花備忘録 / 2023年03月後半編 [花図鑑]
今年はちょっとばかり欲張って、たくさんの花が咲いてくれる様にと、かつて無い程たくさんの球根や花苗を仕込みました。だからいつもより以上に楽しみが多い春だったりします。気温が20℃を超す日もちらほら出始めて本格的な春を迎え、我が家のチューリップも続々開花し始めました。
タグ:チューリップ
花備忘録 / 2023年03月 [花図鑑]
追悼、バート・バカラック [jazzっぽいの、好き?]
2023年2月8日、アメリカ・ポピュラーミュージック界の偉大なる作曲家バート・バカラックが亡くなりました。死因は自然死(老衰)だそうで享年94歳。他人様に使うのは本来あまり好ましくない言葉、表現だそうですが、日本でよく云われるところの大往生。きっと間違いなく彼は神に祝福され天に召されたのでしょう。ですがやはり、稀代のメロディメーカーの逝去に一抹の寂しさを感じずにはいられません。彼の楽曲たちをずっと聴いて育って来ましたから。特に、ジャズ系の音楽を愛する者にとっては、バカラック・ナンバーのカバーは時代を超えてそれこそ星の数ほどのプレイヤーたちに演奏されて、常に身近に在りました。
今回はそのバカラックを偲んで、彼が生前作曲(共作含む)した素晴らしい楽曲の内から、僕がアルバムを所有し普段から愛聴するジャズ&フュージョン系アーティストたちがカバーしたバカラック・ナンバーをご紹介したいと思います。自分で並べた楽曲たちを繰り返し聴いて、改めてバカラックの楽曲が持つ、色褪せることの無い永遠の魅力に感じ入っています。バカラックは、優しくて、穏やかで、それでいて少しだけ、淋しかったり悲しかったりする。僕にとってはその点こそが、彼の音楽が好きな理由なんだろうな。
タグ:jazz アダルト・コンテンポラリ
翼を持つライオン [ART]
ふと思い出した、2005年に旅した際にオルセー美術館で撮った1枚の写真。猛々しいライオンの横で、ご夫婦らしき年配のお二人が仲睦まじく座って居られる光景。
この時の僕は、当初、ただこの彫刻作品だけを撮影するつもりでファインダーを覘いた。でも、こんな会話が聞こえてきそうな気がし始めて、お二人を入れた構図で写真を撮りたくなった。
「大きい美術館だねぇ、何がどこに飾ってあるのか、まるで分からんよ」。収蔵品リストと睨めっこするご主人の隣で奥さんが呟く。「こんなにも広いと疲れちゃうわねぇ」・・・なんてね(^^。
タグ:彫刻のあるところ
蕎麦前ながえ / 尾山台(世田谷区等々力) [そとごはん、そとワイン]
Chez Shimizu(シェ・シミズ) / 世田谷区奥沢 [そとごはん、そとワイン]
2023年01月08日(日曜)
この日は旧ソネブロ姉弟の新年会で、知り合ってかれこれ17年目(!)にもなるお友だちtaekoねーさんとディナーの約束。東急目黒線の奥沢駅から徒歩4~5分ほどの場所にあるカウンターだけのカジュアルなフレンチレストラン、Chez Shimizu(シェ・シミズ:https://chez-shimizu.jp/)に予約を入れた。あのBLUENOTE-TOKYOの元総料理長だった清水郁夫シェフが独立して2018年から始められたお店だ。
この日は旧ソネブロ姉弟の新年会で、知り合ってかれこれ17年目(!)にもなるお友だちtaekoねーさんとディナーの約束。東急目黒線の奥沢駅から徒歩4~5分ほどの場所にあるカウンターだけのカジュアルなフレンチレストラン、Chez Shimizu(シェ・シミズ:https://chez-shimizu.jp/)に予約を入れた。あのBLUENOTE-TOKYOの元総料理長だった清水郁夫シェフが独立して2018年から始められたお店だ。
卯年 / 新年のご挨拶2023 [ごあいさつ]
The World For Christmas [思ったこと感じたこと]
◆The World For Christmas / The Realgroup
今年のクリスマスも、大好きなリアルグループの美しいハーモニーに包まれて。
"WORLD PEACE"
思い出すに、もう20年も前の作品になるけど『デンジャラス・ビューティ(Miss Congeniality)』はとっても面白い映画だったなぁ。サンドラ・ブロック扮する主人公グレイシーは仕事バリバリお色気ゼロで男勝りのFBI捜査官。そんな彼女が連続爆弾事件の次の標的と予告されたミスコンに出場者として潜入捜査を行う、って粗筋だけど、おおよそミスコンに出場する様な女性たちとは真逆の性格をした主人公は、ハッキリ云ってミスコンなんて間違ってる、こんな下らないモンに出る女性の気が知れない!くらいに思ってる。そんなミスコンに出場するオンナノコたちが皆々判で押した様に揃ってスピーチの最後に添える常套句が”WORLD PEACE”。世の中の事なんてホントは何にも考えちゃいないクセに、どの口が「世界平和」だなんてぬかすんだ、白々しい!!。サンドラ扮するグレイシーも、映画を観ている僕らもその偽善的で空っぽに思えるセリフを苦笑いしながら聞いていた。でも、当初はあくまで捜査の一環として他の出場者たちと接していたグレイシーは、やがてその女性たちと心を通わせ、オンナノコたちとコンテストを守るため奮闘する。そうして、無事に任務を果たした最後にはグレイシーもミスコンに対する冷めた見方を改めると同時に、心から素直に”WORLD PEACE”と大勢の人々を前にスピーチ出来るまでに心境が変わっていくんだ。「世界が平和でありますように」と言葉にして発するのは、とっても大切な事なんだ!ってね。
”WORLD PEACE”。あまりに日常とはかけ離れた様な遠大な、夢想的な、真顔で誰かに語るのが気恥ずかしいくすぐったいような言葉。でも、あの映画は、そのシンプルな言葉の持つ力の強さを、大切さを再認識させてくれたんだよね。
コロナ、戦争、気候変動による相次ぐ大災害。こう並べて書いたら、何だか溜息しか出て来ないな。大変な時代になったものです。
それでも、このクリスマス・イヴに希望を込めて「かけがえのないもの」のために、心安らかに祈りましょう。
WORLD PEACE