな。これを食べに、また来たいかもね。
ただ、照明はめっちゃ暗くて、ロウソク灯りがゆらゆらムードが有って好いんだけど、陽が落ちてしまうとこのテラスはまるっきり写真撮影向きの席ではない・・・ですな(苦笑)。まぁ、ブレた写真もそれはそれで、blogではこうして使い途もあるわけなんだけどさ(^^。
ついでなので、去年の、まだシャポン在りし日の誕生会の写真も載せておきましょう。
乾杯はゴセ・ブラバンにて。後はメヌトゥー・サロンの白と赤を1本ずつ。
自分の、今飲みたいと思ったワインを手に入れて、自由に持ち込ませて貰えるって、今にして思えば本当にわがまま勝手し放題で、ありがたかったなぁ~としみじみ・・・。
もう1年も前だから記憶はかなり薄れてしまっているけど、このフィリップ・ジルベールの赤はすごーく優しい、繊細な味のピノだったなぁ。
この写真は僕が食べた分だからフォアグラが載ってない?けど、J子とCちゃんが決まって必ずオーダーしてた牛ももステーキ。何だか、もうすでに懐かしい気がする。
ケーキは、僕がチョコレート好きだから、と云う理由で仲間内の誰かがそうオーダーしてくれたもので、中はベリー系の甘酸っぱいムースだった。こうして写真を見てると、口の中にあの味の記憶がはっきりと蘇って来る気がする。Kシェフは元気にしてるかなぁ。