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即席玄関前菖蒲園 [花図鑑]

2018年06月12日(火曜日)
20180612_ハナショウブ_top.JPG

 日曜日(10日ね)にハナショウブの写真を撮りにどこか公園に出掛けたかったのに、些細な、だけどどうしてもこの日済ませなきゃいけない用事が出来てしまい断念[もうやだ~(悲しい顔)]。モヤモヤして、気が済まなくて、その用事の帰りに園芸店に立ち寄って、勢いでハナショウブを3株購入。値段は安いもんだけど、大丈夫かこの先の水の管理[たらーっ(汗)]。なかなか公園に行けないならば、いっそ自宅で鑑賞しちゃえばいいってか?(^^;。

 店頭で売られていたハナショウブはもう大分花が咲いてしまっているもの、それも終盤に差し掛かっている株が多かった。只でさえ普通に公園で栽培されているものだって今年は花期が早く到来してしまっているわけで、これは予想の範囲内。それでも、これから未だ2~3輪の花が楽しめそうな蕾をつけている株も幾種類か有ったので、今自宅で育てている朝戸開も含めて花の色がバッティングしない3種を選んで購入。

 この日の夜から朝にかけて天気予報が悪く、6月と云うのに台風でかなり荒れ模様になるとのこと。いきなり過酷な状況に晒すのも可哀想なので、取りあえず車庫に置いて雨風を避けることに。ビニールポッドに入ったままの株は仕方ない、暫しブリキのバケツにでも入ってて貰おうね(^^;。

ハナショウブ_清少納言01.JPG


 そして、購入から2日目の火曜日の朝。

20180612_ハナショウブ02.JPG

 蕾も開いて、4種が揃って咲いたので玄関先に。ブリキバケツはそのままだけど、まぁいいか(^^:。


20180612_長井紅千両01.JPG

 やや小振りの赤紫色したこの花は長井紅千両(ナガイベニセンリョウ)。江戸時代に盛んに改良された園芸ハナショウブのベースと云われるノハナショウブにそっくりで、その系譜を色濃く残す長井古種を片親に持つ園芸種(※長井とは出羽の国長井=現在の山形県長井市のこと:http://www.city.nagai.yamagata.jp/)。


20180612_朝戸開01.JPG

 こちら昨年購入した朝戸開(アサトビラキ)は江戸系の菖翁花の流れを汲む。

 買った当時ネットで調べた朝戸開の情報では菖翁花そのままの歴史有る種・・・の様な書かれ方がされていた文章を見つけ、それをそのまま信じてしまっていたのだけど、実際は江戸花菖蒲の古花・「浅妻舟」をベースに昭和の時代に作られた園芸種とのこと(参考→http://www.kamoltd.co.jp/katalog/b-asato.htm)。


20180612_肥後九重の桜01.JPG

 肥後系・九重の桜(ココノエノサクラ)。花が咲き始めて程無い時間なので未だ開ききっておらず、この段階で見るとまるでジャーマンアイリスみたいでゴージャス(^^。


20180612_清少納言01.JPG

 涼やかな薄紫色は江戸系の清少納言(セイショウナゴン)。


 花菖蒲で和の風情づいて、ついでにこちらも購入。

20180612_ヤマアジサイ01.JPG

 ヤマアジサイはそのうち時期を見て地植えにしようかな。来年全く花が付かないのは淋しいから、敢えて今現在花の無い茎がそこそこ育ってる鉢を選んでみた。

20180612_ヤマアジサイ02.JPG 

20180612_ヤマアジサイ03.JPG

 花の薄い水色と萼(花弁の様に見えている)の赤みがかった紫のコントラスト。西洋アジサイと較べると、やっぱり野趣を感じます。そこまで整えられていない自然の美、なんて云っちゃうとちょっと大袈裟かな?。これだって園芸種だもんね(^^ゞ。でも、ずっと見続けても全然飽きないんだ[るんるん]