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これは楽しみ!GINZA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008 [jazzっぽいの、好き?]

GINZA JAZZ2008.jpg
 エミリー・クレア・バーロウ、ファブリツィオ・ボッソ、アマンダ・ブレッカーらの出演が決定!

 別にワタクシ、ギンザの商店街の回し者ではございませんが、“GINZA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008”と云う、すーんごく面白そうなジャズのライブ・イベント企画が発表になりましたので、みなさんにも情報をお裾分けしておきますね。ここで僕が楽しみにしているプレイヤーの名前を書き連ねても、それはそれほど世間でよく知られたものでは無いかも知れませんが、少しジャズに興味が有る人たちなら、思わず色めき立ってしまうこと必至です。それにね、なんてったってあーた、チャージ・フリー!、無料でございますのよ、む・りょ・お[わーい(嬉しい顔)][揺れるハート]

 情報の詳細はこちらからどうぞ → ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル2008 開催要項http://www.ginza.jp/ginzajazz/about.html
 

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Sensual / "SALVE" [jazzっぽいの、好き?]

Sensual_Slave.jpg

Artist : Sensual
Title : "SALVE"
Release : 2008
Style : BPM (=Brazilian popular Music) / Adult contemporary(female Vocal)
jazzっぽさ・・・★☆☆☆☆ (1/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 一見久々の音楽ネタのようなフリして、実は前回の青いカバのキー・ホルダーに引き続き、またもやおみやげネタだったりします(^^ゞ。ありがたくも、今回頂戴したのはオランダからの音楽CD[CD]。Eva Kieboomと云う女性ヴォーカリストを擁する5人組、Sensualの2008年作です。どうやら、ここ日本では国内盤発売はおろか輸入盤でさえ入荷していない模様で、少なくとも大手の量販型店数社でnet検索しても、一切情報が引っ掛かりません。ひょっとして、今のところ僕の手元にあるCDが日本で唯一の盤だったりして?(さすがにそんなコトも無いとは思うけどね~・・・[わーい(嬉しい顔)])。

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タグ:jazz AOR
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きわめて私的な“Best Tune Award 2007” [jazzっぽいの、好き?]

 

 さてさて、例年でしたらグラミー賞の発表など、ちょいと一瞥をくれるくらいで「ふーん」ってなもんなのですが、今回はさすがにちょっと驚かされました。年間最優秀アルバム にハービー・ハンコック『 リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』(写真上)が選ばれたって云うじゃありませんか。これ、ジャズだけの枠でなく、全てのジャンルに於いての、ですからね。それはもうひたすら吃驚!です。

 ハービーの今回の「ジョニ・ミッチェル作品へのトリビュート」と云う企画アルバムには、ジョニが大好きな僕は大いに喜ばせて貰ったのですが、その嬉しかった気持ちを以てしても、この作品が“Album Of The Year”と云うのは、どうにも地味な印象が拭え切れません(^^;。それだけ去年はヒット・チャート的にも大きな話題となるような大ヒットがなかったってことなのでしょうか?。なんでもジャズ系アーティストが年間最優秀アルバム賞を獲得するのは、スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト『ゲッツ/ジルベルト』以来、43年振り!の快挙なんですって。

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2007年クリスマスのレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

 11月のレコメンドもサボって未だに書いていなかったりするのですが、今年はめずらしく良いクリスマス・アルバムに2枚に出会いましたので、こちらから先にお薦めしちゃいます。しかし、12月も今日で19日とイヴはもうすぐ直前。どうせクリスマス・ネタ書くなら、もっと早く書けよなー>ぢぶん・・・(苦笑)。

エミリー・クレア・バーロウ / "WINTER WONDERLAND"

Emillie Claire Barlow.jpg

Artist : Emillie-Claire Barlow
Title : "WINTER WONDERLAND"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 ここ数年、有望なジャズ・ヴォーカリストを次々輩出するカナダから、また新たなるブライテスト・ホープが登場して来た。それも、またまた若い女性歌手(^^ゞ。本来なら、今年リリースされたその最新リーダー作『THE VERY THOUGHT OF YOU』あたりから紹介すべきなのだけど、季節柄、今回はこのクリスマス・アルバムを取り上げたい。個人的には、あまりこのクリスマスってヤツには良い思い出がないので(苦笑)、普段はこの手の企画物にはあまり食指を伸ばさないのだけど、今年はどうしても素通り出来ないような2作品に出会ってしまった。これはその内の1枚。クリスマスの企画アルバムなんて兎角ツマンナイもんだよなぁ・・・と決め付けてしまっているそこのあなた!。何は無くとも、このエミリー=クレア・バーロウ『WINTER WONDERLAND』は一度聴いてみた方がいいと思うよ~。

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ウィンター・ワンダーランド

  • アーティスト: エミリー・クレア・バーロウ, ナンシー・ウォーカー, カレン・グレイブス, キーラン・オヴァース, ドリュー・ユレッカ, ジョン・ジョンソン, キャスリーン・サグデン, マーク・ケルソー, レグ・シュワッガー, ロブ・ピッチ, レニー・ソロモン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD

01. What Are You Doing New Year's Eve
02. Winter Wonderland
03. Sleigh Ride
04. Santa Baby
05. Christmas Time Is Here
06. Baby, It's Cold Outside featuring Marc Jordan
07. Little Jack Frost
08. I've Got My Love To Keep Me Warm
09. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow
10. Angels' Lullaby

Bonus Track for Japan
11. (Everybody's Waitin' For) The Man With The Bag

■Musicians

Emilie-Claire Barlow : vocal
Nancy Walker : piano
Reg Schwager : guitar
Kieran Overs : bass
Mark Kelso : drums

Produced by Emilie-Claire Barlow



ティル・ブレナー / "THE CHRISTMAS ALBUM"

Till Bronner_The Christmas Album.jpg

Artist :Till Brönner
Title : "THE CHRISTMAS ALBUM"
Release : 2007
Style : Adult Contemporary / Jazz (trumpet)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・※最高は5つ


 クリスマス・アルバムのご紹介第2弾は僕の大好きなアーティスト、ドイツ出身のトランペッター&ヴォーカリスト、ティル・ブレナーの最新作。フランク・マッコムニューヨーク・ヴォイセスイヴォンヌ・カッターフェルドクリス・ボッティ、ベルリン・ドイツ交響楽団など超豪華なゲストたちをフィーチャーして制作されたこのアルバムは、まるで一本の美しい映画のバックに流れるサントラのように、様々なクリスマスの光景を心の中に映し出してくれる。クリスマス&ニュー・イヤーがやって来る、心浮き立つ楽しい気持ちだけでなく、終わりゆく年のちょっとした淋しさ、せつなさをも織り込んだ、いかにもティルらしいスタイリッシュでハートフルな14編のショート・ストーリー。ただ甘いだけじゃなくって、ちょっぴりほろ苦さを感じさせるところがオトナ向け。

 もしもあなたが素敵なイヴを過ごしたくて、何か1枚クリスマス用のサウンドが必要で、そしてその選択に迷っているとしたら、僕は躊躇わずこのアルバムをお薦めするでしょう。

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ザ・クリスマス・アルバム

ザ・クリスマス・アルバム

  • アーティスト: ティル・ブレナー, キム・サンダース, カーティス・スタイガース, ニューヨーク・ヴォイセズ, フランク・マッコム, イヴォンヌ・カッターフェルド, スティーヴィー・ウッズ, フランク・カステニアー, ベルリン・ドイツ交響楽団, クリス・ボッティ, ドン・グルーシン
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: CD

01. We Wish You A Merry Christmas / Joy To The World
( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 2:00
02. White Christmas ( vocal : Till Bronner ) 4:41
03. Santa Claus Is Coming To Town ( vocals : NEW YORK VOICES ) 3:50
04. Last Christmas 4:40
05. Silent Night ( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 5:51
06. What Are You Doing New Years Eve ( vocal: Frank McComb ) 5:47
07. Better Than Christmas ( vocal: Yvonne Catterfeld ) 3:54
08. Notes On Snow ( trumpet: Till&Chris Botti, guitar: Dominic Miller ) 6:44
09. Winter Wonderland ( vocal: Stevie Woods ) 3:07
10. Moon River 3:54
11. Nature Boy ( vocal: Kim Sanders / piano: Don Grusin ) 6:04
12. Christmas Is Never ( vocal: Curtis Stigers ) 3:17
13. Auld Lang Syne ( feat. Deutsches Symphonie Orchester Berlin ) 5:18
14. Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow 3:14

Produced by Till Brönner & Christian von Kaphengst


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2007年10月のレコメンド [jazzっぽいの、好き?]

ルシアーナ・ソウザ / "THE NEW BOSSA NOVA"

Luciana Souza.jpg

Artist : Luciana Souza
Title : "THE NEW BOSSA NOVA"
Release : 2007
Style : jazz / boss nova (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 ラリー・クラインのプロデュースしたティル・ブレナーのアルバム『OCEANA』での客演によりその名を知ったブラジル・サンパウロ出身の女性ヴォーカリスト、ルシアーナ・ソウザの最新作。そのタイトルが示す様に過去、ボサ・ノヴァではあまり取り上げられてこなかった様な70-80年代のポップス、それもSSW、AOR系のファンが喜びそうなナンバーを中心にチョイス。ジェームス・テイラーが自作曲でデュエットを披露している他、ジョニ・ミッチェル、スティーリー・ダン、スティングなどの楽曲が全く違和感無く、まさに"THE NEW BOSSA NOVA"として生まれ変わってカヴァーされている。

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New Bossa Nova

New Bossa Nova

  • アーティスト: Luciana Souza
  • 出版社/メーカー: Verve
  • 発売日: 2007/08/21
  • メディア: CD

01. Down To You (Joni Mitchell)
02. Never Die Young (James Taylor)
03. Here It Is (Leonard Cohen - Sharon Robinson)
04. When We Dance (Sting)
05. Satellite (Elliott Smith)
06. Were You Blind That Day (Walter Becker - Donald Fagen)
07. Love Is For Strangers (Walter Becker - Larry Klein)
08. You And The Girl (Luciana Souza - Larry Klein)
09. Living Without You (Randy Newman)
10. I Can Let Go Now (Michael MacDonald)
11. God Only Knows (Braian Wilson - Tony Asher
12. Waters Of March (Antonio Carlos Jobim)





ティム・ハウザー / "LOVE STORIES"

Tim Hauser.jpg

Artist : Tim Hauser
Title : "LOVE STORIES"
Release : 2007
Style : Jazz (male vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 「僕が音楽で表現したい事は、全てマンハッタン・トランスファーでやっているから」。

 何故、ソロ作品を発表しないのか?との周囲からの疑問に対し、常にそう返答して来たティム・ハウザーが齢66歳にして遂に待望のソロ・デビューを果たした。ここに至るまでに、どうして彼にはこんなにも時間が必要だっただろう?。その理由は、本作のライナー・ノーツで解説を担当された鈴木道子さんの文章に拠るところ、彼が若い頃に夢中になって聴いていたフランク・シナトラやトニー・ベネットらのパフォーマンスに有ったのだという。偉大なる先達を畏敬するあまり、彼等と同じ領域(=ソロ)で自分が歌う事に対して、どうしても懐疑的に成らざるを得なかった、おいそれとは簡単に踏み込んではいけない世界だと感じていたと云うのだ。

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ラブ・ストーリーズ

ラブ・ストーリーズ

  • アーティスト: ティム・ハウザー
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD

01. MISTY ROSES
02. THE MORE I SEE
03. PRISONER OF LOVE
04. HEARTSTRINGS
05. NINA NEVER KNEW
06. (Paul Desmond's) MY FUNNY VALENTINE
07. LOVE WISE
08. I DIDN'T KNOW THEY WERE HAVING A SPRING THIS YEAR
09. MY LITTLE BROWN BOOK
10. TWO CIGARETTES IN THE DARK
11. I'M JUST A FOOL
12. SHE'S FUNNY THAT WAY


2007年8月のレコメンド [jazzっぽいの、好き?]

キャロル・ウェルスマン / "Carol Welsman"

Carol Welsman.jpg

Artist : Carol Welsman
Title : "CAROL WELSMAN"
Release : 2007
Style : jazz / Adult Contemporary (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 カナダ出身のジャズ・シンガー&ピアニストのキャロル・ウエルスマンの1年振りの新作は、2作続いたアメリカ発信にいったん区切りを付け、再び古巣のレコード会社、Justin Timeに復帰してのものとなった。今作のテーマは、かねてよりキャロルが温めていたと云うブラジリアン・テイスト。制作にするに当たって選んだパートナー(=プロデューサー)はコンテンポラリ・ジャズの雄、Yellowjacketsのベーシスト、ジミー・ハズリップだ。その人選通り、今作はいわゆるジャズ作品と云うよりもアダルト・コンテンポラリやフュージョン・ヴォーカル的な色合いの濃いスマートな仕上がりとなっている。この辺の人脈に詳しい人なら、きっと音を聴かなくてもケヴィン・レトーあたりのサウンドを思い浮かべられることだろう。ケヴィンやマリリン・スコット、またはブレンダ・ラッセルなど、イエロー・ジャケッツの面々がサウンドに絡む良質の女性・アダルト・コンテンポラリ系のヴォーカリストがお好きな方に、是非お薦めしたい1枚。

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Carol Welsman

Carol Welsman

  • アーティスト: Carol Welsman
  • 出版社/メーカー: Justin Time
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: CD

01. Brazasia
02. Hold Me
03. Dans Cette Chambre
04. What A Fool Believes
05. Eu Vim De Bahia
06. Cafe
07. Live To Tell
08. Nosotros
09. Too Close For Comfort
10. With Me
11. Dans Mon Ile
12. Beautiful - (Bonus Track)
13. Ora - (Bonus Track)

Carol Welsman, vocals and piano
Pierre Cote, guitar
Jimmy Haslip, bass
Jimmy Branly, drums
Eric Marienthal, saxophones
Vern Dorge, saxophones




ホドリーゴ・ホドリゲス / "FAKE STANDERDS"

Rodrigo Rodrigues.jpg

Artist : Rodrigo Rodrigues
Title : "FAKE STANDERDS"
Release : 2007
Style : Jazz (malevocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 将来を嘱望されながらも2005年に夭折してしまったブラジル人シンガー・ソングライター、ホドリーゴ・ホドリゲスが遺した唯一のリーダー・アルバム。その内容はギターでの弾き語りを基本としたスタンダード集で、その歌は声質といいスタイルといい、誰もがきっとチェット・ベイカーを思い出さずにはいられないものだけど、やっぱりサウダージなお国柄だからかな?、チェットよりはどことなく明るく楽天的。その点でジョン・ピッツアレリを思い出される方も居られるかも知れない。

 彼が自らタイトルに“FAKE”と冠したその理由は僕には分からない。ホドリーゴはそもそもムジカ・リジェイラ(=軽音楽)と云うユニット名で、ビートルズやポール・サイモン、さらにはプリンスまでもカヴァーするトリオを組んでいたと云う。そんな流れで、本来ジャズを演奏するアーティストではないと云う、自身の一歩引いた思いがそうさせたのかも知れない。しかし、テクニックやジャズ・マナーが云々ではなく、ただただ、純粋にこれらの楽曲を愛し、気取りも無く訥々と爪弾き、誰に聴かせるともなく自分の為に歌う。その歌声に惹かれて、いつしか彼の周りには自然と人々が集まり始める・・・。そんな光景が目に浮かんでくるような温かさを感じるサウンドに包まれて、聴く僕はいつしか心地良い微睡みの中へと落ちて行ってしまうのだ。リラックスした優しい時間に酔いたい方に特にオススメです。

Fake Standards

Fake Standards

  • アーティスト: Rodrigo Rodrigues
  • 出版社/メーカー: Rip Curl Recordings
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: CD

01. Let's Face The Music And Dance
02. Love Me Or Leave Me
03. Cry Me A River
04. September Song
05. I've Never Been In Love Before
06. Sweet Lorraine
07. Isn't This A Lovely Day
08. Caramel
09. Change Partners
10. It's Only A Paper Moon
11. Moonlight In Vermont
12. I Get Along Without You Very Well
13. Laura
14. My Funny Valentine


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2007年7月のレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

ソフィー・ミルマン / "MAKE SOMEONE HAPPY"

Sophie Milman.jpg

Artist : Sophie Milman
Title : "MAKE SOMEONE HAPPY"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 色々な意見は有ると思うのだが、先ずは冒頭から言い切ってしまおう。ソフィー・ミルマンのデビュー第2作目は想像以上に素晴らしい出来映えだった!、と。

 2004年リリースの前作もとても好い内容だったとは思うけど、熱唱型があまり得意でない僕にとってはちょっと歌い方が「熱すぎる」とも感じていた。たまに聴くには悪くないんだけれど、普段から繰り返しローテーションするには少々キツいかな~、って具合に。いくら美味しいワインだって、毎日こってりとジャムのように濃いヤツばかり飲み続けていたら、舌だってきっと疲れちゃうでしょう?。

 しかし、そんな僕の彼女の歌に対するイメージは、この新作に依ってすっかり塗り替えられてしまった。持てる力の全てを歌に詰め込もうと声張り上げて頑張ってた感の有る前作に較べて、好い具合に力の抜けた、なんとも心地良いゆとりに満ちた仕上りになっていると思えるのだ。

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メイク・サムワン・ハッピー

メイク・サムワン・ハッピー

  • アーティスト: ソフィー・ミルマン
  • 出版社/メーカー: Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)
  • 発売日: 2007/06/16
  • メディア: CD



マリオ・ビオンディ / "HANDFUL of SOUL"

Mario Biondi.jpg

Artist : Mario Biondi
Title : "HANDFUL OF SOUL"
Release : 2006
Style : Jazz (malevocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 僕のお気に入り、イタリーのゴキゲンなバップ・グループ、ハイ・ファイヴ・クインテットが全面的に演奏を担当するヴォーカル・アルバム。主役のヴォーカリストは身長2mを超すと云うシチリアン、マリオ・ビオンディ。バリトン・ヴォイスで聴かせる歌はいぶし銀のレア・グルーヴ・ナンバー。70年代のブラック・ミュージックやジャズ、ブラジリアンのフレイヴァー薫るそのクロス・オーヴァーな肌触りは、さすがの曲者ルチアーノ・カントーネ率いるSCHEMA(スケーマ)・レーベルならではのセンス。それに、クラブ向けのプロダクトで知られる同レーベルとは云え、本作は全編打ち込み無しの人肌人力グルーヴなので妙な「作り物」感は一切無し。コイツはかなり渋くてカッコイイアルバムだよ。

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ハンドフル・オブ・ソウル

ハンドフル・オブ・ソウル

  • アーティスト: マリオ・ビオンディ&ザ・ハイ・ファイヴ・クインテット
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD


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2007年6月のレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

マルガリータ・ベンクトソン / "I'M OLD FASHIONED"

Margareta Bengtson.jpg

Artist : Margareta Bengtson
Title : "I'M OLD FASHIONED"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 スウェーデンの人気アカペラ・ユニット、リアル・グループを「卒業」したマルガリータ・ベンクトソンの満を持しての初ソロ作。美しくも親しみやすい彼女のソプラノ・ヴォイスで綴られる全10曲は、タイトル曲①"I'M OLD FASHIONED"を始めとした40年代ミュージカルや映画からのノスタルジーなスタンダードと2曲のジョビン・ナンバーから構成される。スウェーデンの実力派ジャズ・メンたちの奏でるサウンドは奇をてらうことなくオーソドックスな部類のものだが、ホーンのソロパートなどそこはかとなく漂う透明感とクールネスはやはり北欧ジャズのそれ。マルガリータの歌声はアップ・テンポの高音域ではちょっぴり線が細いかもしれないけど、それを補う歌の巧さと表現力はさすがにアカペラで鍛え抜かれた賜物。美しい人の美しい歌声で心地良く酔いたい方にお薦めしたい上質の1枚だ。

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アイム・オールド・ファッションド

アイム・オールド・ファッションド

  • アーティスト: マルガリータ・ベンクトソン
  • 出版社/メーカー: スパイス・オブ・ライフ
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD




マイケル・ブーブレ / "CALL ME IRRESPONSIBLE"

Michael Buble.jpg

Artist : Michael Buble
Title : "CALL ME IRRESPONSIBLE"
Release : 2007
Style : Jazz (male vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 デヴィッド・フォスターが手掛けるマイケル・ブーブレのメジャー進出第3作目。実はそろそろ新鮮味が薄れてくる頃かな~なんて具合に少々心配していたのだが、そんな杞憂を軽く吹き飛ばすかの様にオープナーに選ばれたナンバーはトニー・ベネットの歌唱で知られる“The Best Is Yet To Come”。マイケルはビッグ・バンドにオーケストラまで従えて余裕綽々。伸びやかに、高らかに歌い上げ、宣言するのだ。「ここからが最高なんだ。お楽しみはこれからだよ!」ってね。

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コール・ミー・イレスポンシブル

コール・ミー・イレスポンシブル

  • アーティスト: マイケル・ブーブレ
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD


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2007年5月のレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

ディー・ディー・ブリッジウォーター / "RED EARTH"

Dee Dee.jpg

Artist : Dee Dee Bridgewater
Title : "RED EARTH"
Release : 2007
Style : jazz / world (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 現在はパリを拠点として精力的な活動を続けるベテラン・ジャズ・シンガー、ディー・ディー・ブリッジウォーターの新作は彼女の血脈のルーツであるアフリカを強く押し出した意欲作。実際にレコーディングはマリへ渡って現地のミュージシャンを起用して行われ、強烈なうねりを持つネイティヴなアフロ・グルーヴとパリ仕込みで洗練されたディー・ディーのジャズ・パフォーマンスとの高レベルでの融合が試みられている。
 サウンド的に民族音楽的要素が強いのでジャズ度は控えめの★3としてあるが、多彩なパーカッション、スピード感溢れるスチール弦ギターのエスニックな響き、畏るべき高速ユニゾン(まるでリー・リトナーのアフリカ指向作『SMOKE'N MILLORS』への本家からの返答のよう!)のそれに乗るディー・ディーの自由奔放なヴォーカル・パフォーマンスは見事の一言!。

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Red Earth

Red Earth

  • アーティスト: Dee Dee Bridgewater
  • 出版社/メーカー: Ucj
  • 発売日: 2007/06/11
  • メディア: CD





スティーヴ・カーン / "BORROWED TIME"



Artist : Steve Khan
Title : "BORROWED TIME"
Release : 2007
Style : Contemporary Jazz (guitar)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 10年振りにジャケットを彩るジャン.ミッシェル・フォロンの絵が懐かしくも嬉しいステーヴ・カーンの新作。今回もジャック・ディジョネット(Dr)、ジョン・パティトゥッチ(W.Bass)ら“GOT MY MENTAL”(1997)で組んだ腕利きリズム・セクションでのトリオを軸として、昨今のトレンドとは確実に一線を画すカーン独特の哲学的音楽世界を展開している。とは云っても、それは決して気難しいものでない。この新作では今まで以上に鮮明にラテン・フィーリングが採り入れられ、難解に思われがちな彼の音楽に明るさと親しみやすさを加えているのだ。

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Borrowed Time

Borrowed Time

  • アーティスト: Steve Khan
  • 出版社/メーカー: Tone Center
  • 発売日: 2007/06/05
  • メディア: CD

※こちらのジャケットは輸入盤になります。内容は国内盤と同一です。


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2007年4月のレコメンドCD [jazzっぽいの、好き?]

ローレンス・エルダー / "SURROUNDED"


Artist : Laurence Elder
Title : "SURROUNDED"
Release : 2006
Style : Adult Contemporary (male Vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 たまには男性アーティストも紹介しないとね(苦笑)。

 昨年秋の終わりくらいのリリース作品だったので、ちょっと今さら感も無くはないのだけど、一般市場ではほとんど気が付いて貰えていなかったんじゃない(?)ってくらい話題にならなかった、でもでもAOR系ファンへはかなりお奨め出来る1枚。主役のローレンスエルダーのボーカルはややアーシーな味わいで、ジャケットに写された伏し目がちなMiddle Manの哀愁漂うダンディズムはボズ・スキャッグスやスティングに近いテイストも滲ませている。ピーター・アースキン(dr)が参加している以外は特に有名どころのミュージシャンが参加していると云うわけではないが、サウンド、アレンジともかなりジャジー寄りで、そのレベルは高い。

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サラウンデッド

サラウンデッド

  • アーティスト: ローレンス・エルダー
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: CD


※輸入盤は発売中。日本盤は6月20日発売予定になります。




ファブリッツィオ・ボッソ / "FAST FLIGHT"


Artist : Fabrizio Bosso
Title : "FAST FLIGHT"
Release : 2000
Style : Jazz (trumpet)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・

 イタリアでピカイチの若手ビ・バップ・グループHi Five Quintetのフロント・マン、トランペッターのファブリッツィオ・ボッソが2000年にリリースしたソロ・デビュー作。疾走するテクニカルなプレイでぐいぐいと攻め込みつつ、スロー・ナンバーでは一転、耳に心地良くクールに響くメロディアスなフレーズで聴き手を捕らえて離さない。王道ビ・バップのクセにダンサブルと云う類希な観点ではHi Fiveに譲るかも知れないけど、より純粋なジャズ作を好まれる方はこちらに軍配を上げるのではないだろうか。ムードばかりのヌルいトランペットに辟易してるあなたに聴いて欲しい、超強力ハイパーお奨め盤。

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Fast Flight

Fast Flight

  • アーティスト: Fabrizio Bosso Quintet
  • 出版社/メーカー: Red
  • メディア: CD


※上記アルバムはジャケット違いですが、内容は同一です


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