追悼、バート・バカラック [jazzっぽいの、好き?]
2023年2月8日、アメリカ・ポピュラーミュージック界の偉大なる作曲家バート・バカラックが亡くなりました。死因は自然死(老衰)だそうで享年94歳。他人様に使うのは本来あまり好ましくない言葉、表現だそうですが、日本でよく云われるところの大往生。きっと間違いなく彼は神に祝福され天に召されたのでしょう。ですがやはり、稀代のメロディメーカーの逝去に一抹の寂しさを感じずにはいられません。彼の楽曲たちをずっと聴いて育って来ましたから。特に、ジャズ系の音楽を愛する者にとっては、バカラック・ナンバーのカバーは時代を超えてそれこそ星の数ほどのプレイヤーたちに演奏されて、常に身近に在りました。
今回はそのバカラックを偲んで、彼が生前作曲(共作含む)した素晴らしい楽曲の内から、僕がアルバムを所有し普段から愛聴するジャズ&フュージョン系アーティストたちがカバーしたバカラック・ナンバーをご紹介したいと思います。自分で並べた楽曲たちを繰り返し聴いて、改めてバカラックの楽曲が持つ、色褪せることの無い永遠の魅力に感じ入っています。バカラックは、優しくて、穏やかで、それでいて少しだけ、淋しかったり悲しかったりする。僕にとってはその点こそが、彼の音楽が好きな理由なんだろうな。
◆Till Bronner / "This Guy's In Love With You"
◆Trijntje Oosterhuis / "Do You Know The Way To San Jose?"
◆Marta Krol / "Wives and Lovers"
◆Judy Wexler / "One Less Bell To Answer"
◆Paul Brown / "I Say a Little Prayer"
◆Malene Mortensen / "Alfie"
◆Gerald Albright / "Close to You"
◆Denise Donatelli / "Anyone Who Had A Heart"
◆Chris Botti / "The Look of Love"
◆Antonella Vitale / "Raindrops Keep Falling On My Head"
◆Nicki Parrott / "I Never Fall In Love Again"
◆Stacey Kent / "What The World Needs Now Is Love"
◆Rigmor Gustafsson / "Always Something There to Remind Me"
◆Papik and Alessandro Pitoni / "Arthur's Theme"
◆Robin McKelle / "Walk on By"
◆Jonathan Butler / "Close to You"
◆Pat Metheny / "Alfie"
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