なんて偶然なんだろう / 九品仏・Kost [いつかの出来事]
2019年03月22日(金曜日)
この前の週のOstuも久し振りだったけど、今回のKostも結構久し振りなレストラン。加えてなんと、それこそいつ以来かなんても~~~う全く分からない位記憶が無い、20代のうら若きレディとディナー。まぁ、残念ながら保護者代行&監視官2名のオマケ付きですけど(笑)。
★
何故僕なんかが、そんな若いオンナノコと一緒に食事に来たのかと申しますと、それをここでご説明致しますとかなり話も長くなるんですが(^^;、事の起こりは昨年の年末に遡ります。
中高の同級生Yと忘年会的に食事をして、帰る前にもう少し飲もうとやって来た馴染みのカウンターバー。ドアを開けた途端に目に飛び込んできたのは、常連さんで僕も以前から顔馴染みのMさん。救急ヘリに乗ってバリバリとお仕事をされる様な立派なドクターで、ご自身は同窓ではないのですが、僕とYの出身校の創立者の縁戚と云う方。ジャズがお好きでサックスの腕前は相当なものらしく、仲間とバンドも組んでライブハウスにも出演しちゃう。加えて奥様が若くてお綺麗~な方。こう文章にして書き出すと、もう完全無欠みたいな印象を与えてしまうかも知れませんが、ご本人はアルコールが入れば四六時中ふざけた事ばかり喋ってるしょーもないおじさん(笑)です。そのMさんが可愛らしいお嬢さんをカウンター席の隣に座らせてニヤついてるものですから、僕とYはすかさず「あらま、Mさん、若い女の子なんか連れて、おイタはダメですよ!」と茶化してみます。「そんなんじゃないよ~」「えー、本当にぃ~?」などと云う類いの他愛の無いやりとりをしている僕らに、カウンターのあっち側でニヤニヤしながら見ていた店主Kちゃんが一言発します。「yk2さん、その女性はSちゃんって云って、Nさんの娘さんなんですよ」。「え~~~っ(吃驚!)」。
Nさんもやっぱりこのバーの常連さん。でも僕はこのバーが出来るず~~~っと前から、彼女Sちゃんのお父さんを知っていて、まだ学生の頃(・・・って一体何年前だよ^^;)に僕がアルバイトをしていたメンズ・クロージング・ショップのお客さんだったのですね。当時のご自宅がその店のすぐご近所だったこともあり、Nさんの奥様が小さな女の子を連れてご来店された記憶もあるので、その事を告げると今度はSちゃんが吃驚。その時の小さな女の子が、年齢的に間違いなくSちゃんだったから(笑)。
そんな事で、僕ら二人とMさんとSちゃんとで横並びで飲んでいたわけなのですが、Sちゃんが僕とYがどう云う関係なのかと質問してから、話はまた別の方向へと転がって行きます。
「僕らはね、13歳の頃からの中高の同級生でね、学校はそこにいらっしゃるMさんのご親戚が創設者なんだよ」と説明すると、その流れから今度は彼女の出身校の話に。ところが、その学校名を聞いてまた僕が吃驚。「ねぇ、A先生ってご存じ?」「はい、知ってますよ。数学の先生ですよね。直接教わったことはないんですが、実は私、卒業してから母校で国語の教員やってましたから、とってもよく存じ上げてます。」「そのA先生ね、僕らの中学時代の恩師でね、僕は2年と3年の時が先生が担任したクラスだったんだ。僕らが中学卒業と同時に結婚して寿退職されたけど」「えーーーっ!。」
Sちゃんは立ち所にスマホを取り出すと、「これ見て下さい!。私の結婚式の写真なんですけど、A先生、出席して下さってるんですよ!」。確かに、そこには僕とYがよく見知った顔が(笑)。「恩師とか余所行きに云っちゃったけど(笑)、僕らはそんなに歳も離れてなかったし、当時は先生も若かったから、なんか有ればすぐに口げんかばっかりしてたな。今も時々会って食事とかしてるよ」。「それにさ、Sちゃん、ここにいるYの附属小学校からの親友の娘があなたと同じSちゃんって名前でね、同じ学校だからもしかしたら教え子かもよ」「早速LINEしてみたけど、NS先生に習ったって」「えーーーーーーっ!(笑)」。
偶々カウンターの隣に座った女性が20年来の知人の娘さんで、偶々その時に一緒だったのがMさんって事で、ごく当たり前の様にお互いの出身校の話になって、結果、僕らの中学時代に担任だった先生が
今はSちゃんの出身校で教鞭を執り、彼女自身も卒業してから同僚になっていて、とどめは同じ名前のSちゃんと云う同級生の娘ちゃん相手に今度は授業をしていて教師と教え子の関係だったなんて、どうにもこうにも繋がりすぎでしょう?。こんな偶然も珍しいよね、さすがに(^^;。
★ ★
そんな事でAせんせとも連絡を取り、今は旦那さんのお勤めの関係で関西住まいのSちゃんが春のお彼岸で実家に里帰りするタイミングに合わせて食事をしようと云うのが、今回のレストラン訪問のあらまし。
◆Champagne Louis Massing NV
Aせんせはアルコールがダメなので飲むのは3人。Sちゃんはワインが好きで結構勉強しているそうで、ならばクレマンじゃなくてちょっと奮発、シャンパーニュでお勉強始めますか(^^。
ルイ・マッサンって僕も初めて目にする銘柄でアヴィズ(Avize)地区ってのも、これまであんまり記憶にないかも。セパージュはピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネが1/3ずつとオーソドックスなブリュット。
Kostのコースは8種のアミューズ盛り合わせからスタート。
ここから前菜とメインはプリフィクス。僕はホワイトアスパラをチョイス。左に有る揚げ物はとろーり半熟の卵のフリット。アスパラに目玉焼きは珍しくないと思うけど、フリットは初めてかも。ソースはオマール。
◆Château Montdoyen
2本目のワインは、ホワイトアスパラ選択組に合わせてソービニヨン・ブラン主体のオススメ白を貰う。僕自身は普段ほとんどチョイスしない(^^ゞペリゴールの生産者のワイン。快活で華やかなトロピカルフルーツとグレープフルーツを思わせる。
◆CHATEAU MARQUIS DE MONS AOC MARGAUX 2010
3本目はご希望に添いボルドー赤。マルゴーのクリュ・ブルジョワ、ラトゥール・ド・モンのセカンドワイン。セパージュはメルロ58%+カベルネ・ソーヴィニヨン40%+カベルネ・フラン2%。
お次はメインで僕は鴨モモ肉のコンフィを食したんだけど、写真は撮り忘れ。内緒でしていた段取りに気を取られてて(笑)。
せんせはほぼ1ヶ月前の2月下旬、Sちゃんはこのあとすぐにお誕生日だと聞いて、二人にバースデイ・プレートをお願いしておいたワケなんですが、よくよく考えたら、お店の方に話しておかないと二人のそれぞれの目の前にそれぞれの名前の入ったお皿がスムーズに運ばれないと困る事に当日の現場で直前に気付くと云う・・・(苦笑)。
ま、そんな甲斐あって、二人ともめっちゃ喜んでくれました。
誕生日じゃない組(笑)はYが綿飴の載った練乳いちご(左)、僕は渋皮栗のマロンパイ・モンブラン仕立て。
最後にだめ押しのプチフール。数ある選択肢の中からこの日Kostを選んだのは、ここんちは甘い物好きには堪えられないお店だから。たとえワインを飲めない人が一緒でも、こんなスイーツがあれば、ね
この前の週のOstuも久し振りだったけど、今回のKostも結構久し振りなレストラン。加えてなんと、それこそいつ以来かなんても~~~う全く分からない位記憶が無い、20代のうら若きレディとディナー。まぁ、残念ながら保護者代行&監視官2名のオマケ付きですけど(笑)。
何故僕なんかが、そんな若いオンナノコと一緒に食事に来たのかと申しますと、それをここでご説明致しますとかなり話も長くなるんですが(^^;、事の起こりは昨年の年末に遡ります。
中高の同級生Yと忘年会的に食事をして、帰る前にもう少し飲もうとやって来た馴染みのカウンターバー。ドアを開けた途端に目に飛び込んできたのは、常連さんで僕も以前から顔馴染みのMさん。救急ヘリに乗ってバリバリとお仕事をされる様な立派なドクターで、ご自身は同窓ではないのですが、僕とYの出身校の創立者の縁戚と云う方。ジャズがお好きでサックスの腕前は相当なものらしく、仲間とバンドも組んでライブハウスにも出演しちゃう。加えて奥様が若くてお綺麗~な方。こう文章にして書き出すと、もう完全無欠みたいな印象を与えてしまうかも知れませんが、ご本人はアルコールが入れば四六時中ふざけた事ばかり喋ってるしょーもないおじさん(笑)です。そのMさんが可愛らしいお嬢さんをカウンター席の隣に座らせてニヤついてるものですから、僕とYはすかさず「あらま、Mさん、若い女の子なんか連れて、おイタはダメですよ!」と茶化してみます。「そんなんじゃないよ~」「えー、本当にぃ~?」などと云う類いの他愛の無いやりとりをしている僕らに、カウンターのあっち側でニヤニヤしながら見ていた店主Kちゃんが一言発します。「yk2さん、その女性はSちゃんって云って、Nさんの娘さんなんですよ」。「え~~~っ(吃驚!)」。
Nさんもやっぱりこのバーの常連さん。でも僕はこのバーが出来るず~~~っと前から、彼女Sちゃんのお父さんを知っていて、まだ学生の頃(・・・って一体何年前だよ^^;)に僕がアルバイトをしていたメンズ・クロージング・ショップのお客さんだったのですね。当時のご自宅がその店のすぐご近所だったこともあり、Nさんの奥様が小さな女の子を連れてご来店された記憶もあるので、その事を告げると今度はSちゃんが吃驚。その時の小さな女の子が、年齢的に間違いなくSちゃんだったから(笑)。
そんな事で、僕ら二人とMさんとSちゃんとで横並びで飲んでいたわけなのですが、Sちゃんが僕とYがどう云う関係なのかと質問してから、話はまた別の方向へと転がって行きます。
「僕らはね、13歳の頃からの中高の同級生でね、学校はそこにいらっしゃるMさんのご親戚が創設者なんだよ」と説明すると、その流れから今度は彼女の出身校の話に。ところが、その学校名を聞いてまた僕が吃驚。「ねぇ、A先生ってご存じ?」「はい、知ってますよ。数学の先生ですよね。直接教わったことはないんですが、実は私、卒業してから母校で国語の教員やってましたから、とってもよく存じ上げてます。」「そのA先生ね、僕らの中学時代の恩師でね、僕は2年と3年の時が先生が担任したクラスだったんだ。僕らが中学卒業と同時に結婚して寿退職されたけど」「えーーーっ!。」
Sちゃんは立ち所にスマホを取り出すと、「これ見て下さい!。私の結婚式の写真なんですけど、A先生、出席して下さってるんですよ!」。確かに、そこには僕とYがよく見知った顔が(笑)。「恩師とか余所行きに云っちゃったけど(笑)、僕らはそんなに歳も離れてなかったし、当時は先生も若かったから、なんか有ればすぐに口げんかばっかりしてたな。今も時々会って食事とかしてるよ」。「それにさ、Sちゃん、ここにいるYの附属小学校からの親友の娘があなたと同じSちゃんって名前でね、同じ学校だからもしかしたら教え子かもよ」「早速LINEしてみたけど、NS先生に習ったって」「えーーーーーーっ!(笑)」。
偶々カウンターの隣に座った女性が20年来の知人の娘さんで、偶々その時に一緒だったのがMさんって事で、ごく当たり前の様にお互いの出身校の話になって、結果、僕らの中学時代に担任だった先生が
今はSちゃんの出身校で教鞭を執り、彼女自身も卒業してから同僚になっていて、とどめは同じ名前のSちゃんと云う同級生の娘ちゃん相手に今度は授業をしていて教師と教え子の関係だったなんて、どうにもこうにも繋がりすぎでしょう?。こんな偶然も珍しいよね、さすがに(^^;。
そんな事でAせんせとも連絡を取り、今は旦那さんのお勤めの関係で関西住まいのSちゃんが春のお彼岸で実家に里帰りするタイミングに合わせて食事をしようと云うのが、今回のレストラン訪問のあらまし。
◆Champagne Louis Massing NV
Aせんせはアルコールがダメなので飲むのは3人。Sちゃんはワインが好きで結構勉強しているそうで、ならばクレマンじゃなくてちょっと奮発、シャンパーニュでお勉強始めますか(^^。
ルイ・マッサンって僕も初めて目にする銘柄でアヴィズ(Avize)地区ってのも、これまであんまり記憶にないかも。セパージュはピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネが1/3ずつとオーソドックスなブリュット。
Kostのコースは8種のアミューズ盛り合わせからスタート。
ここから前菜とメインはプリフィクス。僕はホワイトアスパラをチョイス。左に有る揚げ物はとろーり半熟の卵のフリット。アスパラに目玉焼きは珍しくないと思うけど、フリットは初めてかも。ソースはオマール。
◆Château Montdoyen
2本目のワインは、ホワイトアスパラ選択組に合わせてソービニヨン・ブラン主体のオススメ白を貰う。僕自身は普段ほとんどチョイスしない(^^ゞペリゴールの生産者のワイン。快活で華やかなトロピカルフルーツとグレープフルーツを思わせる。
◆CHATEAU MARQUIS DE MONS AOC MARGAUX 2010
3本目はご希望に添いボルドー赤。マルゴーのクリュ・ブルジョワ、ラトゥール・ド・モンのセカンドワイン。セパージュはメルロ58%+カベルネ・ソーヴィニヨン40%+カベルネ・フラン2%。
お次はメインで僕は鴨モモ肉のコンフィを食したんだけど、写真は撮り忘れ。内緒でしていた段取りに気を取られてて(笑)。
せんせはほぼ1ヶ月前の2月下旬、Sちゃんはこのあとすぐにお誕生日だと聞いて、二人にバースデイ・プレートをお願いしておいたワケなんですが、よくよく考えたら、お店の方に話しておかないと二人のそれぞれの目の前にそれぞれの名前の入ったお皿がスムーズに運ばれないと困る事に当日の現場で直前に気付くと云う・・・(苦笑)。
ま、そんな甲斐あって、二人ともめっちゃ喜んでくれました。
誕生日じゃない組(笑)はYが綿飴の載った練乳いちご(左)、僕は渋皮栗のマロンパイ・モンブラン仕立て。
最後にだめ押しのプチフール。数ある選択肢の中からこの日Kostを選んだのは、ここんちは甘い物好きには堪えられないお店だから。たとえワインを飲めない人が一緒でも、こんなスイーツがあれば、ね
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