花備忘録 / 2022年03月 [花図鑑]
新型コロナ禍があっと云う間に世界に広まって行った2020年初頭。あれから数えて今年でもう3度目の春か・・・。
2022年03月13日
前年までの古い球根からのヒヤシンス。毎年1月に3球くらいが植えられた芽出し球根を必ず買うので、朽ちない限りは増えてゆく(^^;。背丈も低く、お世辞にも花付きはたくさんとは言い難く株それぞれバラバラで見た目揃わないけど、これはこれで可愛らしい。
1月末に買い増しした水仙グループからは、先ず寒咲きニホンスイセンが咲き始めた。植えてから1ヶ月半しか経っていないけど、無事に開花してくれて良かった良かった。芳香種との事だけど、正直なところあまりその芳香は感じない。これまで我が家に在ったスイセンとの違いは今ひとつ判りにくいな(^^;。もう少し咲き揃って来ると香るのかな?。
原種系のチューリップの小さい球根を植えた鉢から、見慣れない花が先ず1輪咲いた。なんだこれ?と当惑気味に思い返すが、こんな見た目の品種を過去に買った覚えが・・・ない。
おそらくはポリクローム(→ https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2021-02-23)なんだろうけど、あの花を気に入ったのは白い花にすーっと入るスモーキー・パステルのグリーンの色調が気に入ったからなんだけど、この花はそのグリーンのところがうっすらピンク。どうなってんだろう???。
35歳の若さで夭折した女流画家・三橋節子(1935生~1975没、参考→ https://www.museum.or.jp/museum/4986)の生涯を描いた本『空と湖水』(著:植松三十里 )の中で、画家が結婚前のご主人(※日本画家の鈴木靖将)の実家を訪問する際の描写に、冬の花屋の店先に並んだアネモネの花が登場する。売り場でアネモネを見つけて、その本に描かれている情景を思い浮かべて、1鉢僕も育ててみることにした。妖艶な紫色した花とどちらを買うか迷ったけれど、なんとなく、僕の思う三橋さんのイメージには赤の方が似合うかも、とこの色を選んだ。いつかきっと、大津の三橋節子美術館に行きたいなぁ。
2022年03月16日
ネットの園芸店サイトで見つけて、その色合いに一目惚れしてしまったミニ・アイリスのペインテッド・レディ。まるでガラス細工の様にも見える、透明感ある白地にすーっと涼やかな薄紫がグラデーションで入る。ちょっと神秘的にも感じてしまう程にキレイ。
ただ、僕が買ったこのくらいのヴォリュームだと何だかスカスカに思えてしまって全体的に見映えがしないなぁ。その点ちょっとがっかり。出来ることならもっとたくさん球根を揃えて、わちゃっと密集させて咲かせたかったなぁ。もしくは周囲をムスカリで囲むだとか、もう少し植え方に工夫をするべきだったと後悔。僕は基本的にはもう陶器だとか焼き物の鉢は重いから新調しないって決めてるんだけど、こんなに美しいアイリスなんだから、鉢だってもっとこだわっておしゃれなヤツにすれば良かった(苦笑)。
2022年03月21日
春のお彼岸、季節の到来をその香りで知らせる様に咲く沈丁花。いつ何度嗅いでも、好い香りだなぁ。数年前、最初に買った分は鉢から地植えにと試みて失敗。沈丁花は植え替えを嫌うそうで、病気もなりやすいんだって。その点で育てるのが難しい木。先代は可哀想にも枯らしてしまったので、新たに買い直したものは買った苗木を最初に移した鉢のままで育てている。
先日買ったラナンキュラスの蕾が次々開花。我が家にある花でこの時期咲くものとしては花のボリュームが結構大きめ。見た目にはシャクヤクにも似たインパクトがあるな(^^。
最近、マム(洋菊)が気に入っていて、ローダンセマム(アフリカンアイズ)を買い増し。グレイッシュで小振りな葉はぱっと見でハーブの様な、ヘンルーダ(※)とフェンネルの中間みたいな形状にも思えて、つい魚料理が食べたくなる(?)。マムも品種がたくさん在って、それぞれ個性が有って面白いね(^^。
※)追記:ヘンルーダはこのマムの鉢すぐ脇にて僕が育てているので例えに出しましたが、食用ハーブではありません。ミカン類の低木でネコ除けハーブとして知られています。
サイネリアは結構満開気味な株を購入したので、ちょっとピークを超したのかな。花がらは普段からマメに切ってやらないと次が咲かない花との事だけど、そろそろ、4月前に切り戻してやると良いらしい。再度花が楽しめるそうなので是非やってみよう。
たった1輪の花しか咲いていなかった寂しいポット苗のネモフィラ(→ https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2022-02-27 )はエリカの鉢に同居させて、今はこんなふうにたくさん咲いてます。水色の花がやっぱり可愛いな。
2022年03月28日
この日、我が家の前面道路の向こうに植わるソメイヨシノが満開になりました。
黄色でやや小振りなスイセンはやはり1月末に植えたスィートネス。季節終わりの見切りのセール品が約2ヶ月で無事に咲いてくれてありがたいね~(^^ゞ。こちらも芳香種なんだけど、かなり近くで嗅いでほんのり甘い程度です。しっかり香る沈丁花などとは違い、意識して確かめないと気がつかないかもなぁ。
冬越しさせたバラ咲きバコパがこんもりと咲いてきた。小さいけれど愛らしいラベンダー色の花がたくさん、ずっと長く咲いてくれる。
2022年03月31日
1月末購入の遅植えスイセンより3種目、ピンクパラソルが咲き始めた。
地味ながらスノーフレイクも
植えっぱなしで野良状態(笑)のムスカリ。
オレンジ色のオステオスペルマム(パティエ・アンティークレッド)は数年前にも育てていて、結構大きくなってくれたんだけど、ある時突然枯れてしまって、気に入っていたから残念に思っていたもの。その時は挿し芽で増やせることを知らなかったんですね。それから店頭で同じ色の花苗を探すも見つからず、結局ネットから注文して再購入。今回は挿し芽での株の更新を意識しつつ大事に育てようと思います。
手前は別品種の花弁の多いマム。品種名を控えなかった・・・。
手前、奥ともに昨秋購入後に冷蔵庫にて1ヶ月ほど寝かせた球根から咲いたチューリップ。
こちらは2色咲き4種混合(オランダからの輸入球根)で4種×5球のパッケージ。全20球を1つのプランターに植えた。品種名は付いていないので不明。
もう一方のプランターはピンク系がフォックストロット、黄色系がフォクシー・フォックストロット。
去年の球根から、パシオスウィート(※昨年=2021のチューリップ → https://ilsale-diary.blog.ss-blog.jp/2021-04-08)。
今年も何故か花茎が短いまま。原因はなんでなんだろうなぁ・・・。